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【シニアのスマホ利用】ECアプリを「よく使う」50歳以上のスマホユーザーは2割

8 years 8ヶ月 ago

50歳以上のスマートフォン(スマホ)ユーザーのうち、ショッピングアプリをよく使うのは2割――。

シニアマーケットに特化したコンサルティング会社のシニアコムは8月22日、50歳以上の男女を対象にしたスマホ利用実態調査の結果を公表した。

スマホ利用率は48.4%で、スマホユーザーの20%がショッピングアプリを「よく使う」と回答した。

スマホユーザーに「よく利用するアプリ」を選択式・複数回答で質問。その結果、「交通・地図」が74.2%で最も多かった。「ニュース・新聞」は67.9%、「天気」は62.7%、「カメラ・写真・ビデオ」と続いた。

物販関連やデジタルコンテンツの分野では、「クーポン・割引」が23.9%、「ショッピング(Amazon、楽天など)」が20.0%、「音楽再生」が17.6%、「ゲーム」が15.2%、「電子書籍・マンガ・雑誌」が8.2%。

シニアマーケットに特化したコンサルティング会社のシニアコムは8月22日、50歳以上の男女を対象にしたスマホ利用実態調査の結果を公表

よく利用するショッピングアプリは2割(画像の一部を編集部が加工)

利用経験が最も多いSNSアプリは「LINE」

スマホユーザーの34.2%は「SNSコミュニケーション」のアプリをよく使うと答えた。よく使うSNSアプリは「LINE」(69.7%)、「Facebook」(44.5%)、「Twitter」(28.2%)。

シニアコムはこの結果について、次のように分析している。

SNSアプリ「LINE」が人気の理由として、家族との連絡が楽になった、孫との写真のやり取りが容易にできるなどの声も上がっていたことから、今後も「SNSコミュニケーション」を楽しむシニアが増えていくのではないか。

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2017年7月20日~7月24日
  • 有効回答者数:636人
  • 男女内訳:男性 401人、女性 235人
  • 回答者の属性:50代男性 43人、50代女性 41人、60代男性 196人、60代女性 153人、70代男性 141人、70代女性 39人、男性80代以上 21人、女性80歳以上 2人

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

検索の半分は2020年に音声検索へ――小売・EC企業の音声ショッピング対策のポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

8 years 8ヶ月 ago

音声認識デバイスの急速な普及により、2020年までに音声検索が検索全体の半分を占めるようになると予測されるなか、小売事業者は音声検索で確実に勝つための対策が将来的に必要となるでしょう。

コンピュータ、私に300ドル以下で最も高いレビューがついている水中カメラを見つけて。

この会話は、1960年代のSF映画に登場する人物が、休暇中に楽しむスキューバダイビング用の新しいカメラを購入しようとしているシーンです。20年前にこんな光景があったとしても、実現は不可能だと思うでしょう。10年前でも無理だと考える人がほとんどです。

2~3年前でも、会話からネット上で何かを探すことは難しいと思われていました。しかし、現在は異なります。音声を通じて何かを探すユーザー行動は現実のものとなり、消費者の利用が進んでいます。

Siri(アップルのiOS端末に搭載されている音声アシスタント機能)、Alexa(Amazonの音声認識機能)、Bixby(サムスンの音声AIアシスタント)、Cortana(マイクロソフトの音声AIアシスタント)などが猛烈なスピードで市場に浸透。 Alexa対応デバイスはAmazonの「Prime Day」でベストセラーになり、Bixbyはサムスンの新しいOSに標準装備されています。

「Amazon Alexa」に関する動画(編集部が追加)

ユーザーの検索行動はオンライン音声による検索に移行しています。それは、デスクトップコンピュータからモバイルデバイス移行したのと同等のスピードで起こると予想されているのです。

調査会社ComScore社は、音声検索は2020年までにすべてのインターネット検索の半分を占めるようになると予測。市場調査・コンサルティングサービスのTractica社は2021年までに、18億の人々がデジタルアシスタントを活用するようになると考えています。

音声検索の利便性は消費者に浸透していますが、“声の時代”に生き残りをかける小売事業者にとっては、複雑な課題が新たに浮き彫りになっています。

検索の半分は2020年に音声検索へ――米国の専門家が語るEC企業の音声ショッピング戦略
セグメント別ヴァーチャルデジタルアシスタントのユニーク・アクティブ・ユーザー数 世界市場 2015-2021(出典はTracticaの公表資料)
青:一般ユーザー
赤:企業ユーザー
縦軸:百万人

文字入力と音声の違い

消費者は、検索エンジンにヒットしそうなキーワードを理解しています。そのため、関連性の高い結果を表示しそうなキーワードを使用し、インターネットで検索します。

デスクトップを使用して、300ドル以下の高評価の水中カメラを探している人は、「水中 カメラ」と入力して検索。その検索結果をもとにWebサイトをさらにフィルタリングします。たとえば、レビューや価格にポイントを絞ってさらに探すでしょう。

しかし、音声検索を使用している消費者は、文章で話し、人と話すのと同じ方法で検索エンジンに話しかける傾向があります。

音声検索の世界では、銀メダルや銅メダルは存在しません。

これは、従来の検索マーケティングやSEM戦略を考える時との大きな違いです。音声検索には金メダル(編注:音声による検索結果の案内は、音声が読み上げられるのは1位となっている検索結果の情報のみという意味)しか存在しないのです。

現在、小売事業者はランキングの上位表示を巡って、競うようにキーワード広告を購入し、落札価格の高騰は止まることを知りません。同時に、無限に存在するキーワードのバリエーションに頭を悩ませています。

音声検索では、消費者が商品を検索する際に使用する特定フレーズや、ロングテールの文章を押さえておくことが重要です。また、検索結果には、関連性の高い特定のランディングページを表示する必要があります。水中カメラを音声検索で探し、500ドルのカメラやひどいレビューがある商品を表示したら、消費者はもうそのサイトには戻っては来ないでしょう。

消費者は従来の検索とは異なる方法で、音声による検索結果を求めます。持っているデバイスに完全な注意を払うことができない場合、画面のないものを使用している時、消費者は「Amazon Echo」(編注:アマゾンのデジタルアシスト機能「Alexa」を搭載した、声に反応して動くデバイス)のような音声検索を利用します。

多忙な消費者は、一般的に1つ目または2つ目の検索結果しか見ません。画面のないデバイスの場合、音声によって検索結果が伝えられますが、音声が読み上げられるのは最初の検索結果のみ。音声検索の世界では、銀メダルや銅メダルが存在しないのです。そのため、適切な音声検索条件を予測することが非常に重要となります。

音声検索は、実店舗の活力を呼び戻す

多くの小売事業者は、「オンラインで購入し、リアルのお店で商品を受け取る店舗ピックアップサービス」で大きな成功を収めています。逆に、実店舗の在庫をオンラインで探すのは面倒なケースが多々ありますよね。

そのため、モバイルデバイス上の音声検索のほぼ半分は、「私の近くに」というフレーズを含んでいます。多くの消費者は、商品の到着までに数日の期間を要するネット通販ではなく、すぐに購入できる店舗と商品を探すのです。

モバイルデバイスは正確に位置情報を取得します。「私の近くに」といった検索ニーズの増加に関心のある小売事業者は、各地域でどのような商品が購入できるのかを検索エンジンに知らせることで、実店舗の売り上げを伸ばすことができるようになります

SEM戦略と在庫管理の方法にも変化が起こるでしょう。ECで成功している小売事業者は、在庫をリアルタイムで更新すると、在庫切れの商品も表示され、商品を購入できない消費者が不満を感じると知っています。

忙しい消費者が、音声検索を使い「私の近くで」128ギガバイトのマイクロSDカードを購入できる場所を探した場合、検索結果として提示されたお店にはその商品の在庫があると消費者は考えてしまいます。

実際に足を運んで、商品が売り切れてしまっていた場合、消費者は不満を感じ、二度とお店には戻ってこない可能性があります。ですから、お店には常に在庫を保管しておきましょう商品が売り切れた場合はサイトから削除するか、在庫を補充するまで検索エンジンにクロールされないようにページを非表示にしましょう

顧客がどのように話すか想像しよう

消費者は、購買行動のすべての段階で音声検索を使用するようになっていくでしょう。

特定のクエリで検索結果の一番上を獲得するには、多額の投資が必要です。そのため、どの検索キーワードが売り上げにつながる可能性が高いのかを見極めることが重要です。

消費者が音声検索する際に使う質問に答えていくことが大切なのではなく、消費者の購入意欲が高い重要なフレーズに焦点を当てるのです。

「どこで」で始まる検索は、一般的に購入意欲の高い消費者が使用します。消費者がショッピングの最終段階でどのような特定の単語やフレーズを使用するのかを理解している小売事業者は、購入する可能性の低い消費者の検索に労力を割くことなく、売り上げを伸ばすことができるでしょう。

いくつかのテストを行い、どのような検索ワードで自社のECサイト、そして競合他社のECサイトに消費者が流入しているのかを確認してください。

検索クエリレポートは、実際の顧客がどのように音声検索を使用しているかを示す素晴らしい情報源です。現在の自社の立ち位置を深く理解している小売事業者は、音声検索の改善を最優先するべきか、または段階的にテストを重ね慎重に戦略を組み立てていくのかを見極めることができます。

音声検索における自社の立ち位置がどこであったとしても、後追いになることなく、先んじて対策を取れば、他社をリードすることができます。

検索エンジンは音声クエリの処理方法を変えていくので、勝てる“SEM戦略”を見つけるプロセスは、流動的で反復的な作業になります。ただ、競合他社に急いで追いつく必要がないよう、早めに準備を始めておきましょう

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

Internet RETAILER

ついにネット通販物流の無人化が始まった! ロボット駆使した倉庫を中国EC大手JDが実現

8 years 8ヶ月 ago
ついにネット通販物流の無人化が始まった! ロボット駆使した倉庫を中国EC大手JDが実
JD.comが実現した無人化物流倉庫(画像はJD.com提供の動画から編集部がキャプチャ)

ついに無人のネット通販向け物流倉庫が中国で稼働した。

中国のネット通販(直販)最大手のJD.com(京東商城)は8月、商品のピックアップからトラックへの積み込みといったネット通販向けの物流業務をロボットが処理する物流センターを開設した。

無人化を実現した物流倉庫は江蘇省昆山(Kunshan)に構えた新センター。JD.comによると、無人倉庫は世界初という。

JD.comは2016年12月末現在、商品をピッキングし梱包、6906の配送ステーションに商品を送る「ソーティングセンター」を中国内で256か所に構えている。無人化倉庫は新たな「ソーティングセンター」の1つ。

人工知能(AI)やロボット研究を行う専用の部署を設けているJD.comは現在、物流の無人化を進めている。新センターはその第一弾。

JD.com(京東商城)が江蘇省昆山でスタートした無人化物流倉庫(動画はJD.com提供)

商品のピッキングから梱包、トラックへの積み込みといった物流倉庫内の作業をロボットがすべて行う。なお、倉庫内にはロボットをコントロールしたり、運用・保守を行うスタッフは駐在している。

JD.comは無人の物流倉庫を広げていく一方で、トラックによる配送業務、「ラストワンマイル」の自動化も進めていく方針。物流業務の自動化のほか、ドローンによる配送に関しても研究・実験を進めている。

2016年9月には、無人配送車がすでに試験走行の段階に入ったことを明らかにしている。

JD.comは2017年7月、先進的な技術と物流の専門知識を活用した物流サービスを提供する「JD Logistics」を設立。BtoCのロジスティクスネットワークを広げていくという。

ついにネット通販物流の無人化が始まった! ロボット駆使した倉庫を中国EC大手JDが実
JD.comが上海に構えるアジア1号目の物流倉庫でも高度化が進んでいるという

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

初心者でもわかる自社ECサイトの構築・運用セミナー 8/31 東京・青山

8 years 8ヶ月 ago

8月31日、「独自ECサイトの構築と運用ノウハウ」をテーマにしたセミナーが開催され、ロックオン EC-CUBEマーケティングマネージャーの梶原直樹氏と、KDDIウェブコミュニケーションズ CPIエバンジェリストの阿部正幸氏が講演する。

これから独自ドメイン名でのECサイト構築や運用をはじめたい人、自力でECサイトを構築したい事業者、ECサイト運用とサーバー選びの重要性について詳しく知りたい人向けの内容。

 

セミナープログラム

19:05〜
【初心者向け】国内シェアNo.1ECオープンソース「EC-CUBE」でお洒落なネットショップを立ち上げよう

株式会社ロックオン EC-CUBEマーケティングマネージャー 梶原直樹氏

20:00〜
これだけは知っておきたい「ECサイトのサーバー運用」

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ CPIエバンジェリスト 阿部正幸氏

 

開催概要

  • CPI Business Seminar @東京 -初心者向け独自ECサイトの構築と運用-
  • 日程: 2017年8月31日(木)
  • 時間:19:00〜21:00
  • 場所:東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル(旧:ヒューリック外苑前ビル)9階 貸会議室フロア [地図
  • 主催:CPIレンタルサーバー
  • 参加費:無料

 

申し込み・詳細

uchiya-m

Mobile First Indexing(MFI)に関するGary氏による情報アップデート

8 years 8ヶ月 ago

2017年8月22日に行われたIn-House SEO Meetupにおいて、GoogleのGary Illyes氏の基調講演において、Mobile First Indexingについての新しい情報がありました。

 

Mobile First Indexing(以下MFI)は、昨年のラスベガスのPUBCONで発表されましたが、Gary氏はPUBCONでの発表は早すぎたと発言しました(笑

(なお、私はそのほかのPUBCONに参加した日本人とともに発表前日にGary氏から直接聞くと言う幸運に恵まれましたが、そのおかげもありアメブロでは対応を急ぎすぎたという説も。。。)

 

このMFIについては、先のSMX Advancedにおいて、Gary氏が「個人的には、今年はないんじゃないかと思っている」的な発言をし(それを私も「個人的に」というのを付けずツイートしてしまい)物議を醸したのですが、今回そのスケジュールに関しては未定であるとのことでした。

しかしながら次のような発言がありました。

  • 100%MFIという状態でスタートさせると何年もかかってしまう
  • MFIへの準備ができているところからスタートするのはほぼ間違いない
  • Search Consoleで、MFIへの対応が完了していることを通知し、モバイルサイトでの評価に移行することを了承するオプトインもしくは逆のオプトアウト型にして進めていくことも検討している

非常に興味深いのは、最後のSearch Consoleでのオプトイン、アウトの検討です。

検討段階だし、数ヶ月はリリースはないということでしたが、個人的な予想としてはPUBCONで発表があるのではないかと期待しています。(今年も参加するので発表あったら @kimuyan でツイートします)

この、オプトイン、アウト機能がリリースされた際にはその判断は非常に難しいものになるように思います。実際にデスクトップとモバイルが同じ(もしくはそれ以上)のスコアが得られると確信でしない限り、なかなかモバイルファーストの判断がしにくいようにも感じます。

Google側で、デスクトップとモバイルのそれぞれの評価を比較できるようなツールが出てくれば良いのですが。。。

もしくは、モバイルファーストにオプトインしたら◯十パーセント評価が上がりますという、AppIndexingリリース時にあったような、人参をぶら下げてもらえればチャレンジできるかもしれませんが。。

特に検索流入に頼っているサービス、検索流入が売上や利益に直結するECサイト、影響範囲が大きい大規模サービスなどはその決断に迷いそうですね。

 

そのほかにMFI関連で言うと、これまでGoogleはレスポンシブウェブデザイン、ダイナミックサービング、セパレートの3つの方式を推奨していましたが、今回はGary氏より公式に「Googleとして、レスポンシブウェブデザインを推奨する」とのコメントがありました。

これは当然MFIを見据えたもので、現在デスクトップサイトと比較してモバイルサイトにおいて、

  • デスクトップにあってモバイルにはコンテンツがないというケースがある
  • 構造化データ、meta、alt、hflang等がモバイルに入っていないものがある

などの問題があり、このようなものはMFIにおいて問題が発生する可能性があるとのことでした。

このような問題を防ぐためにもレスポンシブウェブデザインを推奨するとのことで、Gary氏は、(というよりも訳した長山氏の思惑も入っていそうですが)「レスポンシブウェブデザインじゃないとマジめんどくさいぞ!」とのことでした。

MFI対応させるにあたりレスポンシブウェブデザインのほうがコストが抑えられるというメリットがあるということで、新しく作るものについては確かにそうでレスポンシブウェブデザイン以外を選択する必要はないかなと個人的にも思っています。

 

ただし、既存サービスをレスポンシブウェブデザインに移行するということは簡単ではない場合も多いと思われます。アメブロもそうですが。(アメブロはMFI考慮してセパレートからダイナミックサービングに移行済み)その場合は仕組み部分で、

  • デスクトップとモバイルで原則同じコンテンツを提供する
  • 構造化データやhflangなど検索エンジンが参考としたり検索結果に使用したりするものを落とさない
  • モバイルでもデスクトップでも同じ体験を提供できるようにする

あたりができればダイナミックサービングでも問題はないと思います。

(個人的にはクロール効率等の問題でセパレートは避けたほうが良いと思っています)

 

なお、「モバイルにはモバイルに最適なデザインやコンテンツがあるからレスポンシブウェブデザインは無理」という意見もあるようですが、基本的に検索する人が必要とする"コト"は、モバイルだろうがデスクトップだろうが大差はないと思いますので、こと検索からという観点でいうとコンテンツは同じほうが良いケースが大半なのではないかと思います。

ただし、所謂サブコンテンツ、メインコンテンツ周りのサイドからのいろんなリンク類や広告、お知らせなどについては必ずしもモバイルで表示しなければいけないものではないと個人的には思います。

"レスポンシブウェブデザインと言えば、完全にデスクトップとモバイルを同じにして、CSSで配置を変えるだけ"みたいに考えてしまうと難しくなってしまいますが、そこまでMFIはというか対検索においては厳密に考える必要はないのではないでしょうか?

もちろん隠しリンクになってしまうとか、検索エンジンスパムとなり得るものはケアする必要があると思いますが、原則メインコンテンツが同じであり、検索Intentをデスクトップとモバイルで同質に満たせるのであれば大きな問題はないと思います。

日本(というか中国などもそうだと思いますが)は、欧米に比べてウェブサイト上のサブ要素が多いように感じます。そのためレスポンシブウェブデザインにして全要素をモバイルに取り込もうとするとメインコンテンツの後に延々と続いて・・・・と欧米に比べてなりやすいのかもしれませんね。

そのあたりの日本特有の懸念はあるかもしれないので、そのあたりはGoogleからも優しいアドバイスを期待したいと思います。

 

今回日本の、In-House SEO Meetupという場でここまで話して頂いたGary氏には感謝しかありません。

きっと大好きなつけめんTETSUをたくさん(昨日話したらすでに Three Timesと話していましたw)食べたからかなとwというのは冗談ですが、日本のウェブマスターやインハウスSEO担当者にわかりやすく通訳(ときには意訳?)してくれた、長山さんそしてIn-Hous SEO Meeupのスタッフの皆さんも本当にありがとうございました。

そしてGoogle Dance Tokyoも楽しみにしています。

 

木村 賢

 

【大阪】LINEやTwitterのSNS活用、赤字からのV字回復事例など全15講演の無料セミナー9/1開催

8 years 8ヶ月 ago

インプレスの『ネットショップ担当者フォーラム』は9月1日、大阪で無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム」を開催します。

大手ECサイト「ナチュラム」のV字回復事例、ヤッホーブルーイングさんの「ファン作り」、最新のSNS活用など全15講演のセミナーを用意しました。

 ◆【9/1開催】ファン作り、ブランディング戦略など顧客コミュニケーションを学ぶ1日

9月1日(金)の10:00~17:00までで、受付開始は9:30から。大阪市のグランフロント大阪で開催します。

関西の有名通販・EC企業さんの最新事例、大阪ではあまり聞くことができないLINEさんやTwitter Japanさんなど、全15講演がぜんぶ無料のセミナープログラムは次の通りです。

【基調講演】

  • OnlineとOfflineをシームレスに繋ぐ、LINEで実現するオムニチャネルモデル
    (LINE)

【ゼネラルセッション】

  • なぜ人気? お客さまの支持を集めるフェリシモ猫部の裏側 ~顧客共創の商品開発やマーケティング、それを支える組織作り~
    (フェリシモ)
  • Twitterビジネス活用最前線2017
    (Twitter Japan)

【クロージング講演】

  • よなよなエール流 ブランド戦略 ~なぜ熱狂的なファンが集まるのか~
    (ヤッホーブルーイング)
  • これからのネット通販には何が必要か? ECの雄「ナチュラム」中島社長が語る小売力~急成長、株式公開、赤字転落、小売専業からの脱却、V字回復の道のりから見えた成功法則~
    (ミネルヴァ・ホールディングス)

【講演】

  • Amazon Payが提供する新しい決済の世界~導入事業者が語るその導入効果とは~
    (アマゾンジャパン、セレクト)
  • 顧客エンゲージメントを高めた資生堂のSNS活用術
    (資生堂ジャパン、ユーザーローカル)
  • 成長通販の人気アプリを徹底解剖!~売上直結型のECアプリとは?~
    (ヤプリ)
  • マーケティングオートメーション導入170社から見えた、すぐに結果の出る最新活用Tips7~スコアリング、ライトコンバージョン、プッシュ通知、育成型広告など~
    (SATORI)
  • ネットショップのお悩み解決! 人材難を乗り越える教育ノウハウ
    (ラクス)
  • DMPによる顧客マーケティング最前線 ~デジタルマーケティングの最適解とは~
    (富士通)
  • 売上前年比200%も夢じゃない!今すぐ出来る!ECサイト売上アップの極意
    (ecbeing)
  • コンテンツを1/3に減らしてアクセス27倍!ニフティの「検索にもソーシャルにも強い」メディア育成術
    (ニフティ、Faber Company)
  • 変革スピードが速いEC業界において求められるクラウドプラットフォーム「ebisumart」~大手好事例から学ぶ、EC事業成長に必要なものとは~
    (インターファクトリー)
  • 成長企業は実践しているネット担当者が知っておくべきCRM戦略 ~収益アップにつなげる最新MA活用事例~
    (プラスアルファ・コンサルティング)

イベント概要

  • イベント名:ネットショップ担当者フォーラム2017 in 大阪
  • 日時:2017年9月1日(金)10:00~17:00(受付開始9:30)
  • 場所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)
  • 参加費:無料(事前登録制制)
  • 主催:株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム
  • 特別協力(予定含む):一般社団法人通販エキスパート協会、一般財団法人ネットショップ能力認定機構
  • 定員:300人
  • 詳細と申込https://netshop.impress.co.jp/event/201709osaka

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

アプリ制作ツール「Yappli」、マーケティングオートメーション連携をスタート

8 years 8ヶ月 ago

プログラミング不要のアプリ製作プラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を運営するヤプリは8月18日、「Yappli」がマーケティングオートメーション(MA)ツールとの連携を開始したと発表した。

MAツールと自社アプリが連携することで、Webサイトやデバイスを横断したカスタマージャーニーに沿ったプッシュ通知が可能になる。

リアルタイムで顧客の行動データを管理し、パーソナライズ化した情報発信を実現する。

プログラミング不要のアプリ製作プラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を運営するヤプリは8月18日、「Yappli」がマーケティングオートメーション(MA)ツールとの連携を開始

「Yappli」とMAの連携イメージ

第1弾として、セールスフォース・ドットコムが提供するマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」を導入している「サンリオピューロランド公式アプリ」(サンリオエンターテイメントが運営)に実装した。

MAツールと連携した「Yappli」を活用することで、カゴ落ちしたユーザーに「送料無料」のクーポンをプッシュ通知で発行し、ECサイトに呼び戻す施策が可能になる。

また、新規購入者にお礼のメッセージをプッシュ通知で送り、次回購入時に使えるクーポンを付与することでリピート注文を促すこともできる。

「Yappli」はプログラミングの知識がなくても、ネイティブアプリを制作できるプラットフォーム。アプリ公開後も、管理画面上でドラッグ&ドロップするだけで、直感的にiPhoneやAndroidのアプリを更新できる。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

撮影から動画作成まで超簡単! ECのお仕事でもきっと使える「GoPro HERO5」のすごいところ | はぴさやがゆく! ネットショップの裏側探検記

8 years 8ヶ月 ago

みなさん、「GoPro(ゴープロ)」をご存じですか? 水の中でも撮影可能な頑丈なカメラで、過酷な環境で使えるアクションカメラとして有名になりました。

日常的に撮るのはやっぱりスマホかなあなんて思っていたのですが、Instagramでは「#GoProのある生活」というハッシュタグが流行っているとか。

先日、GoProのメディア体験会に参加したので、その様子をお伝えします。撮影や動画編集の簡単さにビックリ! ECサイトで使う写真や動画はもちろん、SNSを運営している人にも、使いたくなる機能がいっぱいです。 
◎末尾の写真以外は、GoPro社提供の「GoPro HERO5」で撮影しました。

まずはこちらの動画をご覧ください

※画像をクリックすると再生が始まります

撮影したのがこの小さなカメラ。「GoPro HERO5 Black」です。

デイパックに装着
リュックのショルダーストラップに装着しています。わかりますか?

それでは、知らない人に知ってほしいGoProのすごいところをご紹介します。

GoProのすごいところ

①そもそもカメラとしてすごい

水深10メートルまでの水中撮影もできるし、落としたりぶつけたりしてもほとんどの場合は大丈夫というくらい頑丈なのに、4K動画が撮影可能なくらい高画質なんです。

手ぶれ補正機能で、適当に撮っても手ぶれが気にならないところと、視野角が選べるところもすごいです。広角で撮るって新鮮!

HERO5 Black 用 Karma™ Grip+広角
初期設定の広角モードで撮影。各種設定はタッチディスプレイで行います

②マウントとアクセサリーがすごい

こちらにたくさんあるように「マウント」を利用すると、GoProを頭に付けたり、自転車に付けたりして、今まで撮れなかった視点から撮影できます。

特にすごいと思ったのがこれ!「HERO5 Black 用 Karma Grip」。いわゆるスタビライザーです。

HERO5 Black 用 Karma™ Grip
HERO5 Black 用 Karma Grip

スタビライザーを付けて走った動画がこちらです。滑らかでしょ!?

③音声認識がすごい!

音声認識をオンにしておくと、動画撮影中でも「GoPro、写真」と話しかけるだけで写真を撮ってくれるのです、手が離せないときでも、カメラに触らずに操作ができるのにはびっくり!

また「GoPro、ビデオスタート」と言えば録画が始まり、「GoPro、ビデオストップ」と言うと録画が停止します。タイムラプス(コマ撮り)や連写も音声コマンドでOKです。

みんながGoProを使っていた体験会会場では、わざと大きな声で「GoPro、連写!」と言って、他人のGoProで連写をさせるという、ちょっとした嫌がらせが横行していました(笑)

④かっこいいムービーが簡単にできてすごい!

動画を撮っても編集まではなかなか面倒で、カメラに入れたままってこと、ありますよね? でも、GoProは撮影からシェアまでを行うカメラ。アプリとの連携でかっこいいムービーが手軽にできるのです! 冒頭の動画もこのアプリで作りました。

クイックストーリーの設定 自動モード
自動モードにしておくと、撮影した複数の動画をアプリが自動編集で1本の動画にしてくれます

動画を楽しむには「GoPro」アプリと「Quik」という2つのアプリをインストールします。「GoPro」アプリでGoPro本体とペアリングし 、アプリのホーム画面で画面を一度下にスワイプすると、動画の編集までを自動的に行ってくれるのです(このワンアクションでムービーを自動作成できる機能を「QuikStories」と言います)。

アプリが自動で作る動画のままでももちろん良いのですが、「Quik」で「コピーを編集する」を選ぶと、動画を編集できます。

①エフェクト②編集③長さ調節
Instagramのようにエフェクトをかけたり(1)、シーンの入れ替え、トリミング、削除などができたり(2)、長す過ぎたなあと思ったら、ギュッと短縮してくれる機能まであります(3)

BGMもいろいろと用意されています。しかも、動画が切り替わるタイミングとBGMのリズムがピッタリ合っていて、曲の長さも動画の長さにに合わせてくれるんです。

部分的にスローモーションにしたり、トリミングしたり、後から素材を入れ替えたり、エフェクトも種類がたくさんあるので、こだわりはじめると時間が経つのを忘れてしまします。

体験会で聞いたコツは、同じアングルで何分も撮るよりは、いろんなアングルで短く何本も撮る方が面白い結果になるということ。

また、絶対残したいシーンに遭遇したら、録画しながら電源ボタンを押すとタグを付けることができます。タグが付いたシーンは編集時にカットされません。

最後に撮影の裏側をご紹介

7月某日、渋谷に集結した私たち。ここから自転車に乗って、代々木公園を目指します。今回お借りしたのはbirdyという折りたたみ自転車。とっても軽くて乗りやすい自転車でした!

自転車

この日はGoProの社員さんや、GoProを使いこなしているアスリートのみなさんが、私たちにGoProの使い方を教えてくれました。

GoProのみなさん

信号待ちの間ももちろん撮影です。

信号待ち

撮影風景をまとめたのがこちらの動画です。

◇◇◇

普段から写真が好きなのでカメラを持ち歩いたり、ドローンで空撮をしたりするのですが、GoProから撮影できる目線はさらに自由自在でどこまでも新鮮。さらに、「Quik」アプリのおかげで、あっという間におしゃれな動画ができてしまいました!

「GoPro女子」も急増しているそうですが、こりゃぁ流行らずにはいられないよなぁと納得の楽しさです。Instagramで「#gopro」と検索すると、世界中の人たちの楽しそうな写真がたくさん出てきます。

GoProマーケティングディレクターの樋口さんは、「私たちはカメラメーカーですが、ただのメーカーではありません。みなさんが人生で経験する感動や思い出を映像や画像に残し、その場に居合わせなかった家族や友人などとシェアするためのソフトウェアやサービスを同時に提供しており、米国では“ストーリーテリングソリューションカンパニー”と呼ばれています」と話していらっしゃいました。

旅先やスポーツシーンなど、特別な環境で撮影するのももちろん良いですが、こうして何気ない日常を残してしてみるのもとってもオススメ! 気になる方はぜひこの夏、GoProを手にとってみてくださいね!

GoProのみなさん
みなさん、ありがとうございました!

はぴさや

2007年よりWeb媒体を中心としたメディア番組やCMでモデル、レポーターとして活動を始める。

2011年以降、地元福島で起きた震災をきっかけに“東北の今”を伝えるメッセンジャーとして、国内外で行われたイベントに多数参加。

現在はフリーランスとしてメディアへの原稿執筆や企画・デザインを行う他、地方創生を目的としたドローンの活用や魅力を発信している。

好きなものは、旅と茶道と美味しいごはん

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はぴさや

三越伊勢丹のEC責任者を辞めた中島郁さん、これから何するんですか? | EC部長が担当者に読んでもらいたいこと

8 years 8ヶ月 ago

トイザらス、ジュピターショップチャンネル、三越伊勢丹の3社において、大規模EC・オムニチャネルの事業責任者として長らく通販・EC業界に携わってきた中島郁氏。今後、コンサルタント(ネクトラス株式会社 代表取締役)として、新規事業立上げや急成長ビジネスの企業支援や後身の育成を行っていくという。

なかでも、事業責任者を大規模ECサイト3社で経験した知見を今後の通販・EC業界に伝えるため、中島氏はネットショップ担当者フォーラムで新連載「EC部長が担当者に読んでもらいたいこと」を8月末にスタートする。連載スタート前、中島氏にこれからのこと、これまで携わってきたことなどをインタビューした。

ネクトラス株式会社 代表取締役 中島郁氏
中島郁(なかしま・かおる)ネクトラス株式会社 代表取締役。トイザらスのマーケティング部門や米国直轄のEC専業法人の立ち上げ、ジュピターショップチャンネルで執行役員本部長(EC、テレビ編成、マーケティング)、世界最大のECサービス企業GSI Commerce(eBay Enterprise)アジア太平洋担当副社長兼日本法人社長、三越伊勢丹で役員兼WEB事業部長などを歴任し、2017年3月に退任した。

――2012年からかかわっていた三越伊勢丹のすべての役職をすべて退任(2017年3月)しました。今後、企業支援やコンサルティングなどに携わっていくそうですね。

私が携わってきたのは、企業の新規事業や急成長事業のマネジメント、その中でも「eコマース」「メディア」といった分野が多い。これまでの経験を踏まえて、サービス業といった事業会社のお手伝いをしたいと思っています。

これまで小売企業やEC実施企業の方からさまざまな相談を受けてきました。「リアル店舗とECの関係をどうしたらよいのか」「オムニチャネルはどうすれば実現できるか」といった戦略や体制づくりの内容が多いですね。

EC、オムニチャネルの事業責任者などの経験や相談内容を含めて、企業の大きな課題の1つは、人材と体制だと思っています。私自身、ECの立ち上げから運用までを経験したことを踏まえ、「人材に投資、体制を整備しない会社は成長しない」ということは痛感しています。「こんな人がいれば事業がうまく回るのに」ということはよくありました。クライアントが成功するためのスキルを持っている人を育てたいし、新規事業を推進しやすい体制を整備していきたいと思っています。

そのためのビジネスのお手伝い(戦略・体制づくり、人材調達・採用のサポート、教育研修など)、執筆活動を行っていきたいですね。

ネッ担での新連載「EC部長が担当者に読んでもらいたいこと」では、EC責任者を歴任した私の経験から、部下の担当者などが読んでおくべき基礎ポイントなどを、EC部長が部下に知っておいてもらいたいこと、言わなくてもわかってほしいと思っていたことについて、実務経験を踏まえた上で解説していきます。

ネクトラス株式会社 代表取締役 中島郁氏

――三越伊勢丹ホールディングス前社長・大西洋氏がEC強化を掲げ、中島さんはその中枢で指揮を執っていたのですが、どんなことを行い、どんなことを感じましたか。

もともと入社前からシステムや体制作りなどのコンサルタントとして三越伊勢丹のお手伝いをしていました。こうしたご縁もあって入社したのが2013年4月のことです。

入社後にやったことと言えば、まず入社当時、三越伊勢丹のECはほとんどお中元・お歳暮などのギフト商品しか売っていなかったのを、アパレルなどの一般商品も掲載し、販売を始めたこと。そして、新システムでの「三越オンラインストア」「伊勢丹オンラインストア」の統合、共通IDでの買い物環境作り、コールセンターやEC専用の物流センターの立ち上げなどです。

基本的には、ECサイトで扱う商品の拡充、チラシなど既存媒体への積極露出、Web広告……などなど、普通のECサイトでは当たり前のことができていなかったので、それを当たり前にできるようにしたことです。

ECサイトの“当たり前”ができていない段階なのに、いきなり百貨店のレベルのサービスをめざしていたので、まずはそれを再考。普通のECサイトを作り、そこに百貨店らしさを付けていくイメージですね。そして後半から、タブレット端末を使った店頭のスタイリスト(販売員)や外商担当者が販売する仕組みや評価制度の整備ができ、三越伊勢丹として独自のオムニチャネルの方向性が見えてきたと思っています。どれも組織が大きいので、実行に移すのはとても大変でしたね。

前置きが長くなりましたが、こうしたことを行うにはやっぱり人材が重要なんですよね。私が入社するまで社員の中途採用制度はありませんでした。ただ、トップが期待しているスピードで、ECを強化するにはプロパー社員だけでは難しい。外部から新しい血を入れることで、時間を買う必要があったので、中途採用とそれに伴う知見のプロパー社員への移転を進めていきました。

中途採用社員は、私の部門だけで20人くらいいました。ちなみに、店舗情報の業務やコールセンターも含め、WEB事業だけで200人以上のスタッフが在籍していました。

私のキャリアは、既存事業のある会社で、新規ビジネスを立ち上げて伸ばしていくといった経験がほとんど。急成長しているビジネスのマネジメントは、成熟事業と違った種類のハンドリングが必要となります。もちろん多くのあつれきも発生します。さまざまな事象をコントロールしながら軌道に乗せていくことを三越伊勢丹で再び経験しました。

ネクトラス株式会社 代表取締役 中島郁氏

――通販・EC業界に携わって約20年の中島さんですが、そのキャリアを教えてください。

大学卒業後に入社したのがベンチャー企業。新卒1年目の途中から新規事業担当へと配属されました。自前主義の会社だったため、コンサルを入れずに自力で行っていたので、すべての自分で調べ、まず自分でやるということを身につけました。

ゴールから逆算して計画を立てたり、目標からブレイクダウンしたり……新規立ち上げに必要なことを身につけていったのはその当時の経験があったからこそ。当時は意識していませんでしたが、あの頃、無謀ともいえるやり方でやっていたことが私の立ち上げスキルのベースを築くことになったんです。

ちなみに、その会社で、輸出入や、小さいながらもアジア、ヨーロッパ、アメリカに拠点を作ることを担当したこともあり、その後、米国のビジネススクールに留学しました。

日本に帰国後、古いビジネスと新しいテクノロジーを組み合わせて、新しいビジネスを立ち上げようと考えていたのですが、テクノロジーの知識がなかったのでITベンチャーに入社。そこでたまたまかかわることになったのが、インターネットショッピングでした。1995年のことです。

――本格的にECの実務に携わるようになったのがトイザらスなのですか?

その前も、ベンチャーなど数社でかかわっていたのですが、あまりうまくいきませんでした。トイザらスは最初、店舗のマーケティング担当として入社しました。全国に70くらいの店舗があり、毎年10店舗レベルで新店を作っているなか、マーケティング部門を新たに立ち上げようとしていたときです。

店舗が増え、同じ地域に複数店を開設するようになり、これまで展開していた広告の再検討を始める段階でした。マーケティング目線で、調査、分析し、チラシの配布計画や広告投入計画を立てたり、DMを使ったダイレクトマーケティングを試したりしました。

数年間、塩漬けになっていたECビジネスの再検討に着手したのもその頃です。まずビジネスプランを作り、米国トイザらスのCEOが来日したときにプレゼンを実施したら、「Goサイン」が出て。そしたらもう大変。

日本トイザらスはIPOを控えていたので「情報が漏れてはいけない」と……数人だけの極秘プロジェクトとしてスタートしたんです。システムベンダー、物流会社、コールセンター、制作会社を片っ端から回り、新サイトの構築、事業の設計などを急ピッチで進めました。

2000年11月にECサイトを本格オープンしましたが、当時、日本のEC市場に大規模ECサイトはあまりなかった時代でした。アマゾンジャパンがスタートしたばかり、他に目についていたのは、ソフトバンクが関わっていた「イー・ショッピング・トイズ」(現在の「ハピネット・オンライン」)や「イー・ショッピング・ブックス」(現在の「セブンネットショッピング」)。その他、ツタヤ、スタートしたてのユニクロといったサイトなどです。ソフトバンクがECに気合いを入れていた時期だったと記憶しています。

ECの本格スタートから、店舗のチラシや店頭の袋、ポスターにURLを入れたり……当時の言葉で言えば「クリック・アンド・モルタル」ですね。実店舗とECの双方を運営することで相乗効果を狙う手法はすでにその頃から実践していたと思っています。

当時のプロモーションは、メルマガ、バナー広告といったネットを活用した広告、オンラインクーポンのほかは、主に店舗の活用でした。それはなぜか。実は、米国では「ちゃんと店舗を活用していこう」という考えが当時からあったんです。

いい例が米国のオンライン玩具販売の草分けと知られる「イートイズ・ドットコム」(1997年創業、急成長を遂げたが2001年に倒産、現在はトイザらス傘下)。一般的には小売の広告費は低い(日本だと売上の2.5%)。ところが、「イートイズ・ドットコム」は店舗がなかったため、まず、トイザらスなど実店舗企業に比べて不足している認知を、テレビなどのマス広告で獲得しようとしたんですね。資金が足りるはずありません。結果的に、実店舗を持つトイザらス・ドットコムは成長、「イートイズ・ドットコム」は破たんという道を辿ることになったんです。

店舗活用という点で言うと、店頭取扱商品をECサイトで掲載・販売しない会社がよくあるのに驚かされます。また、なぜか「EC限定商品の方が売れる」と思っている経営者が多いこと。大きなアクセス数がなければ、店頭での取扱商品や認知のある商品に比べてWebサイト上だけでの訴求では販売が難しい、ということを理解していない責任者や現場の人もいますよね。

ネクトラス株式会社 代表取締役 中島郁氏

――その後は、最大手のテレビショッピング企業「ジュピターショップチャンネル」でテレビとネット通販のクリック・アンド・チャンネルの実践に移るわけですね。

ECの立ち上げや運用を任せるということで入社したのですが……入社してびっくり。チームは社内で孤立しているし、システムはとん挫しているのに、数か月内にオープンしろという指示が出ていました。

ジュピターショップチャンネルはテレビショッピングを中心としたビジネスです。ECを、最初からテレビとCTI(電話やファックスをパソコンと連携、統合したシステム)、基幹システム、会員管理、在庫、受注システムと連携させるべきと考えていて、その実現の難易度が高くなっていました。結局、力技で2003年3月の本オープンへこぎつけました。

ショップチャンネルでもWebとの連動は大変でしたね。テレビ番組上でECサイトの告知をするといった露出は簡単だと思うでしょ? 一番有効なテレビ画面上でのURLの常時表示だけはやってもらえたのですが、今より文字の大きさはかなり小さかったです(笑)。たとえば、司会者にECサイトの紹介をしてもらう取り組みだけでも、数年かかったんですよ。

商品調達を担当するバイヤーが「ネットでは扱いたくない」とか、商品供給会社がECサイトでは売って欲しくないなどといった意見があり……当時はWebへの理解が進んでいない時代でしたから。

そんな状況下でもテレビショッピング会社としてできるECの施策は進めていきました。生放送と完全連動させてECサイトで商品を販売したり、テレビ動画を配信したり、在庫が残ったものをECサイトで販売したり、ECサイトを活用する試みは進めていきました。

◇◇◇

その後、中島氏はジュピターショップチャンネルを退職。世界最大のECサービス企業GSI Commerce(eBay Enterprise)アジア太平洋担当副社長兼日本法人社長に就任。ベンダー側からネット通販業界に携わりました。そして、再び、三越伊勢丹でEC事業者側に。今後は。。。

ネットショップ担当者フォーラムで始まる新連載「EC部長が担当者に読んでもらいたいこと」では、中島さんの経験を踏まえて、“部長が担当者に読んでもらいたいECの話(考え方)”を読者の皆さんにお伝えしていきます。

自社ECサイトの運営に携わっている担当者の皆さんはもちろん、経営者や責任者の皆さんはビジネスを振り返ったり、部下に共有する情報としてぜひ、目を通してください。

1回目は8月30日(水)スタートです。

新連載「EC部長が担当者に読んでもらいたいこと」をお楽しみに。

ネットショップ担当者フォーラム編集部

アパレルのANAP、AIを活用した画像検索技術でタグ付け業務を効率化

8 years 8ヶ月 ago

アパレルメーカーのANAPは2017年10月、画像人工知能(AI)活用して商品画像に最適なタグを付けるシステムを、自社ECサイト「ANAPオンラインショップ」に導入する。

検索ワードに対するヒット率の向上や、人力で行っているタグ付け業務の効率化が進む見通し。システムを開発したGAUSS社が8月22日に発表した。

GAUSSによると、新たに開発したシステムは画像の特徴を解析して類似商品をインターネット上で検索、流行のファッション用語を解析して画像に付ける最適なタグを提案する。また、ファッションアイテムの商品説明文を自動生成するという。

すでに販売されている類似製品の説明文や、オンラインサービスで実際に検索されたキーワードからタグを自動で抽出。サービスを利用するほどデータが蓄積されていくため、長く利用することで精度の向上が見込めるとしている。

アパレルメーカーのANAPは、画像人工知能(AI)活用して商品画像に最適なタグを付けるシステムを導入する

AI活用の商品画像に最適なタグを付けるシステムの利用イメージ

ANAPの2016年8月期におけるEC売上高は36億4000万円(前の期は34億9000万円)。売上高に占めるEC比率は52%。EC事業に経営資源を集中し、収益性の改善に取り組んでいる。

GAUSSは「ANAPオンラインショップ」における試験運用後に、システムをパッケージ化。2018年初旬からファッションEC事業者に提供する計画。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

約1000社の通販サイトが使う「CROSS MALL」でブロックチェーンの利用をスタート

8 years 8ヶ月 ago

ネットショップ管理システム「CROSS MALL」などを提供するアイルは8月21日、ブロックチェーンを活用し、ECサイトの不正アクセスなどを防止する新たなセキュリティへの取り組みを開始したと発表した。

ブロックチェーンの研究開発やソリューションの提供を行うシビラ社と提携。業務管理クラウドサービス「CROSSシリーズ」において、シビラ社が開発した「Broof」の運用を8月から開始した。

ECサイトで「いつ誰が、どのような操作をしたか」を記録する「監査ログ」の管理を、「Broof」で行い、ネットショップの販売情報や顧客情報などの改ざんを防ぐ。

アイルによると、「Broof」はエンタープライズ領域にも適用可能な高い堅牢性とパフォーマンス、トレーサビリティを持ち、電子的に保存された自動的に実行される契約・合意・取引などの柔軟な実行も可能にするという。

ネットショップ管理システム「CROSS MALL」などを提供するアイルは、ブロックチェーンを活用したセキュリティへの取り組みをスタート

「CROSS MALL」と「Broof」の運用イメージ

今後は「Broof」の特徴を生かし、不正アクセスや人為的失敗よるサービス停止障害などを防止する業務管理クラウドサービスの実現をめざす。

ポイントや商品などをトークンエコノミー(ブロックチェーン上のデジタル資産の流動によって生まれる経済)に乗せることで、在庫の流動性向上や、新たな購買動機の創出などを生み出すプラットフォームの構築も想定している。

「CROSSシリーズ」は、アイルが中小規模の小売業向けに提供している業務管理システム。複数のネットショップの商品登録や在庫管理、受注処理などを一元管理する「CROSS MALL(クロスモール)」、実店舗とネットショップのポイントや顧客情報を一元管理する「CROSS POINT(クロスポイント)」などを展開している。 

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

中国越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」への出店・運営代行サービス

8 years 8ヶ月 ago

ECコンサルティグを手がける、いつも.は8月18日、中国越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」への出店と運営を支援する新たなサービスを開始すると発表した。

サイト構築や店舗運営、現地でのプロモーション、国際配送、顧客対応などをワンストップ代行する。サービス開始にあたり、「JD Worldwide」の出店支援において豊富な実績を持つ、フランクグループと合弁会社を設立した。

新たに開始した中国向け越境EC支援サービスの名称は「チャイナフォワード100」。「JD Worldwid」の出店申請や販売計画の立案、ECサイトの企画とデザイン、テキストの翻訳、越境物流体制の構築などを支援する。中国語スタッフによる顧客対応や、購買データ分析のサポートなども行う。

国際配送は、京東物流(JD Logistics)が提供する保税ストック型の越境物流サービスを活用する。また、ヤマトグローバルロジスティクスの国際物流サービスの契約と運用なども支援する。

いつも.は中国越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」への出店と運営を支援する新たなサービス「チャイナフォワード100」を開始

「JD Worldwide」を活用した販売スキーム

「JD Worldwid」への出店手続きや初期サイト構築の料金、ECサイトの運営代行の料金などは、取扱商品数やサービス内容などに応じて個別に決定する。

合弁会社「FRANK&いつも.」設立

「チャイナフォワード100」の提供にあたり、中国ECモール大手「京東商城(JD.COM)」の公式パートナーであり、「JD Worldwide」の運営代行で多くの実績を持つ FRANK(フランク)グループと合弁会社「株式会社FRANK&いつも.」を設立した。

日中両国でEC運営に精通した人材と、販売ノウハウを結集し、中国越境ECの総合支援サービスを提供していく。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

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