ネットショップ担当者フォーラム

「こんなん188(いやや)〜!」と思ったら消費者ホットラインに連絡を | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago

ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年6月29日〜7月5日のニュース

今週の要チェックはEC全般とモール関連です。通販トラブルは「188」に電話するだけで消費者庁に連絡できるようになりました。連絡先がわかりやすいと相談してみようかという気になりますよね。楽天は「楽天BOX」の拡大と「楽フェス」、BASEは「WEEKEND BASE」、Amazonはリフォームと工具などの取り扱いを開始しました。動きがはっきり分かれていてなかなか面白いです。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 電話番号「188」で通販トラブルなどの相談、消費者ホットラインの運用がスタート | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1873

    今までは「0570-064-370」だったのが「188」に変わってわかりやすくなりました。「いやや~」と思ったらお電話を。

  • M&Aや新配送サービスなど、2015年上半期の通販・EC業界を振り返ってみた | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1856

    もう上半期終了ですか……。いろいろありましたが、個人的に印象に残っているのはヤマトさんの動き。物流というネットショップの肝の部分を押さえていますので、これからも注目です。

  • ロコンド、返品理由から割り出した171ブランドのサイズ感を公開 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/20269/

    わかったような気もするし、わからないような気もしますが面白い取り組みです。足のサイズはなかなか変わらないので、クラウドに足形を保存して……というサービスが出ると良いですね。……出ないか(笑)。

モール関連

  • 宅配ロッカー「楽天BOX」がコンビニに初導入 | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/20119/

  • 首都圏での楽天BOXの運用を開始、楽天 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1870

    こちらは便利な受取方法。ここまでの配送は運送会社なのでしょうか?

  • 楽天市場で最大規模となるウェブとリアルのイベント「楽フェス 2015」を8月に開催 ー 東京ビックサイトで5日間のイベント | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/20286/

    東京ビッグサイトで開催するリアルイベントには、「楽天市場」に出店する約300店舗が参加予定で、グルメ・ファッション・ライフスタイルなどの様々なカテゴリの人気店舗が集結し、実際に商品に手をとりながら買い物が楽しめる場を提供するほか、タイムセールイベントなどの様々なイベントも開催される。入場料は無料。

    これは面白そうなイベントですね。気になるショップの人と話せたり、商品を手に取ったりといったチャンスもあります。ショップ側はお客さんと話せるメリットもありますし、このタイミングでのネットの売れ行きを見ていくのもよさそう。

  • Amazonが挑む『ガテン系ストア』の勝算 次に狙う市場はホームセンターだ | 週刊アスキー
    http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/351/351381/

    アマゾンがリフォーム商品などの「リフォームストア」を開設、積水ハウスらが出品 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1861

    今度はここを狙いますか……。自動車が売れているのでリフォームなどの他の商品(というかサービス)も扱えるという判断かもしれません。独自ショップはますます差別化が求められてきますね。

カート関連

  • BASEが都内5箇所でイベントを同時開催!様々なショップとのコラボレーションを行うWEEKEND BASEとは? | BASE U
    http://baseu.jp/officialshop_operation/20150629123003/

    WEEKEND BASEとは7月18日(土)、19日(日)の2日間限定でBASEが開催するリアルイベントで、青山、渋谷、原宿、下北沢、秋葉原での同時開催となります。どれも独自のカルチャーがある街ですが、それぞれにあわせてイベントコンセプトを変えており、出展をして頂くショップも多種多様なものとなっています。

    こちらは個人向けのショップが多いということもあって、小規模のイベントを複数個所で開催します。楽天、Amazon、BASE、それぞれの個性がはっきりしてきた週でした。

  • おちゃのこネットを選んだ理由 | ネットショップ運営実践会
    http://netshop-opening.com/...

    使ってみないと分からないのがASPのショッピングカート。お試し期間もあるので、検証したい点をはっきりさせておきたいですね。

リスティング広告関連

  • 「入札価格下げればいいんでしょ?」と思ったら読んでほしい リスティング効率化、7つの手法 | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/1955

    • ① キャンペーンを分割する
    • ② 広告グループを分割する
    • ③ 3語ワードを追加する
    • ④ 部分一致のキーワードを停止する
    • ⑤ 除外キーワード(対象外キーワード)を追加する
    • ⑥ 年齢・性別で攻めかたを変える
    • ⑦リストを見直す

    ネットショップでは社内でリスティング広告を運用している場合も多いはず。5番目までの方法で改善されることが多いので、限界を感じたら見直してみてください。

売上アップのヒント

  • ECフォームに取り入れたい!クレジットカード情報入力を楽にする最新EFO手法 | EFO・フォーム改善ブログ
    https://f-tra.jp/blog/column/6023

    カードブランドの入力欄は用意する必要がありません。

    なぜならば、実はカード番号の冒頭の数字とカードのブランドは対応しているのです。
    例えば「4」から始まる番号だとVISA、といった形です。

    カード番号がわかれば、カード会社がわかるのですから、単純にブランドの入力欄を削除してしまっても問題ないはずです。

    できればここに、入力されたカード番号からカード会社のロゴを表示する形にすると非常に親切です。

    そう言われればそうですよね。「なんで選ぶのかな?」と思っていた人も多いはず。注文時の入力は少ない方が良いので、ここは対応しておきたいところ。

  • データ一辺倒を排し、物事の本質を見極める ─ジャパネットたかた前社長 高田 明 ひたすら「なぜ?」を繰り返せ | PRESIDENT Online
    http://president.jp/articles/-/15482

    データ一辺倒も課題を見えにくくします。100個売れていた商品が1000個に伸びたらデータ的には期待が持てそうですが、実は単にインフルエンザ特需で売れただけの「まぐれ当たり」かもしれない。一方、今は3個しか売れていないけれど大ヒットの可能性を秘めた商品もあるんです。それを見極める力もまた、目の前の課題を解決しながら試行錯誤で身につけていくものです。

    データにしてしまえば1,000人のお客さんも一塊になってしまいます。1人1人にしっかり向き合って接客をしてきたいですね。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

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ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

ヤマトと楽天がEC分野での連携を強化、「楽天市場」のコンビニ受け取り対応など | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
コンビニ受け取りのほか、ヤマトのバックヤード業務効率化支援パッケージ「YES!」とのシステム連携を進める

楽天とヤマトホールディングスは7月6日、EC分野において連携を強化すると発表した。まずは、「楽天市場」出店店舗が簡単にコンビニ受け取りを導入できるようにするほか、ヤマトが6月から提供を始めたバックヤード業務効率化支援パッケージ「YES!(Yamato EC Solutions!)」とのシステム連携を強めていく。

▼「YES!」の詳しい情報についてはこちらから

「楽天市場」では、送付先指定時にコンビニ受け取りを選べるようにするのはシステム上、設定が難しく、「楽天BOOKS」以外はコンビニ受け取りができる環境ではなかった。ヤマトグループとの連携を強化し、夏頃から「YES!」を導入した楽天店であれば簡単に導入できるようになる。

受け取り可能なコンビニはファミリーマート、サークルKサンクス、デイリーヤマサキなど約2万店。今年度中には、全国で約4000か所のヤマト運輸営業所での受け取りにも対応する。ヤマトの営業所では、冷蔵や冷凍のクール便の受け取りにも対応する予定。

このほか、楽天は「YES!」と楽天新規出店プランを組み合わせた連携プログラムも新たに導入する。新たなプランでは、「YES!」を導入すると出店料金を20%キャッシュバックし、新規出店を促すとしている。

楽天とヤマト運輸では今後もシステム連携を強化し、「楽天市場」出店者の「YES!」の利用促進につなげていくとしている。

ヤマトホールディングスの山内雅喜社長は会見で「(ヤマトと楽天が連携を強化することで)楽天市場に出店する中小企業も大企業と同じサービスと品質が提供できるようになる」と語った。

写真左から楽天・高橋理人常務、楽天・三木谷浩史社長、
ヤマトホールディングス・山内雅喜社長、ヤマト運輸・小菅泰治法人営業部長

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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「Tmallグローバル」で沖縄産品販売拡大へ、沖縄県が出品支援サービス開始 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
中国EC支援のエフカフェと連携、同社の既存ECサイトで販売

沖縄県は7月3日、「Tmallグローバル(天猫国際)」で沖縄県の県産品販売を9月から始めると発表した。中国EC支援を行うエフカフェと連携し、「Tmallグローバル」内で運営しているエフカフェのECサイト内で新たに県産品の取り扱いを始める。健康食品など沖縄商品を出品し、中国での販路拡大と県産品ブランドの形成をめざす。

エフカフェでは現在「Tmallグローバル」内にECサイト「心地」を展開。健康食品や生活用品など約150商品を販売しており、月商2000万円以上売り上げるサイトとなっている。

「心地」内に県産品コーナー「沖縄館」を新たに作り、今回募集する沖縄県の事業者の商品を販売する予定。なお、募集する商品は健康長寿など、沖縄ならではの特徴を持つ商品を20商品ほど。

出店企業の募集やとりまとめは、沖縄国際物流ハブ活用推進事業共同企業体(電通沖縄)が担当する。

募集で選ばれた企業は日本語だけで出品が可能で、日本でECサイトを立ち上げるのと同じように出店できる。商品配送もエフカフェが指定する国内倉庫に商品を送付するだけで済み、それ以外の作業はエフカフェが担当する。

出店期間は2015年9月~2016年3月を予定。来年度以降も継続するかどうかは、出店状況などから年度内に判断する。出店料は初期費用が1万2500円(税抜)で、月額固定費が1万3500円(税抜)。16%の販売手数料が必要。

募集の詳細について7月10日に、沖縄県産業支援センター(那覇市)で説明会を開催。募集締め切りは24日の17時までとなっている。

「Tmallグローバル」に出店する企業は増えてきているが、自治体として出品者を集めて、地元の産品を販売する取り組みは初めてとなる。

沖縄県ECサイト(Tmallグローバル)出店支援イメージ

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中川 昌俊

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カメラやタブレットPCの延長保証サービスの販売を開始、アマゾン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
アマゾンでは初めての延長保証サービスを開始

アマゾンは7月2日、直接仕入・販売しているデジタルカメラ・デジタルビデオカメラ・タブレットPCを対象に、保証期間を延長する「延長保証サービス」を始めた。家電を取り扱う他社のECサイトでは、アマゾンとの差別化として延長保証など顧客サービスを充実させている。アマゾンは顧客サービスを充実し、他社サイトのユーザーの取り込みを図る。

「延長保証サービス」は家電製品の延長保証や故障品の修理・回収・返却を一括した「クロネコ延長保証サービス」を提供しているヤマトマルチメンテナンスソリューションズが、「アマゾンマーケットプレイス」に出店する形で提供を始める。

「延長保証サービス」は購入価格の4.5~5%程度の保証料を支払うと、デジタルカメラやデジタルビデオカメラは2年、タブレットPCは1年、保証が延長されるサービス。

適用する保証は、各製品メーカーの取り扱い説明書に記載された範囲内で使用した場合の故障のみ。天災や盗難・落下・水没、ウイルス感染などで故障した場合は対象外となっている。

対象商品をカートに入れると、カート内の小計の表示の下に自動的に延長保証サービスが価格と一緒に表示され、チェックボタンをクリックすると延長保証サービスを利用できる。

アマゾンが延長保証サービスを取り入れるのは初。

アマゾンの「延長保証サービス」

延長保証の表示イメージ

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中川 昌俊

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中国ECはなぜモールに出店するのが定石なのか。自社ドメイン展開が困難な3つの理由 | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
自社ドメイン展開を求める日本企業は多いが、現状では難しい状況

アリババグループが運営する「Tmallグローバル」や京東商城の「JDworldwide」など、越境ECの形で中国EC市場に参入するルートが確立されてきている。とはいえ、販売の方法に一定の制限があるモールよりも、自社ドメインでECを行いたいというニーズを持つ日本企業は少なくない。ただ、そうしたニーズに対応するのは現状では難しいと言わざるを得ない。

サーバーを置く場所それぞれで困難が待ち受ける

最近よく相談を受けることがモールへの出店ではなく、中国向けに自社ドメインでECを展開したいという話である。結論から言うと自社ドメインではなく、モールでの展開をお勧めしている。

自社ドメインの場合、方向は大きく2つある。

  1. サーバーを日本国内に置く
  2. サーバーを中国国内に置く

1. の場合、キーとなるのは、

  • プロモーション
  • 決済
  • 物流

の3点。特にプロモーションに関しては中国国内のユーザーへのアプローチはそう簡単にはいかない。微博(ウェイボ)のような中国版ツイッターや微信(ウェイシン)などの中国版LINEなどを使い、これまで日本企業がチャレンジをしているが、大きく成功しているサイトはまだ存在しない。

2. の場合であれば、

  • 中国法人を設立
  • 中国に銀行口座を持つ
  • 商品在庫も中国へBtoBで輸出する

といった必要がある。その場合、最低でも3000万円(会社設立の資本金、オフィス家賃、倉庫費用、人件費など)ほどの初期投資が必要になる。

営利ICPライセンスは取得がほぼ不可能

さらにそれ以上に2のパターンで大変なことが「営利ICPライセンス」の存在だ。

中国国内でサイトを構築した場合、ICPライセンスを取得する必要がある。ICPライセンスには2種類あり、「営利ICPライセンス」と「非営利ICPライセンス」がある。

たとえば、コーポレートサイトの開設には「非営利ICPライセンス」が必要となる。非営利の場合は、簡単に取得でき、特に問題はない。

大変なのは、「営利ICPライセンス」の取得だ。そもそも日系企業を含め、外資企業は取得ができない。内資企業であっても、取得は相当困難だと言われている。

実際、日本で有名なアパレルブランドが展開している中国のECサイトもトップページは自社ドメインだが、商品カート以降は、Tmall(天猫)のドメインに移動するような構成になっている。

上記のような背景もあり、中国ではネット通販の流通総額のうち、Tmall(天猫)を始めとするモールサイトがマーケットシェア全体の90%を占めている。

中国ECのモールと自社サイトの売り上げ比率

商品検索はモール内検索が大半

また日本の場合、商品検索は検索エンジンやモール内検索などいくつかに分散しているが、中国はそうではない。ユーザーの多くはモバイルではモールアプリなど、まずはモール内の検索サービスで自分の欲しい商品を検索し、その後、購入する文化になっている。

タオバオのモバイルアプリ

自社ドメインでの出店成功の難しさはそこにもあり、そもそも検索エンジンでの商品検索が少ない中で、自社ドメインに誘導することは至難の業ともいえる。

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上海で働く駐在員の中国EC市場リポート
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高岡 正人

株式会社エフカフェ 取締役

1975年生まれ。立命館大学政策科学部卒。コンサルティングファームにて企業変革コンサルティングを経て、2005年有限会社フリースタイルカフェ(現エフカフェ)の創業に参画。取締役に就任。

日本、中国、ASEANでネット通販事業に特化したコンサルティング、運営支援を行い、1カ月の半分を中国・上海で過ごす。

銀行等での講演多数。また日経ネットマーケティング等で執筆。最近では銀行等の海外支援事業部と連携し、日本からアジアへのネット通販進出を支援している。

高岡 正人

「グレイル」運営会社Gioの子会社代表が辞任、親会社の社長逮捕が影響か | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
6月30日にGioの塚原大輝社長ら2人を大阪府警が不正競争防止法違反容疑で逮捕したことが影響したとみられる

人気ファッションECサイト「グレイル」を運営するGioの塚原大輝社長が逮捕されたことを受け、同サイトの運営を代行する子会社の代表が6月末にかけて辞任した。

辞任したのは代表取締役の酒井健司氏。後任には二宮潤氏が就任している。6月30日付で「グレイル」内で告知した。

新体制後も現体制を引き継ぎ、販売体制は変更しないとしている。

「グレイル」を巡っては大阪府警生活経済課が6月30日、Gioの塚原大輝社長ら2人を不正競争防止法違反容疑で逮捕した(関連記事はこちら)。今回の子会社代表の辞任は、Gio社長の逮捕が影響したとみられる。

Gio子会社アートデコの代表が辞任

6月30日付で「グレイル」内で社長辞任を告知している(画像は編集部がキャプチャ)

現在、「グレイル」の自社ECサイトは運営を継続しているが、楽天店は改装中となっている。楽天によると、「当該関連店舗のユーザー向けサービスについては一旦中止としている」としており、体制を一新して店舗運営の再開につなげる狙いがありそうだ。

Gioが運営する「グレイル」は若年女性向けファッションECサイト。商品企画とブランディングといったメーカー的機能をGioが担当。親会社が企画した商品を、子会社がサイト運営を代行する形態で販売していた。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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販促費6億円増で今期売上高は1.5倍の300億円に、アスクルとヤフーの「ロハコ」 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
運営開始3年目となる2015年5月期の売上高は前期比64.7%増の199億4400万円だった

オフィス用品通販のアスクルとヤフーが共同運営している消費者向けECサイト「LOHACO(ロハコ)」の売上規模が拡大している。運営開始3年目となる2015年5月期の売上高は前期比64.7%増の199億4400万円を計上。今期(2016年5月期)は前期比で販促費を約6億円上積みする予定で、売上高は同約1.5倍となる300億円を計画している。

ロハコの中期経営戦略では、ロイヤルカスタマー(リピーターのうち一定の基準を満たした顧客)100万人の達成を目標に掲げている。2015年5月期は取扱商材の拡充や配送品質などの改善を実施。2015年5月末までにロイヤルカスタマーは約23万人まで増えた。

2014年6月に第1類医薬品、同年8月には大手4大ビールメーカーのビール類などの取り扱いを開始。2015年4月には、自社EC以外で初出店となるメーカーを含む42社60ブランドの商材を取り扱う化粧品専門サイト「LOHACO BEAUTY (ロハコビューティー)」をオープンした。

アスクルとヤフーが共同で運営する消費者向けECサイト「ロハコ」の業績

「ロハコ」の売上高推移、6月度の売上高は23億円強に(出典はアスクルの2015年度決算資料)

「ロハコ」は、2012年にアスクルとヤフーが資本・業務提携し、共同で運営する消費者向けECサイトとして同年10月にオープン。スタート1年目となった2013年5月期の「ロハコ」の売上高は21億円だった。

2年目の売上高は121億円に急成長。積極的な広告費の投下で規模を拡大したため、営業損失は29億円を計上した。2015年5月期も32億円の営業損失だった。

今期も積極的に投資を行い規模拡大を追求。売上高は300億円を計画する。一方で収益面は増収効果により、営業損失は26億円まで改善させる計画。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

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電話番号「188」で通販トラブルなどの相談、消費者ホットラインの運用がスタート | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
通販トラブルのほか、産地偽装、虚偽広告など不適切な表示に関するトラブルといった相談を電話で受け付ける

消費者庁は7月1日から、通販や訪問販売といった事業者とのトラブルの相談を受け付ける「消費生活ホットライン」で、3桁の電話番号「188」による運営を開始した。

消費者ホットライン「188」番は、通販トラブルのほか、産地偽装、虚偽広告など不適切な表示に関するトラブルといった相談を電話で受け付けるサービス。

全国共通の電話番号で、ダイヤルすると最寄りの県・市町村の消費生活センターや消費生活相談窓口を案内する。

消費者庁は通販トラブルなどの相談を電話番号「188」で受け付ける運用をスタート

「消費生活ホットライン」の電話番号「188」について

「消費生活ホットライン」の運用は2010年1月から開始。これまでは「0570-064-370」で案内をしていた。

消費者庁がまとめた平成27年版消費者白書によると、消費生活相談を販売購入形態別
に見ると、全体では「店舗購入」の割合が2010年度の36.2%から、2014年度は28.2%み減少した一方で、「通信販売」が27.1%から33.6%へと増加していると指摘。「通信販売」の割合の増加は、「インターネット通販」の台頭が影響しているとまとめている。

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瀧川 正実

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マツモトキヨシがオムニチャネル化を推進へ、ネットとリアルの連動サービスを開始 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
リアル店舗、ECサイトなどチャネルごとに独立したサービスを統合、公式サイトを刷新した

マツモトキヨシホールディングスは7月1日、実店舗とネットにおける在庫や価格の連動、ポイント統合などオムニチャネル化を実現するための新たなサービスを始めた。グループ全体のオムニチャネル化を加速するのが目的。

拡充したオムニチャネル化サービスは主に6点。

  1. 公式サイトの刷新
    リアル店舗、ECサイトなどチャネルごとに独立したサービスを統合。顧客とさまざまなチャネルで接点できるように公式サイトを刷新した。
  2. 公式サイト内にマイページ機能を新設
    購入履歴・キャンペーンなどへの応募履歴・ポイントの情報などを一覧で確認可能。
  3. リアル店舗・オンラインストアの会員・ポイントの統合
    マツモトキヨシ現金ポイントカード会員・マツモトキヨシ通販サイト(旧サイト名)の会員ポイントはそれぞれ別ポイントとして付与していたが、刷新に合わせて統合。
  4. 取り扱い商品情報をオンラインで閲覧
    グループで約7万点の商品の最新情報が閲覧できる。
  5. ウェブ上での店頭在庫・価格の確認
    マイページ内のマイストアで頻繁に足を向ける店舗を登録すると、リアルタイムで確認できる。
  6. 店頭での商品取り置き・取り寄せサービスを、マツモトキヨシ26店舗で先行的に開始
    今後約1500店舗へ順次、展開していく。

マツモトキヨシはオムニチャネルを推進

オムニチャネルを推進するために刷新したマツモトキヨシの公式サイト

今回展開を始める新サービスは「Web上だけではなく、リアル店舗も活用したものとなる」(マツモトキヨシ)。また、先行配信している「マツモトキヨシ公式アプリ」は200万ダウンロードを突破しており、買い物を楽しむための環境作りを推進する。

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瀧川 正実

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5分でわかる! 「マーケットプレイス」などアマゾンを賢く活用するサービス7選 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
「Amazon ログイン&ペイメント」などアマゾンを賢く活用するためのEC支援サービス7つを説明

アマゾンジャパンが、外部企業が出店できる「Amazonマーケットプレイス」の強化を進めています。直販に加え、外部企業による出店販売により流通規模は拡大。こうした状況下、アマゾンに対して徹底抗戦するという戦略を採用する企業もありますが、“「Amazon.co.jp」を賢く活用”して「共存共栄」をめざすEC事業者も増えています。「Amazon」を賢く活用するという視点で、ここ最近リリースされた出店者向けサービスをまとめてみました。

▼「Amazonの成長戦略」がわかるアマゾンの講演など、EC事業者に役立つ全5セッションのセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム in 札幌」を7/10に開催

① 自社ECサイトでアマゾンのログイン&決済機能が使える「Amazon ログイン&ペイメント」

自社ECサイトで「Amazon.co.jp」のアカウント情報を使って配送先指定やクレジットカード決済などができる「Amazon ログイン&ペイメント」。導入したECサイトでは、「Amazon.co.jp」のアカウントでログインでき、そのアカウントで登録している配送先住所やクレジットカード情報などを利用できるようになります。

「ちょっと待てよ。そんなことしたら、アマゾンに商品の売れ行きデータが分かってしまうじゃないか」。こんな不安の声が一部ではあがっています。心配はありません。アマゾンが取得するのは決済に必要な売り上げ情報のみです。

利用するには現在のところ、以下の3通りが明らかにされています。

「Amazon ログイン&ペイメント」を導入した企業のコンバージョン改善事例
「Amazon ログイン&ペイメント」を導入した企業のコンバージョン改善事例

② 「Amazon.co.jp」の検索結果ページに広告を掲載できる「Amazonスポンサープロダクト」

2014年9月下旬から開始した、1クリック2円からのクリック課金型のキーワード広告。アマゾンの大口出品サービスに登録している法人の利用が可能で、掲載できる商品はアマゾン内で販売している商品です。

従来、アマゾンの出品サービスでは、出品者が能動的に売り上げを伸ばす仕組みが多くはありませんでした。自社の商品に誘導できる検索連動型広告により、出品者はアマゾン内でのマーケティング戦略を実行できるようになりました。

アマゾンが2014年9月から始めた「Amazonスポンサープロダクト」
検索画面の最下段に広告枠を設置

③ 画像などを用いて訴求力の高い商品詳細ページを作成できる機能「商品紹介コンテンツ」

これまで商品ページでの商品説明は文章表現のみでしたが、画像や見出しなどを用いて、出店者が自らの商品の特徴などを分かりやすく表現できるようにする機能を追加。2015年6月から利用できるようになりました。

商品詳細ページの下部の「商品の説明」という欄において、あらかじめアマゾン側が設定したフォーマットをベースに、出店者自身が自由に複数の画像や見出し、テキスト文を組み合わせて商品の詳しい特徴などを表現できるものです。

出店者は「訴求力の高い商品詳細ページの作成が可能になる」(星健一セラーサービス事業本部長)とされています。

アマゾンの出店者向け新機能「商品紹介コンテンツ」
訴求力の高い商品詳細ページの作成が可能になる

④ 海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)

アマゾンジャパンでは昨年から、海外のアマゾンでの販売支援(グローバルセリング)に力を入れており、まずは最も大きい市場である米の「Amazon.com」に関する販売支援チームを立ち上げました。

アマゾンジャパンのセラーサービス事業部事業本部長の星健一氏は次のように説明しています。

日本の販売事業者の商品も、海外向け販売を検討しているものの実現できていない事業者が多いです。「グローバルセリング」の支援サービスはニーズがあり、販売事業者の役に立てると考えています。

実際、日本の販売事業者のなかには、米国の「Amazon.com」のFBAを使って販売を始めている事業者がいます。海外に発送する作業や関税の処理などについても、輸出代行会社を紹介できるので、今後、アマゾンを通じて多くの日本の販売事業者に海外展開していただきたいと考えています。

「Amazon.com」のトップページ
「Amazon.com」のトップページ(画像は編集部がキャプチャ)

⑤ 「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放

2015年、これまでアマゾン直販商品に限定していた独自ポイント「Amazonポイント」の付与権限を出店者に開放し、出店者も自由に自社商品にポイントを付けられるようにしました。主に法人を対象とした大口出品サービス利用社となります。

ちなみに2014年夏には、従来、アマゾン直販商品にしか使用を認めていなかったポイント支払いを出店者の商品購入時でも使用できるようにしています。

その付与権限は、任意で付与ポイントを商品ごとに1ポイント単位または販売価格に対するパーセントで設定可能。付与ポイントの原資は全額出店者の負担になります。

ポイント付与権限の出店者への開放で、季節性が高く短期集中で拡販したい商品や値引きが難しい商品の販売強化などに期待が高まっています。

アマゾンジャパンが独自ポイントの付与権限を出店者に開放
商品詳細画面の表示イメージ

⑥ 物流代行サービス「フルフィルメントByアマゾン(FBA)」

ご存知の方も多いFBA。利用する販売事業者は増加の一途をたどっているということです。

2015年のインタビューで、星健一氏は次のようにFBAに対する意気込みを説明しています。

当日もしくは翌日配送サービスは、FBAを利用いただいている商品のみの対応でした。しかし、自社で出荷している商品についても、当日もしくは翌日配送できるスキームを組んでいる事業者は「マケプレお急ぎ便・マケプレ当日お急ぎ便」を利用してもらうことで、当日・翌日の配送が可能と表示できるようになりました。これからも配送サービスについては一層、注力していきたいと考えています。

Amazon.co.jpの事業拠点ネットワーク
「Amazon.co.jp」の事業拠点ネットワーク(2013年2月1日現在、画像は編集部がキャプチャ)

▼FBAについて(外部サイトにジャンプします)

⑦ Amazonのサービスを活用して成果を上げている店舗の紹介

いわゆる成功事例の発信です。ネットショップ担当者フォーラムでも転載記事を掲載しています。アマゾンで売り上げを伸ばしたいと考えている事業者は、他社の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

▼マーケットプレイスで売れている理由
▼Amazon Storyについて(外部サイトにジャンプします)

まとめ。「Amazonマーケットプレイス」は確実に拡大

アマゾン日本事業の2014年における売上高は前期比3.6%増の79億1200万ドル。2014年の年間平均為替レート(105円)で換算すると、日本事業の売り上げは前期比12.3%増の約8300億円となります(直販のほか、第三者による販売の手数料収入も含まれます。詳細記事はこちらから)。

アマゾンに詳しい業界関係者によると、全体の流通額のうち約4割が第三者による販売だそうです。手数料収入は第三者の販売額の約10%と見られ、第三者による流通額は約5200億円、直販による流通額は約7800億円になると推計されます。

2014年12月末時点でAmazonマーケットプレイスに出品している販売事業者数は、17万2000(法人・個人含む、年間で販売履歴のあるアクティブアカウント)。2014年1月末と比べ、1万1000の伸びとなっています。

ちなみに、「楽天市場」の2014年における国内EC事業の年間流通総額は前期比13.7%増の2兆100億円(EC流通額の約8割が「楽天市場」経由のようで、「楽天市場」の流通総額は約1兆6000億円と予測されるます。詳細記事はこちらから)。徐々に楽天とアマゾンの流通額の差は縮まってきているようです。

インプレスでは7月10日に札幌市内で、アマゾンの戦略やLINEを使った集客などが1日でわかるセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2015 in 札幌」を開催します。詳細は次の通りです。

【会 期】2015年7月10日(金)セミナーは13:00~17:00(受付開始 12:30)、懇親会は18:00~19:30
【会 場】札幌国際ビル貸会議室 国際ホール
【定 員】先着100名
【料 金】無料 ※事前登録制
【詳 細】https://netshop.impress.co.jp/event/201507sapporo

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オリジナル記事:5分でわかる! 「マーケットプレイス」などアマゾンを賢く活用するサービス7選 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

ネットショッピングするのはいつ、どこで? 人気ショップのサイト幅って何pixel? | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 2ヶ月 ago
2015年6月26日~7月2日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

テレビ通販大手のQVCジャパンによる「通販利用実態調査」、ECサイト総合支援の久による「日本のECサイトの売上上位300社のサイト横幅トレンド」、Webマーケティング支援のブレインネットによる「スマートフォン活用の実態調査」など、興味深い調査データが集まりました。ぜひご一読を。

  1. ファッションECサイト「グレイル」の社長が逮捕、人気ブランドを模倣し販売した疑い

    ファッションECサイト「GRL(グレイル)」を運営するGioの塚原大輝社長ら2人を不正競争防止法違反容疑で逮捕2015/7/1
  2. ニトリのリニューアル失敗から得られる教訓。リスク分散としての多店舗展開は重要だ

    「ニトリネット」の休止期間中による売り上げは、予算比で半分程度に落ち込んだ2015/6/26
  3. 通販女子は「いつ」「どこで」「どのデバイスで」ネットショッピングを利用するの?

    通販は「気軽に試してみることができない」「情報が多すぎて欲しいものや好みのものが見つけられない」という不満も2015/7/2
  4. EC上位300サイトの約7割がサイト幅「900~1000px」を採用。レスポンシブは1割未満

    「売れているECサイトの幅」は「900~1000px」が69.4%。次いで「1000~1100px」が16.3%2015/6/29
  5. スマホでECを利用するとき、「ネットで検索する」が5割超。アプリは約27%

    「ブラウザのお気に入り」は13.3%。「ニュース/旧レーションアプリ」は4.0%、「SNSアプリ」は1.5%2015/6/29
  6. ビックカメラ傘下のソフマップ、「Amazonマーケットプレイス」に出店

    「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」にも出店しており、モールでの販路を広げている2015/7/1
  7. 楽天店の“見える化”が繁盛店への第一歩。習慣化すべき3つの分析&実行ポイント

    楽天市場の重要14項目を押さえて楽天店の運営状況を“見える化”することが重要2015/6/29
  8. ヤフーとさとふる、ふるさと納税の返礼品購入サイト「さとふる地域特産品」を「Yahoo!ショッピング」に開設

    「さとふる地域特産品」は、Yahoo! JAPANとさとふるが、ふるさと納税を通じて共同推進する地域活性化事業2015/6/26
  9. ヨドバシカメラ、ECと店舗のサービスをほぼ統合。オムニチャネル対応サービスを拡充

    店頭購入商品の配送無料、1万円超の高額商品の90日間補償といったサービスも店頭で利用できるようにした2015/6/26
  10. 解約率は0.5%。コンサルの知見を機能化した単品通販向けツール/スマイルツールズ

    サービス開始から3年、解約率はわずか0.5%2015/6/29

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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    新日本プロレスで約1.1万件のカード情報が漏えい、チケット販売などの公式サイトで | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    顧客情報が流出したのは最大で1万8000件。クレジットカードはそのうち1万1155件

    新日本プロレスリングは7月2日、チケット販売などを行う公式サイトが第三者による不正アクセス攻撃を受け、クレジットカード情報を含む一部の顧客情報が流出したことを明らかにした。

    流出したのは最大で1万8000件で、クレジットカードはそのうち1万1155件。そのほか、氏名・住所・電話番号・Eメールアドレスが流出した形跡が見つかったという。公式サイト内で「チケット購入」「オフィシャルファンクラブ入会・更新」を行った顧客が対象。

    新日本プロレスリングのECサイト「闘魂SHOP通販」やメルマガ登録といった顧客情報は対象外。

    原因は、Webアプリケーションに脆弱性があったため、Webサーバーに対する不正アクセス攻撃を受けたという。

    新日本プロレスリングの公式サイトでチケットなどを購入した顧客情報が漏えい

    新日本プロレスリングの公式サイトではお知らせとお詫びが掲載されている(画像は編集部がキャプチャ)

    4月28日18時ころ、契約先の決済代行会社からカード情報が流出した可能性があるとの連絡があり、オンラインでのカード決済を停止。同時にサイトの保守・管理を委託しているシステム会社と決済代行会社による調査を始めた。

    また、第三者調査機関「Payment Card Forensics(PCF社)」へ調査を依頼し、5月1日から調査を開始。6月24日にPCF社から最終報告書を受領し、流出の事実が判明した。

    新日本プロレスリングでは以下の通り、実施対策と再発防止策を実施した。

    • オンラインでのクレジットカード決済サービスの停止
    • Webサーバ内のディレクトリーファイルのクレジットカード情報の削除
    • PCF社から指摘を受けたシステムの脆弱性および管理体制の不備の改修
    • クレジットカード情報を当社サーバ内を通過しない(伝送・処理しない)、決済代行会社にて伝送・処理・保持する画面リンクタイプ決済へのシステム切替
    • 社内にセキュリティ管理部門を新設し、管理体制の見直しおよび強化
    • 所轄警察署(中野警察署・警視庁)および経済産業省へ報告

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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

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    首都圏での楽天BOXの運用を開始、楽天 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    新たにコンビニや楽天本社にも設置

    楽天は6月26日、東京・浜松町駅や神奈川・大船駅など首都圏での「楽天BOX」の設置を開始した。楽天BOXの首都圏への設置は今回が初めて。楽天BOXは、当初楽天が想定していたよりも多くの購入者が利用しており、首都圏への設置が期待されていた。今後もさらに、楽天BOXの設置場所を増やすことで設置することで楽天ユーザーの利便性を高める。

    コンビニエンスストアのポプラにも楽天BOXを設置。また、6月から移転を開始した楽天本社クリムゾンハウスにも新たに設置した。

    今回新たに楽天BOXが設置されたのは、東京二子玉川の楽天本社クリムゾンハウス2F、東京モノレール浜松町駅3F中央口、京成電鉄千葉中央駅千葉中央ミーオ1F、東葉高速鉄道北習志野駅改札外、東葉高速鉄道八千代緑が丘駅改札外、東葉高速鉄道東葉勝田台駅改札外、湘南モノレール大船駅定期発売窓口付近、ポプラ平野町2丁目店の8カ所。

    現在、楽天BOXが設置されている場所は全12カ所。楽天の三木谷浩史社長は年内に楽天BOXを50カ所に設置すると発表しており、今後も続々と楽天BOXの設置が増えるものと考えられる。

    楽天BOXの設置イメージ

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    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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    ロコンドが返品理由集めた「ビッグデータ」を消費者に公開、商品選びに役立てる | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    過去1年間に1000点以上返品されたブランドに関する返品理由を集計・編集した「返品レポートページ」を公開

    靴とファッションのECサイト「ロコンド」を運営するロコンドは7月2日、「ロコンド」で過去1年間に1000点以上返品されたブランドに関する返品理由を集計・編集した「返品レポートページ」を公開した。返品理由を公開することで、消費者の商品選びに役立てる。

    「返品レポートページ」は各商品詳細ページ内に「サイズ選びでお困りですか?」というテキストを設置。クリックすると、「返品レポートページ」に移動する仕組み。

    「返品レポートページ」では7月2日現在、171のブランドに関する返品理由をまとめている。ロコンドによると、「ブランドごとのサイズ感がわかりやすくなり、すぐに自分に合うサイズを選ぶことができるようにサポートする」と言う。

    ロコンドでは商品購入後30日間は返品を無料とするサービスを展開している。返品理由に関するデータを収集。それを消費者に公開することで、「返品ビッグデータ」としてサイズ感など消費者の商品選びに役立てる。

    ロコンドが始めた「返品レポートページ」

    「返品レポートページ」のイメージ

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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

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    通販女子は「いつ」「どこで」「どのデバイスで」ネットショッピングを利用するの? | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    通販は「気軽に試してみることができない」「情報が多すぎて欲しいものや好みのものが見つけられない」という不満も

    買い物好きな20~50代の女性は通販をどのように活用しているのか? 「どんな不満を抱えているのか」「どんなことを求めているのか」「使っているデバイスは何か」――。テレビ通販大手のQVCジャパンが、通販利用経験がある女性400人を対象に実施した「通販利用実態調査」から、イマドキの“通販女子”のネットショッピング事情を探ってみた。

    通販への不満、「気軽に試せない」「情報が多すぎる」

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」
    通販に対する不満について(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    通販への不満で最も多いのは「気軽に試してみることができない」(42.8%)。「情報が多すぎて欲しいものや好みのものが見つけられない」(40.0%)が続いた。

    近年、お試しができる通販サービスを手がける企業が少しずつ増えているもののまだ一部。また、消費者に少しでも多くの情報を掲載しようと情報を盛り込むECサイトは多く、消費者の不満につながっている状況がうかがえる。

    こうした消費者と企業側の乖離(かいり)を埋めることができれば、新たな通販・ECのビジネスチャンスにつながるのかもしれない。

    年代別で見ると、50代女性は「お試しできない」に対する不満が半数(53.0%)を超えた。20~30代では「情報が多すぎる」(20代は46.0%、30代は44.0%)に最も不満を感じている。

    理想と感じる買い物方法は「プロセスから楽しめ、いつでも好きなときに買い物できること」

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」②
    理想の買い物方法について(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    理想のお買い物は「いろいろなものを見たり選んだりすることができ、お買い物のプロセスから楽しめること」で94.8%。「いつでも好きなときにお買い物ができること」(94.0%)、「クーポンなど毎回何らかの特典があること」(87.3%)が続いた。

    オムニチャネルに関連する項目である「いろいろなお買い物チャネルを選んでお買い物ができること」では、40代女性が87.0%でトップ。全体(74.0%)よりも13ポイントも高くなっている。

    ファッション&美容・健康ジャンルの買い物時のデバイスは「パソコン」が最多

    ファッションカテゴリー、4人に1人がスマホなどで買い物

    ファッションカテゴリー商材の購入は、2人に1人が「パソコンを使ったネットショッピング」(56.3%)を利用。4人に1人は「ケータイ・スマホ・タブレットを使ったネットショッピング」(25.7%)を使っている。

    「パソコンを使ったネットショッピング」は30代が60.8%、40代が60.6%でともに6割を超えた。「ケータイ・スマホ・タブレットを使ったネットショッピング」は若年層の利用者が多く、20代では47.9%が利用。40代でも約2割(18.2%)が活用している。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」③
    ファッションカテゴリーの買い物方法(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    どこで商品チェックするのかを聞いてみたところ、ファッションカテゴリーをチェックする場所は「自宅」(97.1%)が中心。「通勤や移動の交通機関の中」(15.4%)、「カフェなど家や職場以外」(10.9%)、「職場」(10.6%)と続いた。

    「働いている」「働いていない」人ごとで見ると、働く女性の約2割が「交通機関の中」(21.9%)や「職場」(19.7%)でチェック。1割が「職場以外」(13.7%)でファッションカテゴリーをチェックしている。

    年代別では、自宅外でのチェック率は「働く女性」の方が多い。30代の働く女性の3割近くが「職場」(29.1%)で、20代の働く女性の3人に1人が「交通機関の中」(37.2%)。50代になると自宅外でのチェック率は低くなっている。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」④
    ファッションカテゴリーをチェックする場所(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    美容・健康カテゴリー、40~50代のPC利用率は6割超

    美容・健康カテゴリーを利用するときに使うデバイスは「パソコン」(57.4%)「ケータイ・スマホ」(21.4%)で、ファッションカテゴリーと同様の傾向。「テレビショッピング」(13.4%)を利用する人は1割を超えている。

    リアル店舗以外で利用率が最も高い「パソコンを使ったネットショッピング」は、50代(69.7%)と40代(64.0%)で利用者が多くなっている。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」⑤
    美容・健康カテゴリーの買い物方法(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    美容・健康カテゴリーもファッションカテゴリーと同様で、「自宅」(96.2%)でチェック(96.2%)し、「自宅」で購入(96.5%)するのが主な消費者の購買行動。

    ファッションカテゴリーと比べて、「職場」(7.5%)や「交通機関の中」(13.2%)でのチェック率は低くなっている。ただ、働く女性は自宅外でのチェック率は高く、美容情報の収集に積極的な様子がうかがえる。

    自宅外での美容・健康カテゴリーのチェック率を年代別にみると、「働く女性」のチェック率が高め。20代の「働く女性」の3割は「交通機関の中」(31.0%)。30代の「働く女性」の2割が「職場」(21.4%)でチェックしている。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」⑥
    美容・健康カテゴリーをチェックする場所(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    通販女子の通販利用時間は1週間で7時間11分

    パソコン、スマホ、ケータイ、ダブレットなどを使いECサイトで買い物をする「ネットショッピング」と、テレビ番組を見ながら買い物をする「テレビショッピング」に分け、それぞれの利用時間を調べた。購入に費やす時間のほか、商品の閲覧や検索、比較するチェック時間も含めている。

    全体では、平日はネットショッピングが38.4分、テレビショッピングは21.2分。1日約1時間(59.6分)を通販に費やしていることがわかった。

    休日は、ネットショッピングが42.0分、テレビショッピングは24.6分となり、休日1日で66.5分を費やしている。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」⑧
    通販型のショッピングにかける時間(平日と休日、出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    1週間では、ネットショッピングが275.7分(4時間36分)、テレビショッピングが155.4時間(2時間35分)となり、合計で431.1分(7時間11分)が通販に関するショッピングに時間を費やしている。

    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」⑦
    通販型のショッピングにかける時間(1週間合計、出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    年代別では、ネットショッピングに最も時間を費やすのは20代。平日41.4分、休日49.1分となり、1週間で305.1分(5時間5分)。

    一方、40代はテレビショッピングに最も時間を費やしている。平日は25.6分、休日は30.0分、1週間で187.7分(3時間8分)となった。

    通販女子の商品チェック時間は「20~22時」が約5割、昼は「12~14時」がピーク

    平日に商品チェックする時間帯は「20~22時」が約5割にのぼる。商品チェックする時間帯を、使用するデバイス別に聞いたところ次のような結果が出た。

    【パソコン】

    • 20~22時 → 47.2%
    • 18~20時 → 32.9%
    • 22~24時 → 27.2%
    • 12~14時 → 25.3%

    【ケータイ・スマホ・タブレット】

    • 20~22時 → 42.7%
    • 22~24時 → 28.2%
    • 18~20時 → 27.4%
    • 12~14時 → 26.9%
    QVCジャパンが実施した「通販利用実態調査」⑨
    商品をチェックする時間帯(出典はQVCジャパンの「通販利用実態調査」)

    商品をチェックする時間帯についての詳細はこちらをご参照ください。

    まとめ

    今回の調査について、最新トレンドに詳しいマーケティングライターの牛窪恵さんが以下のようなコメントを発している。

    女性たちがリアル店舗のほかにも、PCやスマホ、テレビなどさまざま媒体で買い物を楽しむ姿が透けて見えますが、とくに20代~40代はテレビ通販だけでなく、PCやスマホでのショッピングにも慣れています。家事や育児に忙しい女性が増えるのと並行して、ショッピングの媒体も多様化することで、今後さらに「忙しい時間帯のすき間時間は、PCやスマホで」「深夜のリラックスタイムはテレビで」など、通販チャネルを上手に使い分ける賢い女性が増えるのではないでしょうか。

    調査概要は次の通り。

    調査時期:2015年4月24日(金)~4月27日(月)
    調査方法:インターネット調査
    調査対象: 20代~50代女性で、過去1年間にテレビ通販を含むネット(モバイル)、カタログなどの通販利用経験がある女性400人(各世代100人)

    ※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
    オリジナル記事:通販女子は「いつ」「どこで」「どのデバイスで」ネットショッピングを利用するの? | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    アジア新興国市場での成功の鍵② 従来手法に固執せず、現地主義に徹する | アジア新興国市場での利益と成長を実現するために | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    多国籍企業のアジア担当経営幹部など250名へのアンケート調査から⑤

    経営者のためのチェックポイント

    • 市場ニーズに対応するために、プロダクトポートフォリオや市場開拓戦略のどの部分を変える必要がありますか?
    • 変化を起こす能力とともに変化への意欲を持っていますか?
    • どのようなコスト構造にすれば収益を伴う成長が実現できますか、またどのようにして実現することが可能ですか?

    多国籍企業は、成熟市場での伝統的な考え方や事業モデルから脱却しなければ、アジアの新興国市場で利益を伴う成長を実現することはできないでしょう。

    市場ニーズや、消費者・流通チャネルの期待がますます多様化する中、アジアの新興国市場で従来の方法をそのまま踏襲したとしても十分な成果をあげることはできません。企業には自社の製品や事業モデルを現地のニーズに合わせて調整し、再構築する作業が求められます。

    「新興市場のキーワードは多様性です。多国籍企業に共通する問題の一つとして、ある製品を取り上げた場合、それを複数の市場で同じように展開することが可能だと考えていることが挙げられます。新興国市場においては同じ国の中であっても、ニュアンスや障壁を理解するためには考え方を変えなければなりません」とイノベーションとリーダーシップに関する企業戦略の専門家で、「Jugaad Innovation」の共著者でもあるNaviRadjou氏(FJudge Business School, University of Cambridge)が語っています。

    企業は自社の製品を現地のニーズに合うように、手を加える必要があることを認識しています。新興国市場で成功するために、製品を現地の消費者ニーズに合わせることは必要だと回答した企業は、ハイ・パフォーマーの75%以上、それ以外の企業でも65%を占めています(図6参照)。

    「当社は上海にデザインチームを置き、デザイナーが中国で生活をしながらトレンドを肌で感じ取れるようにしています。まさに、成長市場に近いことがもたらすメリットの一つであり、中国人消費者が実際何を求めているのかを理解することの重要性に気付かせてくれるのです」とadidas GroupのEdgar Ho氏(CFO, Greater China)は述べています。

    新興国市場で成功するには、製品を現地の消費者のニーズに合わせる必要があるという考え方に同意しますか?
    図6 質問と回答: 新興国市場で成功するには、製品を現地の消費者のニーズに合わせる必要があるという考え方に同意しますか?(図は同意すると回答した企業の割合、%)

    企業は参入戦略も各市場に適合させる必要があります。例えば日本のビール会社のサッポログループは、ベトナム市場に国営のベトナムタバコ総公社ビナタバ(Vinataba)との合弁会社の出資持分を取得し、参入しました。サッポログループは北米市場への本格参入に際しては、カナダ第3位のビール会社であるスリーマン社を買収しましたが、まさに好対照となっています。

    サッポロインターナショナルの岩田義浩氏(取締役経営戦略部長)は、「アジア新興国のビール市場はオーナー企業による寡占化が進んでいるため、買収機会が限られています。そこで、現地企業との合弁会社に出資することで、市場へのアクセスを確保し、会社設立や事業認可手続きについても支援を得ることができました」と説明しています。

    アジアの新興市場はそれぞれが異質であるため、戦略の実行にあたっても、細分化・現地化を十分に行う必要があります。マーケティングはその好例です。

    Colgate Palmolive IndiaのGodfrey Nthunzi氏(CFO)は次のように述べています。「インドで全国向けの広告キャンペーンを実行して、成功を期待することはできません。北部と南部の消費者が、企業メッセージを同じように受け止めると考えてはなりません。当社はこうした複雑さへの対応策の一つとして、インド一国が持つ多様性と同じくらいの多様性を、マーケティンググループにも求めました。マーケティング担当者を一つの地域の出身者に絞らずに、いろいろな地域から集めました。更に、マーケティングチームメンバーには、市場に赴いて消費者と対話をし、消費者が本当に求めるものが何であるかを肌で感じ取ってくることを、継続的に勧めています」

    この領域はまさに多くの企業にとっての課題です。ハイ・パフォーマーにおいてさえ、現地の消費者ニーズに効果的に対応できている、と答えた企業は31%に過ぎません。それ以外の企業においては、数字はさらに11%にまで低下しています(図7参照)。

    次の項目に関して、現地経営陣はどの程度、効果的に対応していると考えられますか?
    図7 質問と回答: 次の項目に関して、現地経営陣はどの程度、効果的に対応していると考えられますか?(図は極めて効果的に対応していると回答した企業の割合、%)

    必要となる現地適応策とは何か、という点に関して、しばしば視野が狭すぎる場合が見受けられます。

    「製品を現地の消費者に適合させるとき、企業はマーケティングの4つの『P』、すなわち価格(Price)、流通(Place)、販売促進(Promotion)、そして製品(Product)を念頭に置く必要があります。現地化に際しては、研究開発や製品に関する戦略にとどまらず、はるかに全体的なアプローチを取る必要があります」とJudge BusinessSchoolのRadjou氏は語ります。

    MondelezのOREOクッキーはこのアプローチの良い例と言えます。中国におけるOREOの売上高は過去5年で10倍になりました。この成長は非常に徹底した取り組みの成果です。

    「Mondelezでは、グローバルブランドを活用すると同時にこれを地元の好みに合わせて手を加えました。たとえば、中国では甘さを控えたOREOクッキーを作っています。これは中国では甘さは健康に良くないと考えられているためです。またOREOの抹茶味やいちご味といった中国ならではのフレーバーを投入しています。さらに自社営業部門の業務遂行を強化するとともに、広告と消費者向け販促への多額の投資によって販売を支援してきました」とSwee Leng Ng氏(Group CFO GroupM China and former CFO of Kraft Foods,China)は説明しています。

    成熟市場での考え方から脱却するためには、企業が自社の強みと弱みがどこにあるのかということを知る必要があります。多国籍企業はしばしば強力な内部組織構造や業務プロセスといった事業の鍵を握る強みを持っていますが、その一方で、現地での流通基盤や消費者ニーズの理解といった国内企業が持つ長所が欠如しています。

    この点は最近Nestléが中国の乳製品メーカーであるYinlu7とパートナーシップを築いた理由です。Nestléは高度な製造ノウハウ、研究開発力とサプライチェーン・マネジメントの能力を有しており、一方のYinluは地元に深く根差し、中国農村部にしっかりとした基盤をもつ企業です。

    中国におけるadidas Groupの小売販売での現地主義

    世界的なスポーツ用品製造・販売企業であるadidas Groupはここ2~3年、中国で一級および二級都市(一級都市は直轄市や特別行政区など18都市、二級都市は経済特区、省都・副省都級の25都市)から内陸の中小都市へ浸透を深めるという戦略を追求してきました。

    同社は現在、中国国内に7,500の自社ブランド小売店舗を有し、その多くはフランチャイズ方式によって経営されています。百貨店や大型スポーツ用品店での販売という成熟市場における販売戦略から離れ、現地の小売環境に着目した戦略を採用したことにより、中国は同社にとって最も利益の上がる市場の一つとなっています。

    一級都市とそれ以外の中小都市の間で経済的、文化的にはっきりとした相違があることは、adidas Groupが7,500の店舗に対し、販売環境の差異に配慮しつつ商品を供給しなくてはならないことを意味しています。

    たとえば上海で消費者が興味を示し期待しているものは、地方の中小都市の消費者が望むものとは大きく異なっています。それにも拘わらず、adidas Groupは小売店舗においてブランドイメージの一貫性を保つことを心がけています。「地元の市場ニーズに対応する必要がありますが、同時に一貫性も必要です。差別化を行う理由がありますが、これは柔軟性や現地主義のためだけではありません」と同社のEdgar Ho氏(CFO, Greater China)は語っています。

    経営から協業へ

    Yew Poh Mak Transaction Advisory Services, Chin, EY

    アジア新興国市場がもつ巨大な潜在力は、引き続き数多くの先進国の多国籍企業をこの地域に引き付けています。10年前には多くの企業が適切なプロダクトポートフォリオ、あるいは厚みのある販売網を構築することが、この地での成功に必要と見て、100%保有あるいは過半数の持分の子会社を設立することを模索していました。経営権を握ることのできない合弁企業の設立を考えた企業はほとんどありませんでした。

    しかし、アジア新興国市場が急速な成長を遂げているために、今や地元企業が売却に慎重になっており、さらに過去に比べてグローバル企業のブランドや技術に対する付加価値も小さくなっています。そのため多くの多国籍企業にとって、地域市場に参入するための戦略としては、マイノリティ出資による合弁しかなくなっているというケースがしばしば見られます。

    また、合弁企業への出資比率を巡るパワーバランスも変化しました。多国籍企業は、合弁企業に強い経営管理能力、制度、業務プロセスを持ち込むことができると確信しています。しかし、地元企業は多国籍企業が期待するほど、これらの要素に価値を見出していません。彼らは多国籍企業がもたらしてくれる他の能力とともに資金面での貢献を期待しています。

    合弁にあたっては、どちらの側にガバナンスと説明責任があるのかについて、双方が注意深く考える必要があります。先進国の多国籍企業は品質管理やコンプライアンスと共にCFO(最高財務責任者)の役割を掌握することを心がけなくてはなりません。

    現地企業はしばしば鍵となるマーケティングや販売とともにCEO(最高経営責任者)のポストを獲得することに強い興味を示します。合弁の枠組み、ガバナンスと出資比率に関する合意形成が最初の障害となります。これらの協定をうまく作用させるために双方が長期的な視野に立って、企業を運営していくための前向きなアプローチを採る必要があります。

    多国籍企業は現地の人材とノウハウに投資する必要があり、現地市場の持つニュアンスについて自社の取締役会や経営幹部を教育しなくてはなりません。また現地パートナー企業のDNAを変えたいという誘惑を我慢しなければなりません。

    合弁を解消し完全子会社化することが最良のアプローチとなることもしばしば起こります。これによって双方の企業が最初の段階で達成した成功を掌中に収め、煩雑な官僚的手続きで身動きがとれなくなるのを避けることができます。

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    オリジナル記事:アジア新興国市場での成功の鍵② 従来手法に固執せず、現地主義に徹する | アジア新興国市場での利益と成長を実現するために | ネットショップ担当者フォーラム
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    アジア新興国市場での利益と成長を実現するために
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    ショップチャンネルの15年3月期売上は1365億円で18期連続増収、純利益は145億円 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    ネット通販の割合は2割程度と推測されており、300億円前後だったとみられる

    テレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2015年3月期の売上高は前年比2.8%増の1365億円だった。創業以来18期連続の増収。ネット通販売り上げの割合は2割程度と推測されており、300億円前後だったとみられる。

    利益面を見ると、営業利益は222億6300万円。経常利益は229億5700万円、当期純利益は145億900万円だった。

    ちなみに営業原価は684億7800万円。地上波の番組枠購入といった番組枠の取得に関する費用がかかるものの、基本的に大きなプロモーションへの投資は必要としないビジネスモデル。売上高営業利益率は約16%で、一般的な小売業の多くが1桁前半という最終利益率で落ち着くことを考えると、高水準の利益体質を誇る。

    ショップチャンネルは2013年3月期を初年度とした「新中期経営計画」を策定。①さらなる商品力・番組力・オペレーションの強化による収益基盤の拡充②顧客基盤の維持・拡大③インターネット販売の強化・拡大④海外(アジア)市場への新規事業展開──の4点を重点施策として取り組んできた。

    ネット通販の分野では、ECサイトだけで購入できる「ネット限定商品」の拡充、インターネットサイトの利便性・機能性の向上に注力。「24時間いつでも・どこでもショップチャンネルを楽しんでいただける環境と、コンテンツ作りを進めている」という。

    前期のネット通販分野では、これまで漁業や農業がメインだったインターネット放送による魚介類や農産物の販売に加え、畜産物を動画を活用してネット販売を行う取り組みも始めた。

    インターネット上で漁や野菜収穫などの現場を生中継して魚介類や農産物を販売する通販・ECサービスで、「生キャラメル」で知られる花畑牧場と組んでチーズの販売などを行った。これまで漁業や農業がメインだったが、畜産業界にも進出。チーズの製造工程や商品の魅力をネット上の動画で伝え、EC購入に結び付ける。

    「ショップチャンネル顧客データ」(2014年3月末現在)によると、ショップチャンネルの顧客層は女性が91%を占める。年齢層は、60代が最も多く30%、50代が28%、70代が16%で、50代以上が占める割合は74%。40代は18%にとどまり、地上波テレビCMでは40代の開拓につなげる。

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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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    ファッションECサイト「グレイル」の社長が逮捕、人気ブランドを模倣し販売した疑い | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 2ヶ月 ago
    ファッションECサイト「GRL(グレイル)」を運営するGioの塚原大輝社長ら2人を不正競争防止法違反容疑で逮捕

    若い女性に人気のブランド「スナイデル」のデザインを模倣した商品をネット販売したとして、大阪府警生活経済課は6月30日、ファッションECサイト「GRL(グレイル)」を運営するGioの塚原大輝社長ら2人を不正競争防止法違反容疑で逮捕した。デザインに関する権利問題は民事訴訟で争われることが多く、同法を適用した刑事事件として立件するのは異例という。

    大阪府警によると、「スナイデル」を展開するマッシュスタイルラボは、模倣商品を継続的に販売していたGioに対して、以前から販売停止を申し入れていた。しかし、Gioは申し入れに対応せずに販売を継続。そのため、2014年11月に刑事告訴を行っていたという。

    生活経済課は2015年3月末にGioの本社や倉庫などを家宅捜索。社内にはデザイナーは不在だったが、「スナイデル」の商品をサンプルとして外部業者に発注していた証拠を発見したため、逮捕に至ったとしている。

    Gioが運営する「グレイル」は若年女性向けファッションECサイト。Gioは商品企画とブランディングを担当し、子会社のアートデコが運営しているという。ECサイトは2000円前後の価格帯商品を主にモールで展開。女性誌とのコラボや有名タレントをモデルとして起用するなど積極的な運営で売り上げを伸ばし、2014年8月期の売上高は約69億円となっている。

    Gioの子会社アートデコが運営する「GRL」では、「GRLからのお知らせ」として、代表取締役の逮捕についてのお知らせを掲載。GIOは親会社にあたり、商品の企画とブランディングを行っていたと説明し、現在Gioに事実関係を確認しているという。

    また、対象商品については現在取り扱っていないことから、自社サイトの運営は継続。一方で、該当商品を購入した顧客に対して謝罪の文章を掲載している。

    Gioグループが運営する「グレイル」では代表取締役逮捕に関するお知らせを掲載

    「グレイル」では代表取締役逮捕に関するお知らせを掲載している(画像は編集部がキャプチャ)

    「GRL」が出店しているモールに訪ねてみると、楽天店はすでに改装中となっており、楽天は「当社でも調査を進めており、それにともない当該関連店舗のユーザー向けサービスについては一旦中止としています」(広報)とコメント。DeNAも同様の対応を行っている。「Yahoo! ショッピング店」は6月26日に自主的に退店している。

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    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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    ビックカメラ傘下のソフマップ、「Amazonマーケットプレイス」に出店 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 3ヶ月 ago
    「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」にも出店しており、モールでの販路を広げている

    ビックカメラ傘下で、パソコンや周辺機器といったECなどを手がけるソフマップは6月29日、「Amazonマーケットプレイス」に出店した。「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」といったモールにも出店しており、新規出店でアマゾンユーザーの獲得につなげる。

    ソフマップがAmazon内で販売するのは、パソコン、周辺機器、カメラ、オーディオなどの新品と中古品、あわせて1万5000点以上。

    アマゾンによると、「良質な中古品を豊富に取り扱うソフマップが出店することで、Amazonの中古品の品ぞろえが大幅に拡大し、ユーザーの利便性がさらに向上する」としている。

    ソフマップは6月29日、「Amazonマーケットプレイス」に出店した

    「Amazonマーケットプレイス」に出店したサイト

    ソフマップ(会社分割前の旧ソフマップ)は2000年にECを開始。2010年にはビックカメラ傘下に入った。2012年に会社分割を行い、不動産事業はビックカメラが吸収、ECなど営業部門は新設したソフマップが事業譲受した。

    ビックカメラの2014年8月期連結決算におけるEC売上高は、前の期比25.5%増。期初予想で600億円強だった売上高計画を大幅に上回った。ビックカメラ単体の2014年8月期におけるEC売上高は同34.0%増。2013年8月期は263億円だったとみられ、352億円程度まで拡大したもよう。

    ビックカメラは2015年8月期に連結EC売上高を800億円超まで引き上げる計画を掲げている。傘下のソフマップ、コジマのEC売り上げの合算で687億円となった2014年8月期連結EC売上高を、2割程度上回る。

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    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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    客が集まる年会費200万円の高級時計レンタルサービス。“高くても利用される”秘訣 | 海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ | ネットショップ担当者フォーラム

    11 years 3ヶ月 ago
    定期的な購入負担を和らげるという価値の提供で、“できそうでできなかった”微妙なニーズに応えた

    以前、私が運営しているブログで、1機のプライベートジェットに別々のグループが相乗りできるようにしたシェアリングサービス「JumpSeat」を紹介した。現在「シェアリング」は庶民の手の届かない贅沢を楽しんでいる富裕層にも広く普及し、別荘やクラシックカーなど、さまざまな高級品がシェアされるようになっている。

    今回紹介する「Eleven James」は、この「シェアリング」を高級腕時計に適用したサービスだ。同サイトの利用者はメンバーになると、数か月に1回ほどのペースで次々に別の高級腕時計を身につけることができる。

    高級腕時計のシェアリングサービスサイト「Eleven James」
    「Eleven James」のサイトイメージ

    高級腕時計はプライベートジェットに比べると不特定多数でシェアするのに向かない商品のように思えるが、これまでに227万ドル(約2億7240万円)の投資を獲得。また昨年の年間売上においては正確な数字は明らかにされていないが、7桁(数百万ドル=数億円)に到達したと報道されている。同サイトはどのようにして利用者たちからの支持を得ているのだろうか。

    高級腕時計のコレクターも、毎年購入しつづけるのは大変

    【この記事のポイント】

    ただのレンタルではなく、定期的な購入の負担をちょっとだけ和らげるという価値を提供するレンタルサービス。「Eleven James」の強みは、そうした“できそうでできなかった”微妙なニーズに応えたことにあると言える。

    「Eleven James」の創設者Randy Brandoff氏
    「Eleven James」の創設者Randy Brandoff氏

    「Eleven James」の創設者は高級腕時計の愛好家でもあるRandy Brandoff(上写真、以下ブランドオフ)氏。同氏は高校時代に親友がブルーフェイスのオーデマピゲ・ロイヤルオークを見せてくれたのがきっかけで高級腕時計にはまるようになり、20代になると自分でも数年ごとのペースで腕時計を購入、コレクションするようになったそうだ。

    ところが、ブランドオフ氏の収集ペースはやがて鈍ってしまった。常にもっとたくさんの腕時計に接し、「それぞれのブランドやモデル、スタイルなどを楽しみたい」と思っていた。

    ところが、彼が購入する腕時計はかなり高価なため、次々に腕時計を買っては身につけ、ブランドやスタイルをつぎつぎ満喫していく……という楽しみ方は到底できなかったのだ。

    こうした不満が募るうちに、ブランドオフ氏は腕時計を購入することなく、「次々に試せるような方法があったら良いのに」と考えるようになった。

    こうした願望を叶えるサービスのアイディアは、偶然にも勤務先において見つかった。ブランドオフ氏は「JumpSeat」の競合でもあるプライベートジェットサービス「NetJets社」に勤めており、現場で富裕層の顧客たちと身近に接する内に、高級品のシェアサービスのニーズが日々高まっていることを実感したという。

    高級品のターゲットとなる顧客たちが、自分で所有するよりもシェアすることに関心を持っているのを知ったんだ。プライベート・ジェット、別荘、クラシックカー、その他長い間「財産」とみなされてきた貴重品が、さまざまなクラブを通して簡単にアクセス可能になり、シェアできるようになっていたんだよ。(ブランドオフ氏)

    高級品は購入するよりもシェアして楽しむ――こうしたトレンドの高まりを肌で感じたブランドオフ氏は、「ならば高級腕時計もシェアサービスで取り扱ってみたら受け入れられるのではないか」と考えた。

    その際には「腕時計を購入せず、ずっとレンタルし続ける」といったものではなく、時計の収集を補完するようなサービスを想定したという。

    たとえば1年に1個ずつ、高級腕時計を買っている利用者がいるとするよね。そういう人がちょっとたくさん買い込み過ぎてるな、と感じたら、僕たちのレンタルサービスを使えば、2~3年ごとに買うぐらいに頻度を落として、その分をリースで補うことができると思ったんだよ。(ブランドオフ氏)

    高級腕時計がレンタルできるサービスは「Haute Vault」や「the D&C Watch Company」といった米国系のサービスがあったが、これらの会社は保険などの問題で海外では利用できない。またヨーロッパにはハイエンドな腕時計を販売するディーラーが存在していても、レンタルを行っている業者はいなかった。

    そこで、ブランドオフ氏は高級腕時計レンタルサービス「Eleven James」を開始。ロレックス、オーデマピゲ、カルティエ、パテックフィリップなどの腕時計を取り扱うことに成功すると、やがてサービス範囲を英国にも拡大した。現在でも競合他社がまだ手を出していない海外市場に力を入れており、米国以外の利用者にもできるだけ対応しているようだ。

    年間3~6個の時計をレンタルできるサブスクリプションサービス

    「Eleven James」で送られてきた商品
    「Eleven James」では利用者の腕にきちんとフィットする腕時計が送られてくる

    「Eleven Jame」でレンタルで可能な腕時計はロレックス、ブライトリング、カルティエ、IWCなど30以上のブランドで、合計100を超える高級モデル。ただ、高級腕時計を使い回しているのではなく、あらかじめ利用者とサイズのすり合わせが行われ、利用者の腕にきちんとフィットする腕時計が送られてくるという。

    なお、同サイトはレンタルサービスでありながら1年単位のサブスクリプション制を採用。メンバーになると、キュレートされたコレクションのなかから、「4か月ごと」あるいは「2か月ごと」に時計が1つ届けられる仕組みになっている。新しい時計が届けられたときにはそれと引き換えに、前回借りた時計を返却する。

    「Eleven James」では高級腕時計がずらりと取り扱われている
    「Eleven James」は高級腕時計を取り扱っている

    もともと、気に入った時計をサイトで見つけて購入のきっかけとすることを想定したサービスであるため、借りた時計を気に入った場合は返却せずに買い取ることも可能だ。

    こうした利用スタイルは顧客側も共有し、サービスを利用し始めたメンバーの85%が、「1年以内に腕時計を購入すると思う」と答えている。

    それぞれの料金プランについて例を用いて見てみる。

    • 7000~1万5000ドル(約84万~180万円)クラスの腕時計をレンタルする「Afficionadoコレクション」にて時計を年間6個交換するプランを選択したとき
      → 月額449ドル(約5万3880円)かかるとある。1年契約にするとやや割安になるが、それでも4850ドル(約58万2000円)で、1月あたり404ドルかかる計算
    • 3万~5万ドル(約360万~600万円)クラスの商品を扱った「Virtuosoコレクション」で年間6個交換するプランを選ぶと
      → 1年に支払う総額は1万7250ドル(約207万円)

    このように少々割高のサービスではあるが、ブランドオフ氏は「Eleven James」のサービスに価値を見い出す利用者は多いと語る。同氏によると、サブスクリプションを申し込む顧客は3種類の富裕層に分けられるそうだ。

    【1種類目 → 高額所得を得ているが、高級腕時計についての知識や経験が浅いという若めの利用者】

    購入後の後悔を防ぐために、できるだけ多くの時計に触れて、自分にふさわしい一品を見つけたいというニーズ。「Eleven James」登録時にはスタッフがそれぞれの顧客に直接対応し、好みや希望を聞いて、その顧客のプロフィールを作成。それをもとにお勧めの時計を教えたり、時計選びのアドバイスを与えている。時計に関する相談に応えるコンシェルジュも用意されているため、初心者であっても安心だ。

    【2種類目 → 数十万ドル(数千万円)の年収がある中年の企業幹部といった利用層】

    子供たちがプライベートスクールに入学するなど、これまでよりも出費が増える時期に入り、生活費を締める必要が生じたが、高級腕時計の趣味はあきらめたくないという理由からの入会者が多いという。

    【3種類目 → すでに高級腕時計を数多く所有しているが、あまりに時計が多すぎて、ほとんどの時計は箱に入れたまま出番のない状況に置かれている資産家】

    コレクションをこれ以上安易に増やすのは控えたいが、一方でまだ手にしたことのない時計に触れてみたいというニーズからの入会が多いそうだ。

    こうした富裕層にとっては、パートナー関係にある企業のサービスをメンバー価格で利用できることや、会員限定のイベントに参加できるといった特典があることも大きい。なかでも、パーティーやイベントを定期的に開催しているため、会員たちはスーパーボールパーティー、ファイナルフォーパーティーなどに参加。同じような嗜好を持つ富裕層とのコネクションを作ることができる。

    「Eleven James」ではリアルイベントも主催する
    「Eleven James」が主催するリアルのイベント

    時には、「自分たちの時計を交換する」という催しもあるそうだ。

    これらのイベントは多くの利用者に愛され、「Eleven James」の大きな強みとなっているとブランドオフ氏は語っている。

    利用者同士のニーズが近く、人脈作りに活用できることも、こうした高級シェアリングサービスの価値の1つだろう。

    定期的に購入する負担をちょっとだけ和らげる、という価値に着目

    「Eleven James」はレンタル料金が高く、利用し続けていても腕時計が手元に残るわけではない。そのため、顧客となる人をかなり選ぶサービスであるといえるだろう。同じコレクターでも、「自分の部屋にコレクションを飾って並べたい」という利用層に対しては訴求力はない。

    腕時計を専門に扱うオンラインマガジの「Hodinkee」でも、同サイトのコンセプトの面白さは認めながらも、「僕には用のないサービスだ」という意見が目立っている。

    しかしブランドオフ氏のように、自分で腕時計を持つ「所有欲」よりも、さまざまなブランドを愛し、「いろんなものを実際に身につけてみたい」という想いを優先する「高級腕時計ブランドのフリーク」、あるいは「毎年腕時計を購入していて、もっと数々の腕時計に接したいが毎回購入するのはきつくなってきた」という富裕層にはうまくはまりそうなサービスだ。

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    オリジナル記事:客が集まる年会費200万円の高級時計レンタルサービス。“高くても利用される”秘訣 | 海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ | ネットショップ担当者フォーラム
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    海外ECサイトの事例に学ぶ 売上UPのコツ

    尼口 友厚

    株式会社ネットコンシェルジェ

    尼口 友厚(あまぐち・ともあつ)

    株式会社ネットコンシェルジェ CEO プロダクト・マーケティング責任者

    明治大学経営学部卒。米国留学からの帰国後、デザイナー/エンジニアとしての活動を経て、2002年に国内有数のウェブコンサルティング会社「キノトロープ」に入社。

    2003年同社関連会社としてネットコンシェルジェを設立。eコマースとブランディングを専門領域とし、100億規模の巨大ECサイトからスタートアップまで150を超えるクライアントを抱える。現在は、ショッピングSNSサービス「#Cart」を運営する。趣味はブラックミュージック鑑賞。

    著書に『なぜあなたのECサイトは価格で勝負するのか?』(日経BP)
    訳監に『ハックプルーフィングLinux』(秀和システム)

    尼口 友厚
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