日本ネット経済新聞ダイジェスト
医薬品ネット通販規制で光漢堂を刑事告発 大阪府
09年6月の改正薬事法施行により薬のネット通販が規制されてから、刑事告発は初めてのケース
2011/5/19 7:00 EC/ネットショップ | 解説/ノウハウ
第1類医薬品をネットで販売しているのは薬事法違反にあたるとして大阪府は4月19日、ECサイト〈三牧ファミリー薬局〉を運営する光漢堂(本社大阪府枚方市)を大阪府枚方警察署に告発した。09年6月の改正薬事法施行により薬のネット通販が規制されてから、刑事告発は初めてのケースとなる。光漢堂は販売の正当性を主張している。
大阪府によると、光漢堂は改正薬事法が施行された以降も、育毛剤など対面で説明が必要な第1類医薬品の販売を継続。これまで2度にわたり改善指導を行ったが、改善されなかったとしている。
これに対し、光漢堂は薬剤師がネット電話やテレビ電話で対応しており、対面と同等の安全性を確保しているため問題はないと主張。サイト上で消費者から意見を募集して反論を強めている。
光漢堂は95年からネット販売を開始。会員数は約22万人で、年商は約8億円。風邪薬や育毛剤など、薬事法の改正で販売できなくなった医薬品を主力商品としている。
・三牧ファミリー薬局
→ http://www.mimaki-family.com/
・薬事法違反者に係る告発について(大阪府)
→ http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=6747
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