ネットショップ担当者フォーラム

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の年末年始の配送対応&遅延可能性について【2020年】

5 years 4ヶ月 ago

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の宅配便大手3社は、年末年始の配送対応について遅延が生じる恐れがあると発表した。

新型コロナウイルス感染症拡大によるEC需要の増加や交通渋滞、積雪など天候が影響する可能性があるため。年末年始の配送については余裕を持った発送を呼び掛けている。

日本郵便

日本郵便は12月23日、年末年始における高速道路などの交通渋滞、船舶の運休などにより、郵便物・ゆうパックなどの配達に遅れが生じることがあると公表。

特に12月23日~2021年1月5日の期間、沖縄県や同県離島で引き受け・配達する「ゆうパック」などで、最大5~9日の遅れが生じる可能性があるという。

ヤマト運輸

ヤマト運輸は、年末年始における交通渋滞、荷物の取り扱いの状況、今後の積雪等の天候状況などにより、商品配送に遅れが生じる場合があるとしている。

北海道や東京、大阪、福岡など一部営業所で12月26日~1月4日の間、受け付け業務を休止または営業時間を短縮する。荷物の発送は、近隣営業所や宅配ボックス「PUDOステーション」などの利用を呼び掛けている。

佐川急便

佐川急便は、例年に比べ取り扱荷物の量が増加すると見込んでおり、荷物の配達に遅れが生じる可能性があるとしている。

12月1日~2021年1月4日の期間、電話やインターネットで受け付けている集荷依頼は、前日までの連絡するよう依頼。12月30日~2021年1月4日の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている。

佐川急便 12月30日~2021年1月4日の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている

「飛脚ジャストタイム便」は12月12日~2021年1月4日まで、「飛脚国際宅配便」は12月26日~2021年1月4日までサービスの引き受けを中止。「飛脚メール便」「飛脚ゆうメール便」「飛脚電報便」については12月30日~2021年1月4日、サービスの引き受けを停止する。

石居 岳
石居 岳

朝日放送とDMMが“放送とネットをつなぐ”合弁会社設立、シニア向けにテレビ・ラジオ・ECやヘルスケア事業を展開

5 years 4ヶ月 ago

朝日放送グループホールディングス(朝日放送グループHD)とDMM.com(DMM)は、2021年1月18日をめどに合弁会社「株式会社ONE DAY DESIGN(ワンデイ・デザイン)」を設立する。

「ONE DAY DESIGN」はシニア・ヘルスケア事業を中心に展開。テレビ・ラジオ通販、EC事業、地方創生事業などを手がける。

資本金は1億円。出資比率は朝日放送グループHDが51.0%、DMMが49.0%。代表取締役CEOには朝日放送グループHDの高橋寛氏が就任する予定。

新会社はテレビ・ラジオなどの放送メディアとネットをつなぎ、質の高い情報を共有・表現することをめざす。

人生100年時代の到来を見据え、シニアのライフスタイル提案や豊かな人生の実現をサポートすることをめざしたテレビやラジオによる通販・EC事業を展開。社会課題解決に挑むスタートアップ企業のグロース支援、社会への新たな価値提供への挑戦をブランドコンサルティング事業などでサポートしていく。

朝日放送グループの通販事業は、100%子会社のエー・ビー・シーメディアコムが、テレビやラジオで展開している。2020年3月期の売上高は約31億1800万円、営業利益は1億3500万円。

DMM.comはDVD・Blu-ray、CD、本・コミック、ホビーなどのネット通販を展開。第三者が出品・販売できるマーケットプレイス型の「DMMマーケットプレイス」も手がけ、中古品やコレクター商品、DMM通販で取り扱いを終了した商品なども販売している。

石居 岳
石居 岳

ビジョナリーHDのLINEを活用した新たなCRM、家族・友人紹介でインセンティブがもらえる「アイケア・アンバサダー」とは

5 years 4ヶ月 ago

VHリテールサービス(旧メガネスーパー)などを傘下に抱えるビジョナリーホールディングスは12月22日、LINE公式アカウント上で家族・友人などへの紹介クーポンを発行・送付し、一定条件でインセンティブを受けることができる「アイケア・アンバサダー」を始めた。

「アイケア・アンバサダー」は、「メガネスーパー」などビジョナリーホールディングスグループが運営する店舗を利用する消費者が、LINEを通じて家族・友人へ利用体験などの口コミ、クーポンを発行して送付できる仕組み。

ビジョナリーホールディングスはLINE公式アカウント上で家族・友人などへの紹介クーポンを発行・送付し、一定条件でインセンティブを受けることができる「アイケア・アンバサダー」を開始
「アイケア・アンバサダー」のイメージ

紹介を受けたユーザーは、実店舗、メガネスーパーグループの公式通販サイト、コンタクトレンズが簡単に注文できるアプリ、コンタクトかんたん注文LINE(LINE公式アカウント)でクーポンを利用することができる。

そのユーザーの購入金額が一定条件を超えた場合などに、紹介元となった消費者に対して特典チケットをインセンティブとして発行する。特典チケットは1枚ごとにアマゾンギフト券、5枚ためるごとに豪華ギフトと交換できるという。

LINEの各種APIを使用し、LINE公式アカウントのトーク画面からWebアプリケーションと連携できるLINE LIFFアプリ(LINE Front-end Framework、LINEが提供するWebアプリのプラットフォームで動作するアプリ)を実装して実現した。LINE LIFFアプリは、LINE公式アカウント上に企業独自のサービスをWebアプリケーションとして配置できるというもの。

クラスメソッドの技術支援を受け、LINE LIFFアプリのUI/UX設計と実装のほか、LINEログインによる認証、Messaging APIを活用したメッセージ配信、AWS(アマゾンウェブサービス)を利用したLINEユーザーIDと顧客データの照合基盤構築などを行った。

瀧川 正実
瀧川 正実

【通販業界10大ニュース】市場拡大や「働き方改革」などコロナ関連がトップを占めた2020年EC・通販まとめ | 通販新聞ダイジェスト

5 years 4ヶ月 ago
2020年に通販業界で起きた主な出来事やニュースを通販新聞編集部が20項目程度に絞り込み、読者アンケートを受けてランキング化。通販市場の拡大や「働き方改革」などコロナ関連が上位にランクインした

新型コロナウイルスという大きな波に飲み込まれた2020年。感染防止の観点から日常の生活行動があらゆる形で制限される中、通販業界は消費活動を支える重要な社会インフラとしての役目を今まで以上に担うこととなった。

「通販市場の拡大」は必然の結果であり、本紙が行ったアンケートにおいても圧倒的な大差でトップを獲得。2位以下についてもコロナ禍に伴う業界の変化を指摘する項目が見られている。今年1年間に通販業界で起きた主な出来事を読者と共に振り返ってみる。

EC・通販が休業中の店舗の受け皿に

「2020年の通販業界10大ニュース」は、今年1年間に通販業界で起きた主な出来事やニュース、トレンドなどを本紙編集部が20項目程度に絞り込み、読者アンケートを受けて独自にランキング化したもの。アンケートは今後の市場動向にとって重要だと思う項目から順番に3つまで受け付けており、合わせてその理由も聞いた。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 通販市場規模拡大 働き方改革
通販新聞の読者が選んだ2020年の通販業界10大ニュース

今回、圧倒的な大差で1位となったのが「新型コロナで通販市場拡大」で、2位とは2倍近い156ポイントを獲得している。

感染者数の拡大が次第に顕著となり、4月に緊急事態宣言が発令される頃には、大規模商業施設といった実店舗の多くが「3密」を回避することを目的に、時短営業や休業などを実施。生活用品などの買い物をする場所が限られていき、また、外出を敬遠する傾向も広がっていく中で、通販がその消費の受け皿として機能していった。

とりわけ、仮想モールでの販売が巣ごもり関連商品を中心に好調となったようで、楽天市場では今第2四半期(4~6月)における国内EC流通総額(楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルのほか、オークションやチケット販売、ダウンロードなども含む)が、前年同期比15・2%増の1兆309億円と伸長。「ヤフーショッピング」でも今年上半期(1~6月)は、美容家電や健康器具といった自宅での使用を想定した商品の売れ行きが良かったという。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 通販市場規模拡大 楽天市場
巣ごもり需要で伸長した楽天市場

アンケート回答企業の声を見てみると、「特に緊急事態宣言を機に加速した感がある。この機会に初めて通販を利用したことで、メリット(いつでもどこからでも買える)や不安(品質やサイズなど)の解消により、新たに通販利用者として定着する消費者が増加する」といったものや、「徐々に進んできたECシフトの流れが、コロナの影響による外出自粛によって一気に加速している印象を受ける」、「デジタル活用の進化を加速させるべき要因の一つになった」、「実店舗の消費が低迷する中、通販は今後も伸びると考えられる」、「SNSの活用やキャンペーンの拡充など、より企業としてのブランディング・企画力が試されることになる」という声があった。

社員を守るため「働き方改革」が進む

2位となったのもコロナ関連の話題で「テレワークなど『働き方改革』が進む」の84ポイント。かねてより、政府主導で進められていた「働き方改革」だが、今回のコロナを機に、一気に各社での取り組みが加速した。テレワークや時差出勤、時短勤務などはその代表例で、通販企業でも多くが取り入れている。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 働き方改革 リモートワーク 在宅勤務
コロナを機に「働き方改革」が加速。リモートワークを導入する企業が増えた

ポーラ・オルビスグループのディセンシア、通販サイト構築サービスなどを提供するGMOペパボのように通販実施企業・関連企業の中でもリモートワークを制度化、恒常化した企業も続出。ジャパネットグループでは、コロナ禍を機に社員に負荷のかからないオフィスの在り方の見直しを進めており、来年にも東京のオフィスに置く経営戦略の部門や新規事業担当部門、媒体制作部門など5割程度の部門を福岡に移転するという。コールセンター業界でも、在宅によるサービス対応が各社で開始されるなど、ウィズコロナに則した新しい働き方の実践が進んだ。

アンケートでは、「働き方とパフォーマンスの両立を重要点として認識している」や、「生活様式が一変し、消費者ニーズの買い方、手段も変わっている。働き方も含めて大きな変化だと感じている」、「働き方の変化から購買行動の変化にも影響している様子。購買ツールや時間帯やSNSの利用拡大などを理解し、それに適した販促手法を実践する必要がある」といった回答があった。

その一方で「受信業務のパート従業員の確保が難しくなり、出勤率も低下している。在宅型の受付外注が活況のようだが品質に不安がある」や、「本社に勤務するスタッフについてはテレワークが進んだものの、物流やCSといった現業についてはラインを止めることができず、今後の課題となっている」、「どこまで浸透するかによって新市場のボリュームが決まる。一部の企業導入や限られた限定的な期間となると、新しい市場は参入価値があるかどうか分からない」といった意見も見られた。

実店舗企業のEC事業強化が進む

3位にランクインしたのは「実店舗企業がEC強化」。こちらもコロナを起因とする動きで、有店舗小売り企業をはじめ、飲食店やメーカーなど、あらゆる業種でECの販路強化に向けた動きが始まった。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 実店舗企業のEC事業強化
さまざまな業種で実店舗企業がEC事業強化を進めた

アンケートでは「メーカー各社がECに注力する傾向は顕著で、自社ECとEC小売りの活用を併用しているが、将来的にはナイキやアディダスのようにD2Cに寄せてくる傾向は続くと予測する」や「特に在庫を抱える業態がEC展開を加速している。消費者の選択が広がる以外にも、雇用や働き方の変化が表れている」といった意見が見られた。

中には「これまでも大手企業の通販参入により、競争が激しくなったが、大小さまざまな実店舗企業により、さらに激化すると思う。資本力のある企業の参入は恐怖」、「百貨店など一般的に信頼性の高い企業が本格参入した場合、体力のない小規模通販企業は淘汰されていく可能性もあるのではないか」という意見もあり、今後の競争環境が、より一層激化することを懸念した声も聞かれている。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

通販新聞

「出荷さえできれば良い」はもう古い。顧客体験を高める「おもてなし物流」とは | 『EC通販で勝つBPO活用術』ダイジェスト

5 years 4ヶ月 ago
『EC通販で勝つBPO活用術』(高山隆司/佐藤俊幸 著 ダイヤモンド社 刊)ダイジェスト(第5回)

かつて、EC通販における物流といえば「コストを抑えて出荷できさえすれば良い」といった捉え方が多かったように思う。

しかし、いまやEC物流センターはいろいろな付加機能を備え、顧客体験を高めることに貢献し、ECショップの事業拡大を支えている。

例えば発送の際、顧客の購入商品と購入回数に応じて同梱物を変えるだけでなく、顧客ひとりひとりに最適なメッセージカードもその場で印刷できるようになっている。

筆者はこうした顧客体験を高める物流を「おもてなし物流」と名付け、セミナーなどでその重要性を繰り返し説明している。

「おもてなし物流」は、これからのEC通販において、CRMで差別化を図るための重要な要素なのだ。

従来の「物流」の捉え方
  • バックヤードの話でありCRMやマーケティングとは関係ない
  • 配送キャリアをどこにするかが問題
  • とにかく期日までに届けば良い
  • 資材、倉庫などコストはできるだけ安く! ...etc.

     ↓

「おもてなし物流」の考え方
  • 顧客体験を高める手段の1つ
  • EC通販において、CRMで差別化を図るための重要な要素
  • EC物流センターでの付加機能が鍵を握る ...etc.

事業モデルに応じたCRMのKPI

「おもてなし物流」の具体的なやり方に入る前に、ネット通販におけるCRM(Customer Relational Management)について確認しておこう。ネット通販とひと言でいっても、CRMを考えるにあたっては、事業モデルに応じたKPI(Key Performance Index)の選択が重要である。

結論から言えば、総合通販では「RFM分析」、リピート通販では「LTV」、モール系ECショップでは「ROAS」をそれぞれ、CRMを考えるにあたってのKPIとして選択するのが良い

事業モデル別CRMのKPI
特徴的なKPI着眼点
総合通販RMF分析カタログ・DM
(決められたDM数で最大の売上を上げる
リピート
通販
LTVリピート効果
(いかに定期購入化して開拓コストを償却するか)
モール系ROAS広告効果
(いかに効率よく集客&コンバージョンするか)

総合通販のKPI

総合通販では、大量に保持する顧客リストを元に、いかに効率的にカタログDMをしていくかがCRMのポイントとなる。

例えば100万人の顧客リストがある場合、なにも分析せずにDMすると正比例にオーダーが増えていき、100万部で最大となる。ただ、それではカタログDMかかるコストも最大になってしまい、利益が出せなくなる

下のグラフのように50万部で80%のオーダーが取れることになる。

RMF分析してDMを送る場合と、ランダムに送る場合の比較
RMF分析してDMを送る場合と、ランダムに送る場合の比較

また、一般に先月購入した顧客の方が、1年前の注文客よりも注文発生率が格段に高い。

下の図は、最終注文経過月数と注文回数の関係を示した模式図だ。

最終注文経過月数と注文回数の関係
最終注文経過月数と注文回数の関係

初めて注文をした顧客はR1のF1のマスとなり、リピート力を10とする。何もせず放置しているとR2からR3へとどんどんリピート力は落ちていく。逆にR1で何らかのリピート施策を打つとR1のF2に移行し、リピート力は11に上昇する。さらに施策を打つとR1のF3と3回目の注文を取ることができる。

初めての注文から、できるだけ早い段階で施策を打つことが望ましい。前回ご紹介した「モメント・オブ・トゥルー」という観点からも同じことが言える。

「引上げCRM」と「継続CRM」とは?

以上のことを踏まえて、初回発送の商品と同梱するメッセージとして、どのような内容が適しているか考えてみよう。

前述の通り、筆者は様々なEC通販企業において、ユーザーを集めた「グループインタビュー」をサポートしており、ユーザーが何に困っているかを何度もヒヤリングしている。そこでいつも感じるのは、売り手(企業)の意識と買い手(ユーザー)の意識のズレだ。

端的に言うと、売り手(企業)は自社の商品について理解度が高く、つい、買い手(ユーザー)も理解して使ってくれていると思い込んでいる。しかし、実際には買い手(ユーザー)は初めて使った商品の使い方や効能をあまり理解していない。

とりわけ新規開拓を狙ったプロモーションの際は、「できるだけ興味・関心を持ってもらう」ことを主眼にクリエイティブが作られているため、結果的に買い手(ユーザー)は商品を深く理解して購入しているとは言えず、商品が届いてからの使い方の間違いや使い忘れが起こりやすく、退会に至るケースが非常に多い

これを防ぐには、商品発送の1回目と2回目までは「引上げCRM」、3回目以降は「継続CRM」というように、段階を分けることが望ましい

引上げCRM
  • 注文:新規プロモーション
    ……新規注文を取るため、まずは関心を持ってもらう(ユーザーはクチコミを確認したものの半信半疑の状態)
  • 1回目:商品+同梱物1回目
    ……商品の正しい使い方と、使ったときの効果を理解してもらう(ユーザーは使い出して疑問に思うことが出ている状態)
  • 2回目:商品+同梱物2回目
    ……利用者の声で正しい使い方の理解と、効果の出る期待を持ってもらう(商品利用が習慣化。効果も徐々に出ていると感じている状態)
継続CRM
  • 3回目:商品+同梱物3回目
    ……商品が毎回届く楽しさを感じてもらう(商品到着とともに毎回届く読み物も楽しみになってくる)
  • 4回目:商品+同梱物4回目
    ……商品と企業に愛着を持ってもらう(友人に商品の良さを伝えたくなってきている)

「引上げCRM」では、商品理解がまだ乏しい人向けに、商品のパフォーマンスを引き出す使用方法と、その結果得られる効能を判りやすく伝えることが重要だ。具体的には、先輩ユーザーの使用方法のノウハウや裏技、使用して効果効能を感じている顧客の写真、コメントなどが受け入れやすい。

商品を理解し、使うことに馴れたユーザーには、3回目以降で「継続CRM」に切りかえる。飽きや慣れなど商品の魅力の劣化を抑え、興味関心を維持できる内容で、ロイヤリティ強化を図るこのだ。具体的には、商品の効能に関連した季節ごとの情報や、連続ものの企画、ユーザーが登場するインタビュー等が受け入れられやすい。

上の図はCRM設計の一例だが、新規の顧客の商品理解のため、3回連続のチラシを用意し同梱発送する(「引上げCRM」)。既存客には毎回、「継続CRM」のためのニュースを用意し、新規顧客の4回目からは既存顧客送付分に合流させる。

毎月入ってくる新規顧客に対し、商品理解のための3回連続チラシを間違いなく同梱するシステムと物流が重要だ。

この記事は『EC通販で勝つBPO活用術』(ダイヤモンド社刊)の一部を編集し、公開しているものです。

EC通販で勝つBPO活用術 ─最強のバックヤードが最高の顧客体験を生み出す

EC通販で勝つBPO活用術
─最強のバックヤードが最高の顧客体験を生み出す

高山 隆司 /佐藤 俊幸 著
ダイヤモンド社 刊
価格 1,650円+税

活況のEC・通販業界において、アフターコロナを勝ち抜くために必要なことは何か。ネット通販の事業戦略設計やプロモーション、フルフィルメントなど、ネット通販の実践から得たノウハウを紹介し、物流、受注といったフルフィルメントのアウトソーシングの活用の仕方や成功事例を解説する。デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、「BPO」(Business Process Outsourcing)を最大限有効活用したシステム構築に必携の1冊。

この本をAmazonで購入
高山 隆司
佐藤 俊幸
高山 隆司, 佐藤 俊幸

「カラーミーショップ アプリストア」総インストール数が1万件を突破。人気1位アプリは「Instagramショッピング連携」

5 years 4ヶ月 ago

GMOペパボの月額制ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」が提供している、集客強化や客単価アップなどに役立つ機能をアプリで追加できる「カラーミーショップ アプリストア」について、2019年5月の提供開始から約1年半で総インストール数が1万件を超えた。

「カラーミーショップ アプリストア」とは

「カラーミーショップ」利用事業者に対して、海外販売などの販路拡大や集客強化、業務効率化などの機能を持つアプリを提供している。提供アプリ数は2020年12月16日時点で37個。「カラーミーショップ」利用企業は、必要な機能を必要なタイミングで追加できる。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア 人気アプリ
「カラーミーショップ アプリストア」で提供しているアプリの一例(画像は「カラーミーショップ アプリストア」サイトからキャプチャ)

アプリストア提供開始から約1年半で総インストール数が1万件を超えた。2020年11月末時点でのインストール数は、2019年12月末時点のインストール数と比べて約4倍になったという。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア 総インストール数
「カラーミーショップ アプリストア」アプリ総インストール数

アプリはカラーミーショップ公認デベロッパーが開発。事業者が安心・安全に利用できるよう、配信前に厳正な審査を行っているという。

Instagramショッピングとの連携アプリが人気

「カラーミーショップ アプリストア」はダウンロード数を集計し、ランキングを発表。1位は「Instagramショッピング連携」で、カラーミーショップに登録している商品をFacebookカタログに連携し、その中から選択した商品をInstagramでタグ付け・投稿することで簡単にInstagramショッピング機能を利用できるというアプリ。

Instagram連携機能は既存事業者からの要望が多く、アプリ提供開始から1か月で利用数600件を越えた。利用事業者からは「Instagramはリンクが張れないため、ショップへの導線として役立つ」などの声が寄せられているという。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア Instagramショッピング連携
2020年人気1位になったアプリ「Instagramショッピング連携」。ランキング集計期間は2020年1月1日~11月30日まで(画像は「カラーミーショップ アプリストア」からキャプチャ)

ECサイトデザインテンプレートやYouTubeでショップ運営をサポート

「カラーミーショップ」はECサイトのデザインを構築できる「カラーミーショップ デザインテンプレート」を有料・無料あわせて80種類以上提供している。2019年と比較して、2020年は売上が44%増加した。

カラーミーショップ カラーミーショップ デザインテンプレート
「カラーミーショップ デザインテンプレート」で提供しているテンプレートの一例(画像は「カラーミーショップ デザインテンプレート」からキャプチャ)

また、「カラーミーショップ」利用事業者の成長支援のためYouTubeチャンネル「カラーミーショップ.ch」を運営。バナーや商品ページの作成方法などショップ運営に役立つノウハウや機能を紹介している。2020年1月からスタートし、12月2日時点で162本の動画を公開、総視聴回数は約14万回、総再生時間約1万時間を超えるという。

カラーミーショップ カラーミーショップ YouTube 運営ノウハウ 機能説明
「カラーミーショップ.ch」では機能説明や運営ノウハウを動画で解説している (画像は「よむよむカラーミー」からキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

コロナ禍の消費行動は確立、オンラインシフトは定着。傾向は「巣ごもり型」「変化適応型」など5セグメントに分類

5 years 4ヶ月 ago

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化について保有するキャッシュレスデータから分析し、レポートを公開した。

コロナ禍の消費状況

2020年1~11月のキャッシュレスデータによると、夏以降に決済金額が回復。リアル消費はゆるやかな上昇傾向が続いている。緊急事態宣言で4月7日以降、決済金額は減少したものの、5月25日の宣言全面解除後、しばらくして3月末水準まで戻り、8月以降は昨年並の水準に戻った。

決済金額とコロナ感染者数の推移 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化について保有するキャッシュレスデータから分析し、レポートを公開
決済金額とコロナ感染者数の推移

9月後半以降、コロナ感染者数は増加傾向だが、決済金額は増えている。緊急事態宣言の際にはEC決済とリアル決済に大きな開きがあったが、ここ数か月は感染者数の状況問わず、リアル消費も回帰傾向が見られる。

クレジットカード決算金額の推移を見ると、2019年1月の金額を基準(100)として決済金額の内訳を分析した結果、「EC」は緊急事態宣言の2020年4月以降は20後半、10月以降は30前後で推移している。

クレジットカード決済金額の推移 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
クレジットカード決済金額の推移(2019年1月を基準としたときの相対値)

リアル店舗とEC(オンラインチャネル)利用比率を特定業種別で検証したところ、一時的に急拡大したEC利用に落ち着きが見られる。特に「衣服小売り」「家具・雑貨」では、リアル購買へ回帰している傾向がある。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 業種別/チャネル別クレジットカード決済件数の推移(1月〜10月)
業種別/チャネル別クレジットカード決済件数の推移(1月〜10月)

コロナ禍の消費意識 5つのセグメント分類

キャッシュレスデータの分析にアンケート調査を掛け合わせ消費意識の分析を行った。キャッシュレスデータ(行動)とアンケートデータ(意識)から5つのセグメントに分類。各セグメントでは、性別、年代の構成が全く異なる結果が出た。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 キャッシュレスデータ(行動)とアンケートデータ(意識)から分類した5つのセグメント
5つのセグメント

たとえば、「従来維持型」は男性、「巣ごもり型」「変化適応型」は女性の若い年代が多い。コロナで受けた影響や意識変化は性年代や環境によって異なり、一括りにはできないようだ。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 セグメント別の性年代の傾向
セグメント別の性年代の傾向

セグメント別の決済金額の推移を2020年4~5月と7~8月で各セグメントごとに比較した。4~5月は緊急事態宣言で、全てのセグメントで減少したものの、落ち込みが少なかった「変化適応型」「自己中心型」は7月以降の回復が早く、ほぼ前年並の数値となっている。

セグメント別決済金額(前年同期間比)三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
セグメント別決済金額(前年同期間比)

5セグメント中、最も人数が多い「巣ごもり型」は決済金額の回復傾向があまり見られない。外出と消費行動が密接な関係にある可能性がある。

「巣ごもり型」にある6つの消費行動

「キャッシュレスデータ」と「アンケート調査」の両方を踏まえ、各セグメントの特徴を相対的に比較。「従来維持型」のようにコロナに影響されない消費行動を貫いているセグメントもあれば、「巣ごもり型」のようにコロナによって大きく消費行動の変化が起き、依然としてそれを継続しているセグメントもある。発表資料では「巣ごもり型」の結果を紹介している。

「巣ごもり型」の詳細 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
「巣ごもり型」の詳細
三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 各セグメントの比較
各セグメントの比較

「巣ごもり型」について、インタビュー調査で実際の声を聞き、深掘りを行ったところ、6つの具体的な消費行動の変化が見えた。

6つの消費行動の変化の中で、興味深い消費行動変化の1つである「家族会議型購買」について見てみる。「実際の商品が見られない」「店員に相談できない」という状況下、この選択不安を解消するため、身近な家族に相談をする機会が増えたという声があがった。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
生活の6つの変化

事業者視点では、リアル店舗・店員で担保していた「オススメのポイント」「家族説得のポイント」をWebコンテンツ化することで、家族内の相談を円滑化し、購買を促進することができる可能性がある。

まとめ

決済件数・金額は3月から大幅な前年割れが続いていたが、8月以降前年比並に回復した。コロナ感染者数は9月以降も減少していないが、「コロナ禍における消費行動」が確立してきたといえる。

「消費の内訳」はコロナ前後で大きく変化した。決済金額における「EC」の割合は、コロナ以降30%前後で推移、コロナ前と比べ10ポイントも増加している。「コロナにより半強制的なオンラインシフトが起き、定着しつつある」と言えそうだ。 

ただし、これは全員に共通した傾向ではない。コロナ前後での「家中での消費」「休日に買い物する場所と自宅との範囲」の増減に注目すると5つのセグメントが見えてきた。このセグメントによって消費行動は大きく異なっている。

たとえば7~8月には「自己中心型」「変化適応型」はコロナ以前と同水準の決済金額に戻っているが、「従来維持型」「倹約型」「巣ごもり型」では全体の消費は減少傾向にある。

「巣ごもり型」ではリアルでの消費は減少しているものの、ECでの購入は増加している。積極的に新しい生活様式を取り入れており「家族との時間を大切にする」「ECで商品を購入することが増えた」と回答する人が多い結果となっている。

事業者目線では、たとえば「巣ごもり型」に対して、「家族と過ごす時間を提案する」「新しい自宅での生活様式に適した商品を提案する」といった消費促進方法が考えられる。多様化する消費意識に対応すべく、自らの顧客セグメントとインサイトの見極めが重要となりそうだ。

石居 岳
石居 岳

世の中の変化が想像以上に速い……! デパート・ショッピングモール・コンビニがECのライバルに【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

5 years 4ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年12月14日〜20日のニュース
ネッ担まとめ

去年の今ごろとは比べものにならないくらいECが当たり前になり、食品のテイクアウトやデリバリーも当たり前になりました。まだまだここに対応できてない人も多いかもしれませんが、世の中の変化の速度は想像以上に速いです。

2020年コロナが変えた消費と経済

コロナの影響でECやテイクアウトなどを始めた人も多いと思います。始めたばかりでわからないことも多くて……と悩んでいる暇もないくらい世の中の変化激しいです。今がどうなっているのかをデータなどから見ていきましょう。

コロナ禍での総合ECサイトに関する調査 | MMD研究所
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1907.html

まとめると、

  • 全国の15際~69歳の男女10,000人を対象に、総合ECサイト(モール)の利用経験を聞いたところ、90.1%が利用したことがあると回答した
  • コロナウイルス流行期も含め、利用経験が多いのはAmazon(69.7%)だが、メインで利用しているのは楽天市場(41.4%)
  • モール利用者のうち、コロナ禍で利用を始めたのは4.8%、利用頻度が増えたユーザーは21.3%
  • コロナの影響でモールを利用開始した理由は、AmazonとYahoo!ショッピングは「品揃えが豊富だから」。楽天市場は「ポイントが貯まりやすいから」

回答数まではわかりませんが、1万人を対象にして90%がECサイトの利用経験があると答えたのは驚きです。「使ったことがない人はない」と言ってもいいでしょう。その中でもっとも使われているのは品ぞろえが豊富で配送が早く、とにかく便利なAmazonでした。しかし、「普段使っているのは?」と問われるとポイントのたまりやすい楽天市場というのが興味深いですね。これらに出店するときは商品がどこで売ることに向いているのかを考えておくとよさそうです。

利便性とお得感では総合モールに勝てないのは明白なので、自社ECサイトを作るときは気にしておきましょう。こちらのデータを見るとそのあたりが実感できると思います。

Amazonや楽天などブラックフライデーで快適に使えたECサイトは?+ユニクロ「+J」発売日のサイトダウン【スピード調査】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8271

アクセスが集中する時期なのに、遅くなりもせず、逆に今まで以上に表示速度を上げてきています。こんなデータを見てしまうとここで張り合うのは無理と思えますよね。

ここまで便利になってEC利用者が増えれば他の業界も便利になってきます。

「年末年始 広がる 買い物の選択肢」(くらし☆解説) | NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/441019.html

こちらの記事では「オンライン接客」「ネットスーパー」「ネットコンビニ」について説明しています。これって以前からあったのでは?と思いますが、詳しく見てみるとここにも変化があります。

【気に入るものがなかったら、買わなくてもいいのですか?】
はい。買わなくても大丈夫ということです。こうしたオンライン接客。これまでも個別のブランドやアパレルのチェーン店などで広がっていましたが、扱う商品数がはるかに多いデパートでも取り組みが始まったということです。

【それだけデパートも必死だということなのですね】
時代にあわせて売り方を変えていかないと生き残れない。そのような危機感が背景にはあります。

デパートにほとんど行かない人は気づかないところですが、デパートはシニア層に強いので、これからもいろいろ便利な取り組みをしてきそうです。

ネットスーパーはより便利になっていて、ドライブスルー感覚で買い物ができるようになっています。

例えばイオンですが、自宅への配送に加え、店の専用カウンターや、専用のロッカーで、頼んだ商品を受け取れたり、車に乗ったまま受け取れたりするサービスを、一部の店で始めています。駐車場に専用のレーンを設けて、インターホンで連絡すると店員が商品を持ってきてくれる店もあります。配送網のネックがありませんので、より多くのお客さんに、密を避けてネットスーパーを利用してもらえるという考えです。

これはイオン自体が倉庫代わりになっているということなので、ひょっとするとテナントの商品なども車に乗ったまま受け取れるようになるのかもしれません。受け取りに行くだけなのに駐車場を探すとなると面倒ですからね。

ネットコンビニはこんな動き。

ローソンも、27の都道府県のおよそ1500店舗で、ウーバーイーツと組んで、商品を指定の場所まで届けるサービスに取り組んでいます。
いずれも、まだ一部の地域、一部の店舗の取り組みですが、注文して最短30分程度で届くということで、若者にも人気だということです。

ウーバーイーツでからあげクンを頼む人が多いのはこちらの記事にも出ていました。私が住んでいるとこでは店自体が少ないのでウーバーイーツを使うことはないのですが、都心部でコンビニが近くにあれば料金も安くなるのでこうなりますよね。つまり、今までECのライバルではなかったデパートやショッピングモール、コンビニがじわっとライバルになってくるわけです。

ウーバーイーツってどうなの?と思っている暇もなくウーバーイーツの不便さを解消するサービスも出てこようとしています。

町田市で複数店舗の料理をまとめ配送する実証実験 | Logistics Today
https://www.logi-today.com/412509

飲食店は同社が構築したサイトを通じて、指定時刻までに入った注文をまとめて調理。一部の参加飲食店が配送を一元的に担い、取り組みに参加するそれぞれの飲食店を周って商品である料理・食品を集荷、ピックアップポイントへまとめて配達する。料理を注文した顧客は、ピックアップポイントに赴いて商品を受け取る。ピックアップポイント周辺では販促活動も実施するという

出前の元締めがいるイメージです。注文を受ける仕組みがShopifyというところも注目点。アプリでいろいろな機能が追加できるので、こういった柔軟な対応が可能ですよね。これであれば地方の商店街やオフィス街での実験も可能でしょう。

さらに注文するのすら面倒な人も増えているのでサブスクリプションサービスも急成長しています。

サブスクリプションで成長したサービス9選。「新規性」「成長性」などが高いビジネスモデルは?【サブスク大賞2020】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8283

保育園で紙おむつ使い放題「手ぶら登園」、パーソナルスムージー・スープの定額制サービス、定額で全国住み放題、定額制テイクアウトアプリなど、面倒だったことがどんどん解消されています。定期注文で売れていたものが他社のサブスクリプションサービスに取って代わられる可能性もありますので、今まで以上にユーザーの動きには敏感になっておかないといけません。

ネットを中心にしたサービスが広がると、どこに住んでいても仕事も生活もできてしまうようになります。最後にこちらの調査を見ておきましょう。

2020年流行する働き方「地方在住型ワーク」が1位 約4割が「今年、働き方を変えた」/ランサーズ調査 | SalesZine
https://saleszine.jp/news/detail/2122

働き方に関する16個のワードの中から、2021年にもっとも話題になりそうなものを問う設問では、地方在住者が首都圏の企業と協業する働き方「地方在住型ワーク」が271票を集め1位であった。次いで、「オンライン化推進(DX推進)」が154票、居住地から故郷の企業で副業をする働き方「ふるさと副業」が79票と続いた。

「地方在住型ワーク」と「ふるさと副業」というワードが出てきて、人材も場所を問わず採用できるようになってきました。コロナ禍で急速にネット中心社会になっていますので、その流れを見て自社の活動に利用していきましょう。「場所や仕組みがない」という言い訳はできません。

EC全般

Googleトレンドで振り返る Year in Search ── 2020 年を見つめてこれからのビジネスを見据える 5 つのアイデア | Think with Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/search/project-wings3/
2020年度の生活者意識と行動の推移 生活満足度 | Google マーケットインサイトチーム
https://datastudio.google.com/reporting/7233149b-4156-49d6-8f75-8a9079bc9e6d/page/UOxYB

世の中の変化をタイムリーにとらえたいのであれば、この記事とデータは要チェック。

PayPayフリマ、ECサイトで買った商品の中古価格相場を表示 「ZOZOTOWN」などの購入履歴と連携 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/17/news123.html

クリーニング後すぐ発送 メルカリ、ホワイト急便店内に「メルカリポスト」設置 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/16/news154.html

先週に引き続き二次流通を促進する動きです。

よい商品は勝手に売れるなんて幻想。拡販の努力を! | 平岡 謙一 | note
https://note.com/hiraokakenichi/n/nb8abc635b8ae

過度な拡販は不要ですが地道な拡販は必要。

中小ECでも勝てる「無料リスティング」とは  Google ショッピング領域の変遷と今後の展開を考察 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/8577

GoogleさんがECに力を入れてくるので流れに乗っておきましょう。

GMOペパボ、EC関連サービスの2020年流通総額が2000億円突破 「カラーミーショップ」「minne」など | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/2612

「BASE」のネットショップ開設数が12月8日に130万ショップを突破 | BASE株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000030814.html

まだまだECの仕組みは伸びていますね。

今週の名言

一流の指導者はいろんな人から批判をされるけど、揚げ足を取って悪口を言うばかりになってはいけない。何が事実かを把握するべき。人の悪口を聞いても、9割以上が事実無根。

情報社会の現代、良い指導者の必要条件とは? 小嶺忠敏監督が悩める現代の指導者に鳴らす警鐘 | REAL SPORTS
https://real-sports.jp/page/articles/469313453190808513

成長している企業やサービスを批判していないでしょうか? 批判する前に事実を把握しましょう。

森野 誠之
森野 誠之

「越境EC=中国」ではもったいない海外のネット通販ニーズ。世界各地で新たな巣ごもり需要が発生している越境ECの“今” | 越境EC 3.0

5 years 4ヶ月 ago
コロナ禍でも日本商品の需要は変わらず。東南アジア、アメリカ、ヨーロッパからの需要が急増中(連載第1回)

BEENOS代表取締役 執行役員社長 兼 グループCEOの直井聖太です。BEENOSは1999年の設立以来、日本の通販サイト・オークションサイトの海外向け代理入札・代理購入サイト「Buyee」や、日本の通販サイトの商品を世界に発送代行する「転送コム」など、日本と世界をつなぐさまざまな事業を展開し、多くの企業の越境EC事業をサポートしてきました。

越境ECというと「難しそう」とか「かつて中国市場に進出したけど大失敗した」という人もいるでしょう。この連載はそんな人に対し、新たにまたは再び「海外市場にチャレンジしよう!」と思っていただけるような情報をお伝えします。第1回は最新の越境EC事情です。

第3次越境ECブーム到来

2020年、新型コロナウイルスの影響で海外から日本を訪れる観光客がほぼ消滅し、BEENOSもインバウンド事業は打撃を受けました。一方、代理購入サービス「Buyee」では、2020年度の流通総額が前年比48.7%増で過去最高を更新しています。

BEENOSが運営する「Buyee」における越境EC市場規模の推移(2015年度から2020年度)

BEENOSが運営する「Buyee」における越境EC市場規模の推移(2015年度〜2020年度)

「Buyee」の流通額と新規会員登録者数をコロナ以前(2019年10月から12月)とコロナ発生後(2020年1月から3月)で比較してみると、流通額で131%増、会員数で164%増と、コロナ禍でも日本商品の需要は継続。海外からの購入チャネルが実店舗から越境ECにシフトしたことがわかります。

「Byuee」における流通額と新規会員登録者数の推移(2019年10月から2020年3月)
「Buyee」における流通額と新規会員登録者数の推移(2019年10月〜2020年3月)

ここで、日本における越境ECの歴史を振り返ってみましょう。

・第1次越境ECブーム(2008年頃) 

 日本企業が中国EC市場に進出。一部の企業が華々しい成功を収めた一方、多くの企業が惨敗。撤退を余儀なくされた。
 海外発送代行サービス「転送コム」スタート。


・第2次越境ECブーム(2014年頃)

 主に中国からのインバウンドによる爆買いが話題に。世界の越境EC市場規模が2,330億ドル突破


・第3次越境ECブーム(2020年〜)

 新型コロナウイルスによりEC需要が急増。爆買いの舞台もリアルからオンラインへ

まさに今、第3次越境ECブームのさなかにあると感じています。BEENOSだけの印象ではなく、経済産業省による電子商取引に関する市場調査でも、「世界の越境EC市場は2017年に5,300億米ドルと推計されており、今後も20%超のペースで拡大を続け、2020年には9,940億米ドルに達する」という見通しが掲載されています。

世界の越境EC市場規模(2014年〜2020年) 単位:米ドル
世界の越境EC市場規模(2014年〜2020年)単位:米ドル

越境ECが盛り上がっているのは中国だけじゃない

日本でも毎年話題になる中国「独身の日」。2020年も取扱高の記録を更新。中国ECプラットフォームの最大手・アリババグループ(阿里巴巴集団)の取扱高(GMV)は4,982億人民元。1元15.6円で換算すると日本円でなんと7兆7,719億円です。伸び率は前年比85.6%増ですから、その勢いは計り知れません。

輸入商品部門で上位に食い込んでいる日本企業もあり、中国が世界最大の市場であることは間違いありませんが、注目すべき市場は他にもあります。「Buyee」の落札UU(ユニークユーザー)を前年と比較したところ、東南アジアが2.14倍、アメリカが2.82倍、ヨーロッパは2.85倍という結果になりました。

「Buyee」におけるエリア別購買ニーズの伸長率(2020年1月〜9月)
「Buyee」におけるエリア別購買ニーズの伸長率(2020年1月〜9月)

BEENOSでは2020年1月1日から9月30日の「Buyee」の売上データを元に、世界各エリアで売れている商品を調査しました。伸長率の高い東南アジア、アメリカ、ヨーロッパについて、消費の傾向や消費者のペルソナをご紹介します。

日本のアニメが大好き ─東南アジア(伸長率2.14)

東南アジアの消費者のペルソナ
東南アジアの消費者のペルソナ

インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなど、東南アジア地域の消費者の特徴は、日本ブランドへの信頼が厚いことです。日本のアニメの熱烈なファンが多く、おもちゃゲームファッションアイテムが人気です。

カシオのG-SHOCK、仮面ライダーやドラゴンボールのフィギュア、A BATHING APEの服など
カシオのG-SHOCK、仮面ライダーやドラゴンボールのフィギュア、「A BATHING APE」の服など、東南アジアでのヒット商品の一部

東南アジアと一口に言っても、国によって文化や風習がかなり異なりますが、バイクや車のパーツは各国で売れました。セイコーやカシオの時計も人気があります。この他では包丁などの調理器具も急成長しました。

SNSで日本のゲーム情報を収集 ─アメリカ(伸長率2.82)

アメリカの消費者のペルソナ

アメリカでもジャパンカルチャーの支持は厚く、コミックアニメ系商品、特撮系が人気です。YouTubeやSNSで情報収集し、買い物をする消費者が多いようです。

アメリカで人気だったポケモンカードゲーム

アニメグッズやゲーム機トレーディングカードの他には、日本発のストリートファッション、特にスニーカーがヒットしました。日本ブランドである「A BATHING APE」や「UNDERCOVER」はアメリカでも人気です。珍しいところでは釣り用品のハードルアーが人気でした。

日本の伝統文化にも興味津々 ─ヨーロッパ(伸長率2.85)

ヨーロッパの消費者のペルソナ

ヨーロッパでもポケモン、ドラゴンボール、遊戯王など、アニメのトレーディングカードフィギュアが人気なのは変わりませんが、他の地域と違い、盆栽浮世絵武具といった商品を越境ECで仕入れて販売しているのではないか? という傾向が見られます。新品でなくて高額でも、良いものがあれば購入しているようです。昔のゲーム機も伸びました。

ヨーロッパに売れた商品の一部
洋楽のLPレコードや遊戯王カード、ロリータファッションなど、ヨーロッパに売れた商品の一部

洋楽CDレコードの他には、カセットプレイヤーターンテーブルアンプといったオーディオ関連や楽器も売れました。

越境ECを牽引しているのは2次流通

最後に、新たな傾向をもう1つご紹介します。越境ECではもともと新品の商品が強かったのですが、ここ数年伸びているのがリユース品です。ネットオークションなど、新品とリユース品を同じマーケットプレイス内で購入できるようになり、海外の消費者による利用も増えています。

海外の消費者の日本商品の購入手段
海外の消費者の日本商品の購入手段

越境ECを通じた購買(上のグラフで緑色の「ネットオークションなど個人間取引で日本から購入している」と、青色の「その他通販サイトで日本から購入している」)を見ると、中国が約36%、アメリカが29%、台湾で20%以上となります。

越境ECというと難しく感じる方も多いと思います。しかし、たとえ言葉や現地の商習慣を知らなくても、日本向けのECサイトを運営するだけで、海外向けに代理で配送・決済・配送まで行うサービスが複数ありますし、今は配送料のハードルも下がり、国際配送も200円から可能な時代となっています。最近では、タグを1行設置するだけで越境ECを導入できるサービスも登場しており、海外市場への挑戦ハードルが下がっています。

まずは、自社の商品を海外の消費者に買ってもらえる状態を作ることから始めてみてはいかがでしょうか? 意外な商品に注目が集まるかもしれませんよ。

◇◇◇

次回は、「越境ECで強いJapanコンテンツを活用して流通を伸ばす方法」をお話しできればと思います。

直井 聖太
直井 聖太

逆風下で旅行需要減のANAグループ、全日空商事が取り組むECの巣ごもり消費喚起施策 | 通販新聞ダイジェスト

5 years 4ヶ月 ago
全日空商事は通販事業において、新型コロナによる新しい生活様式に合わせた商品提案を実施。2020年5月にリニューアルした提案型メルマガで顧客単価がアップしています

全日空商事では、今期の通販事業において新型コロナウイルスによる消費行動の変化に伴って新たな提案や販促を実施している。バッグ類など旅関連商品の販売で大きく影響を受ける中、在宅需要の取り込みや旅気分が味わえるような切り口で訴求し、効果を上げている。

巣ごもり特集ページを公開、関連商品が大きく伸長

上期(4~9月)の通販事業の実績において、主力であるバッグ類やバッグ商材を多く抱えるANAオリジナルカテゴリーが苦戦した一方、グルメ・ワインや家電といった巣籠り関連商品は大きく伸長。商品カテゴリーで大きく明暗を分けた。

そのため、新しい生活様式も見据えて、コロナ後の状況に合わせて公開した特集ページが「マイルもたまる♪新しい暮らしを楽しもう!」。同ページでは毎日の暮らしを快適に過ごせるアイテムをジャンル別に紹介しており、「家の中を快適に」や「コロナ太りを解消」「家飲みを充実」など”ウィズコロナ”に関わる文脈での切り口も用意して、商品選びをサポート。開設後は同ページからの販売が順調に推移しているという。

全日空商事 ANA 巣ごもり消費 ECサイト 特集ページ 新しい生活様式
「新しい生活様式」を見据えた特集ページ

YouTuberのレビュー動画から人気が出た商品も

また、外出向け商品とは異なる分野で、特定の商材として今上半期に大きくヒットしたのが「機内搭載カート」。一定期間、機内で活躍した商品を購入できるとして、以前からコアファンを中心に支持を得ている商品の一つ。

同商品についてはユーチューバーの購入レビュー動画を顧客の声として「フェイスブック」で紹介したところ、非常に多く拡散されて45万を超えるインプレッションと、1200件の「いいね!」を獲得。税込価格9万5000円と高額商品ながらも、投稿月の5月には通常月の5倍を超える台数を販売した。

全日空商事 ANA ECサイト 機内搭載カート
Facebookで照会した「機内搭載カート」
(画像は「A-style」Facebookページから編集部がキャプチャし追加)

元々、同サイトでは旅好きの顧客の割合が高く、コロナ禍で中々旅に出られない状況において、少しでも旅の気分が味わえるよう、サイト、メルマガ、SNSなどの制作を心がけている。

バッグなどの旅関連グッズについては実需が低下してECでも売りづらい状況が続く一方、機内ワインや機内グルメ、ANAオリジナルグッズでは小物を充実させるなど、自宅で旅の気分が味わえる提案を行っている。

提案型メルマガで購買単価アップ

なお、メルマガについては5月にリニューアルを実施。できる限り1to1の接客に近づけ、顧客ごとに最適な情報を届けて、買い物ができるような改善を行っており、メールごとにテーマを設けた提案型の内容に変更

加えて、併売の提案を積極的に行ったり、クリエイティブやメルマガに記載する情報の精査をABテストを繰り返しながら行ったところ、顧客1人当たりの購買単価が大幅にアップするなど、改善の効果が数字に表れたようだ。

下半期はバッグ需要も回復傾向

下半期の状況として、ANA機内誌では定番となっている「FEILER(フェイラー)」や人気玩具の「BE@RBRICK(ベアブリック)」とのコラボ商品が受注を集めた10月は予算を達成し、下半期初月は順調な滑り出しとなった。

全日空商事 ANA ECサイト フェイラー コラボ商品
FEILER(フェイラー)とのコラボ商品
(画像は「ANAショッピング」サイトから編集部がキャプチャし追加)

季節商材の「ボジョレー」は解禁日前に完売しており、おせちは8~10月は前年同期比34%増と、引き続き自宅でグルメを楽しむという需要を上手く獲得できた。

バッグ商材については、キャリーケースの回復は前年の半数程度となっているが、「Go To トラベル」の影響を受けてかビジネス・カジュアルバッグの売り上げが10月は回復の兆しを見せており、バッグカテゴリー全体では前年比94%まで回復している。

そのほか、下半期の取り組みとしては、11月24日に「ANAオリジナルマスク」を発売。販促面では、導入済みのレコメンドツールの活用を積極的に行って、顧客の嗜好に合わせた商品提案を行うなどサイト接客を強化する予定。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

→ 年間購読を申し込む(通販新聞のサイト)
通販新聞の過去記事を読む(通販新聞のサイト)
→ 通販新聞についてもっと詳しく知りたい

通販新聞

実店舗とECに加えた新しい販路「動くお店」。三井不動産が進める「移動商業店舗」プロジェクトとは

5 years 4ヶ月 ago

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動させる。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
「移動商業店舗」プロジェクトについて

移動商業店舗は、通常の固定店舗とECの間をつなぐことで、ユーザーがリアルとデジタルの垣根を超え、“どんな場所”でも買い物ができるシームレスな買い物体験を生み出すもの。

出店事業者は第三のチャネルを持つことで、これまで以上に深くユーザーの嗜好性や購買行動を知り、関係性を深めることが可能となるとしている。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
消費者と出店テナントのメリット

移動商業店舗は、さまざまな不動産における出店可能な小規模スペースを活用、曜日や時間帯ごとの異なるニーズにピンポイントで応える。さらに、リアル店舗とECをつなぐシームレスな買い物体験のハブとなることをめざす。

現在実施中のトライアルイベント終了後、エリアやユーザーの特性に応じて店舗バリエーションを増やし、出店場所を拡大していく予定。また、移動商業店舗の特性を生かし、従来なかった新たなコンテンツを創出し、多様化していく消費者のライフスタイルに合わせた買い物体験を提供していく。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
多様化していく消費者のライフスタイルに対応していく

プロジェクトは2020年9月から、首都圏・近郊5カ所(豊洲・晴海・板橋・日本橋エリア、千葉市)で、10業種11店舗の事業者とトライアルを実施しており、ユーザーおよび出店事業者から好評を得ているという。

EC関連では、オンワードグループ、コスメネクストは「@cosme TOKYO」「@cosme STORE」(コスメ)などが移動商業店舗トライアルイベントに参加している。オンワードパーソナルスタイルは「想定よりも高い売り上げが出た。新規顧客獲得にもつながり、売り上げだけではなくプロモーションの観点でも出店の価値がある」としている。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
プロジェクトのトライアルの様子

三井不動産は、これまで開発・運営してきた不動産において、ユーザーが場所や時間帯により異なる買い物やサービスのニーズを抱いていることに着目。「移動商業店舗」プロジェクトを通じて、自宅やオフィスなどの身近な場所でリアルな買物を気軽にできる体験と、思いがけない魅力的なコンテンツ(店舗)と出会える体験価値の創出に取り組む。将来的には移動商業店舗に加えて、ホテルなどさまざまな移動式サービスに広げていく。

石居 岳
石居 岳

「調査データで見るEC 2020年版」PDF無料ダウンロード

5 years 4ヶ月 ago

経済産業省の「令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」をはじめ、各省庁や日本通信販売協会、調査会社各社が発表したデータを、同じフォーマットで見やすくまとめました。ECを取り巻く環境を知るための資料として、企画書やプレゼンにご利用ください(第三者への配布や商用利用はご遠慮ください)。

CONTENTS
  1. BtoC-EC市場規模の推移(2010年〜2019年)
  2. BtoC-EC市場規模と各分野の構成比率(2018年〜2019年)
  3. 物販系BtoC-ECの分野別EC化率と市場規模(2017年〜2018年)
  4. 通販市場規模の推移(2008年度〜2019年度)
  5. 顧客満足スコア(2015年度〜2020年度)
  6. 支払いに利用したことのあるQRコード決済(2019年10月〜2020年7月)
  7. ECモールのMAUとデバイスの構成比(2020年4月)
  8. 利用している/利用していたECサイト
  9. 利用しているポイントサービス(2019年〜2020年)
  10. 越境EC(米国・中国)市場規模(2019年)
  11. BtoB-EC市場規模とEC化率の推移(2014年〜2019年)
  12. 宅配便取扱個数の推移と再配達率
「調査データで見るEC 2020年版」
「調査データで見るEC 2020年版」サンプル

ダウンロード要項

下記のフォームに必要事項をご記入してお申し込みください。ご入力いただいたメールアドレス宛に、ダウンロードのご案内をお送りいたします。

お申し込みにはットショップ担当者フォーラムの無料のメールマガジン「ネットショップ担当者フォーラム通信」の購読が必要です。大変お手数ですが、すでにメルマガ購読中の方もこちらのフォームからお申し込みください。

購読はいつでもキャンセルできます。ネットショップ担当者フォーラムのメールマガジンについて、詳しくはこちらをご覧ください

内山 美枝子

「接客しない」に挑む大手百貨店の挑戦。無人ポップアップで「試着は店頭、購入はECで」の新しい販売スタイルの成果とは?

5 years 4ヶ月 ago
そごう・西武は、コロナ禍での新たな取り組みとして販売員が常駐しない「無人ポップアップストア」を展開した。大手百貨店による挑戦と、1週間の実施で得た気づきを紹介する。

そごう・西武は2020年10月20日から1週間、コロナ禍で非接触ニーズが増えている状況を踏まえ、西武渋谷店で「無人ポップアップストア」を開設した。店頭ではECサイトのみで販売していたD2Cブランド商品を展示。販売員は常駐せず、店頭はあくまで「試着」の場とし、ECサイトで購入という導線を作った。その取り組み内容、気付きについて企画担当者に取材した。

来店客が自ら試着。販売員が常駐しないポップアップストア

「無人ポップアップストア」で扱ったのはECサイト限定販売のレディースファッションD2Cブランド「JAMAIS VU(ジャメヴ)」。

そごう・西武がECサイト限定で販売している「JAMAIS VU(ジャメヴ)」商品
ECサイト限定で販売している「JAMAIS VU(ジャメヴ)」

タブレットを通じた遠隔接客なども行わず、あくまで並んだ商品を来店客がセルフで試着できる場とした。購入希望商品があれば、各アイテムタグについたQRコードを客自身が手持ちのスマートフォンなどで読み込み、ECサイトで注文。後日、注文商品が自宅に届くという仕組みだ。

商品タグについたQRコード
商品タグについたQRコード(画像:そごう・西武提供)

コロナ禍で非接触ニーズが増えているが、一方でECサイトのみで展開するブランドのペインポイントとなりがちな「商品を試せない」ニーズ。これに応える取り組みとして、大手百貨店による新たな挑戦に注目が集まった。

完全無人にすることで「あえて課題を見つけにいった」

従来、百貨店は丁寧な接客でロイヤルカスタマーを獲得してきた。あえて販売員を常駐しない「無人」に振り切ったことは、意外とも言える展開だ。社内での反対はなかったのだろうか? ポップアップストアの企画者である中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)は、百貨店が抱える「危機感」を踏まえながら次のように話す。

百貨店が以前に比べて勢いを失っている状況下、私の役割は“これまでの百貨店”にとらわれず、自由な発想で新しいことを企画すること。そして、若い世代も含めて“百貨店って面白い”と思ってもらうことにあります。直接、お客さまとつながる“新しい買い物体験”を提供するD2Cのビジネスモデルは以前から注目しており、何かタイアップしたいという思いがありました。(中山氏)

こうした状況下でコロナの感染が拡大。対面接客に不安を感じている顧客も存在していることは、店頭販売員のフィードバックを通じて理解していた。「お客さまの不安を解消しながら買い物を楽しんでもらえないか」。そんな発想から今回の企画が誕生したという。

これまでにない企画であることから、手探り状態でスタートした。だが、百貨店として獲得していきたい若い世代のなかには、「接客を苦手としている人も一定層いる」(中山氏)。そのため、良い気付きを得られるのではないか、と実現へつながった。

また、「販売員を確保しにくい」という課題もあったことから、販売員を常駐しないポップアップストアの可能性も検証したかったという。販売員が常駐しなくてもストアが成り立つのであれば、今後もD2Cブランドが百貨店で期間限定店舗を開設するハードルが一気に下がるためだ。

従来の百貨店接客の手厚さを「100」とすれば、無人店舗は販売員のサポートを受けられないので「0」になります。でも、「0」まで振り切ることで、お客さまが本当は何に困っているのか課題が見えるかもしれません。今後の接客スタイルを考える上での“手がかり”を得られるだろうという期待もありました。(中山氏)

無人ポップアップストア企画を担当した中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)
無人ポップアップストア企画を担当した中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)

60代顧客からも好評の無人店舗

ポップアップストアは1週間展開した。反響はどうだったのだろうか。

多くのメディアで取り上げられたこともあり、会期中のブランドへのECサイト流入数、売り上げともに、実施前週と比べ大きく伸びたと聞いています。「ジャメヴ」の担当者が会期終了後に直接お客さまに電話で感想を伺う機会があったのですが、60代のお客さまからも「こういう取り組みもいいわね」とポジティブな反応をいただけたようです。(中山氏)

会期中には、人気エディター 小林文氏によるインスタライブ配信も行った。百貨店として「直接顧客とつながる販売スタイル」にも新たな可能性を見出せたという。

人気エディター 小林文氏
インスタライブを行ったエディター 小林文氏

一方、課題も浮き彫りになった。実際に何人の顧客が来店したのかといった定量データ、来店客がどこに課題を感じたかなどの定性データは取得できなかった。

見えた課題を解消しながら、同様の企画は今後も展開していく予定。その際、来店客数をカウントできる専用ソリューションを導入するといったことも検討するという。

またジャンルに関しても、「雑貨、インテリア、コスメなど複合的にチャレンジしてみたい」と、中山氏は今後の展開にも意欲的だ。

公文 紫都
公文 紫都

バロックジャパンがECサイトにInstagram投稿の動画と画像を活用した新サービス

5 years 4ヶ月 ago

バロックジャパンリミテッドは12月17日、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた。

スタートしたのは、インスタライブを活用した動画コマースコンテンツ「VIDEO」、公式Instagramの投稿から購買動線を強化する「PHOTO」コンテンツ。

Instagram上に投稿されているフィード写真、フィード動画(1分以内の尺)、IGTV(長尺の動画)を取り込み、ECサイト内に新しいギャラリーコンテンツとして展開する。

バロックジャパンリミテッドは、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた
ギャラリーコンテンツのイメージ

ビジュアルマーケティングプラットフォームを開発するvisumoの「visumo social curator」を導入。コンテンツ化した写真や動画と販売商品をひも付け、Instagramの動画や接客動画を見ながら、商品を購入することが可能になる。

公式Instagram(@sheltterwebstore)の投稿もギャラリー表示させる。「Instagram」ユーザー向けに発信しているコンテンツを活用し、商品とひも付けることで商品購入にもつなげる。

バロックジャパンリミテッドは、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた
商品購入への画面移動イメージ

バロックジャパンリミテッドの2019年2月期決算における、EC売上高は84億5600万円。単体売上高に占める割合(EC化率)は13.4%。決算月を1月から2月に変更し、13カ月間の変則決算だったため前期実績と比較できない。

石居 岳
石居 岳

単品通販・ECのLPが約3分&無料で作れる、売れるネット広告社の「クリエイティブ自動制作」機能とは?

5 years 4ヶ月 ago

売れるネット広告社は単品通販・EC向けのクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」に、ランディングページ(LP)を無料で自動制作する機能を追加した。

売れるネット広告社がこれまでクリエイティブ制作で培った“売れる”ためのトーン&マナーなどのノウハウを新機能に反映。「画像など必要な素材をアップし、テキストを入力するだけで、約3分でLPを完成することができる」(加藤公一レオ社長)と言う。

クリエイティブの自動化に関する動画

「売れるネット広告つくーる」に、商品名・商品価格などの必要項目を入力、商品画像をアップロードすると、独自開発したAI(人工知能)がカテゴリーなどの要素から最適化したテンプレートへと素材を自動反映する。

加藤公一レオ社長
加藤公一レオ社長

売れるネット広告社では、大手通販企業などのクリエイティブで1000回以上のA/Bテストを実施。フォント、色、大きさといったデザイン要素など、その結果から得た最適なクリエイティブのノウハウをLP構成や制作、フォローメール文面などの成果物に反映してきた。新機能にはそのノウハウを搭載している。

自動化するのは広告専用LP、申込確認画面、定期(サブスク)申込完了画面、引上施策のための引上専用LP、引上専用申込完了画面、フォローメールなど、LTVアップフォローメールなど。

売れるネット広告社は単品通販・EC向けのクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」に、ランディングページ(LP)を無料で自動制作する機能を追加
自動化できるクリエイティブ制作業務

フォローメールなどの自動制作も、素材情報などから独自開発したAIが最適なクリエイティブを制作する。

対応しているカテゴリは、美容液、クレンジング、美容サプリ(コラーゲンなど)、プロテイン、ダイエット(置き換え系)、ワイン、ペットフード、育毛剤、男性向けスキンケア、オールインワンの10種類。

売れるネット広告社は単品通販・EC向けのクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」に、ランディングページ(LP)を無料で自動制作する機能を追加
新機能を使いネッ担編集部用に制作した仮のランディングページ。制作に要した時間は約3分(クリックするとクリエイティブの下の要素も確認できます)

「売れるネット広告つくーる」利用しているアカウント数は約1000アカウントで、そのうち約3割からクリエイティブ制作を受託していた。制作費は470万円、納品期間は3か月。

制作費などの観点から、約7割のクライアントが売れるネット広告社にクリエイティブ制作を発注することができない状態だった。「すべての企業を100%成功に導く」という企業理念の実現に向け、クリエイティブの自動制作機能の開発に踏み切った。

売れるネット広告社によると、クリエイティブ制作に関する売上規模は約1億8000万円。一部、大手企業からの個別制作ニーズは継続されると予測するが、多くの企業が自動制作ツールへ移行するとみられる。

クリエイティブ制作に関するスタッフは今後、一部クライアントの制作案件のほか、クリエイティブの自動制作機能で搭載するテンプレートの開発に注力する。

売れるネット広告社は単品通販・EC向けのクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」に、ランディングページ(LP)を無料で自動制作する機能を追加
自動化と従前の体制でのクリエイティブ比較
瀧川 正実
瀧川 正実

メイン利用のECモールは楽天市場/2021年にEC業界のキーワードになるのは?【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

5 years 4ヶ月 ago
2020年12月11日~17日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. メインで使うECモールは「楽天市場」で41%。コロナ禍で総合ECサイトの利用を始めたは4.8%、頻度が増えたユーザーは21%

    MMD研究所が発表した「コロナ禍での総合ECサイトに関する調査」では、総合ECサイトの利用、利用頻度、利用する理由、関連サービスの利用状況などについて調査している

    2020/12/15
  2. 2021年のEC業界を大予測! 「モバイル」「遠隔」「非接触」「サステナブル」「SNS」「D2C」がキーワード(のはず)【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年12月7日〜13日のニュース

    2020/12/15
  3. 会員300万人を超えた三井ショッピングパークのECモール「&mall」のオムニチャネル戦略とICT活用施策とは

    会員300万人を超えた三井ショッピングのECモール「&mall」。ライブコマースのスタート、店頭受け取りの強化、RFIDを活用した在庫管理など、「リアル施設共生型ECサイト」づくりを進めている

    2020/12/14
  4. Amazonや楽天などブラックフライデーで快適に使えたECサイトは?+ユニクロ「+J」発売日のサイトダウン【スピード調査】

    ブラックフライデー期間における「Amazon」「楽天市場」「トイザらス」「Google Strore」などのECサイトの表示速度を計測。米国ECサイトとのスピードの差も比較しました

    2020/12/15
  5. ユーグレナがキューサイを連結子会社化へ。「ミドリムシ」と「青汁」のコラボがめざすことは?

    ユーグレナ、アドバンテッジパートナーズ、東京センチュリーの3社共同出資の特別目的会社が、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)からキューサイの全株式を取得。1年以内にユーグレナは特別目的会社への出資比率を49%まで引き上げる

    2020/12/16
  6. 近鉄百貨店が進めるECを活用したニューノーマル対策、食料品の当日宅配&冷凍食品の取り扱い

    近鉄百貨店は、食品や冷凍食費などを受注当日に顧客宅へ配送するサービスを開始する。CBcloud(シービークラウド)が提供する「PickGo(ピックゴー) 買い物」サービスを導入して当日配送を実現する

    2020/12/11
  7. サブスクリプションで成長したサービス9選。「新規性」「成長性」などが高いビジネスモデルは?【サブスク大賞2020】

    日本サブスクリプションビジネス大賞発表。サブスクのプロや2019年度受賞店舗が選ぶサービスとは?

    2020/12/17
  8. 多くの店がなくなる時代、それでも生き残る店の条件とは?

    『2025年、人は「買い物」をしなくなる 次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃 次の10年を変えるデジタルシェルフの衝撃』(望月智之 著/クロスメディア・パブリッシング 刊)ダイジェスト(第4回)

    2020/12/14
  9. 資生堂、I-neなど登壇のブランド・メーカー向けEC+DXイベント【オンラインで12/17開催】

    いつも.は、ブランド・メーカー向けのEC・DX(デジタルトランスフォーメーション)に関するオンラインイベント「EC×DXフォーラム toword 2021」を12月17日(木)に開催

    2020/12/11
  10. オフラインマーケの経験を生かして「行動から顧客ニーズをあぶり出す」。120年の歴史を武器にECに挑戦する奥田製薬

    売れるネット広告社の代表取締役社長の加藤公一レオ氏と、創業明治30年の老舗製薬会社・奥田製薬株式会社の石川砂織氏との対談

    2020/12/14

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    消費動向から見えるEC事業者が品ぞろえを広げることの重要性とは? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    5 years 4ヶ月 ago
    コロナ禍で小売事業者は、成長促進のため品ぞろえの拡大を加速させたという意向があります。消費者アンケートから品ぞろえを広げる重要性を探っていきます

    『Digital Commerce360』のシニア消費者インサイトアナリストであるローレン・フリードマン氏は、小売事業者が成長を促進するために品ぞろえを拡大させていると言います。なぜ今、事業者はこうした取り組みを進めているのでしょうか? 品ぞろえを広げる重要性を消費者アンケートから見ていきます。

    「Costco」が棺桶を販売!? 加速した小売事業者の「品ぞろえ拡充」

    「Costcoが棺桶を販売する」という記事を読んだのが昨日のことのように思えます。業界の専門家たちは、「棺桶がCostcoの顧客層に適しているのかどうかわからない」と言って、笑って見過ごしていました。実際に売れたかどうかわかりませんが、Costcoの努力と、新しい品ぞろえへの反響は覚えています。

    CostcoのECサイトで販売している棺桶の紹介ページ
    CostcoのECサイトで販売している棺桶の紹介ページ(画像:Costcoのサイトよりキャプチャ)

    昔は、品ぞろえはシンプルでした。量販店やデパートのように一部の店舗では品数が多く、ほとんどの専門店では品数が少なかったからです。オンライン小売事業者はビジネス拡大のため、または販売機会を増やすために、少しずつ商品を追加していきました。

    最初は、生鮮品やマットレス、次にアクセサリー。そして最終的には、より主流なカテゴリーを追加しました。私は品ぞろえの変遷を整理すべく、ドロップシッピングとベンダーネットワークの先駆者である「CommerceHub」の創設者兼CEOであるフランク・プーア氏に連絡を取ってみました。

    コロナ禍で混乱したサプライチェーン

    コロナ禍で、サプライチェーンが混乱しました。Amazonでさえ商品を届けるのに10日から2週間かかる時もあったほどです。成長機会に貪欲だったのは、販売する商品が少ないにもかかわらず、一刻も早くホームオフィス用品に進出したいと考えたホームセンターでした。プーア氏によると、ホームセンターのビジネスモデルの優れた点は、それをすぐに実行に移すことが可能だったことです。

    元マーチャンダイザーである私は、マーチャンダイジングにおける匠の技が、思ったより早く、科学に取って代わられたことを理解するのに苦しむことがあります。Amazonはマーケットプレイスで3億から4億SKUを販売していますが、すべてアルゴリズムで管理しています。

    誰が品ぞろえを拡大しているのかを考えるため、プーア氏は事業者を次のように分類しました。Amazonの次に来るのは、数千万個の商品を販売している一握りの小売業者。その次が数百万個の商品を販売しているグループです。

    プーア氏は、小売事業者の仕事を2つの側面から見ています。

    まずは消費者を惹きつけ、次に彼らを満足させることです。(プーア氏)

    プーア氏は、消費者の獲得には品ぞろえが重要であることを知っています。要約すると、「宝くじを買えば買うほど当選確率が上がるように、SKUが多ければ多いほど成功の確率が上がるのです」。

    小売ビジネスの性質上、住宅リフォーム・建築資材の小売りチェーン「The Home Depot」や「Lowe's」のような企業では、ほぼ無制限にSKU数を追加する機会があると彼は考えています。一方、スポーツ用品を扱う「Dick's Sporting Goods」のような企業に関しては、消費者はより限定的なSKU数を期待している可能性が高いです。

    「Dick's Sporting Goods」のサイトトップページ
    「Dick's Sporting Goods」のサイトトップページ(画像:サイトよりキャプチャ)

    品ぞろえの拡充を支えるテクノロジーの進化

    小売事業者は、どのようにして効果的に品ぞろえを拡大しているのでしょうか? 実店舗は商品の設置面積が限られていますが、バーチャルな世界には無限の可能性があり、小売事業者はその機会を捉えようとしています。

    多くの小売事業者は困難な時代に直面していますが、品ぞろえの拡大には資本を必要としません。テクノロジーが品ぞろえの拡大を可能にする主要な手段になっています。とは言え、商品の導入やデジタル資産の制作にはコストがかかり、データ操作のルールも事業者ごとに異なるという事実にもプーア氏は言及しています。

    サプライヤーのシステムに合わせたインテグレーション、小売事業者のサービスレベル契約(SLA)への対応も必要です。このようなコストはあるものの、「CommerceHub」は1日か2日でサプライヤーのシステムを立ち上げることができます。

    今回の議論で最も興味深かったのは、テクノロジーによって小売事業者が行うモニタリングが楽になったことです。出荷や配送に関する情報も即時に反映され、小売事業者は基本的にイレギュラーな事象に対応すれば良いことになります。

    「初期の段階では、ブランドにドロップシッピングを行うよう説得することが難しく、倉庫管理システムを提供していた」とプーア氏は言います。しかし、ドロップシッピングは確実に成長しており、一部の小売事業者ではビジネスの半分以上がドロップシッピングを経由しているそうです。

    小売り事業者は“マージン・ハンター”

    商売人として気になるマージンについて尋ねてみたところ、プーア氏はすぐに「小売事業者はマージン・ハンターです」と答えました。彼は、小売事業者のアプローチを人間の体に例えました。

    まず頭の部分は、「事業者が購入してストックする在庫回転率の高い大量のSKU」です。体の部分は、「小売事業者が欲しいと思うものの人気がないかもしれない商品群」です。売れ筋にはならなかった、またはオーバーサイズだった靴を想像してみてください。

    小売事業者は、人気がない商品をドロップシップすることができ、手数料は1ドルから1.50ドル。リスクがない上に、小売事業者は追加収益とマージンを受け取ることができます。(プーア氏)

    小売り事業者は“マージン・ハンター”

    最後に彼は、「Amazonモデル」としてよく知られるようになった「CRAP」(Can't Realize a Profit/利益が出ない)に言及しました。Amazonは販売を許可した事業者から10%の手数料を取っています。

    「限られた在庫」と「品ぞろえの拡大」小売り事業者が展開する“2つの世界”

    私たちは2つのパラレルワールドに生きています。1つ目は、消費者に直接販売するD2Cブランドが、より限られた在庫の中でブランドをコントロールし、最高クラスの体験を提供することを目標にする世界。一流ブランドにとって、このようなコントロールは常に重要な意味を持っていました。

    2つ目の世界では、小売事業者がAmazonに倣って、見込み客や顧客の注目を集めるための品ぞろえを拡充しているように見えます。プーア氏も言うように、Amazonは収益の半分以上をサードパーティのマーケットプレイス販売者から得ているため、先導役として品ぞろえを充実させてきました。

    他の小売事業者は、カテゴリーを支配していくAmazonを見て、自分たちが競争できないことに気づいたのです(たとえば、Amazonは、「Toys“R”Us」よりも多くのおもちゃをそろえていました)。小売事業者には転機が必要でしたが、倉庫への投資や商品の仕入れは当時の財務状況では不可能でした。

    Amazonのおもちゃ販売ページ
    Amazonのおもちゃ販売ページ(画像:サイトよりキャプチャ)

    このような時代に、「CommerceHub」はテクノロジーベンダーから戦略的パートナーへと成長しました。大規模な顧客の中には、同社のプラットフォーム(仮想在庫/ドロップシッピング)を利用して、粗利益率(GMV)50~70%を実現している企業もあります。

    品ぞろえ拡大の選択肢

    品ぞろえには目利きが必要で、消費者が探している商品を確実に用意することが大切です。既存の顧客基盤を活用して、ユーザーエクスペリエンスを高めることもできます。最も重要なのは、買い物のための目的地となり、ブランドを賢く拡大していくことです。

    カテゴリーの拡張は、明らかにビジネス上の付加価値になります。ワーク・フロム・ホームで購買行動が変わり、消費者のニーズが大きく変化しています。賢明な小売事業者は、このような機会を活用するために品ぞろえに手を加えるでしょう。消費者がそれに気づくかどうかは興味深いところです。

    デパートチェーン「Kohl's」は、現在のアスレジャー人気と在宅ワーク人口の増加を利用しようとしています。『Digital Commerce360』と、調査会社の「Bizrate Insights」が2020年に行った、1,000人のネット通販利用者を対象にしたアパレルに関する調査では、14%が「コロナ禍の間にアスレジャーやパジャマなどの快適な衣服を購入したことがある」と回答しており、この傾向を裏付ける結果となっています。

    Kohl'sのアスレジャー商品紹介ページ
    Kohl'sのアスレジャー商品紹介ページ(画像:サイトよりキャプチャ)

    品ぞろえを大胆に拡大しようとしている小売事業者もいます。住宅リフォーム・建築資材の小売りチェーン「Lowe's」は、そのビジネスモデルを活用して、品ぞろえを拡大しています。「Lowe's」は「家」というカテゴリーに新たな解釈を加えることで、顧客層を拡大したいと考えています。

    情報が品ぞろえの拡大を後押しする

    トラフィックを活用しオンラインでの品ぞろえを拡大しようとしている、家具や家電の「Wayfair」といった小売事業者を見ると、「目的地」という言葉が頭に浮かびます。私は、在庫を所有するよりも、消費者に体験を提供することが重要だと考えています。体験には、プライベートブランドの提供、ドロップシップの活用、そしてスマートに品ぞろえを拡大するためのテクノロジー活用が含まれます。すべてが重要な役割を果たしているのです。

    「Wayfair」は消費者を満足させるため、ナビゲーションと商品のキュレーションには、テクノロジーを活用して1400万SKUを展示しています。「Wayfair」の担当者は次のように言います。

    消費者が自分の心に響くものを見つけることができるかどうか、にかかっています。私たちが幅広いカテゴリーを持つことができるのは、商品や購入プロセスで消費者が必要とする情報に関するデータを収集しているナビゲーション・エクスペリエンスのおかげです。商品を追加する前にニーズを把握しているので、消費者は簡単に商品を探すことができるのです。(Wayfairの担当者)

    家電量販店の「abt electronics」の共同社長であるジョン・アブト氏は、品ぞろえに対する小売事業者のアプローチについて次のように説明します。

    「abt electronics」は店頭に商品を並べる前、常にオンラインを利用して商品をテストしてきました。アブト氏は、成功と失敗の両方があったと正直に語っています。失敗は通常、販売チームとマーチャンダイジングチームとのコミュニケーション不足に起因していました。84年の歴史の中で、特定の製品が売れない理由を知るために、消費者の声に耳を傾けたことが品ぞろえ拡大のきっかけになったことがよくあったと言います。

    「abt electronics」のサイトトップページ
    「abt electronics」のサイトトップページ(画像:サイトよりキャプチャ)

    ビジネスモデルについて聞くと、80%が通常のドロップシップとの回答でした。また、実店舗を利用する消費者は、商品在庫があることを期待しているため、店舗での在庫確保にも注力しています。

    在庫が少なければリスクも減るので、数日以内に商品が手に入ればOKとしています。(アブト氏)

    私たちは常に新しいことに挑戦したいと思っています。成功も失敗も、そこから学び、調整することができます。商品が家庭用のものであれば何でも取り扱いますが、旅行鞄の販売が特に大きな成果を上げています」とアブト氏は話した後、商品によってそれぞれ異なる方法で市場に展開することが多いと付け加えました。

    小売りの視点で新たな展開へ。マーケットプレイスの活用法

    『Digital Commerce360』が小売事業者118社を対象に行った2020年マーケットプレイス調査によると、現在オンライン販売の35%を占めているのは「マーケットプレイス」で、71%の事業者が「今後1年間に増加する」と予測しました。

    調査対象となった小売事業者の66%が「コロナ禍の間、Amazonマーケットプレイスでの成長」を望んでいました。マーケットプレイスで販売する理由としては、「売上の増加」が74%。また、42%の小売事業者は、「消費者に商品発見の機会を提供することができる」ことを理由に挙げました。品ぞろえの増加は避けられず、小売事業者は、ベンダーネットワーク、ドロップシッッピング、テクノロジーを活用して、より良い商品発見の機会を提供することに注力しています。

    2020年、118の小売事業者を対象に『Digital Commerce360』が行った調査「マーケットプレイスでの販売を選択した/選択したい理由は次のうちどれですか?」(複数回答可)に対する回答
    小売事業者118社を対象に『Digital Commerce360』が行った調査「マーケットプレイスでの販売を選択した/選択したい理由は次のうちどれですか?」(複数回答可)に対する回答(画像:「The Shopper Speaks: Assortment aggression」より編集部が作成)

    調査回答者の37%が、「2020年には販売するマーケットプレイスの数を拡大する」と回答していることにも、マーケットプレイスの可能性が表れています。「Wayfair」のプレスリリースでも述べられているように、データが拡大の原動力となっています。調査対象となった小売業者の36%が、「データを分析している」と回答。おそらく、最終的に成長を後押しするのはデータの力なのでしょう。

    プーア氏と長い議論をした後、私はテクノロジーがカスタマーエクスペリエンスをキュレーションしていることを認めざるを得ませんでした。彼の言う通り、「インターネットがあなたのためにキュレーションしてくれる」という言葉がぴったりです。データを通じて消費者について多くのことを知っているため、無限のアプローチがあるのです。

    小売事業者が、百貨店大手の「Macy's」の顧客を例に出すのを耳にすることがあるかもしれませんが、特定の顧客層のために一般的な商品のキュレーションを行う時代は、過去の話なのかもしれません。また、小売事業者が一般的な観点で顧客のことを表す際、顧客を「彼女」と呼ぶことがよくあります。しかし、私たちが学んだことは、「彼女」は一定の顧客層ではなく、実際には異なる行動パターンを持つ多くのタイプの消費者の集合体だということです。

    購入客には2つのタイプが存在する

    ショッパーには2種類のタイプがいるようです。大規模に探し回るタイプと、よりキュレーションされた方法を好み、限られた選択肢に集中するタイプです。

    『Digital Commerce360』が行った2020年のホリデー前のショッパーに関する調査も面白いでしょう。『Digital Commerce360』とBizrate Insightsのホリデー前調査では1,000人の回答者のうち、20%が「限定商品を含む商品の選択を重要視している」と回答しています。

    順位は、「送料無料」「競争力のある価格」「在庫のある商品」や、「すぐに発送できる商品」「配送スピード」など他の11の理由から後れを取って12位です。ネット通販のヘビーユーザーにとっては、表からは見えにくい幅広い品ぞろえは当たり前のことなのかもしれません。

    『Digital Commerce360』/Bizrate Insightsが行ったホリデーシーズン前調査「2020年、マーケットプレイス事業にどのような調整を行いますか?」(複数回答可)に対する回答
    『Digital Commerce360』とBizrate Insightsが行ったホリデーシーズン前調査「2020年、マーケットプレイス事業にでどのような調整を行いますか?」(複数回答可)に対する回答(画像:「The Shopper Speaks: Assortment aggression」より編集部が作成)

    マーケットプレイスでの購買が果たす重要な役割

    さらに一歩踏み込むと、2020年にはマーケットプレイスの成長が著しかったことから、マーケットプレイスへの取り組みが重要であることはわかっていました。2020年5月、『Digital Commerce360』とBizrate Insightsが1,000人のネット通販利用者を対象に調査したところ、93%が「マーケットプレイスで購入する」と回答しました。

    40%が「マーケットプレイスでは特定の商品が見つかる」と答え、25%が「ユニークな商品の品ぞろえ」を利用する理由として挙げています。幅広い品ぞろえを求める消費者は、マーケットプレイスを快適に利用しているということでしょう。消費者の関心の高まりは、マーケットプレイスの無限の成長の可能性を意味しています。

    2020年、ネット通販利用者925人を対象に『Digital Commerce360』/Bizrate Insightsが行ったマーケットプレイスに関する調査「ホリデーシーズンの買い物をする際に、ネット通販を選ぶ上で最も重要な要素は何ですか?」(複数回答可)に対する回答
    ネット通販利用者925人を対象に『Digital Commerce360』とBizrate Insightsが行ったマーケットプレイスに関する調査「ホリデーシーズンの買い物をする際に、ネット通販を選ぶ上で最も重要な要素は何ですか?」(複数回答可)に対する回答(画像:「The Shopper Speaks: Assortment aggression」より編集部が作成)

    「ECユーザーの61%が1年以内に利用」。Amazonの影響力

    『Digital Commerce360』とBizrate Insightsが6月に実施した1,000人のネット通販利用者を対象としたAmazonの調査を振り返ってみると、消費者の注目を集めるAmazonの能力が強化され、引き続き前例のないほど影響を持っていることがわかります。

    • ネット通販利用者利用者の61%が、過去1年間にAmazonまたはそのマーケットプレイスの出品者から購入したことがある。
    • Amazon利用者はアクティブユーザーが多く、3人に1人は少なくとも毎週購入している。
    • アマゾン利用者の半数以上が支出に変化はないと予想しているが、32%は2021年に支出が増加すると予想している。
    • 43%は、コロナ禍後、Amazonが重要なリソースになると考えている。
    • 59%が、幅広い品ぞろえと低価格を含む、小売りの基本的なことが購買意欲を高めると回答。
    • 31%は、Amazonで購入する理由の上位5つの理由の一つに、Amazonの品ぞろえの広さをあげている。
    2020年、ネット通販利用者929人を対象に『Digital Commerce360』/Bizrate Insightsが行ったマーケットプレイスに関する調査「小売店から直接購入するのではなく、マーケットプレイスから購入しようと思う理由は何ですか?」(複数回答可)に対する回答
    ネット通販利用者929人を対象に『Digital Commerce360』とBizrate Insightsが行ったマーケットプレイスに関する調査「小売店から直接購入するのではなく、マーケットプレイスから購入しようと思う理由は何ですか?」(複数回答可)に対する回答(画像:「The Shopper Speaks: Assortment aggression」より編集部が作成)

    ◇   ◇   ◇

    小売事業者は限界に挑戦し、品ぞろえを拡大しようとしています。過去には、このような努力は途方もなく、リスクが高いと見られていましたが、テクノロジーが変えてしまいました。小売事業者は消費者がどのように反応するかをテストし、評価し、新しい消費者のために店舗をキュレーションすることができます。

    基本的なことに注意を払うことは変わらず大切で、適切なカスタマーエクスペリエンスを提供することが重要であることに変わりはありません。いつもと違う2020年のホリデーシーズンで品ぞろえの拡大を学べば、その結果が2021年に向けての指標になるでしょう。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    コロナ影響の中小企業への実質無利子・無担保融資、売上減の要件を緩和し「直近6か月平均」を追加

    5 years 4ヶ月 ago

    新型コロナウイルス感染症拡大によって売り上げが落ち込んでいる中小企業などを対象とした政府系・民間金融機関による実質無利子・無担保融資に関し、政府は12月下旬から融資要件となる売上高の要件を緩和する。中小企業庁が12月8日に発表した。

    現在の要件は、「直近1か月」の売上高の前年同月比で5%から20%の減少となっているが、これを「直近6か月平均」での前年同期比較も加える。GoToキャンペーンの一時停止、売上高の変動といった影響を受けている事業者の支援を手厚くする。

    12月下旬からの実施に向けて準備ができ次第、日本政策金融公庫や商工組合中央金庫などのWebサイトで案内するとしている。

    政府系金融機関による無利子・無担保融資は、日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」「生活衛生新型コロナウイルス感染症特別貸付」など、商工組合中央金庫による「特別利子補給制度」などがある。

    各機関ごとに、既存の特別貸付や危機対応融資に係る債務を対象とした借換を可能とし、実質無利子化の対象となっている。

    民間金融機関による実質無利子・無担保融資は、信用保証制度を利用した都道府県などによる制度融資に対して補助を行うことで、民間金融機関において実質無利子・無担保・据置最大5年の融資を可能とするもの。

    信用保証料を半額またはゼロとし、民間金融機関の信用保証付き既往債務の実質無利子融資への借換えが可能。事業者の金利負担、返済負担軽減につなげることができる。

    民間金融機関による実質無利子・無担保融資は、セーフティネット保証4号・5号、危機関連保証のいずれかの認定を受け、所定の売上減少の要件を満たすことが必要となる。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    アダストリアが「.st」に導入した、商品質問への回答でポイントを付与する「商品Q&A」機能とは

    5 years 4ヶ月 ago

    アダストリアは12月16日、ECサイト「.st(ドットエスティ)」で、利用者からの質問に従業員や購入客が回答することでアイテム購入前の不安が解消できる新サービス「商品Q&A」を始めた。

    アイテム購入前に疑問や不安を持った利用者が「.st」アプリ内で質問を投稿すると、そのアイテムを着用している従業員や購入客が質問に回答できる仕組み。回答の貢献度は可視化し、「参考になった」が10集まると、質問に回答した顧客に「.st」ポイントを付与。利用者がアイテム購入を判断する際に発生する疑問や不安の解消につなげる。

    アダストリアは12月16日、ECサイト「.st(ドットエスティ)」で、利用者からの質問に従業員や購入客が回答することでアイテム購入前の不安が解消できる新サービス「商品Q&A」を始めた
    「商品Q&A」のイメージ

    購入検討中の利用者に対し他の消費者のリアルな声を届けることは、ユーザ目線で透明性・信頼性の高いマーケティングの実現、購買行動のバックアップとなるとしている。

    アダストリアはこれまで、従業員がスタイリングを投稿する「STAFF BORD(スタッフボード)」などを通じ、顧客との接点を増やしてきた。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、SNSやダイレクトメールを通じた商品の問い合わせが増加していた。

    「商品Q&A」の導入で利用者の要望に対応、買い物サポートのほか、顧客と従業員、顧客同士の新たなコミュニケーションの場を創出。人と人のつながりを感じるプラットフォームを提供していく。

    「商品Q&A」は、ZETAが提供する評価軸を用いた多面な評価によるレビューコンテンツエンジン「ZETA VOICE」を活用している。「ZETA VOICE」は、複数の評価軸を用いた多面的な評価によるレビューコンテンツを、容易にサイトに実装できるエンジン。

    点数による評価・フリーコメント・スタッフレスポンス、投稿レビューデータの分析、A/Bテストでの活用、レビューの検索結果への反映などの機能がある。

    石居 岳
    石居 岳

    サブスクリプションで成長したサービス9選。「新規性」「成長性」などが高いビジネスモデルは?【サブスク大賞2020】

    5 years 4ヶ月 ago
    日本サブスクリプションビジネス大賞発表。サブスクのプロや2019年度受賞店舗が選ぶサービスとは?

    一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会が行った「日本サブスクリプションビジネス大賞2020」(最も成長を遂げたサブスクリプションサービスを表彰するアワード)でグランプリを獲得したのは、保育園で使用する紙おむつが定額で使い放題になるサービス「手ぶら登園」。保育園に直接、紙おむつを届け、保護者・保育園双方の負担を軽減するというサブスクリプションサービスを展開している。

    「日本サブスクリプションビジネス大賞」は、「お得」「お悩み解決」「便利」の3要素を持つサービスを表彰する制度。日本国内のサブスクサービスを振興するとともに、新たなサービス創出のきっかけ作りを目的として設立した。100社のエントリー企業から振興会および有識者、2019年受賞企業審査員が審査を行い各受賞企業を決定した。

    ■各受賞サービス

    グランプリ

    保育園で紙おむつ使い放題「手ぶら登園」
    https://tebura-touen.com/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ 手ぶら登園 BABYJOB 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「手ぶら登園」サイトから編集部がキャプチャ)

    保育園で使用する紙おむつが月額定額で使い放題になるサービス。2019年7月から本格的にサービスを開始し、大手紙おむつメーカーの「ユニ・チャーム」と子育て支援ベンチャーの「ベビージョブ」が共同で運営している。

    「手ぶら登園」を導入している保育園に通う園児を抱える保護者が、契約主体となる。「手ぶら登園」を利用すると保育園に紙おむつが直接届き、保育園側が在庫を管理する。「おむつを毎日持って行く」「おむつが足りない」など、保護者・保育園双方の負担を軽減するサブスクリプションサービスとなっている。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ 手ぶら登園 BABYJOB 日本サブスクリプションビジネス振興会
    サービスを利用することで、保護者は紙おむつに名前を書く手間が省ける。保育士はおむつの管理が簡単になり、双方の負担が軽減されるという(画像は「手ぶら登園」サイトから編集部がキャプチャ)
    日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ 手ぶら登園 BABYJOB 日本サブスクリプションビジネス振興会
    「ベビージョブ」が保育所の在庫管理と保護者の決済管理を行い、「ユニ・チャーム」が発送を行うシステム(画像は「手ぶら登園」サイトから編集部がキャプチャ)

    「お母さんたちの笑顔を作る環境を提供し続ける」ことを理念に会社を始めた。保育所と一緒にお母さんたちのタスクを軽減し、笑顔で子育てができる環境を作っていきたい。(BABYJOB)

    シルバー賞

    パーソナルスムージー・スープの定額制サービス「GREEN SPOON」
    https://green-spoon.jp/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 GREENSPOON 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「GREEN SPOON」サイトから編集部がキャプチャ)

    月額7200円(税抜)から利用できる、パーソナルスムージーとスープの定額制配送サービス。体の悩みや生活習慣を診断するパーソナルテストの結果から、1人ひとりに最適なスムージーやスープを提供する。2020年3月からサービスを開始した。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 GREENSPOON 日本サブスクリプションビジネス振興会
    パーソナルテストから1人ひとりに必要な栄養素を特定。60種類の野菜やフルーツ、スーパーフードから配合した25種類のレシピから最適な商品を提供する。レシピは管理栄養士が監修している(画像は「GREEN SPOON」サイトから編集部がキャプチャ)
    日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 GREENSPOON 日本サブスクリプションビジネス振興会
    商品の一例。完全無添加の食材は冷凍保存して届ける。冷凍保存することで廃棄量を減らすことができ、フードロスにつなげているという(画像は「GREEN SPOON」サイトから編集部がキャプチャ)

    サービスを通じて、食のセルフケア習慣をお客さまに身につけていただきたい。食によって健康管理をすることで、自分を好きでい続ける生活につながればと思っている。(Greenspoon)

    ブロンズ賞

    家具・家電のサブスク「subsclife」
    https://subsclife.com/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 subsclife 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「subsclife」サイトから編集部がキャプチャ)

    月額500円(税抜)から利用できる家具・家電のサブスクサービス。「ACME Furniture(アクメ ファニチャー)」や「BALMUDA(バルミューダ)」などのブランド家具や家電を3か月~24か月まで1か月ごとに利用できる。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 subsclife 日本サブスクリプションビジネス振興会
    レンタルできる商品の一例。ライフスタイルに合わせて「必要なとき、必要な分だけ選ぶ」という家具・家電の利用方法を提案している(画像は「subsclife」サイトから編集部がキャプチャ)
    日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 subsclife 日本サブスクリプションビジネス振興会
    サービスの利用の流れ。利用後の家具・家電は回収してもらえる。利用期間の延長ができ、気に入ったら購入も可能(画像は「subsclife」サイトから編集部がキャプチャ)

    インテリア業界に革命を起こすべく、サービスを開始して2年。アライアンス先の企業、メーカーや株主、社員、社員の家族、皆に御礼を言いたい。賞の名に恥じないよう、来年も革命達成に対して邁進していきたい。(subsclife)

    テモナ賞

    外泊すると家賃が安くなる「unito」
    https://unito.me/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 unito 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「unito」サイトから編集部がキャプチャ)

    外泊すると家賃が安くなる形態の住宅サービス。居住者が家に帰宅しない日に、部屋を宿泊者に貸すことで家賃を安くできる日本初のサービス「リレント」を運用している。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 unito 日本サブスクリプションビジネス振興会
    家を貸し出した後はクリーニングが行われる。貸し出し中に備品の破損があった時のための補償制度もある(画像は「unito」サイトから編集部がキャプチャ)
    日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 unito 日本サブスクリプションビジネス振興会
    1か月の基本料金から、外泊した日数分が安くなる仕組み。敷金・礼金や光熱費、退去費用は0円で、最短1か月から契約可能(画像は「unito」サイトから編集部がキャプチャ)

    「unito」は300年間続く賃貸市場をイノベーションすべく、「帰らない日は家賃がかからない」という、個人に最適化された家賃を導入している暮らしブランド。
    この賞に恥じないようにより一層プロダクトを磨いていく。(Unito)

    優秀賞

    定額で全国住み放題「ADDress」
    https://address.love/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 ADDress 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「ADDress」サイトから編集部がキャプチャ)

    月額4万円(税別)で、アドレスが運営する全国の住居に住めるサービス。電気代・ガス代・水道代込み、敷金・礼金や補償費用はかからない。調理器具や寝具など生活に必要な設備を完備している。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 ADDress 日本サブスクリプションビジネス振興会
    物件例。家の管理はアドレスと業務委託を行っている「家守(やもり)」と呼ばれる人々が行っている。「家守」はADDress会員とコミュニケーションを取り、地域や会員同士の交流をつなぐ役割も担っているという(画像は「ADDress」サイトから編集部がキャプチャ)

    ビジネスをサブスク化する「SubscLamp」
    https://subsclamp.com/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 SubscLamp 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「SubscLamp」サイトから編集部がキャプチャ)

    趣味や特技を活かしたフリーランス・個人から、定額サービスを始めたい企業・店舗などが利用できるサブスクリプションサービス作成プラットフォーム。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 SubscLamp 日本サブスクリプションビジネス振興会
    サブスクサービスに必要な管理・分析機能を利用できる。初期費用は無料(画像は「SubscLamp」サイトから編集部がキャプチャ)

    コーヒー豆のサブスクサービス「PostCoffee」
    https://postcoffee.co/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 PostCoffee 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「PostCoffee」サイトから編集部がキャプチャ)

    世界15カ国から厳選した30種類のスペシャルティコーヒーの中から3種類が届くサービス。月額利用料は1480円(税抜)からで、送料無料で配送する。オフラインストアも運営している。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 PostCoffee 日本サブスクリプションビジネス振興会
    無料コーヒー診断では、15万通りの組み合わせから淹れ方や飲み方、価格などを考慮して3種類を診断する(画像は「PostCoffee」サイトから編集部がキャプチャ)

    定額制テイクアウトアプリ「POTLUCK」
    https://www.pot-luck.jp/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 POTLUCK 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「POTLUCK」サイトから編集部がキャプチャ)

    提携しているレストランなどの料理を1日2回までテイクアウトできる定額制サービス。月額利用料金は7080円(税抜)からで、トライアルプランあり。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 POTLUCK 日本サブスクリプションビジネス振興会
    受取時間を指定して事前予約を行うと、飲食店での待ち時間を短縮して受け取れる。3つの定額料金プランのほか、買い切りプランもある(画像は「POTLUCK」サイトから編集部がキャプチャ)

    マカロンのサブスク「マイ マカ」
    https://www.dalloyau.co.jp/subscription/

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 マイマカ 日本サブスクリプションビジネス振興会
    (画像は「ダロワイヨ」サイトから編集部がキャプチャ)

    洋菓子などの製造・販売を行う「ダロワイヨ」のマカロンを月額1000円(税込)で毎日1つずつ店頭で受け取れるサービス。単品販売しているマカロンから好きな物を選べる。

    日本サブスクリプションビジネス大賞 優秀賞 マイマカ 日本サブスクリプションビジネス振興会
    利用したい店舗で「My Maca Member’s card」を購入。カード購入店舗でのみマカロンが受け取れる仕組み。利用期限は利用開始日から1か月(画像は「ダロワイヨ」サイトから編集部がキャプチャ)
    藤田遥
    藤田遥
    確認済み
    12 分 54 秒 ago
    ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る