アマゾンの物流業務を担当するアマゾンジャパン・ロジスティクス(本社千葉県市川市)は4月1日、国内で6カ所目となる物流センターを愛知県常滑市に開設し、同日から稼働を始めた。東海・中部地方への出荷スピードを速めるほか、出店者向け物流代行サービスの拠点として活用する。
開設した「アマゾン常滑FC」の規模については非公開としている。既存の物流センターについては規模を公開してきたが「アメリカ本社の意向
」(広報)と説明。中部地方の主力物流拠点となるため、総床面積は市川FC(6万2000平方メートル)、堺FC(6万7923平方メートル)と同規模になったもよう。
アマゾンの取扱商品全般を保管・出荷するとともに、物流代行サービス「フルフィルメントバイアマゾン(FBA)」の主要拠点として利用していく。
アマゾンサービス事業部の前田宏事業部長は「FBAは利便性が高いということで、出店者の多くに利用いただいている。昨年末時点で残り倉庫面積があと少しになっていたため、増床しなければならなかった
」としている。
アマゾンは配送のスピード化と保管在庫の拡大を目的に、各地域への物流センター設置を推し進めている。今年1月、11年中の開設を発表した宮城県岩沼市の物流センターは、震災によって大きな被害が出たため撤退も検討した。しかし、被災地での雇用拡大の点からも、予定どおり開設するとしている。
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