まとめ
まとめ
自社の商品を紹介するメルマガを「会社員」の立場で文章を書くとこうなります。
「弊社の商品は素晴らしい」
売り込みだと思いませんか? 一方これならどうでしょう。
「いやっ最っ高!」
少なくとも売り込みとは思わないでしょう。若年層向けならこんなのもありです。
「まじやばい」
ほんの一瞬でも「売り込まれる」と警戒した客にものを売るのは大変です。そしてメルマガは「読んでもらう」が最初の関門で、精読率を上げるために「タメグチ」を使います。もっともこれを理解しない鈴木部長のような上司は多いのですが。
そして今回、もう一つ重要なヒントを剛田主任が語っています。
「100人客がいても、客にとっての営業マンは一人」
ある日、私が妻と銀座を歩いていると、妻に妙齢の女性が話しかけてきました。
「八百屋のおねえちゃんじゃないの!!」
じつは妻は東武伊勢崎線・竹ノ塚駅前にある八百屋の娘。その女性は何百人といる客の一人で、妻の方は顔は見たことがあっても名前は知りません。しかし、この女性にとってはただ一人の「八百屋のおねえちゃん」。
すべての商売に通じます。
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この記事の筆者
原作:宮脇睦(みやわき・あつし)
プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。制作、営業の双方の現場を知ることからWebとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、『月刊宝島』などに寄稿。
作画:牧岡ちかひで
元はお堅い経理マン、初めて応募した新人漫画賞で佳作受賞。まぐれ当たりが人生の分かれ道、脱サラして漫画家に人生軌道修正。一般、広告からお色気まで森羅万象、この世のすべてを漫画にするのが秘めたる野望。「子作りからあの世まで」をモットーに、地図の無いマンガ街道をただ今邁進迷走中!!