ネットショップ担当者フォーラム

加藤公一レオ氏の著書をチラ見せ/日本郵便「スマートレター」 | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
2015年3月6日~12日に公開された記事の中から、アクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

売れるネット広告社の加藤氏、スクロール360の高山氏の新刊ダイジェストや、日本郵便が4月3日からスタートする「スマートレター」、通販印刷「ラクスル」が40億円を調達したという話題が注目を集めました。

  1. 最初に断言しよう。 この本は通販・ネットマーケティングの 「最強バイブル」である。

    【本日発売】売れるネット広告社 代表取締役 加藤公一レオ氏の著書をチラ見せ!2015/3/6
  2. 小型荷物を全国一律180円で発送する「スマートレター」を4/3開始、日本郵便

    ネットオークションやフリマサイトなどの個人、小規模なネット通販事業者の小型の荷物などに対応2015/3/9
  3. 40億円の増資を実施したラクスルのBtoB通販マーケティングの秘訣は“テレビCM”にあり

    まずはテレビCMなどで知名度を高め、各種マーケティングの相乗効果を高めている2015/3/11
  4. アーバンリサーチやリクルートなど、有名サイトが導入した新たなEC接客ツール「KARTE」とは?

    ECサイトのほか、「Green」「Lancers」「CAMPFIRE」といったWebサービスサイトにも導入されている2015/3/12
  5. 経営視点で物流を組み立てた企業だけが生き残る!

    スクロール360 取締役オムニチャネル戦略室長 高山氏の新刊をダイジェストでご紹介2015/3/10
  6. 総務省が初公表、ネット通販による商品別の購入金額など家計の消費状況実態調査結果

    ネットショッピングの支出額は1世帯あたり8816円、EC利用世帯だけでは同3万1757円2015/3/6
  7. 2000万人以上のアジア会員に海外ECでアプローチできる「Qoo10」が注目を集める理由

    「Qoo10」を利用すると、中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアのアジア会員2000万人超にアプローチすることが可能2015/3/11
  8. CVRが10%アップ!? 「ユニバーサルカート」って何?

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年3月2日〜8日のニュース

    2015/3/10
  9. 機能性表示食品制度のキーポイント「システマティックレビュー」は、“質”の高い研究が必要に

    “質”の評価の前提となる「臨床研究」は、そのレベルを判断する「エビデンスグレーディング」の理解が重要2015/3/9
  10. DeNAショッピングの「ベストショップ大賞」で36店舗を表彰、グランプリは爽快ドラッグ

    出店者約4000店舗の中から全36店舗を表彰2015/3/11

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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オリジナル記事:加藤公一レオ氏の著書をチラ見せ/日本郵便「スマートレター」 | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム
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週間人気記事ランキング
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一緒にオムニチャネル戦略を勧められるITパートナー選びが重要 | 中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
目的を実現し、課題を解決するためのオムニチャネルとは。全4回連載の最終回

前回はオムニチャネルの進め方について書きましたが、最終回となる今回はいよいよオムニチャネルを進めていくうえで重要となるITパートナー選びについて触れたいと思います。

既製のオムニチャネル製品をやみくもに提案する会社は危険

オムニチャネルのプロジェクトでは、ITパートナーが重要な位置づけを占めます。

それは、オムニチャネルがチャネルや部門をまたいたプロジェクトであり、チャネルや部門ごとに存在する異なる情報システムやデータをシームレスに連携、統合できるかどうかが成功の大きなカギを握っているからです。全社のシステムを俯瞰しながら、全体の整合性をとりつつシステムの構築ができる実装能力、部署間や関連会社などのステークホルダーとの協働や担当者間の連携をスムーズにして、プロジェクトを進行する力量が問われます。

オムニチャネルの導入を外部のIT企業に相談した際に、その会社の持つオムニチャネル製品を紹介し、売りつけようとする会社は要注意です

オムニチャネルは、自社のチャネルや顧客の強み、弱みを複合的に活かした施策であり、全チャネルを顧客の消費行動に合わせて最適化するもので、企業によってそのプロセスや方法は様々で画一的な製品を買えば手に入るものではありません。既製のオムニチャネル製品を売り込み、型にはめようとしたら、それは、オムニチャネルを実現するために提案しているのではなく、自社の製品を売り込もうとしているだけと考えてもよいでしょう。

全チャネルを通したシステムデザインができるかを確認せよ

では、どのようなITパートナーが良いのでしょうか。

製品ありきではなく、スモールスタートで効果を検証しながら、拡張していく、貴社にとっての最適なロードマップを描くことができ、一緒に実現に向けて進められるパートナーが良いと思います

オムニチャネルは、全チャネルの融合、統合という意味がありますが、かといって情報システムのすべてを統合することは必ずしもありません。全システムを統合するには、時間、コストも多くかかります。オムニチャネルは領域が幅広くなることが多いですが、システムに変更や見直しが本当にそこまで必要なのかというのは、納得がいくまで確認をして進める必要があります。

オムニチャネルでは、データをどのように各チャネル間で連携するかというデザインが重要です。チャネル別の顧客とのタッチポイントで必要なデータが何か、そこで発生するデータは何か、どのシステムとどのタイミングで連携できてなければならないかを明確にしていきます。

データを連携するうえで重要なのが、連携のタイミングです。既存システムによる制約事項や影響の兼ね合いを踏まえ、連携方式を決めますが、全チャネルでポイントの相互利用をする場合は、リアルタイムでのデータ連携が必要です。また、将来の柔軟性、拡張性からも、各チャネルを横断して、リアルタイムでデータ処理、システム連携ができることが重要な要素となります。ITパートナーが、全チャネルを通したシステムやデータの動作メカニズムのデザインできるか確認するようにしてください

CRMに強いシステムへデータを集約し、次の施策へ

オムニチャネルを実施した結果の効果を検証するためにデータを統合する仕組みを構築します。単に分析や解析ができるだけのシステムでは、オムニチャネルの効果は限定的なものになりがちです。分析した結果に基づいて、顧客へダイレクトにプロモーションを仕掛けられる仕組みが備わっていることが重要です。分析結果から顧客をセグメンテーションでき、直接プロモーションをかけることができるようにします。

例えば、抽出した顧客をターゲットリスト化し、その顧客のメールアドレスにプロモーションのメールを直接送信できるCRMにすぐれたITシステムへデータを集約していきます。顧客へアプローチをかけ、新たなタッチポイントを作り、次の顧客の興味関心を創出し、新しいショッピングプロセスの起点を作る、顧客へ連続したショッピングの流れを組み立てていきます。

単にデータを集約して分析するようにすることに留まらず、ダイレクトに、マーケティング、販促、プロモーションをかけられる仕組みを構築し、一連の社内の業務プロセスに根付かせて継続的な改善、成長ができるようにすることが、将来にわたる発展に繋がります

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中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル
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山田 大樹

w2ソリューション 代表取締役社長CEO

1978年東京生まれ。1997年上智大学入学と同時にフィアコミュニケーションズを設立。その後海外、国内に複数の会社・事業を立ち上げ経営に携わる。2005年、w2ソリューション株式会社を設立。「まじめに日本を考える」NPO法人78会 創設メンバー。EO Japan所属。趣味はマラソン、登山、ピアノ演奏、書道、語学。得意な国際感覚と突破力を武器に10年目を迎えるw2ソリューションは、「Be the World's No.1 e-Commerce Company」を目指し、その指揮をとる。

山田 大樹

楽天SOY受賞のファッションECサイト「スプリングデイズ」運営の高田企画が事業を停止 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「Yahoo!ショッピング」店は2月末に、「楽天市場」店は3月3日に運営を終了、自社サイトも現在は閉鎖されている

女性向けファッション通販サイト「スプリングデイズ」を運営する高田企画が、3月9日に事業を停止したことがわかった。「スプリングデイズ」は主に「楽天市場」などのECモールを中心に、低価格商材で売り上げを伸ばしていたが、近年は円安などの影響で仕入れコストの増加し、負債が膨らんだとみられる。「Yahoo!ショッピング」店は2月末、「楽天市場」店は3月3日に運営を終了。自社サイトも現在は閉鎖されている。

「スプリングデイズ」はナチュラル系のファッションを取り扱い、主な購入者は20~40代の主婦層だった。顧客単価は2000~3000円で、1000円以下で販売する商品も数多く取り扱っていた。

低価格を打ち出して売り上げを拡大、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーのファッションジャンル賞を2009年、2010年と2年連続で受賞していた。2012年4月期の売上高は10億7000万円。

低価格ファッションでは仕入れコストが上昇していたが、近年はモール内の競争が激化していたため、値上げができない状況が続いていた。2月上旬にはECサイトの更新をストップするなど実質上、業務を停止していた。

今後の事務処理は弁護士に任せるとしており、破産申請をするとみられる。

閉鎖する前の「スプリングデイズ」楽天市場店

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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スタイライフが楽天と楽天スーパーロジスティクスに事業を譲渡、4/1付で吸収合併へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
グループのシナジーを強化するとともに、経営の効率化を図る

ファッション通販サイトを運営するスタイライフは4月1日付で、親会社の楽天と楽天スーパーロジスティクスに事業を譲渡し、吸収合併すると発表した。ECサイト「スタイライフ」の運営は楽天が継続する。グループのシナジーを強化し、経営の効率化を図るのが目的。ファッション分野に力を入れていくことを内外にアピールする狙いもある。

商品調達、ページ制作、受注処理などの業務は楽天が引き継ぐ。物流業務は楽天スーパーロジスティクスに移管する。

楽天の広報は以下のようにコメントしている。

スタイライフは同じビルに入居し、「楽天ブランドアベニュー」での連携など、事業でも一緒に動くことが多かった。吸収合併することで、変わる面はほとんどない。

スタイライフは1997年にニチメン(現双日)の新規事業として事業を開始。2000年に独立し、2006年6月に大証ヘラクレスに上場した。2012年5月に楽天と資本・業務提携、楽天グループに入った。2013年2月には楽天が公開買い付けを実施し、同7月に上場を廃止、同9月に楽天の100%子会社となっていた。

楽天とは楽天市場内のブランドファッションサイト「楽天ブランドアベニュー」に出店するほか、各ブランドが同サイトに出店するための橋渡し役を担ってきた。

楽天グループ入り後、売り上げも拡大。2015年12月期の売上高は約67億円(2014年12月期は変則決算のため増減率は算出不可能)、利益面でも2010年3月期以来の黒字化を達成している。

会員情報も楽天IDに完全に移行する

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中川 昌俊

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2013年度の通販企業174社の総売上高は約2.1兆円で3.2%増、帝国データバンク調べ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
売上高トップはオフィス用品のアスクルで約2103億円。2位はジャパネットの1423億5200万円

帝国データバンクは3月9日、カタログやテレビ、ラジオ、インターネットなどで通販を手がける事業者174社の動向を集計・分析、2011年度(2011年4月期~2012年3月期)から2013年度(2013年4月期~2014年3月期)の売上高をまとめた。

2013年度の総売上高は約2兆1161億円で、前年度比3.2%増。伸び率は2012年度の0.5%増から、2.7ポイント拡大している。

なお、アマゾン ジャパンは業績非開示により対象外としているが、米国アマゾンが2月に発表した資料によると、アマゾン日本事業の2014年の売上高は前期比3.6%増の79億1200万ドル。2014年の年間平均為替レート(105円)で換算すると、日本事業の売り上げは前期比12.3%増の約8300億円となる(関連記事はこちら)。

帝国データバンクの調査結果による売上高トップ5社は次の通り。

  1. アスクル …… 2103億9900万円(前年度比6.4%増)
  2. ジャパネットたかたが、1423億5200万円(同21.6%増)
  3. ジュピターショップチャンネル …… 1327億5400万円(同4.4%増)
  4. 千趣会 …… 1264億8300万円(同3.1%減)
  5. ディノス・セシール …… 1219億8400万円(同5.8%増)

2013年度の通販企業上位10社の売上高一覧

取扱品別も調査したところ、最もシェアが高かったのは「総合」で約7044億円(前年度比2.3%)。続いて多かったのが「衣料・アクセサリー」で約4182億円(同2.9%減)。

「家電製品」は1778億円で同17.8%。薄型テレビの需要減により、家電製品に主力製品をシフトしたことが寄与したとしている。

取扱品別の通販事業者の総売上高直近3年間の取扱品別の通販事業者の総売上高推移

帝国データバンクは市場拡大について、スマホやタブレットなどへの対応の強化のほか、「商品ラインアップを増やすとともに、新商品の入れ替えを活発化することで顧客獲得に取り組んでいる」と説明した。

一方、消費者の節約志向・低価格志向は依然として根強いと指摘。大手の流通業や小売業、メーカーといった新規参入事業者の増加で、新規顧客獲得競争、価格競争、商品開発競争が過熱するとし、経営環境は一段と厳しくなっていると言及した。

こうした環境を踏まえ、「長期的に市場拡大が見込まれるものの、同業者間での顧客獲得競争はより一層激化していくものと思われる」とまとめている。

調査対象は、通販を専業とする売上高10億円以上の企業で、2011年度から2013年度の売り上げが判明した174社。

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瀧川 正実

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通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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スタートトゥデイ、「LINE ビジネスコネクト」を活用した「ZOZOTOWN」の公式アカウント開設 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
LINEとの連携を強化し、ユーザーの取り込み図る

スタートトゥデイは3月17日、「LINE ビジネスコネクト」を活用したファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」のLINE公式アカウントを開設する。LINEの公式アカウントからセール情報やお薦め商品情報などを発信し、多くのユーザーにアプローチするのが狙い。

「ZOZOTOWN」公式アカウントを友だち登録し、LINEアカウントと「ZOZO ID」を連携すると、いままでメールマガジンやサイト内で通知していた「お気に入り」登録アイテムのセールや在庫情報などを、各ユーザーに適した情報として、公式アカウントからお知らせする。

お知らせのイメージ

「ZOZOTOWN」では、LINEが提供する決済サービス「LINE Pay」にも3月中に対応する予定。LINEユーザーが便利に使える機能を充実することで、ユーザーの取り込みを図る。

なお、8月31日までにLINEアカウントと「ZOZO ID」を連携すると、オリジナルキャラクターの「ゾゾタウン箱猫マックス」のLINEスタンプが無料で利用できるキャンペーンも実施する。

ゾゾタウン箱猫マックス

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アーバンリサーチやリクルートなど、有名サイトが導入した新たなEC接客ツール「KARTE」とは? | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
ECサイトのほか、「Green」「Lancers」「CAMPFIRE」といったWebサービスサイトにも導入されている

市場規模は拡大を続ける一方、競争は激しさを増すEC業界。顧客といかに関係性を築いて“ファン”を作り、繰り返し商品を購入してもらうか、いわゆるリピート施策の重要性が増している。“ファン作り”で重要になる「接客」の新たなツールとして、プレイドが新たなウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を正式リリースした。6か月間のベータ版提供では、TSI ホールディングスアーバンリサーチリクルートライフスタイルコメ兵ドゥクラッセなど有名ECサイトが続々と導入している。「カルテ」はWebを通じた接客サービスで、EC業界にどのような“接客革命”をもたらすのか。

大手含めベータ版で50サイト超が導入したリアルタイム接客ツール

「MIX.Tokyo」「アーバンリサーチ」「ポンパレモール」「DoCLASSE」「LUXA」「漫画全巻ドットコム」「cosme.com」「KOMEHYO」「The SAZABY LEAGUE」「fifth」……大手EC企業を中心に、2014年9月からクローズドのベータ版として提供してきた「カルテ」を導入したサイトはこれまで50サイト以上。解析したユニークユーザー数は4500万人を超えているという。

ECサイトだけではない。「Green」「Lancers」「CAMPFIRE」「東京建物」不動産や人材サービス、クラウドファンディング、クラウドソーシングなど、Web業界の企業も相次ぎ導入しているのだ。

プレイドの「カルテ」を導入したサイトの一部
「カルテ」を導入したサイトの一部

急成長を遂げているCODESHARE(コードシェア、関連記事はこちら)が運営する、女性向けファッション通販サイト「fifth(フィフス)」。新規会員獲得率の改善で、「カルテ」を導入した1社だ。

従来はサイト埋め込み型のバナーで会員登録を訴求していた方法から、「カルテ」を導入して「新規会員にのみ、来店時にポップアップ」で会員登録を促す訴求方法に変更。情報を必要とするタイミングでリーチする方式に変更したことで、新規会員獲得率は従来比108%アップ、2倍以上の成果をあげた

プレイドの「カルテ」を導入した「fifth(フィフス)」の導入事例
「fifth(フィフス)」の導入事例

CODESHARE以外にも、 以下のように「カルテ」を活用し、導入企業はコンバージョンの効果を引き上げている。

  • 初回ログインで感謝メッセージ → CVRは従来比30%増
    会員登録後、初ログイン時に感謝を伝える。ノンインセンティブでロイヤリティを向上。
  • ロイヤリティ順にCPへ優先案内 → CVRは従来比118%増
    上位ランクのユーザーから優先的にイベントへの入場を解放する。
  • ベネフィット訴求 → CVRは従来比23%増
    サービスの基本機能(すべて送料無料である旨など)の最適なタイミングでの認知向上。

基本料金は月5000円、1接客1円という安価で高品質な“接客”ができるようになる

訪問者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化することで、個々の訪問者にあわせた接客ができるようになる。ポップアップで何か案内を表示する、メールを送るなど、アウトプットの自由度が高い。「カルテ」の接客プラットフォームに他社のマーケティングツールをつなげることで、訪問者に合わせたさまざまな“接客”が実現できる。

「カルテ」の特徴をこう力説するのはプレイドの倉橋健太社長。続けて、「ECサイトの“接客”を大幅に変えるサービスになる。つまり、実店舗のように、リアルタイムに、顧客ごとに“接客”することが可能だ」と説明する。

プレイドの倉橋健太社長
プレイドの倉橋健太社長

「カルテ」は、訪問者の「会員情報」「閲覧情報」などをリアルタイムに統合して解析、幅広い情報をもとにした接客ができるようになるサービス。

「どのサイトから訪問したのか」「新規なのか既存顧客なのか」「購入したことがあるのかないのか」などのさまざまな条件をもとにし、「サイトでどのページを見ているのか」「何ページ見たのか」「どのぐらい滞在しているのか」といったサイト上での“いま”の動き、状況をトリガーとして、接客を自動で実行することができる。これにより、来訪者がサイトを去る前までのさまざまなタイミングでリアルタイムな接客を実現している

接客方法は「プッシュ通知」「メール」「チャット」「カード」などがあり、パソコン・スマートフォン・タブレットのウェブブラウザに対応している。

管理画面で表示されるタイムラインには、訪問しているユーザーの情報が、リアルタイムで表示される。「これまで何回購入したのか」「累計購入金額はいくらか」「コンバージョンは何%か」など、利用者側で設定した項目を表示できる。

属性データ、購入・閲覧情報、SNS情報などあらゆるデータから来訪者を可視化」(倉橋社長)し、サイトに訪問中の顧客情報をリアルタイムで可視化する。

プレイドの「カルテ」管理画面におけるタイムラインのデモ画面
管理画面のタイムラインのデモ画面

企業は可視化された情報をもとに“接客”を行うが、任意でアクションを設定できるほか、プレイド側で用意したテンプレートを選ぶだけで“接客”を提供することも可能。条件を設定し、「ポップアップにするか」「チャットにするか」「メールにするか」……選択するだけで、接客方法を選ぶことができるようにしている。アクションプランに関してのテンプレートは、順次拡充していくという。

企業側が持つ会員データベースと「カルテ」を連動するには、ECサイトに専用のJavaスクリプトを埋め込むだけ。開発コストと手間をかけずに、リアル店舗と同様の接客ができるようになるという。

料金プランは基本料が月5000円。接客料金として1回の接客に応じて1円を徴収するビジネスモデル。「作成された接客サービスの実施回数に応じた課金になるため、必要最小限のコストで利用できる」と倉橋社長は話している。

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瀧川 正実

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瀧川 正実

「家電専門店まいど」が全店舗を閉鎖、ポイント不正取得の一部報道が原因か | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「Yahoo!ショッピング」の出店手数料無料化のスキを突いた不正で、ヤフーの運営体制の甘さを指摘する声も

大手家電ECサイト「家電専門店まいど」を運営するディーケーシーは3月6日、運営するすべての通販サイトを閉鎖した。「Yahoo!ショッピング」のキャンペーン時などに不正にポイントを取得していたことが一部メディアで報道されており、そのことが原因で閉鎖したとみられる。

ヤフーでは、ディーケーシーがポイントを不正に取得していたことを認めており、現在、警察と協議して告訴を検討しているという。一方、ディーケーシーが出店していた「楽天市場」などの他のモールでは、こうした被害は確認されていない。ディーケーシーの不正行為は、ヤフーが2013年10月から実施している、出店手数料無料化の“スキ”を突いたものと考えられる。

「家電専門店まいど」ヤフーショッピング店では、3月6日で閉店した旨を掲載している

「家電専門店まいど」ヤフーショッピング店では、3月6日で閉店した旨を掲載している

楽天市場、ポンパレモールでの被害は確認されていない

「Yahoo!ショッピング」では集客力を高めるための施策として、増額ポイント分の原資をヤフーが負担し、定期的に「ポイント10倍」などのポイントアップ企画を行っている。ディーケーシーはこうしたキャンペーン時に、複数のIDを利用して自社の商品を購入し、ポイントを不正取得したとみられる。

ただ、モール運営会社がポイント原資を負担して開催するキャンペーンは、他のモールでも実施されているが、ディーケーシーが出店していた他のモールでは被害は確認されていない。

楽天では「報道があった後にログを詳しく調べてみたが、不正に当たる行為は確認されなかった」(広報)。また、「ポンパレモール」を運営するリクルートライフスタイルでも問題は確認されていない。

「Yahoo!ショッピング」の監視体制の甘さを指摘する声も

では、どうして「Yahoo!ショッピング」店だけで、ディーケーシーの不正が行われたのか。

ヤフーでは2013年10月に「eコマース革命」と称して、従来売り上げの2~6%を手数料として徴収していた料金体系を無料化。店舗運営に必要な手数料は、アフィリエイト手数料の1%とポイント原資の1%、合計2%だけだった。

一方、他のモールではアフィリエイト手数料やポイント原資に加え、売り上げに対するロイヤルティが必要なため、最低でも合計で売り上げの5%程度が手数料として徴収される。こうした手数料の差に目を付け、ディーケーシーによる「Yahoo!ショッピング」での不正行為が引き起こされたと考えられる。

今回の問題について、「Yahoo!ショッピング」のパトロール体制の甘さを指摘する声もある。「Yahoo!ショッピング」のある出店者はこう指摘する。

楽天は2014年の2重価格問題以降、ECサイト上の表記のほか、購買状況に対するパトロールを強化している。少しでもおかしな動きがると、すぐに連絡が来る。一方、『Yahoo!ショッピング』では明らかに楽天では“NG”になるような2重価格表示があっても、放置されているケースが多い。出店者が一気に増えたことで、審査に手一杯で、サイト監視がおろそかになっているのではないだろうか。

また、別のある出店者は「キャンペーン時は通常時の20倍の売り上げになっていたと報道されているが、(ディーケーシーは)手数料を徴収されるのを少しでも回避するために、銀行振り込みで架空決済をしていたと思う。一番気を付けて監視しなければならない銀行振り込み決済で、大量の注文があれば、少し注意すれば怪しいと気が付く。ヤフーの監視体制が甘かったのだろう」と推測する。

自社商品を購入することによるポイントの不正獲得は、出店手数料が無料化になったときから出店者間で話題になっていたようだ。

「今回は露骨なやり方だったため、発見されることになった。わからない範囲で不正を働いている事業者もいると思う。自社のショップに対する良いレビューを書くため、個人IDを使って自社商品を購入するという行為は、手数料無料化前から頻繁に行われていた。レビューが書けて、さらにちょっとしたお小遣い稼ぎのような感覚で、自社商品を購入してポイント付与率を高めている事業者もいるのではないか」と指摘する出店者もいる。

監視体制の状況、ディーケーシーと同様のケースがあったかについてヤフーに問い合わせたが、「警察の捜査に関わる部分でもあるため、詳しいことは話せない」(広報)とコメントしている。

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売上を伸ばす接客の秘訣は、「先回り」にあり。 | ネットショップの文章教室 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago

ネットショップでは文章こそが販売員。優秀な販売員を育てましょう(連載第6回)

ネットショップの文章は、接客してくれる販売員さんの役割を担っています。実店舗で凄腕の販売員さんが売上をグングン伸ばすように、あなたのネットショップも上手に接客できる文章にしておけば、おのずと売上が上がるのです。そのためには「先回り」が必要なのです。

ネットショップの文章は店員さんの接客そのもの

ネットではなく、リアルな買い物を思い出してください。店員さんとの距離感は、どのくらいが心地よいでしょうか。

無口な店員さんの場合、せっかく来店したのに「いらっしゃいませ」も言うか言わないか、「ご覧ください」と言われるだけ。最悪無視されたり。そんな場合は、歓迎されていないムードを感じてお店を出たくなります

逆に、饒舌な店員さんならどうでしょう? 話しかけられすぎても引いてしまうものです。商品を見たいのに遮るように一方的に話されたら、「ゆっくり見たいから放っておいてほしい」と、これもまた困惑してお店を出たくなります

放っておいてほしい派、話しかけてほしい派、客としての個人の好みはあるでしょうが、上の例はどちらも良くありませんよね。ネットショップでも同じです。

これらの問題点は2つに分類できます。「情報不足」と、「情報過多」です。前者は、単純にお客さんが買い物するために必要な説明が不足しているケース。後者は、逆に情報が多すぎるケース。

リアル店舗の接客における情報不足と情報過多

購入に必要な情報が足りなければ、当然買い物はできませんから、情報不足が問題外なのはご理解いただけると思いますが、情報が多すぎるのもまた問題なのです。なぜなら、重要な情報がその他の不要な情報の中に埋もれてしまい、気づかれなくなってしまうためです。これでは言わないのと同じことです。書いてあっても、伝わらなければ意味がありません

お客さんを先回りするのがネットショップの「ちょうど良い接客」

実店舗では、たとえはじの接客がイマイチでも、質問されたり、お客さんの反応を見て言葉をかけたりすることで修正できますが、ネットショップではそれができません。

そのため、お客さんが「聞きたいと思うこと」が先回りして書かれている状態が、「ちょうど良い接客」ができている状態と言えます。先回りして書くべき良い接客文には、3パターンあります。

①要望との適合

多くのお客さんは「何か」を探していて、検索経由でお店にやって来ますから、まず、その探している「何か」が、ページ内にあることに真っ先に気付いてもらわなければなりません。気付かないと、お客さんはすぐ引き返して行ってしまいます。

お客さんの疑問 「ホワイトデー お返し」で検索店側が書いておくべき事 「ホワイトデーのお返しに人気です」

②疑問の解決

次に、疑問に答えます。他の商品と比べてどう違うのか、商品の色は? 形は? 素材は? 大きさは? どんな時に使えるのか……など、お客さんが知りたいことを前もって書いておかなければなりません。この時点で疑問が解決しないと、せっかく興味を持ってくれても、離脱されてしまいます。

お客さんの疑問 「味はどうかな?」店側が書いておくべき事 「北海道生乳を使ったホワイトチョコレートに、静岡産のイチゴをトッピング。甘さと酸味のバランスが絶妙なおいしさ。」お客さんの疑問 「喜んでもらえるかな?」店側が書いておくべき事 「会社の女性陣にあげたところ、『おいしい!どこで買ったの?』と大絶賛でした。(レビューから抜粋)」

③不安の払拭

疑問を解消できたらあと一歩です。買う手前の不安を解消して、背中を押してあげます。「すぐ壊れないか」「長く使えるか」といった「これを買っても大丈夫だろうか?」という不安に応え、安心してもらえれば、購入してもらえる可能性は高いです。

お客さんの疑問 「日持ちはするのかな?」店側が書いておくべき事 「真空パックになっているので、賞味期限は1か月」お客さんの疑問 「部署にまとめて配りたいんだけど、何個入り? 個包装かな?」店側が書いておくべき事 「個包装だから、手土産やお配りに最適!」「5個入り、10個入り、15個入りの3種類からお選びいただけます」
◇◇◇

「商品ページの文章を書く」という観点から始めると、どうしても売り手側が伝えたい情報に偏りがちです。ですから、「実際に接客している場面」を想像すると、自然とお客さんが知りたい情報に先回りできます

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川村トモエ

コマースデザイン

コマースデザイン株式会社 取締役 コピーライター/コンサルタント
ライターからEC業界に転身。商品コンセプト立案やキャッチコピーなど「売れないオリジナル商品」の立て直しを得意とし、ヒット商品を多数企画。中小規模の店に対してわかりやすいコンサルティングを提供しつつ、講演や寄稿も行う。買い物の8割以上をネット通販が占める

川村トモエ

住友商事子会社の爽快ドラッグが中国ECに参入、アリババグループの「天猫国際」に出店へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
中国ECでの売上高は2017年3月期に20億円、2018年3月期には40億円まで引き上げる

住友商事の子会社で、日用品などのECを手がける爽快ドラッグは中国ECに参入する。3月中にアリババグループが運営する「天猫国際(Tmall Global)」に出店し、日用品などのECサイト「爽快官方海外旗艦店」を開設。約500品目から販売を始め、2年以内に約2000品目まで拡大させる。

提携先プラットフォームも順次拡大し、販路を拡大。売上高は2017年3月期に20億円、2018年3月期には40億円まで引き上げる。

中国ECは、住友商事が2011年11月に設立した中国子会社で、ネット通販を現地で手がける住商電子商務と共同で行う。住商電子商務は「品店(ピンディエン)」というブランド名で、日本製品や輸入品を中心としたEC事業を展開。自社サイトや「天猫(Tmall)」などで事業を展開している。

爽快ドラッグが日本で蓄積した商品調達力や物流機能、住商電子商務が中国で培ったECサイト運営やマーケティング、中国国内物流のノウハウ、顧客サポート機能などを相互に活用。日本製品の販売支援を手がける。仕入れ先日本メーカーと販売情報などの共有も行っていくという。

まずは「天猫(Tmall)」の国際サイト「天猫国際(Tmall Global)」の優良推奨店舗である「VIP店舗」として、「爽快官方海外旗艦店」を3月中に開設する。「VIP店舗」は優先的にアリババグループの資源を活用することができ、「天猫国際」トップページからの誘導や特集ページ開設といった展開が可能になるという。

爽快ドラッグが出店する「天猫国際」のサイトイメージ

爽快ドラッグが出店する「天猫国際」のサイトイメージ(画像は編集部がキャプチャ)

爽快ドラッグによると、日本から中国への個人輸入型ネット通販(越境EC)市場は拡大。2014年は6000億円を超え、2018年には1兆4000億円に達すると予測されている。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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縮小するオーダーメードシャツ市場で新たな需要創出に挑む「オリジナルスティッチ」の戦略 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
米国、日本、英国の3か国で、3年以内に年間50万枚の販売、売上高40億円を目標に掲げる

米ブルーフレームLLCが手がけるオーダーメードシャツの通販サイト「オリジナルスティッチ」が米国や日本で会員数を伸ばしている。

同社によると、日本のメンズドレスシャツ市場は約2500億円で米国に次ぐ大きなマーケットだが、オーダーメードシャツの市場は80億円程度と一気に小さくなる。しかも、テーラーや百貨店などでオーダーメードシャツを仕立てるのは50歳以上が大半で、働き手人口の減少傾向もあって市場拡大は見込めないという。

そんな日本市場に上陸したブルーフレームLLCだが、同社は日本の大手シャツメーカー、フレックスジャパンと提携してメード・イン・ジャパンの高品質なワイシャツやカジュアルシャツをウェブで受注。オーダーメードでありながら中間流通を省くことで安価(8000円前後)に販売できるため、従来のオーダーメードシャツ利用者ではなく、25歳~50歳までをターゲットに「まったく新しい市場を開拓する」(ジン・コウCEO)戦略だ。

通販サイト「オリジナルスティッチ」は2013年12月に米国でスタートし、14年4月には日本でも事業を展開。日本版のサービス運営はスマホアプリ開発のインスプラウトが担っており、2月中旬時点の会員数は日本が2万5000人、世界では8万人に上る。

サイトは3Dでシャツの出来上がりをイメージしやすくしており、選べる生地は約300種類。受注後約3週間で商品を届け、送料は無料だ。

スタート時は首まわりと裄丈、胸囲、ウエストの4カ所を入力するイージーオーダーのみだったが、今年1月にはフルオーダーに対応。着丈と肩幅、裾まわり、上腕まわり、カフスまわり(左・右)、フィット感(スリム、ややスリム、レギュラー、ややルーズ、ルーズから選択)を加えた10カ所を採寸することで、よりフィットするシャツを届けるとともに、リメーク(作り直し)率の低減につなげている。

最近では、採寸の手間を省いて自分の身長や体重などを入力すると、ビッグデータを活用して平均的なサイズを割り出すオートサイズメニューも追加した。

それでもオーダーシャツに不安を感じる消費者のために、「オリジナルスティッチ」ではサイズが合わなかった場合、最初に届けたシャツの返品は不用とし、無料で一着、作り直している。

また、昨年9月には、さまざまなシャツを自分好みにデザインできるプラットフォームを生かし、通販サイト内にデザイナーショップのページを開設(画像)。誰でも同サイトでデザインしたシャツを出品でき、サイト訪問者がデザイナーショップのシャツを購入すると、出品者に売り上げの12%が手数料として支払われる仕組みだ。現在、当該ページには約230ショップが合計1600スタイル以上のシャツを展開している。

米ブルーフレームLLCはデザイナーショップのページを開設

デザイナーショップの立ち上げにより、DIYのように自分自身で一からシャツをデザインして購入する楽しみに加え、時間がない消費者などは他のユーザーのデザインから選んで買える利便性も高まった。

「オリジナルスティッチ」の開設から約1年2カ月。同社では簡単、低価格、高品質を武器に、オーダーメードシャツで新たな客層を開拓しており、実際、主要顧客層は30~35歳と若い。また、今年1月までの1年間で再購入率は約23%だが、リピーターの売り上げが全体の48%を占めるなど、まとめ買いの傾向が高いようだ。

今年の展開については、メジャーを使っての採寸だけでなく、オンライン上で可能な自動スキャニングなど新たなサイジング技術を計画する。また、高級生地などを展開するのに当たり、オフラインの企業と提携することで、実店舗で生地の手触りを確認できたり、店員が採寸を行うことも視野にあるようだ。

同社では、15年中をメドに米国、日本、英国のメンズシャツ3大市場でそれぞれ50%以上のシェア獲得を目指すほか、3年以内に世界で年間50万枚の販売、売上高40億円を目標に掲げる。その際、提携先のフレックスジャパンはアジアにも日本水準の生産拠点を持つため、受注量が大幅に増えても品質を維持しながら大量注文に対応できる強みが発揮できるとしている。

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サイト内検索をカスタマイズして、売り上げアップにつなげるための5つのポイント | ネットショップ担当者フォーラム2014 in 東京 セミナーレポート | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
米国の事例を元にSLIシステムズのティム・カラン氏が講演

商品点数が多いECサイトにおいて、もはや必須のツールである「サイト内検索」。ユーザーにとって最適な商品を表示できるかどうかで、サイト全体の売り上げにも大きく影響するようになっている。本講演では、売り上げをアップさせるためにサイト内検索をどのようにカスタマイズさせていくべきかをについて、5つのベストプラクティスに分けてSLIシステムズ・最高マーケティング責任者(CMO)のティム カラン氏が紹介した。写真◎Lab

SLIシステムズ
最高マーケティング責任者
ティム カラン(Tim Callan)氏

サイト内検索の利用者こそ最高の買い手

訪問者の満足度を向上させECサイトの売上を伸ばすためには、サイト内検索の最適化が不可欠だ。ティム・カラン氏は、「進化するサイト内検索エンジンが売上アップを実現する!~米国EC向けサイト内検索ベンダー(SaaS型)シェア首位の導入事例について~」と題し、最適なサイト内検索を実現するための手法について、事例を交えながら解説した。

SLIシステムズはニュージーランド株式市場に上場するソフトウェア企業であり、800以上のEC/Webサイトに対して、SaaSによるサイト内検索やナビゲーション、マーチャンダイジング、レコメンデーションといったソリューションを提供している。中でもサイト内検索ソリューションについては、トップ500のECサイトにおいてトップシェアを誇るとしている。

冒頭、カラン氏は、「ECサイト内で検索機能を活用するユーザーは、売り手にとって最も価値のある顧客であり、サイト内検索を最適化することで、コンバージョン率(CVR)を向上し、平均購入価格を上げられるようになる」と強調した。

実際、カラン氏が米国の導入ECサイトを対象に分析を行ったところ、サイト内検索機能を利用していないユーザーのCVRは2.13%だったのに対し、利用ユーザーは14.63%と6倍だったという。同様に、一人当たりの購買金額もサイト内検索を利用していないユーザーが0.77ドルだったのに対し、利用ユーザーは4.98ドルと5.5倍にも達していたケースもあったと説明する。

しかし、単にサイト内検索機能を付加しただけでは、十分な効果を上げることはできないとカラン氏は訴える。

あるファッション通販サイトでユーザーが“黒いドレス”とキーワードを入れて検索したところ、検索結果にはサンダルやスカートなどが表示された。これでは買い物をしないどころか、二度とそのサイトに戻ってくることはないだろう。CVRを向上させるためには、訪問者が望む最適な検索結果を表示させるような仕組みが不可欠だ

サイト内検索を利用しているユーザーとしていないユーザーの数値上の違い
(クライアントである200社以上を対象に導き出した数値)

入力補助や画像を表示させることでCTRが10倍に

カラン氏は、顧客満足度を向上し、サイトの売り上げを増やすためには、サイト内検索をどのように最適化すればいいのかについて、次の5つのポイントを挙げる。

  1. サイト内検索の最適化による収益の最適化
  2. 正しいマーチャンダイジングの実践
  3. クロスセル/アップセルの機会拡大
  4. リッチコンテンツの活用
  5. モバイルユーザーへの対応

まず、①として検索キーワードに対して入力補助(サジェスト機能)や、関連する画像を表示させるなどして、顧客が求める製品を迅速かつ的確に表示し、購買意欲につなげることが重要と話す。

SLIシステムズが提供するリッチオートコンプリート機能では、検索ボックスに入力された文字に対して、これまで収集された膨大なデータに基づき、特許取得済みの学習型検索技術である「ラーニングサーチ(学習型検索)」 がユーザーの求める商品を予測し、最適化された検索結果を表示する。言葉だけでなく関連する製品の画像、さらに説明文なども表示されるので、ユーザーの購買意欲を喚起させることが可能だ。この機能を使うことで、クリックレート(CTR)が10倍高くなったケースもある

②の「正しいマーチャンダイジングの実践」について、正しい検索結果を表示するだけでなく、特定の検索用語に対してカスタム化されたランディングページを用意したり “シューズ”や“スニーカー”といった同義語にも対応したりするなど、ユーザーが本当に求めているものをより的確に表示させるような仕組みを施すことが重要となる。

また、ユーザー自身がどんな商品を求めているのか、明確に分かっていない場合には、検索条件をECサイト側が用意しておき、ユーザーはそれを選ぶだけでコンテンツを絞り込んでいける仕組み、すなわち「ファセットナビゲーション」も有効となる。

例えば、私たちの顧客である、英国のガーデニング販売サイト『トンプソン&モーガン』では、植物の色や土壌、湿度、植え付けの時期といった複数の検索条件をページに用意し、ユーザーがそれを選ぶことで、お求めの植物を絞り込めるようにしている

このほか、一致する結果が見つからない場合でも、ページに「見つかりません」を表示するだけでなく、売れ筋商品やセール商品を掲示することで購買につなげていくことも重要だ、とカラン氏は説明する。

検索キーワードに対して入力補助や、関連する画像を表示

リッチコンテンツの活用やモバイル対応も不可欠

③の「クロスセル/アップセルの機会拡大」におけるポイントの1つが「レコメンデーション」である。検索した言葉からユーザーが他にもどんな商品に関心をもっているのか、関連する商品を提示、推奨することで、クロスセル/アップセルに繋げるという手法だ。

「例えば、化粧品の販売サイトで顧客がマスカラを購入したら、おそらく口紅やリップペンなども買うだろう。ターゲットに関連する商品も表示することで、一度当たりの訪問における購買金額を高められる」

④の「リッチコンテンツの活用」では単なる商品リストを表示させるだけでなく、ビデオによる商品紹介をはじめ、該当商品に関して記載されているブログ、さらにはSNSでの評判などもECサイトに取り込むことで、売上向上につなげることが可能になる。

そして⑤の「モバイルユーザーへの対応」について、スマートフォンやタブレットを利用したネットショッピングが急激に増えているため、早急に行うべきと強調する。

ただし、スマートフォンやタブレットなどで入力しようした場合、キーボードが表示されて画面が隠れてしまうケースがある。したがって、キーボードが表示されても必要な情報を提示できるように画面を構成する必要があるとした。

キーボードが表示されても必要な情報を表示

これまで説明してきたヒントを踏まえ、カラン氏は、次のようにポイントをまとめた。

  1. サイト検索を活用する売り手こそが、逃してはならない顧客から多くの勝ちを生み出している
  2. サイト内検索の最適化により、商品ランク、CVR、利益を向上させられる
  3. 商品に関係しない情報やコンテンツも検索結果に表示させることで、より豊かなカスタマー・エクスペリエンスを創出できる
  4. ユーザーが何に関心をもっているのか、どのようなキーワードをいれるのか、その内容を理解し、付加していく
  5. カスタマー・エクスペリエンスを最適化し、さらなるビジネスチャンスを獲得するためにはサーチ・アナリティクスの活用が有効

カラン氏は、これらを実践していくにあたり、「ECサイト向けラーニングサーチ」をはじめとした多彩なソリューションをSLIシステムズが用意していることをアピールし、講演を締め括った。

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伊藤 秀樹

ライター

伊藤 秀樹

アイスタイルが「@cosme」の人気商品売る中国ECサイトをオープン、価格は日本の1.2~1.3倍 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
上海の連結子会社と連携し、テレビなど映像を使った告知も進める

アイスタイルは1月中旬から試験的に運営を始めた中国向けECサイト「@cosme官方海外旗艦店」を、3月10日に正式オープンした。「天猫国際(Tmall Global)」内に開設したもので、香港に拠点を置く連結子会社、istyle Global (Hong Kong) Co., Limitedが運営を担う。

「@cosme官方海外旗艦店」は、アイスタイルが店舗運営などを通して培った化粧品メーカーとの関係性を生かし、「@コスメ」の人気商品を販売する。販売価格は日本での価格と比べ、平均で1.2~1.3倍程度に設定したという。

正式オープン時には210の商品を取りそろえ、今後70ブランド、400商品の取り扱いの内諾を得ている。年内には1000商品まで拡充する予定。

「@cosme官方海外旗艦店」は「天猫国際」に出店している約700店舗のうち、20店舗程度が優良推奨店舗として選ばれる「経営店舗(VIP店舗)」の認定を受けている。優先的にアリババグループの資源を活用することができ、「天猫国際」トップページからの誘導や特集ページ開設、マスメディアでの店舗告知などを予定しているという。

アイスタイルの中国向けECサイト「@cosme官方海外旗艦店」

中国向けECサイト「@cosme官方海外旗艦店」のイメージ

テレビなど映像を使った告知も進める。上海の連結子会社、istyle China Co., Limitedが制作しているWeb連動型美容情報番組「淘最新靓点(タオズイシンリャンデン)~No Beauty No Life!~」で、SMGグループ傘下のTV局「生活時尚チャンネル」(対象世帯数は約4020万世帯)や中国最大の動画サイト「Youku」「iQiyi」と連動。「@cosme官方海外旗艦店」のオープン特集を制作・放映することで、購入者の集客を狙う。

アイスタイルでは新たに始める海外の化粧品販売事業社に国産化粧品を卸販売する事業とあわせて、2017年までに10億円の売上高をめざしている。

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瀧川 正実

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リクルートの「ポンパレモール」取扱高は年間で前年比3~4倍に拡大、成長を続ける要因は? | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「ポンパレモール」の取扱高は、月次ベースでは10~20%増、年間では前年比3~4倍に成長した

3月で開設2年目を迎えたリクルートライフスタイルの仮想モール「ポンパレモール」。課題としていた取扱商品数は計画を上回るペースで増加しており、出店数も前年比で2倍以上となった。モールの規模拡大において同社で最重視してきた取り組みなどについて、運営責任者の宮下俊プロデューサーに聞いた。

出店者数は2000店舗突破、商品取扱数は2000万点超え

――今年度を振り返っての手応えや成果は。

一番重視していた商品取扱数では、目標にしていた2000万点(開始時は150万点)を当初予定の今年3月よりも早い昨年12月で達成した。今年度末には2200万点までいく見込み。出店数でも昨年同期の900店舗の倍となる2000店舗を突破している。

また、取扱高も右肩上がりをつくっており、月次ベースでは10~20%増、年間では前年比3~4倍に成長した1購入当たりの平均単価も昨年の3000円から4000円まで増えた。さらに、スマートフォン比率を伸ばすことにも注力しておりトラフィックベースでは約5割、取扱高ベースでは3~4割になった」

――そのほかに力をいれたものは。

秋口くらいからユーザーをパーソナライズ化してコンテンツを出しわけるようにした。この2年間でデータもたまってきたので自社エンジンを使ってモールでの行動を解析してレコメンドするようにしている。メルマガについても同様にパーソナライズ化して、出す内容とタイミングの最適化を実施。これまでは男女別程度の分け方だったが、今では顧客ごとに関心のあるランキング情報を提示したり、購入周期を読んで販促をかけるようにして開封率が大きく上昇した

――出店者に対しての取り組みでは。

広告がない分、店舗が能動的に販促をかけらよう各店独自のクーポン付与機能を無料で取り入れた。また、流入経路や自社の店舗でよく見られている箇所などの顧客データも開示して分析しやすい環境を提供している

リクルートライフスタイルの宮下俊プロデューサー
宮下俊プロデューサー

――広告営業がないことで、他モールと比べて出店者とのコミュニケーションの機会が少なくなることはあるか。

基本的には店舗にいかに頑張ってもらえるかがモール全体の活性化において重要になると思う。その上で今では毎月100店舗のペースで新規出店があるので、フォロー担当者も毎月のペースで拡充している。フォロー担当者は店舗に対して戦略的な値引きの仕方、他店舗で成功した事例などを詳しく紹介する。過去にはメルマガで1商品に絞った訴求内容で成功した店舗の事例を提案し、他店舗でも同様の成果を出せたことがある」

――一部の出店者から流通総額など開示される数字が少ないため、モールの規模感が分かりにくいとの声も聞かれた。

「当然会社として具体的な数字は出せないが、対面の営業ではグラフの推移やおおよその規模感などを伝えられる範囲で説明している。我々の考え方としてもそれは隠してもいいことはないと思うので正直に伝えたい」

――今後の各仮想モールの展望について。

「(各モール同士で)取扱商品の同質化はどんどん進むと思う。多店舗展開向けのツールがたくさん出てきており、手間やコストはかなり減った。各モールで同じ出店者の同じ商品が並ぶとなれば、どんな販促があってどれだけ使いやすいのかということが出店者から選ばれるポイントになるだろう。同質化についてはまだ道半ばなのでそこはもっと注力していきたい

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予約商品の設定可能期間を30日前から365日前に延長、アマゾン | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
対象となるのは「Amazonの大口出品サービス」を利用する販売事業者で、「出品者出荷」による配送の商品のみ

アマゾン ジャパンは3月10日、出品者が販売する商品の予約販売機能を拡大し、販売日の最大365日前から予約販売を可能にした。おもちゃ、ホビージャンルの商品に関しては730日前から設定できるようにした。従来、販売日の最大30日前から予約設定できたが、出品者から延長に関する要望が多かったため対応した。

予約期間の延長で、DVDやフィギュアなど、販売数が予測しにくい商品の注文数を事前に把握できるようになるほか、地ビールや醸造酒など生産量に限りのある商品は、注文を受けやすくなる。

また、おせちや母の日商材など、季節商材も早期に販売できるようになるため、売り上げアップにつながることが予測される。

対象となるのは「Amazonの大口出品サービス」を利用する販売事業者で、「出品者出荷」による配送の商品のみ。「フルフィルメントby Amazon」の利用商品は適用外としている。

予約販売日の記載イメージ

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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2000万人以上のアジア会員に海外ECでアプローチできる「Qoo10」が注目を集める理由 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「Qoo10」を利用すると、中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアのアジア会員2000万人超にアプローチすることが可能

海外向けEC、いわゆる“越境EC”の盛り上がりを背景に、ジオシスが運営する「Qoo10」への興味・関心が高まっている。「Qoo10」はアジア各国でジオシスグループの現地法人が独自にモールを運営。各国の「Qoo10」同士の連携も強化しているという。下着のECを手がけるEC大手の白鳩も「Qoo10」のシンガポールに出店するなど、大手のEC会社も続々と出店している。なぜ、“越境EC”を切り口に注目を集めるのか。ジオシス合同会社(Qoo10ジャパン)代表の金孝種(キム・ヒョウジョン)氏に話を聞いた。

中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアのアジア会員2000万人超にアプローチできる

――「Qoo10」が海外向けEC、いわゆる“越境EC”で注目を集めていますね。

eBayとのジョイントベンチャーとして設立されたジオシスグループでは、各国で運営されている「Qoo10」と連携しています。

簡単に説明すると、各国の「Qoo10」を通じて、中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアといったアジアに向けて販売できるのです。仕組みは簡単。日本の「Qoo10」に出店すると、海外サイトに掲載できます。管理画面の設定を切り替えるだけで、各国の言語・通貨を表示できるのです(商品ページの説明など現地語対応は必要)。

各国「Qoo10」の連携スキーム
各国「Qoo10」がグローバルで連携
  • シンガポールサイト
    会員数は175万人(2015年1月現在)
  • マレーシアサイト
    会員数は180万人(2015年1月現在)
  • インドネシア
    会員数は115万人(2015年1月現在)
  • 中国サイト(レディースファッションを中心としたECモールのM18.com含む)
    会員数は1850万人(2015年1月現在)

たとえば、シンガポールのサイトでは、ヤフーシンガポールと密な関係を構築し、「ショッピング」カテゴリの公式サイトになっています。シンガポールには楽天さんが進出するなど、日本のEC企業の多くが注目を集めています。そんななか、「Qoo10」は先行的にシンガポールでECを進めてきているので、出店者はそのトラフィックを活用することができます(ヤフーとは、マレーシア・インドネシアでも「ショッピング」カテゴリの公式サイトになっている)。

――海外向けは、“日本製品だから”とりあえず出品すれば“売れる”と考えている事業者もいます。

「Qoo10」は商品の強さがあれば、海外向けでも成長できると思います。もちろん、それにはある程度、出店者の努力も必要です。

商品をグローバル展開したい出店者は、対応することが簡単にできますが、各国の「Qoo10」で露出していく努力が必要になってきます。各国「Qoo10」とシステム上の連動で「この商品を推したい」といった要望があっても、それは簡単には実現できません。

そこでお勧めしているのが、各国の「Qoo10」に直接出店するという方法です。アパレルECの白鳩さんがその手法を採用しています。

この方法のメリットは、各国の担当者を通じて、各国「Qoo10」でさまざまな施策を打つことができるようになるということです。それぞれの国の消費者を理解した現地スタッフと密に連絡を取り合うことで、現地にあったマーケティングなどを行うことができるようになります。

つまり、商品を出品することは簡単ですが、それを販売していくというのは、各企業の努力が必要になっていくということです。もちろん、通訳といったリソースがない企業に対しては、サポートも提供できます。

ここ最近ですが、各国の「Qoo10」から、「良い日本の製品があれば、ぜひ紹介したい」といった声が寄せられています。各国からの要請に対し、海外向け販売をしている出店者を紹介するなど、協力関係も進めています。

――「Qoo10」の特徴はどんなことでしょうか。

初期費用、月額費用など運営費用は無料で、販売実績に応じて手数料が発生する「オープンマーケット」モデルを採用しています。手数料はプランによって異なりますが、7~12%になります。

ジオシス合同会社(Qoo10ジャパン)代表の金孝種(キム・ヒョウジョン)氏
ジオシス合同会社(Qoo10ジャパン)代表の金孝種(キム・ヒョウジョン)氏

モバイル経由は8割、ファッションやビューティなど女性ユーザーの利用が多い

「Qoo10」の最も大きな特徴は、モバイルでの取引比率が約8割を占めていることです。その理由は「ガラケー」向けサイトへの対応を行っていなかったので、スマホへの対応に集中することができたから。2012年からアプリ提供を始めていることもその要因でしょう。

――ただ、日本では他のモールと比べると、認知度という点は課題になりますよね。

「Qoo10」の存在を知っている人が少ないというのは課題です。既存ECモールとは異なるというのは伝わっていると思うのですが、「何がいいのかわからない」といった声が多いのは確かです。

手数料のみのビジネスモデルなので、リスクなく販売できるといった側面をもっとアピールしていかなければならない。

消費者向けといった点でも、もっと「Qoo10」の良さを伝えていかなければならいと感じています。

日本の「Qoo10」の利用状況
日本の「Qoo10」の利用状況
  • 会員数450万人
  • Web版の月間PV数は1.7億PV
  • スマホ版アプリのダウンロード数は170万
  • 姉妹アプリ「QStyle」のダウンロード数は42万

こうした数字を見ても、着実に消費者には浸透してきています。

日本の「Qoo10」の会員データなど
日本の「Qoo10」の会員データなど
  • 会員の女性比率は83%
  • 取引比率はモバイルが78%、Webが22%
  • 商品の取引割合はファッションが34%、ビューティ・コスメが25%

女性の利用者が多いといったところなど、他のモールにはない特徴が出てきています。

――他モールと差別化している点はどんなことでしょう。

手間がかからないということです。決済は「エスクロー形式」を採用しているので、クレジット会社の加盟店になる必要がありません。クレジット会社との対応も当社が行っていますので、出店企業は販売に注力できます。

もう1つはカスタマーサービスです。お客さまからの問い合わせ業務を当社が対応しています。出店者側で対応するメリットもあると思いますが、一度当社で対応しています。それは、出店者側の負担を減らす目的で、大抵の問い合わせは当社側で処理できています。

アフィリエイトなどプロモーションのコストも必要ありません(一部販売プロモーション協力費が発生)。「Qoo10」自らがリスティングやアフィリエイトなどの外部媒体を使ってプロモーションを行います。たとえば、リマーケティング広告の出稿に関しても、当社内部で実施しています。もちろん、出店企業自らが販促を行うケースもありますが、基本的には自動的に売れる仕組みを提供したいと考えています。

――出店企業における販売状況を教えてください。

最大手の店舗で、月商1億円をめざしている店舗もあります。アクティブな層で月商2000万円~3000万円といったところでしょうか。「楽天市場」「アマゾン」といった大手モールとは異なった顧客層が来訪していると推測しています。

――現在の出店者の状況を教えてください。

IDは数万店ですが、常時動いているサイトは5000店舗くらいです。「Qoo10」を活用するEC企業には、「このモールを活用して海外向けを積極化したいという欲望」を抱いてほしい。当社としても、すべての企業に対し平等に特典を提供するのは難しいので、チャレンジしたい店舗にはより高い特典を付与するといった取り組みをしています。「Qoo10」を使えば使うほど、販売店のメリットが上がる仕組みになっています。

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オリジナル記事:2000万人以上のアジア会員に海外ECでアプローチできる「Qoo10」が注目を集める理由 | 単発記事 | ネットショップ担当者フォーラム
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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

40億円の増資を実施したラクスルのBtoB通販マーケティングの秘訣は“テレビCM”にあり | BtoB通販企業のマーケティング術 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
まずはテレビCMなどで知名度を高め、各種マーケティングの相乗効果を高めている

2015年2月に40億円の増資を発表したばかりの、印刷通販を手がけるラクスル。テレビCMを展開し、他の施策に相乗効果を与えることで、マーケティング効果を高めているという。今後の展開などを含め、ラクスル・経営管理部 財務・経理グループ マネージャーの西田真之介氏に話を聞いた。

CMで見て「なんとなく知っている」ことが重要

ラクスルの西田真之介氏
西田真之介氏

――御社のサービスのターゲット層は。

BtoB企業の中でも“スモールB”をメインターゲットとしています。中小企業や、地域でお店を開いている方、たとえば飲食店やマッサージ店を開いている事業者など、ロットは多くないが品質の高い印刷物を注文したいという利用者が大多数です。最近は、大手企業の部門単位で当社をご利用いただくケースも増えてきました。

――BtoBネット通販では、ターゲットにあった訴求を行うことが難しいといわれています。ターゲットに対し、どのようにアプローチしているのでしょうか。

主に3つの方法でアプローチしています。まず、ここ半年で最も力を入れているのはテレビCMです。2つ目は、webマーケティングの中でもSEO対策にここ一年ほど力を入れています3つ目が、リアルな現場でも「ラクスル」を知ってもらえるように、最近は弁護士や税理士を対象としたセミナーなどに協賛しています。セミナー後半に時間をいただきサービスを紹介したり、クーポンを提供することで、まずは使ってもらうという機会を作っています。

日本はテレビ離れが進んでいると言われることも多いですが、実際にCMを流してみるとかなりの効果を感じています。「ラクスル」のことを知らない状態でwebやセミナーで接点を持った時よりも、ラクスルをCMで見て「なんとなく知っている」という状態の方が反響が大きいため、それぞれの施策への相乗効果も出ている印象があります。

ラクスルが流しているテレビCM

――事業を展開する上で、最も重要視している数値は何ですか。

まずは新規獲得件数です。いくらリピート率などを高めても、限界がありますので、まず新規獲得件数を増やすことを重要視しています。そのためにアプローチの施策を実施しているのです。また、新規獲得件数との掛け合わせにはなりますが、リピーターとして積み上げていく率「リテンション率」も重視しており、使ってもらう回数を増やしていくための取り組みも行っています。

「リテンション率」を高める施策として、最近はメルマガでいくつかのパターンを試しています。現時点で見えてきた傾向としては、利用に応じたクーポンを提供するより、印刷にまつわる便利な情報を発信することが反応がいい。たとえば、この用紙はこうした用途で利用するのがいい、といった情報をお伝えすることの方が結果的に顧客がとどまる率が高くなるという結果が出ています。これがBtoCだったらたぶん異なった結果になると思うのですが、当社の場合はBtoBなので、ちょっとした価格差よりも、購入のしやすさであったり、欲しい情報がしっかりあるサイトのほうが求められる傾向にあるためだと思います。

印刷会社から企業のマーケティング支援会社に

――ほかにもサービスの拡充は進めているのですか。

チラシを印刷してもそれを配らなければ意味はないわけですので、折込チラシやポスティングのサービスを提供しています。また、そもそもどんなデザインのチラシを作ればわからないといった中小企業も多いと聞いています。そのために、チラシのデザインまで含めて注文するサービスや、テンプレートから選べるサービスも充実させています。

最近はテレビCMを始めたこともあり、印刷に慣れていない人も多くサイトを訪れていただけるようになっています。そのため、初心者に対して優しいサービスを拡充しなければならないと考えています。ただ、初心者だけが使いやすいサイトになってしまうと、コアな顧客が離れてしまうことが考えられます。そのあたりの調整は大事だなと感じています。

また、他のBtoB通販企業との連携も最近強化しています。たとえば、2015年1月には歯科医院向け医療器具通販を行っているフィードと連携し、歯科医院のパンフレットや名刺、封筒、診察券などの印刷をフィードのサイト上で申し込むことができるOEMサービスを始めました。他にもBtoB向けECサイトとの連携を進めており、いずれも反応が良いのでさらに強化していきたいと思っています。

3月3日からチラシを制作し、効果検証を行うサービスも開始した
3月3日からチラシを制作し、効果検証を行うサービスも開始した

――消費者向けECではスマホ経由の売り上げが大きく伸びてきています。御社ではいかがでしょうか。

印刷の場合、デザイン入稿や紙質など、最初に登録する際にさまざまな項目を入力する必要があるため、パソコンで注文する方が多いのが現状です。ただ、すでに登録しているデザインを再度プリントしたり、簡易印刷においてはスマホ経由が伸びてきています。ユーザビリティを高めたスマホサイトにすれば今よりももっと、スマホだけで完結するユーザーは増えると思うので、スマホの最適化はさらに進めていく予定です。

――現在、決済としてネットプロテクションズが提供する「FREX B2B後払い決済」を利用しています。その理由は。

最大の理由は、請求書をもらいたいという会社さんが多かったことです。請求書の発行やその後の支払い状況を確認したり、支払わない場合の督促はとても大変な作業。そうしたことに労力を割かれるのが問題となっていました。こうした業務をすべて請け負う企業を探していて、「FREX B2B」にたどり着きました。また、最近では小規模の取引先が急激に増え、そうした会社ですべて与信を行おうとすると大変でした。今の成長があるのも「FREX B2B」のおかげだと思っています。

――今後の展開としてどういったことを計画していますか。

会社のイメージとして、ただ単に印刷が安くできる会社から、企業のマーケティング支援を行う企業である、ということを強く打ち出していきたい。まずは、印刷周りから提供していくことになりますが、最終的には「ラクスルに任せればマーケティングについては安心」と思ってもらえるような会社にしていきたいです。ただ、大企業をターゲットにしていくというよりも、今の顧客である、中小企業さんと一緒に成長していきたいと考えています。

◇◇◇

企業を対象に通販を手がける「BtoB通販」を展開し、事業を伸ばしている企業が目立ってきている。ただ、BtoB通販はターゲットが限定されているため、独自のマーケティングが必要といわれる。成長しているBtoB通販企業はどのようなマーケティングを行っているのか。「BtoB通販企業のマーケティング術」という連載で成功事例を取り上げていく。

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

リピートしにくい商品こそ購入者の感想を集めよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
コツ43:リピートしにくい商品こそ購入者の感想を集めよう

登場キャラクター

ひつじまさん

ひつじまさん 寝具用品専門の通販サイトを運営している。

うしださん

うしださん チーズ専門の通販サイトを運営している。

ひつじまさん「レビューが1,000件!? すごいですねー」
うしださん「積極的にレビューを書いてもらえるように頑張ってます」
ひつじまさん「ああ、でも……。うしださんとこは食品だから集まりやすいんですよね。うちなんてニッチなベッド屋だしなぁ……」
うしださん「社長! そんなのもったいないですっ! 一世一代の買い物だからこそ、使っている人の本音を知りたい、参考にしたいなぁ、ちょっと高いけどベッドなんて一生にいくつも買わないし、レビュー見て、あ!良さそう! じゃあここで買おーっと……。──自分が客だったらそう思いませんか? アンケートとってみたらどうです?」
ひつじまさん「はい」
インタビュアー「ひつじまさんの「成功の秘訣」は何ですか?」
ひつじまさん「やっぱお客様の声ですね一生に何度も買わない商品だからこそレビューやアンケートをとってですね……」
うしださん「!」

レビューや感想は安心感を高める

「ベッド専門店」や「ウエディング用品店」など、人生で何度も購入しないような商品ばかりを扱う店では、リピート購入はあまり期待できないものです。このように、「購入客にリピートを促し、継続客へと育成する」という定番の図式は当てはまらない店が、売り上げを維持するためには、新規購入客を獲得し続けなければなりません。

そこで、商品購入後のユーザーに対して、レビューや感想の記入を積極的に依頼しましょう。そして、集まった購入者の声を来店客の接客に使うのです。

「リピートしない商品」は、人生でめったに買わない商品なので、日用品と違い失敗できない買い物だと言えます。しかも、購入経験がないので、こういった商品の購入を検討しているユーザーは購入に対して非常に慎重になっています。そこで、「購入客」の言葉が生きてきます。「商品に満足した」「不安だったけど問い合わせに親切に対応してくれたので良かった」など、さまざまな角度からの「お客さんの声」を蓄積してページに載せておくと、ユーザーが購入を決断する後押しになってくれます。

レビューを書くと、愛着がわく

さらに、レビューを書いた購入者自身も、商品の感想を書くことで商品への愛着や満足度が強化され、記憶に定着し、クチコミの発信源になってくれる可能性が増えるものです。思い切った買い物であるほど、その商品に満足すれば、「あのときね……」などと人に語りたくなりますよね。

うしださん「社長! そんなのもったいないですっ! 一世一代の買い物だからこそ、使っている人の本音を知りたい、参考にしたいなぁ、ちょっと高いけどベッドなんて一生にいくつも買わないし、レビュー見て、あ!良さそう! じゃあここで買おーっと……」
何度も購入しない商品だからこそ、ほかの人のレビューが気になるもの。

インタビューやコンテストで写真を集めよう

商品が高額であるほど、お客さんは慎重になります。来店客の安心材料を増やすために、商品に満足しているという「文章」だけでなく、言葉以上に雄弁な「写真」を集めましょう。特に、売り手側が見せるイメージ写真よりも、実際に購入したお客さんの「生活の一部」を撮った写真には、大変説得力があります。 そこで有効なのが、ユーザー参加型企画です。

例えば「写真コンテスト」や「思い出コンテスト」。入学時のランドセルやウエディングドレス、成人式の着物など、一生の記念になるイベントに使う商品は、「人生の残したいシーン」の一部として、記憶に刻まれていることも多いもの。

参加の呼びかけは、メルマガで行います。高額商品や思い出深い商品であれば、記憶は案外残っていますから、昔の購入客でも参加できるはずです。お客さんの思い出の写真と体験談を送ってもらって、商品ページなどに転載しましょう。すると、簡単に真似のできない、すてきなページになります。ほかにも、「お部屋自慢コンテスト」など、いろんな商品で応用できます。

こういったコンテストは、ページに使える素材が集まるだけでなく、見ている人に商品の良さもアピールでき、コンテスト参加者は商品への愛着が深まるので、「一石三鳥」の企画なのです。

メルマガを使ったアンケートで見込客の声を聞いてみる

リピートしにくい商品を扱う店舗の場合、購入客の感想以外に、見込客の声に耳を傾けることも大事です。

高額商品を売る店には「欲しいけどまだ決心がつかない」「興味があるけど何となく不安」という心理状態でメルマガ購読して、情報を収集している、購入寸前の見込客がいるものです。これらの見込客は、売り手側が気付かないような、ちょっとした疑問で購入を躊躇していたり、単に「きっかけ待ち」だったりするもの。このお客さんを放っていては大変もったいないですね。メルマガを使って、彼らの気持ちを聞いてみましょう

方法は簡単で、毎回メルマガの文末に、アンケートフォームを掲載して、返信してもらえるようにするだけでOKです。読者が気軽にアンケートに回答できるように、できるだけ簡略化するといいでしょう。「返信をいただけた方に抽選で○○をプレゼント」など簡単な謝礼を提供するのも、返信を増やす手ではありますが、目的はあくまでも、見込客の生の声を聞くこと。懸賞目当てで、雑な返信が増えないように注意しましょう。

8-------- ちょきちょき -------->8----- ----- ■ニックネーム: ■どんなことが気になっていますか? ■当店の専門スタッフから返信を希望しますか?(希望しない方を消して下さい) ( )返信OK! ( )返信いらない! -------------->8-------- ちょきちょき -------->8---- ----- ※頂いたお問い合せは、弊社のページやメルマガ、 「よくあるお問い合せ」コーナー等に掲載させて頂くことがあります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 共感を示しつつ、困っていることを聞き出す この「ちょきちょきフォーム」は専用フォームよりも手軽にできるのでおすすめ 本名でなくニックネームを聞く。ページ上にも掲載しやすいため 「店から返信が来ない」などのクレームを予防する あらかじめ、ページへの掲載許可を取っておく。必須 リピートしにくい商品こそ購入者の感想を集めよう テキストメールとHTMLメールを使い分けよう" style="width:529px; height:483px" loading="lazy" decoding="async">
うしださん「「お客さんに聞くのが一番早いかも!」

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川村トモエ, 湯鳥ひよ+トレンド・プロ(マンガ)

DeNAショッピングの「ベストショップ大賞」で36店舗を表彰、グランプリは爽快ドラッグ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
出店者約4000店舗の中から全36店舗を表彰

ディー・エヌ・エー(DeNA)は3月6日、「DeNAショッピング」「auショッピングモール」に出店する約4000店舗のなかから、売り上げ実績や、顧客満足度の優れたショップを表彰する「ベストショップ大賞2014」を発表、都内で受賞式を開催した。グランプリは日用品ECサイトの「爽快ドラッグ」が獲得。掲載商品数は13万点以上と豊富な品揃えを提供し、毎週新商品を追加して品ぞろえの拡充を進めている点が評価された。

総合2位は、前年にグランプリを獲得した女性向けファッションECサイト「神戸レタス」が獲得。3位は家電ECの「Joshin web」が受賞した。

「auショッピングモール」で優れた実績を残したショップを表彰する「auショッピングモール賞」は、女性向けファッションECサイト「and it」が受賞した。このほか、各ジャンル賞など全36店舗が表彰された。

授賞式は「DeNAショッピングフォーラム2015」というイベントの1つとして開催。イベントでは、「DeNAショッピング」の2015年の戦略のほか、売り上げアップの方法や「au wallet」の現状などについての講演を開催した。

ベストショップ大賞2014受賞店舗一覧
  法人名 店舗名
グランプリ 株式会社爽快ドラッグ 爽快ドラッグ
総合2位 株式会社マキシム 神戸レタス
総合3位 上新電機株式会社 Joshin web
総合4位 株式会社エフネット MediaWorld
総合5位 株式会社ネオグラフィック ギャルスター
auショッピングモール賞 株式会社アンドイット and it
三菱UFJ二コス特別賞 株式会社 ブークス モバイルブークスストア
トレンド賞 株式会社Dazzy DazzyStore
トレンド賞 株式会社ホンコンマダム ホンコンマダム
フロンティア賞 有限会社ジャングルジャロピー JUNGLE JALOPY
新人賞 株式会社エムアンドディ BLANC LAPIN
レディースファッションカテゴリ大賞 有限会社ズーティー イーザッカマニアストアーズ
レディースファッションカテゴリ賞 有限会社セレクト pierrot
レディースファッションカテゴリ賞 夢展望株式会社 ファッション夢展望
メンズファッションカテゴリ大賞 株式会社エヴァー・グリーン JOKER by evergreen
メンズファッションカテゴリ賞 YMSネット株式会社 TopIsm
メンズファッションカテゴリ賞 株式会社インプローブス インプローブス
キッズカテゴリ大賞 株式会社コージィコーポレーション BABYDOLL
ブランド・アクセサリーカテゴリ大賞 株式会社AXES ブランドショップAXES
健康食品ダイエットカテゴリ大賞 株式会社オーガランド 100円サプリのオーガランド
美容コスメカテゴリ大賞 株式会社イノベート Cosme Land
コンタクトレンズカテゴリ大賞 リーチフェイス株式会社 イーレンズスタイル
コンタクトレンズカテゴリ賞 株式会社ピーシーエヌ TeAmo
グルメカテゴリ大賞 イーコンビニ株式会社 イーコンビニ
グルメカテゴリ賞 有限会社森源商店 食の達人 森源商店
グルメカテゴリ賞 株式会社食文化 築地市場ドットコム
インテリアカテゴリ大賞 株式会社激安良品家具 激安良品家具
インテリアカテゴリ賞 株式会社アイリスプラザ アイリスプラザ
家電カテゴリ大賞 株式会社ピーシーあきんど 激安家電販売 PCあきんど
家電カテゴリ賞 株式会社MOA A-PRICE
ゲームカテゴリ大賞 株式会社ハピネット ハピネット・オンライン
携帯・スマホグッズカテゴリ大賞 株式会社アイボックスプラス スマケー
携帯・スマホグッズカテゴリ賞 Hamee株式会社 Hameeストラップヤ
本・CD・DVDカテゴリ大賞 株式会社ネオ・ウィング CD&DVD NEOWING
本・CD・DVDカテゴリ賞 株式会社ローソンHMVエンタテイメント HMV ONLINE
スポーツアウトドアカテゴリ大賞 株式会社eSPORTS eSPORTS

 

受賞店舗の担当者と記念撮影

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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ヤフーの「ベストストアアワード2014」、ショッピングのグランプリは5年連続で上新電機 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
ヤフオク!のグランプリは6年連続でブランディアが獲得

ヤフーはこのほど、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」内の優秀店舗を表彰する「ベストストアアワード2014」を発表した。

「Yahoo!ショッピング」の総合グランプリは5年連続で「Joshin web」が獲得。総合2位は「カメラのキタムラ」、総合3位は「ソフマップYahoo!店」が受賞し、家電ECサイトが上位を占めた。「ヤフオク!」の総合グランプリは6年連続でブランド品などを取り扱う「ブランディア」が獲得した。

「ベストストアアワード2014」は、「Yahoo!ショッピング」に出店する約27万ストア、「ヤフオク!」に出店する1万9000ストアを対象に、1年間の取扱高・成長率・顧客評価などの視点から総合的に評価をし、優れた店舗を選出・表彰するイベント。

今回は「Yahoo!ショッピング」で総合賞に5店舗、部門賞全30部門に各3店舗、特別賞全7部門に各1店舗を選出し、合計102部門、87店舗を表彰した。

「ヤフオク!」では総合賞に5店舗、部門賞全16部門に各3店舗、特別賞全7部門に書く1店舗を選んだ。

「Yahoo!ショッピング」では、「ベストストアアワード2014」の発表を記念し、3月6日から3月14日まで、受賞店舗で利用できる最大8700ポイントを進呈する「9DAYS限定!受賞ありがとうセール」を開催している。

ベストストアアワード2014 総合賞受賞店舗
  Yahoo!ショッピング ヤフオク!
総合1位 Joshin web(家電、おもちゃ・ホビー) ブランディア(ブランド品、アパレル)
総合2位 カメラのキタムラ(家電、カメラ) 安く買えるドットコム(家電、ブランド品)
総合3位 ソフマップYahoo!店(家電、PC) エコリング(ブランド品)
総合4位 爽快ドラッグ(日用品) リサマイ(楽器、家電)
総合5位 コジマYahoo!店(家電) トイズキング(ホビー・おもちゃ)

 

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