ネットショップ担当者フォーラム

かっこが提供するデータサイエンス+セキュリティ+D2C専用の「D2Cart(ディーツーカート)」とは

4 years 11ヶ月 ago

統計学や数学、機械学習の技術を活用し、不正検知やデータサイエンスサービスなどを提供する、かっこは、D2Cに特化したカートシステム「D2Cart(ディーツーカート)」の提供を始める。

かっこが提供するデータサイエンスサービス、ネット通販事業者向け不正検知サービスのノウハウや機能を組み込み、D2C実施企業が手軽にブランド体験の提供、ECサイト運営をできるようにする。

「D2Cart」は、「ebisumart」「Shopify」といったECシステムと連携。かっこの不正防止機能、データサイエンスサービスに基づく広告配信機能、レポート機能などを搭載する。

統計学や数学、機械学習の技術を活用し、不正検知やデータサイエンスサービスなどを提供する、かっこは、D2Cに特化したカートシステム「D2Cart(ディーツーカート)」の提供を始める
「D2Cart」の特徴

かっこによると、ブランドの世界観の維持のために不正注文や不正転売を防止することが重要。20000サイト以上の不正検知に貢献して培ってきた独自アルゴリズムにより、企業の世界観を安全・安心に構築できるようにする。

データサイエンスサービスのノウハウで培った分析レポート機能を通じて、戦略立案や商品開発、プロモーションに生かせるようにする。

不正対策やデータ分析、広告運用などより深いサポートが必要な場合は、コンサルティングサービスを提供。トータルサポートを行う体制を整備している。

かっこは、データサイエンスサービス、ネット通販事業者向け不正検知サービスなどで、年商50億~1500億円規模の製造業、流通業、サービス業のクライアントの課題を解決してきた。そのノウハウをカートに生かす。

なお、「D2Cart」では連携するECシステムを募集している。

石居 岳
石居 岳

楽天と日本郵便が新たな物流プラットフォームの構築など戦略的提携で合意。モバイル、金融などでも協業

4 years 11ヶ月 ago

楽天と日本郵便は12月24日、持続可能な物流環境の実現を目的とした戦略的提携に向け、基本合意書を締結した。

日本郵便の物流網やデータ、楽天が保有する「楽天市場」での需要予測や受注データの運用ノウハウなどを活用し、合弁会社の設立などを含めた新たなオープンプラットフォームの構築で協業する。

 

新会社設立を含め「物流DXプラットフォーム」を構築

基本合意の締結で、「両社の資産・知見の活用」「データの共有化と物流DXプラットフォームの構築」「共同物流拠点や配送網の構築」「新会社設立を含む物流DXプラットフォームの事業化」を行うと発表した。

2社の強みを生かし、ユーザーの利便性向上と業務効率化を両立

楽天が有する「楽天市場」の需要予測や受注データの運用ノウハウと、日本郵便の強みである全国2万4000か所の郵便局と配送網というリアルなネットワークを組み合わせ、「両社の資産・知見の活用」を進める。

「データの共有化と物流DXプラットフォームの構築」では、「顧客体験の向上」と「デジタル化による業務改善」の両立をめざす。

「顧客体験の向上」について、楽天の小森紀昭氏(執行役員 コマースカンパニーロジスティクス事業 バイスプレジデント)は、「ユーザーがより荷物を受け取りやすくなるよう、専用アプリの開発や、楽天IDを活用し、荷物の持ち込みやまとめて受け取りを行った際のポイント付与などを検討している」と説明。業務改善においては、高効率な配送システムの開発を考えているという。

合弁会社の設立も視野に

「新会社設立を含む物流DXプラットフォームの事業化」では、両社のデータを活用した事業化をめざす。さまざまなステークホルダーとの協業を検討しているといい、「楽天市場」以外に出店している店舗の荷物、他の事業者との連携も視野に入れているという。

楽天 日本郵便 物流DX 新たなプラットフォーム構築 新会社設立を含む物流DXプラットフォームの事業化
新たな物流プラットフォームの構築を進める

金融・モバイルなども協業・検討進める

提携は物流面だけでなく、金融面におけるキャッシュレス決済サービスに関する連携、楽天モバイル事業拡大に向けた協業など、さまざまな事業分野で提携していくという。

合意した内容については2021年3月に締結を予定。最終合意書に盛り込んで順次、実装していくという。

安定した物流サービスの持続的な提供が課題に

戦略的提携を行った背景には、安定した物流サービスの持続的な提供がある。EC市場の拡大とコロナ禍における「巣ごもり消費」需要増加により、宅配便の取扱量が急増。こうした状況を受け、日本郵便の衣川和秀社長は「このペースで増加が続いた場合、手を打たなければ5年後に安定した配送を行えるか、危機感を感じている」と話す。

また、受け取り側のニーズの多様化も要因の1つとしてあげた。

小森氏は「非対面・非接触の受け取りや、『好きな時間に好きな場所で受け取りたい』『急ぎではないので、複数の荷物をまとめて受け取りたい』といったニーズの多様化がある」と説明。また、受け取り手のニーズに対応するため、荷主の要望も多様化しているという。

楽天 日本郵便 物流DX 多様化する受け取り手・荷主のニーズ
受取人やニーズの要望が多様化

より一層強固な関係作りを進める

楽天と日本郵便は2017年から本格的な協業をスタート。楽天が運営する物流センター「楽天フルフィルメント」からの配送、「楽天市場」出店店舗への特別運賃提供など、さまざまな協業を行ってきた。今回の提携に際し、楽天の三木谷浩史氏(代表取締役会長兼社長)と衣川氏は次のようにコメントした。

楽天と日本郵便はこれまでさまざまな協力関係を築いてきた。この関係を大きく前進させるため、物流領域における提携をする。楽天のテクノロジーと日本郵便の配送網・アセットを組み合わせて、物流分野にDXを起こしたい。次世代の物流プラットフォームを構築し、可能な限りオープンな形でさまざまな事業者に展開し、持続可能な仕組みを構築してきたい。(三木谷氏)

楽天 日本郵便 物流DX 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏
楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏

楽天との戦略的業務提携に向けた基本合意は、日本郵便のDXを飛躍的に加速させるチャンスだと思っている。EC物流のバリューチェーン全体をテクノロジーで変革していく。郵便局を通じて、全国の物流問題に応えるとともに、ECに関わるすべてのステークホルダーが成長していける社会実現に貢献していきたい。(衣川氏)

楽天 日本郵便 物流DX 代表取締役社長兼執行役員社長 衣川和秀氏
日本郵便 代表取締役社長兼執行役員社長の​​​​衣川和秀氏
藤田遥
藤田遥

EC業界の有識者が選んだ「冬休みにオススメの作品」&2021年に向けてのエール

4 years 11ヶ月 ago
EC業界の有識者14名が、全国のEC担当者の皆様に読んで&観ていただきたい作品を紹介!合わせて2021年に向けたエールもいただきました

2020年も残すところ数日となりました。2020年は新型コロナウイルス感染拡大という先行きが見えない1年となり、働き方、生活様式、そして「人生において何を大切にしていきたいか」と、価値観自体が大きく変わったという方も多いのではないでしょうか?

年末はゆっくりと体を休めていただき、また年明けから楽しく元気に、共にEC業界を盛り上げていきましょう!

今回、EC業界の有識者14名に、全国のEC担当者の皆さまへ冬休みの間に読んで&観ていただきオススメ作品を教えていただきました。合わせて2021年に向けたエールも頂いたので、ご紹介します!(紹介は50音順)

アイランド 粟飯原理咲さん

粟飯原理咲さん
アイランド株式会社 代表取締役/インターネットサービスプロデューサー
粟飯原理咲

オススメ作品「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」

「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」
「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」(画像:Netflixサイトよりキャプチャ)

世界で大ヒットした片づけコンサルタント・近藤麻理恵さんのNetflixの同シリーズですが、これからの時代の「モノ」と生活者との心理的関係性について示唆に富んだドキュメンタリーになっているので、冬休み中、年末の大掃除のモチベーションアップ(!)もかねて、まだの方はぜひ御覧になってみてはいかがでしょうか。

読者の皆さまへ一言

ECに携わる皆さまにとっては、顧客の方々のニーズの大きな変化を日々体感された1年だったのはないでしょうか。個人個人が得た貴重な知見や思いを、企業の枠を超えてシェアしながら、ともに社会のために大きく成長していける2021年になればと願っています。

ビービーエフ 安住祐一さん

安住祐一さん 
株式会社ビービーエフ 執行役員 EC事業部 部長 
デジタルマーケティング推進担当 情報セキュリティアドミニストレータ
安住祐一

オススメ作品「僕のヒーローアカデミア シーズン3」

「僕のヒーローアカデミア シーズン3」紹介ページ
「僕のヒーローアカデミア シーズン3」紹介ページ(画像:huluよりキャプチャ)

能力も想いも事業も、次の世代に引き継いでいく責務があるな、と。

読者の皆さまへ一言

「you should be the change that you want to be in the world.」。好きな言葉なので。

ECマーケティング人財育成 石田麻琴さん

石田麻琴さん
株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役
石田麻琴

オススメ作品「ドラゴン桜」

「ドラゴン桜」(画像:Amazon商品ページからキャプチャ)

ドラゴン桜は受験というより仕事の原理原則を書いた漫画な気がします。

読者の皆さまへ一言

大変な1年になりましたが、お客さまが「これまでと違う何か」を探す時代になったと考えればチャンスです。変化に最速で対応し、次の主役をめざしていきましょう!

フェリシモ 市橋邦弘さん

市橋邦弘さん
株式会社フェリシモ 新事業開発本部 物流EC支援事業部 部長
市橋邦弘

オススメ作品「マイ・インターン」

映画「マイ・インターン」(画像:ワーナー・ブラザーズ公式サイトよりキャプチャ)

EC企業が舞台の映画なのでおススメです。

読者の皆さまへ一言

みんなで知恵を出し合って乗り越えましょう!

オイシックス・ラ・大地 奥谷孝司さん

奥谷孝司さん
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員COCO(Chief Omni-Channel Officer)
株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
奥谷孝司

オススメ作品「漫画 サピエンス全史」

「漫画 サピエンス全史」(画像:Amazon商品ページからキャプチャ)

漫画はあっという間に読めます。先が読めない時代に我々人間に求められている変化について学べると思います。

読者の皆さまへ一言

企業だけでなく、お客さまも大変な思いをしています。被害者意識ではなく、お客さまのために何ができるかを考え続けましょう。企業は今、お客さまとつながり続ける意味と意義を考え直す良い時期です。お客さまに本気で求められる商品、サービスを提供して参りましょう。

ECエバンジェリスト 川添隆さん

川添隆さん 
ECエバンジェリスト/ビジョナリーホールディングス 執行役員
川添隆

オススメ作品「孤独のグルメ」(テレビ東京)

「孤独のグルメ」
「孤独のグルメ」(画像:テレビ東京公式サイトよりキャプチャ)

ご存じの方もいらっしゃいますが、何も考えずに見れて癒されます(笑)。そんな時にどうぞ。

読者の皆さまへ一言

この1年間、大変なご苦労があったと察します。お疲れさまでした。“しんどい”ときというのは次に跳ぶための“ふんばり”です。ぜひ2021年は皆さまのさらなる成長につながることを祈っております。そして、何か聞いてほしいことや相談があればいつでもTwitterなどで連絡ください。

JECCICA 川連一豊さん

川連一豊さん
ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA) 代表理事
川連一豊

オススメ作品「プラグマティズム まんが学術文庫」

「プラグマティズム まんが学術文庫」(画像:Amazon商品ページよりキャプチャ)

今度の冬休みにちょうど良いと思います。

読者の皆さまへ一言

1年ありがとうございました!来年もガンバりましょう!

エース 北山浩さん

北山浩さん 
エース株式会社 第三事業部 次長(EC事業部)
北山浩

オススメ作品「WHYからはじめよ! インスパイア型リーダーはここが違う」

「WHYからはじめよ! インスパイア型リーダーはここが違う」
「WHYからはじめよ! インスパイア型リーダーはここが違う」(画像:Amazon商品ページよりキャプチャ)

私の師匠の師匠が勝手におススメしていた本。良いプロダクトだけでは売れない時代です。WHYを追求することでミスマッチをへらし購買へとつながると思います。実際に実践して成功したのですでに読んだ方も多いと思いますが、まだの方は、ぜひおススメします。

読者の皆さまへ一言

担当者1人で悩みを抱えることはないです。ぜひ周りにいる同職種他社の方に壁打ちや声がけをして見てください。ECに関わる全ての人が幸せになれるように願っております。

フラクタ 河野貴伸さん

河野貴伸さん
株式会社フラクタ 代表取締役
Shopify日本公式エバンジェリスト、株式会社Zokei社外CTO、ジャパンEコマースコンサルタント協会講師
河野貴伸

オススメの作品「NiziProjects」

「NiziProjects」
「NiziProjects」(画像:オフィシャルサイトよりキャプチャ)

ブランディングの勉強になる。

読者の皆さまへ一言

いよいよ2021年以降は「ECが当たり前」になります! 共に最高のECを作っていきましょう!

リンクス 小橋重信さん

小橋重信さん
株式会社リンクス 代表取締役社長
株式会社キレイコム 取締役 物流統括責任者、日本ロジスティクス協会認定 物流管理士、オムニチャネル協会 物流アドバイザリーボード、元株式会社オーティーエス 執行役員
小橋重信

オススメ作品「鬼滅の刃」

「鬼滅の刃」
「鬼滅の刃」(画像:Amazon商品ページよりキャプチャ)

なぜここまで大ヒットしたのか? 何かヒントがある???

読者の皆さまへ一言

明けない夜はない。

コメ兵 藤原義昭さん

藤原義昭さん 
コメ兵ホールディングス
マーケティング統括部 執行役員 マーケティング統括本部長
藤原義昭

オススメ作品「エミリー、パリへ行く」

「エミリー、パリへ行く」(画像:Netflixサイトよりキャプチャ)

若手SNS担当者がコミカルに描かれていてあながちオーバーでも無いので面白いですね。

読者の皆さまへ一言

世の中は大変ですがこういう時はチャンスです。はっきり言って。

CaTラボ 逸見光次郎さん

逸見光次郎さん
株式会社CaTラボ代表 オムニチャネルコンサルタント
逸見光次郎

オススメ作品「ザ・ゴール(コミック版)」「ワークマン式『しない経営』」

「ザ・ゴール(コミック版)」
「ザ・ゴール(コミック版)」(画像:Amazon商品ページよりキャプチャ)
「ワークマン式『しない経営』」
「ワークマン式『しない経営』」(画像:Amazon商品ページよりキャプチャ)

商品製造から販売、市場に至るまで全体最適でビジネスを考えるための基本書。

読者の皆さまへ一言

コロナ禍で強制的に働き方が大きく変わり、デジタルやECへの人とお金の投資も進みました。すでにその中で仕事をされていたEC担当部門の方々は急激な成長と一時的なリソース不足に悩まされ、追い風ながら非常に忙しい日々だったことでしょう。実店舗部門が下がっても、そのおかげで持ちこたえた企業も多いと思います。2021年はこの追い風を本格的な業務変革につなげて、会社が一体となってデジタルとアナログ、店舗とネットが融合して全体最適の中で成長できるよう、共に前に進みましょう。

スタイルビズ 村山らむねさん

村山らむねさん
お取り寄せコンシェルジェ・コラムニスト
村山らむね

オススメ作品「クレイジー・リッチ!」

映画「クレイジー・リッチ!」
映画「クレイジー・リッチ!」(画像:ワーナー・ブラザーズ公式サイトよりキャプチャ)

いろいろな意味で日本人ひとりひとりが中国人や中華系の人々のマインドを学ばないとならないでしょう。映画としても最高のエンターテインメントで素晴らしい、面白い。

読者の皆さまへ一言

本当にお疲れさまでした。どれだけECに日々助けられたかわかりません。それとともに届けてくださる方がいてこその、ECであることもつくづく痛感しました。宅配業者の皆さま方に事業者のはしくれとしても消費者としても、心よりお礼申し上げます。仕事に追われる厳しさもありましたが、仕事があるありがたさを感じる1年でした。2021年もゆるゆると、真剣にがんばりましょう!

運営堂 森野誠之さん

森野誠之さん
運営堂代表
森野誠之

オススメ作品 ???

皆さんが好きなものを好きなだけ見て読んでください。私はひたすらDAZNを見てスマホでゲームをします。休みなので仕事のことを忘れましょう!自分が楽しければ自然とECサイトも楽しいものになるはずですし。

読者の皆さまへ一言

EC担当者の皆さん、日々の業務お疲れ様です。本当に疲れたという人も多いと思います。 自宅勤務で外に出ることができずに、ネットショッピングが楽しみな人もたくさんいるはずです。そんな人たちの喜ぶ顔を想像しながら2021年も頑張っていきましょう!

◇◇◇

皆さま、1年お疲れ様でした!良いお年をお迎えください。(編集部一同)

公文 紫都
公文 紫都

【2020年のEC業界総まとめ】ネットショップ担当者フォーラム 年間アクセスランキングを発表! 2020年に注目を集めた話題は? | 週間人気記事ランキング

4 years 11ヶ月 ago
2020年に公開された記事の中から、アクセス数の多かった上位100記事を発表します。なんというか、ものすごく世相を反映したランキングとなりました。編集部からのコメントも合わせてお楽しみください。

1位~10位

  1. 法人200万円、個人事業主100万円の「持続化給付金」の申請受付スタート【要件+条件+申請方法+手続きなどの情報まとめ】

    新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが前年同月比で50%以上減少している法人や個人事業主に対し、法人は200万円、個人事業者などへは100万円を上限に現金を給付する「持続化給付金」について経済産業省は5月1日、申請用のホームページを開設した

    2020/5/1
  2. 中小企業200万円、個人事業主100万円の現金給付策「持続化給付金」の支給条件とは?[政府の新型コロナ対策]【随時更新】

    「持続化給付金」の補正予算案額は2兆3176億円。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うインバウンドの急減、自粛などの影響を受けている中堅企業、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者など、その他各種法人などに対して、事業全般に利用できる給付金を支給する制度

    2020/4/8
  3. 中小企業200万円、個人事業主100万円の現金給付策「持続化給付金」の申請要領を公表、必要案書類は? 申請方法は?

    「持続化給付金」を含む補正予算案は審議に入っており、4月30日までに成立する見通し。補正予算成立の翌日から申請受付を開始する予定で、申請後2週間程度で給付することを想定している

    2020/4/28
  4. コロナ影響を受ける事業者支援サイトまとめ EC・通販利用で生産者を応援

    買って応援! 食べて応援! 農産物などの食料品、訳ありで安くした商品、在庫処分品など、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者・生産者を救済。フードロスを防ぐ取り組みを行っているEC・通販サイトをまとめました。楽天市場、うまいもんドットコム、ポケマル、食べ直、ふるさと納税など

    2020/4/7
     
  5. 雇用調整助成金の上限を15000円に拡充 個人で直接申請できる新制度も

    新型コロナウイルスの影響で売り上げなどが減少した事業者が労働者を1人も解雇しなかった場合、休業手当、賃金などの一部を助成する「雇用調整助成金」の上限を15000円に引き上げると発表した。また、勤務先から休業手当を受け取れない労働者が個人で直接現金を申請できる新たな制度の創設案を発表。新制度は雇用保険に加入していないアルバイトなどの非正規社員なども対象となる見通し。【安倍首相会見】

    2020/5/15
     
  6. [新型コロナ]日本郵便が海外160か国・地域からの郵便物・EMSなどの引受を一時停止【随時更新】

    EMSおよび航空扱いの引き受けを一時停止するのは124か国・地域。すべての郵便物の引き受けを一時停止するのは36か国・地域となる

    2020/4/3
     
  7. 休業者が直接給付金(月額上限33万円)を申請できる「新型コロナ対応休業支援金」とは

    「新型コロナ対応休業支援金」は、新型コロナウイルス感染症の影響で休業させられ、勤務先から休業手当を受け取れないといった労働者が直接、現金(月額上限33万円)を申請できるようにする新たな給付制度

    2020/6/11
     
  8. 休業者が上限1日1.1万円を直接申請できる個人向け「新型コロナ対応休業支援金・給付金」、対象者は? 条件は? 申請方法は?

    厚生労働省が公表した制度の名称は「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」。新型コロナウイルス感染症、そのまん延防止措置の影響で、勤務先の中小企業から休業させられ、休業中に賃金(休業手当)を受けることができなかった労働者に対して、支援金・給付金を支給する制度

    2020/7/8
     
  9. 家賃の負担軽減を目的に最大600万円を企業・個人に助成する「特別家賃支援給付金」とは?

    「特別家賃支援給付金」は、売り上げの大幅な落ち込みなど新型コロナの影響を受けている中堅・中小企業・小規模事業者・個人事業主に対し、家賃負担の軽減を目的に最大600万円まで給付金を支給する制度

    2020/5/26
     
  10. 最大600万円を助成する家賃の支払負担軽減策「家賃支援給付金」、条件は? 対象は?

    名称は「家賃支援給付金」で、予算額は2兆242億円。資本金10億円未満の中堅企業、中小企業、小規模事業者、個人事業主などが給付対象となる

    2020/5/28
     

編集部からひと言

瀧川
瀧川

新型コロナウイルス感染症拡大に関するコンテンツが上位を占めた1年。そんな環境下、オンライン接客、置き配、EC利用やキャッシュレス決済の急増など、事業者側、消費者側ともにデジタル活用が加速しました。こうした状況ですので、メーカーや問屋、小売り、飲食店、社会問題を解決するスタートアップのサブスクECなど、ECへの新規参入も増えました。今後、市場全体としては競争が激化した1年と言えるでしょう。サステナブル消費も台頭し、ユーザーの消費行動も大きく変わってきています。2021年は市場環境、消費行動、トレンドの変化などに注視していきたいですね。

内山
内山

100記事のうち、新型コロナウィルスに関連する公的補助や、各企業の取り組みになど関する記事が、なんと69記事を占めるという結果になりました。ちなみにコロナ関連以外でアクセスが多かったのは、1位 アマゾン日本事業の2019年業績、2位 しまむらオンラインストアオープン、3位 キャッシュレス化に関する調査、4位 楽天市場送料込みライン、5位 台風10号の配送キャリア対応……でした。

藤田
藤田

「おっ」と思ったのが給付金関連が上位を占める中、支援事業者まとめが入っていたことです。「困っている事業者を支援・応援しよう」という前向きな気持ちが表れているのかな、と思っています。これを機にECを使い始めたり、知らなかったお店や商品を知ったり。買った物が気に入ったらSNSなどで拡散して・・・・・・とプラスの輪が広がっていったら良いなと思います。

公文
公文

数年後にこの記事を振り返った時に、本当に大変な1年だったな……と思うランキングになっていますね。その中で私が注目したいのが、置き配の普及です。ランキングでは15位に佐川さんの「指定場所配送サービス」が入ってきています。何度か簡易宅配ボックスの「OKIPPA」を運営しているYperさんを取材させていただきましたが、コロナ禍でリモートワークが進んだことで、自宅にいても置き配を利用したいニーズが広がった(非対面受け取りを希望)というお話が印象的でした。

11位~20位

  1. 「雇用調整助成金」の対象期限、12月末まで延長 新型ウイルス休業支援金の給付関連も

    「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」「雇用調整助成金(特例措置)」「緊急雇用安定助成金」の対象期限を12月末までに延長すると厚生労働省が発表した。「雇用調整助成金」(特例措置)は、新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが減少した事業者が休業手当を使用して従業員を休ませた場合、その費用の一部を政府が助成する制度

    2020/8/31
     
  2. 「事業再開枠」で最大50万円 持続化補助金は新型コロナ対策の投資が対象

    経済産業省が新型コロナウイルス感染防止対策への投資を補助する「事業再開枠」を創設。補助金は上限50万円まで。地域の雇用や産業を支える小規模事業者の生産性向上と持続的発展を支援する「小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)」と、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善などを行う中小企業を支援するための「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)」の採択者が対象

    2020/5/25
     
  3. 助成額の上限1.5万円に引き上げなど「雇用調整助成金」(特例措置)拡大策のポイント

    厚生労働省が公表した2020年度第2次補正予算案の関連資料によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が、休業手当を支給して従業員を休ませた場合、政府がその費用の一部を助成する「雇用調整助成金」(特例措置)をさらに拡充する

    2020/6/3
     
  4. 法人200万円、個人事業主100万円の「持続化給付金」の対象を拡大――2020年1-3月創業の企業・個人、雑所得・給与所得のフリーランスなども

    法人は200万円、個人事業者などへは100万円を上限に現金を給付する「持続化給付金」の給付対象を「2020年1-3月に創業した企業・個人」「主たる収入を雑所得・給与所得で確定申告した個人事業者」にも広げた

    2020/7/6
     
  5. 佐川急便が置き配「指定場所配送サービス」開始。玄関前などを指定可能

    佐川急便は玄関前や車庫内など、荷物を受け取る人が希望した場所に届ける置き配「指定場所配送サービス」をスタートした。宅配ボックス、宅配ロッカー、コンビニ受け取りといった従来の受け取り方法に加え、コロナの影響による非対面受取などユーザーのニーズに合わせた受け取り方を提案してきたが、今回新たな受け取り方法としてサービスを開始した。

    2020/5/18
     
  6. 「雇用調整助成金」の特例措置を2021年2月末まで延長、「緊急雇用安定助成金」「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」も

    「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」「雇用調整助成金(特例措置)」「緊急雇用安定助成金」の対象期限を2021年2月末までに延長すると厚生労働省が発表した

    2020/11/30
     
  7. 【雇用調整助成金】休業手当の助成率を最大94%まで拡充。休業要請など対応の事業者は100%補助[上限1人あたり1日8330円]

    新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業主が労働者を1人も解雇しなかった場合に、中小企業で90%、大企業で75%を助成するといった「雇用調整助成金」の緊急対応策をさらに拡充し、事業主への助成率を最大94%まで拡充するといった特例措置を厚労省が発表

    2020/4/27
     
  8. 雇用調整助成金のオンライン受付をスタート&申請手続きのさらなる簡素化のポイント

    新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げなどが減少した事業者が労働者を1人も解雇しなかった場合、1人あたり1日8330円を上限に休業手当、賃金などの一部を助成する「雇用調整助成金」のオンライン受付をスタート

    2020/5/20
     
  9. 新型コロナウイルスの影響で日本郵便が中国向けEMSや小包などの引き受けを一時停止

    一時引き受けの停止となる郵便物はEMS、小包、通常郵便物(小形包装物および印刷物)など。はがきなどの郵便物は引き受けを継続す

    2020/3/13
     
  10. 緊急事態宣言発令で物流はどうなる? 佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便の対応まとめ

    消費者向け荷物の配送を担う佐川急便、ヤマト運輸、日本郵便は、感染拡大の防止に最大限配慮しながら、配送事業を継続する方針を示した

    2020/4/8
     

21位~30位

  1. 新型コロナの「雇用調整助成金」助成率を中小で最大9割、大企業で最大75%に拡充

    助成率は、中小企業で約67%(2/3)、大企業で50%だったが、それを中小企業は80%、大企業は約67%(2/3)に引き上げる。また、1人も解雇しなかった場合は中小企業で90%、大企業で75%にする

    2020/3/31
     
  2. 【雇用調整助成金の緊急対応】申請から給付までを約1か月に、申請書類の記載事項を5割削減するその内容とは

    加藤勝信厚生労働大臣は4月10日の記者会見で、「原則からこれまで2か月ぐらいかかるといわれていた申請から、支給までの期間は1か月となるよう取り組んでいきたい」と説明した

    2020/4/14
     
  3. 「新型コロナ対応休業支援金」の受付開始 休業者が直接申請できる個人向け給付金

    厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」申請書の郵送受付を7月10日からスタートした。申請条件は新型コロナウイルス感染症、そのまん延防止措置の影響で、勤務先の中小企業から休業させられ、休業中に賃金(休業手当)を受けることができなかった労働者であること。中小企業の被保険者(労働者)に対し、休業前賃金の80%(1日上限は1.1万円)を国が休業実績に応じて支給する。

    2020/7/10
     
  4. 新型コロナウイルスの「影響が出ている」企業は6割以上。製造業や卸売業に大きな影響

    東京商工リサーチが新型コロナウイルスによる企業への影響を調査。約6割以上の企業が「影響が出ている」または「影響が出る可能性がある」と回答。産業別に見ると卸売業や運輸業、製造業に大きな影響が出ている

    2020/2/28
     
  5. 「IT導入補助金2020」新型コロナ対策でテレワーク導入企業を優先支援

    「IT導入補助金2020 1次公募(臨時対応)」を2020年3月13日に開始。対象は「ソフトウェア費、導入関連費」で、新型コロナ感染拡大対策としてニーズの高い「テレワーク(在宅勤務制度)の導入」に取り組む事業を優先的に支援する。補助額は30~150万円未満で補助率は2分の1以下。交付申請期間は3月13日~3月31日(17時)。事業実施期間は交付決定後9月30日まで。【助成金・給付金関連施策】

    2020/3/17
     
  6. 雇用調整助成金(特例措置)をさらに拡大。助成額1.5万円、解雇なしの中小企業の助成率10/10、適用期間9/30まで延長など

    「雇用調整助成金」(特例措置)の1日1人あたり8330円の助成額上限を1万5000円とする案などを盛り込んだ「新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律」が6月12日に成立。厚生労働省は「雇用調整助成金」(特例措置)を拡充した

    2020/6/15
     
  7. 佐川急便で新型コロナウィルスに宅配協力会社社員が感染【3/12に集配業務の遅延解消】

    ラストワンマイルを巡る新型コロナウイルス感染では日本郵便で配達業務を担当している社員の感染を確認。新型コロナウイルスに感染した社員が勤務していた郵便局では消毒作業などにより業務を一時停止した

    2020/3/9
     
  8. 新型コロナウイルス感染拡大……止められないラストワンマイル、ヤマト運輸や佐川急便などが行う配送面の感染対策とは

    ヤマト運輸、佐川急便など配送キャリアでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながら商品を消費者に届けようと、マスク着用のほか「あの手この手」で配送業務に取りかかっている

    2020/3/4
     
  9. 日本郵便の配達員が新型コロナウイルスに感染、新潟県三条市宛てゆうパックなどで一時引受停止措置[3/4まで]

    新潟県三条市宛てゆうパックなどの引き受けを一時停止する。引受停止期間は3月4日まで。既に引き受けた三条市宛ての郵便物、ゆうパックなどは配送に遅れが生じるという

    2020/3/3
     
  10. 最大600万円の賃料支援を企業・個人に行う「家賃支援給付金」、条件は? 対象は? 必要な書類は?【最新版】

    新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが前年同月比で50%以上減少している法人や個人事業主に対し、法人は200万円、個人事業者などへは100万円を上限に現金を給付する「持続化給付金」について経済産業省は5月1日、申請用のホームページを開設した

    2020/7/6
     

31位~40位

  1. 雇用調整助成金の申請手続き、「助成額」「平均賃金」の算定方法をさらに簡素化へ

    雇用調整助成金の迅速な支給を行うため、小規模の事業主(おおむね従業員20人以下)の助成額の算定、小規模事業主以外の事業主が用いる「平均賃金額」の算定方法を簡素化する

    2020/5/8
     
  2. 新型コロナ被害に対する支援まとめ:公的機関の助成金、融資、保証、海外事情など【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年3月30日〜4月5日のニュース

    2020/4/7
     
  3. アマゾン日本事業の売上高は約1.7兆円【Amazonの2019年実績まとめ】

    ドルベースの売上高は160億200万ドルで前期比15.7%増(2018年の日本事業売上高は138億2900万ドルで、前期比16.1%増)

    2020/2/10
     
  4. 「しまむらオンラインストア」ECサイト開始 ネット通販で商品購入可能に

    しまむらの自社ECサイト「しまむらオンラインストア」が2020年10月1日からスタートし、しまむらの商品をオンライン通販で購入可能になった。スマホで商品を注文し店頭取置が行えるアプリ「しまこれ」は9月に終了し、サービスをオンラインショップに集約する

    2020/9/30
     
  5. キャッシュレス化で財布に変化?キャッシュレス派の約半数が「財布に入れる現金が減った」

    日本ファイナンシャルアカデミーは「キャッシュレス化に伴い財布の形に変化がある」と仮定し、「キャッシュレスと財布に関する意識調査」を実施した

    2020/3/12
     
  6. 新型コロナで化粧品の購入行動に変化? コスメのタッチアップはどうなった?

    アイスタイルが@cosme会員を対象に行った「美容とスキンケアに関するアンケート」では、「スキンケアへの関心が高まった」「ECで化粧品を購入するユーザーが増加した」などの結果が出た。また「美容部員によるタッチアップが受けられない」といった口コミが見受けられた。調査結果を踏まえ、アイスタイルのリサーチプランナーがコロナの影響によるユーザーのEC利用の変化や商品選定の傾向について分析した。

    2020/6/25
     
  7. 東京ディズニーリゾートのアプリでグッズのネット通販、臨時休園期間限定で自宅からの購入を実現

    これまでは、“パーク内も帰り道も手ぶらで身軽に過ごせる”といったコンセプトで、「東京ディズニーリゾート」来場時のみ利用できるオンラインのグッズ販売機能を提供していた

    2020/5/26
     
  8. 楽天ユニオンの声が総意ではない――送料込みライン施策巡り有力店らが「楽天市場出店者 友の会」発足へ

    会の目的は、「出店店舗経営者と楽天・三木谷浩史社長や楽天経営陣がEC業界の将来展望などを忌憚なく話し合うことで、楽天市場をユーザーにとってより満足度の高いサービスに進化させていくこと」

    2020/3/5
     
  9. 「小学校休業等対応助成金・支援金」支給額を引き上げ。労働者の休暇取得で助成金1.5万円、個人事業主の休業支援金は7500円に

    厚生労働省は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、小学校などの臨時休業によって仕事を休まざるを得なくなった子どもを抱える労働者や個人事業主への支援を手厚くする

    2020/5/27
     
  10. 新型コロナの影響でプラス成長の業種はECのみで+4.1%、他は軒並み下落[3月の消費指数]

    ビッグデータの解析・分析を行うナウキャストとジェーシービー(JCB)の「3月前半の国内業種別消費動向データ」。マクロで見た「業種別消費指数」のうち「EC」は前年と比べて4.1%増で、2月後半に引き続きプラス成長だった。他の業種はすべて前年割れとなっている

    2020/4/2
     

41位~50位

  1. IT補助金の補助率2/3引上などの補助事業特別枠を創設、ECビジネスやデジタル化へのシフトを後押し[新型コロナ対策]

    IT導入や販路開拓支援などを行う中小企業生産性革命推進事業において、IT導入補助金の補助率を従来の1/2から2/3に引き上げ、持続化補助の補助金を100万円に引き上げるといった特別枠を創設する

    2020/4/8
     
  2. 【台風10号】佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の配送対応に関する情報まとめ

    週末にかけて台風10号が接近する九州などの地域へ配送する荷物は、指定された配送日時から遅延する可能性が大きい

    2020/9/4
     
  3. 「新型コロナウイルス」を装ったメール攻撃が出現、「不自然な点は少なく注意が必要」とIPAが注意喚起

    「Emotet」(エモテット)と呼ばれるウイルスへの感染を狙う攻撃メールについて、「新型コロナウイルス」に関する情報を装った攻撃メールの情報提供があったことを明らかにした

    2020/2/17
     
  4. 新型コロナの感染拡大で消費者の買い物意識と購買行動はどのように変わったのか?

    二度と起こって欲しくない、常軌を逸した現状にもかかわらず、米国ではEC利用者の58%が、今後数か間にオンラインでの注文を増やすと回答しています。米国で起きている消費者の意識の変化とは?

    2020/5/14
     
  5. 従業員が新型コロナに感染したら? 手当は出るの? 傷病手当金を知っておこう

    傷病手当金は、健康保険制度や健康保険組合に加入している被保険者とその家族の生活を保障するための所得補償制度。被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される

    2020/4/23
     
  6. メルカリと日本郵便が「ゆうパケットポスト」開始。専用箱(1枚65円~)でポスト投函。利用料は200円

    メルカリと日本郵便は、フリマアプリ「メルカリ」で取引した商品を郵便ポストから発送できるサービス「ゆうパケットポスト」の提供を2020年11月4日から開始した

    2020/11/6
     
  7. 新型コロナの影響で日本郵便の「ゆうパック」一部地域で配送遅延が発生中[3/28時点]

    遅れが新たに生じたのは北海道が引受地で、配達地域が近畿地方、鳥取県・岡山県・広島県の一部、徳島県・愛媛県・福岡県・佐賀県・大分県・鹿児島県向けのゆうパック。

    2020/3/30
     
  8. 新型コロナ感染拡大に伴うヤマト運輸の配送状況&防止策まとめ(4/9時点)【随時更新】

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ヤマト運輸で一部地域に配送する荷物に遅れが生じている状況を随時更新でお伝えします(4/9時点)

    2020/4/10
     
  9. 台湾で人気爆発中のYouTuberとは!? 1位から5位までを大公開!【2019年版】

    台湾で人気のYouTube動画ってどんな動画? 台湾人気ユーチューバーチャンネル登録者数ランキング

    2019/12/25
     
  10. IT導入補助金の特別枠(C類型)概要を公表。補助率は2/3、公募前の導入ツールやハードウェアのレンタルも補助対象に

    IT導入補助金の特別枠(C類型)は、新型コロナウイルスの感染拡大対策として、非対面型ビジネスモデルへの転換、サプライチェーンの毀損(きそん)への対応、テレワーク環境の整備などに取り組む事業者によるIT導入などを優先的に支援するために創設されたもの

    2020/4/17
     

51位~60位

  1. withコロナ時代のECを読む— 変化する市場、伸びるジャンル、淘汰されるジャンル【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年4月13日〜19日のニュース

    2020/4/21
     
  2. なぜ楽天の「送料込みライン」はこじれたのか? 元出店者が語る競争環境の変化、出店者の意識、打開策

    3月18日からスタートした楽天市場の「送料込みライン」施策。楽天が叩かれる根底には何があるのか? 筆者が考える3つの打開策とは?(連載第15回)

    2020/3/18
     
  3. 普段の支払いに「スマホ決済」が増加。最も利用しているのはPayPayで、2位は楽天ペイ

    MMD研究所は18歳~69歳の男女35,000人を対象に、「スマートフォン決済に関する実態」を調査。2019年8月に行った同様の調査結果と比較して、「スマホ決済」を普段から利用する人が増え、利用頻度が高くなったことがわかった

    2020/3/2
     
  4. EMSなど国際郵便の一時引受停止を米国含め196か国・地域に拡大、越境ECにも影響

    4月23日時点で、EMSおよび航空扱いの引き受けを一時停止しているのは米国など146か国・地域。すべての郵便物の引き受けを一時停止しているのは中国など50か国・地域となった

    2020/4/28
     
  5. 台湾で人気のEC・通販サイト オンラインショップ・ネットモール【最新版】

    ネットショッピングが浸透している台湾では、知名度の高いECサイトやモールに人気が集中している傾向があります。「momo」「Pchome」「Yahoo!」が長く人気を集める一方、「Shopee」が大きく伸長しています。

    2020/2/3
     
  6. 新型コロナの影響は? 通販・EC企業の半数で「商品調達に影響あり」。「業績悪化」の声も

    新型コロナウイルスの影響による問題が長期化する中、通販各社に与える影響について一定規模の通販実施企業に聞いた。

    2020/4/8
     
  7. 今こそ考えたい「置き配」。利便性は? リスクはどう回避する? EC大手の取り組みまとめ

    ネット通販の利用が増える中、非対面で荷物を受け取る「置き配(おきはい)」の需要が高まってる。経済産業省、国土交通省の資料をもとに課題と対策を解説する。【置き配意思表示ステッカー付き】

    2020/4/16
     
  8. [日本郵便、青梅市の一部で配送遅延]青梅郵便局の集荷・配達担当者が新型コロナに感染

    青梅市(郵便番号:198-00XX地域に限る)宛てのゆうパック、ゆうパケット(クリックポスト含む)、ゆうメールは引き受けを一時停止。既に引き受けた青梅市宛ての郵便物、ゆうパックなどは配送に遅れが生じるという

    2020/4/6
     
  9. しまむらが2020年秋に始めるEC事業――ホームページと公式アプリでECサービスを展開、「しまコレ」はサービス提供を終了へ

    しまむらのホームページ、チラシなどの情報を把握できる公式アプリ内でECサービスを展開する方式を採用。2020年2月期で売上高9億5000万円を計上した、スマホで商品を注文し店頭取置が行えるアプリ「しまコレ」のサービス提供は終了する

    2020/7/3
     
  10. 店頭売上が大幅減のアパレル企業、消費者のネットシフトでECは堅調に推移[新型コロナの影響]

    帝国データバンクが4月15日に発表したリリースによると、上場アパレル企業の3月度売上高は9割超の企業で既存店・全店ともに前年同月の月次売上高を下回った。一方で、ネット通販は堅調に伸びている

    2020/4/21
     

61位~70位

  1. ファッションブランドは非常事態をどう乗り切る? 「STAFF START」の「デジタル接客」がコロナ禍でも強い理由

    自宅で過ごす時間が増えたことで衣料品の買い控えが起きている。ファッションブランドは生き残りをかけてどんな対策を講じたらいいのか?「STAFF START」への取材を通じ、「デジタル接客」の可能性を探る

    2020/4/24
     
  2. 最大600万円の賃料支援を企業・個人が直接申請できる「家賃支援給付金」のWeb申請・会場での申請支援がスタート

    「家賃支援給付金」は、5月の緊急事態宣言の延長などで売り上げの減少に直面する事業者の事業継続を下支えすることを目的に、地代・家賃(賃料)の負担を軽減する給付金を支給する制度

    2020/7/14
     
  3. 【2020年版】EC売上ランキング1位はアマゾン。2位はヨドバシ、3位はZOZO、4位はビックカメラ、5位はユニクロ

    通販新聞の姉妹誌「月刊ネット販売」で2020年に実施した売上高調査「ネット販売白書」によると、1位はアマゾンジャパンで1兆7443億円、2位位はヨドバシカメラで1385億5900万円、3位はZOZOで1255億1700万円、4位がビックカメラで1081億円、5位がユニクロで832億円だった

    2020/10/7
     
  4. ユナイテッドアローズのECサイト停止は店舗売上に悪影響――自社運営化は断念せず

    自社ECが約2カ月間停止したことで、実店舗の売り上げにマイナスの影響があった。顧客は実店舗に来店する前にインターネットで商品を閲覧し、欲しい商品をある程度見極める傾向があることから、自社ECサイトが休止したことで来店のきっかけを失ったとしている。

    2020/2/17
     
  5. 新型コロナの影響でヤマト運輸の配送に一部遅延が発生中[中国・四国・九州地域→北海道宛てで一部遅延]

    中部地域から東北地域宛ての配送では、宅急便タイムサービス(夕方までにヤマト運輸が預かった荷物を翌朝10時までに配達するサービス)の一部荷物について、4月1日~4月30日の間、荷受けを停止

    2020/3/27
     
  6. テレワーク推進やECシフトなどの補助金を拡充。IT導入補助金の特別枠(C類型)補助率を2/3→3/4に引き上げ

    実店舗販売からネット通販シフトなどの「非対面型ビジネスモデルへの転換」(類型B)、従業員の在宅勤務を推進する「テレワーク環境の整備」(類型C)への投資が補助対象経費の1/6以上の場合、補助率を2/3から3/4へ引き上げる

    2020/5/25
     
  7. 新型コロナ対策期間中の自宅学習は“美子ちゃん”と。日ペンが小学生向けペン習字コンテンツを無料公開中

    線を書く練習やひらがなの練習など、児童の自宅学習を支援

    2020/3/5
     
  8. 「ジモティー」がネット決済を導入。「あんしん決済機能」で購入取引を可能に

    売り手と買い手の取引に「ジモティー」がオンライン決済を導入した。決済の名称は「あんしん決済機能」。手数料は出品金額(商品価格+配送料)の5%。ジモティーが代金を一時的に預かり、出品者と購入者の双方が取引の評価を完了すると支払いを行うエスクロー決済を採用している。オンラインで注文を受け、地元で商品を直接渡す「クリックアンドコレクト機能」としての活用を期待。

    2020/7/31
     
  9. 「東京都家賃等支援給付金」申請開始 東京都が個人事業主の家賃を一部補助

    東京都は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが落ち込んでいる個人事業主・中小企業に対し、家賃(賃料)などの負担軽減を目的に給付金を支給する「東京都家賃等支援給付金」の申請受付をスタートした。「東京都家賃等支援給付金」は、国の「家賃支援給付金」に独自の上乗せ給付(3か月分)を行う制度。

    2020/8/17
     
  10. QRコード決済シェア1位は「PayPay」、非接触決済は「楽天edy」

    【QRコード決済/非接触決済の人気ランキング】MMD研究所はQRコード決済、スマホ決済の利用率をまとめた「スマートフォン決済利用動向調査」を実施。普段利用している決済方法のトップは「現金」で「クレジットカード」「カード型の交通系電子マネー」と続いた。QRコード決済の認知、利用経験はともに「PayPay」がトップ。非接触決済は「楽天edy」だった。

    2020/2/3
     

71位~80位

  1. 佐川急便も非対面での荷物の受け渡しを期間限定で実施、5/6まで

    佐川急便のセールスドライバーが宅配便の配達で訪れた際、荷物を受け取る人は非対面配達を希望する旨を伝えれば、伝票への押印・サインは不要となる

    2020/4/30
     
  2. 2019年のEC化率は6.76%、ネット通販市場規模は19兆円

    2019年の日本国内における消費者向けEC市場規模は、前年比7.65%増の19兆3609億円に拡大。物販分野を対象としたEC化率は6.76%で同0.54ポイント増。スマホ経由の物販EC市場も拡大し、4兆2618億円で同12.7%増。経済産業省「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」

    2020/7/22
     
  3. 青汁発売から3年後に年商130億円「青汁王子」で伝説を作ったファビウス(旧メディアハーツ)の商品開発&成長秘話

    売れるネット広告社の代表取締役社長CEO加藤公一レオ氏と、ファビウス(旧メディアハーツ)でプロモーション関連の責任者である江田茉莉さんの対談

    2020/6/24
     
  4. 「雇用調整助成金」の特例措置は3月以降、段階的に縮減へ。2021年6月までに「リーマンショック時並み」にする方針

    2021年2月までの延長を決めた現行の「雇用調整助成金」特例措置を、3月以降は段階的に縮減、リーマンショック時並みの特例とすることを基本想定とする。ただ、感染状況や雇用情勢を踏まえ柔軟に対応する

    2020/12/9
     
  5. コロナ禍でEC・通販の利用が全年代で増加。業種別・年代別伸び率調査

    ECモール・通販の利用は緊急事態宣言解除以後も全年代で堅調に伸びている。業種別デジタルシフトや高齢者のEC利用定着など、データで見るコロナ禍のチャネルシフト調査まとめ【三井住友カードと顧客時間による新型コロナウイルスによる消費行動の変化を集計・分析した調査】

    2020/7/7
     
  6. Amazonの新型コロナ感染対策&2例目の感染者が発生したアマゾンの物流センターの今

    アマゾンジャパンは4月1日、小田原フルフィルメントセンター(小田原FC)で出荷業務に携わる従業員1人が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性と診断されたと発表した。小田原FCでの感染事例は2例目

    2020/4/3
     
  7. 日本郵便、宮崎県内の郵便局で窓口業務を担当している社員が新型コロナウイルスに感染

    消毒などのため、3月17日から当面の間、窓口業務を休止する。田原郵便局の利用客に対しては、上野郵便局、高千穂郵便局など最寄りの郵便局の利用を案内している

    2020/3/18
     
  8. 楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」実施への決意&2019年の総括と今後の取り組み

    三木谷浩史会長兼社長が語った、購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定する施策(3月18日から開始予定)への決意、2019年の総括と今後の戦略とは

    2020/2/4
     
  9. ヤマト運輸のセールスドライバー2人が新型コロナに感染[千葉県松戸市内の集配で遅延の可能性あり]

    流山主管支店南花島支店が担当するエリアの集配業務は、近隣店所が継続するものの、宅急便などサービスの提供に遅れが発生する可能性があるという

    2020/4/3
     
  10. ニトリが化粧品販売に本格参入、スキンケアブランド「GUARDIO」を展開

    「マロニエゲート銀座店」「新宿タカシマヤタイムズスクエア店」など都内一部の店舗のほか、デコホーム、ECサイトで販売する

    2020/1/21
     

81位~90位

  1. 「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」が原宿にオープン。「世界で勝負できる化粧品小売店になる」

    アイスタイルが1月10日、アットコスメの旗艦店となる「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」を原宿駅前にオープンした。インバウンド需要も見込んだ「ネットとリアルの新たな融合」を実現する小売店とは

    2020/1/14
     
  2. コロナの影響でネット通販の利用世帯5割超え 巣ごもり消費でEC利用率が増加

    新型コロナウイルスの影響により、2020年5月度のネットショッピング利用世帯(2人以上の世帯が対象)の割合が、初めての5割超えとなる50.5%だった。前年同月比で8.2ポイント増加した。【総務省「家計消費状況調査(2020年5月分)」】

    2020/7/9
     
  3. コロナ禍でEC売上増! アダストリアのアパレルオンライン接客事例とは

    コロナ禍でもECの売上が25%増加したアパレル企業アダストリア。「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのブランドを扱う自社EC「.st(ドットエスティ)」の、オンライン接客に注力した売上アップの事例とは?

    2020/7/13
     
  4. 香取慎吾さんを起用した「BASE」のテレビCM、新シリーズ放映開始

    BASEはネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の新CMに香取慎吾さんを起用した。新CMは2020年11月12日(木)から全国(一部地域を除く)で放映を開始する

    2020/11/13
     
  5. デジタル時代の消費者ニーズ大調査2020「最新の購買行動」「Amazonを利用する理由」「自社ECサイトに求めること」

    小売事業者にはカスタマーエクスペリエンスを向上させる機会が数多くあります。カスタマーエクスペリエンスは配送から始まりますが、商品の品揃えは依然として購買体験の生命線です。

    2020/2/20
     
  6. 「楽天市場」の送料無料ライン全店舗統一3/18スタート、三木谷社長「なにがなんでも成功させたい」

    オープニング講演に登壇した三木谷浩史会長兼社長は、購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定する施策(3月18日から開始予定)に関し、参加者の出店者に対して「(この施策を)やらなければこれ以上の成長は難しい。前向きに捉えていただき一緒に成長していきたい。なにがなんでも成功させたい」と説明

    2020/1/29
     
  7. 「俺のフレンチ」などの「俺の」がシリーズの通販サイト「俺のEC」を開設

    飲食業界を巡っては、政府の緊急事態宣言による飲食店への休業要請で、店舗を休業する動きが増加。売上減をカバーするため、宅配、ネット通販をスタートする飲食店が増えている

    2020/4/20
     
  8. 令和2年九州豪雨被害募金や支援、水害被災地への寄付・義援金情報まとめ

    熊本や鹿児島を中心に発生した九州の大雨被害に対する募金や物資支援、寄付などの支援情報をまとめました。被災者向けの支援情報や、被災地への支援を行っているサイト「ふるなび」「ワタミ」「Yahoo!基金」などについて掲載しています。【令和2年7月豪雨】

    2020/7/8
     
  9. 楽天の国内EC流通総額は約3.9兆円で、伸び率は13.4%【2019年度の実績まとめ】

    楽天エコシステム(経済圏)のメンバーシップバリューは5.5兆円、「楽天市場」流通総額における楽天カード決済比率ガ2019年12月時点で63.7%まで拡大

    2020/2/14
     
  10. 無印良品のネットストアがシステムメンテナンスから復旧・再開

    当初1月1日にシステム更新を終える予定だったが、1月上旬の再開に延期。それをさらに1月下旬の再開に再延期した

    2020/1/22
     

91位~100位

  1. EC事業本部を作るヤマトホールディングスがめざす「ECエコシステム」の確立とは?

    宅急便のデジタルトランスフォーメーション(DX)、ECエコシステムの確立、法人向け物流事業の強化に向けた3つの事業構造改革と、グループ経営体制の刷新、データ・ドリブン経営への転換、サステナビリティーの取り組みの3つの基盤構造改革からなるもので、持続的は成長をめざすとしている

    2020/1/28
     
  2. 【2020】コロナ禍の帰歳暮、クリスマス、おせちなど年末商戦傾向

    「楽天市場」における2020年の年末商戦トレンドは「クリスマス」「おせち」「お歳暮・ギフト」など。年末年始の帰省代わりに贈る「帰歳暮」やコロナ禍で1人ずつ食べられる「1人前おせち」、家中で過ごす「おうちクリスマス」に注目しているという。「おうち需要」によるEコマースの拡大や高年齢層のデジタルシフトの加速の影響を受けています

    2020/10/12
     
  3. 新型コロナで若者の5割がEC利用が「増えた」、初利用は2割。最近買ったのは「服」が3割

    外出自粛の影響を受け、オンラインショップの利用の変化を調査したところ、55.0%が「利用が増えた」と回答した

    2020/4/27
     
  4. ジャパネットたかたの連結売上は2076億円で過去最高【2019年12月期】

    2012年12月期に2期連続の減収。2013年12月期にV字回復を成し遂げ、それ以降右肩上がりの成長を続けている

    2020/5/28
     
  5. 2019年のEC業界振り返り & 2020年に起こりそうなことまとめ【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2019年のニュース

    2020/1/7
     
  6. 今すぐチェック!新型コロナ収束後に備えて小売り・EC事業者ができる6つのこと

    経済界の多くのリーダー達は、新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)収束後の、企業の回復は早いと予測しています。今回は、小売事業者が景気回復に備えて今すぐできることを紹介します。

    2020/5/7
     
  7. PayPayが「40%PayPayボーナスが戻ってくる」キャンペーンを実施。吉野家、松屋、はなまるうどんなど6500店舗以上が対象

    2月1日からキャンペーンを開始。吉野家やはなまるうどんなどの実店舗やコカ・コーラの自販機も対象に。有名飲食チェーンと協力することで「キャッシュレスをより身近に感じてもらいたい」

    2020/1/17
     
  8. 新型コロナの影響受けた北海道の食品をECサイトで販売へ、北海道が民間から企画を公募

    新型コロナウイルスの影響で経済的損失を受けた食品製造事業者の販路を維持することを目的に、通販サイトで道産品を販売する企画の募集を開始。

    2020/4/2
     
  9. 実店舗の来店者&売上は激減、新型コロナウイルス感染拡大が直撃【全国700店舗のデータ調査】

    小売店舗向け解析サービスを提供するABEJAが実施した調査。店舗の売り上げ減少に大きな影響を与えた要因については、来店者数の減少だけでなく、営業時間の短縮や臨時休業対応、消費者がECサイトでの購買に移っているためと推測している

    2020/3/13
     
  10. アパレル・雑貨店の新型コロナ影響は? 3月下旬に向けて来店者数は増加傾向に【全国468店舗のデータ調査】

    小売店舗向け解析サービスを提供するABEJAが実施した調査。3月第1週に前年比60.6%まで減った「アパレル・雑貨」店舗への来店者数の減少ぶりが、その後、和らいでいる

    2020/3/27
     
内山 美枝子

【越境EC・海外向けECに必見の一冊】世界30の国・地域のECデータを把握できる書籍『海外ECハンドブック2020』

4 years 11ヶ月 ago
『海外ECハンドブック2020』は、アジア太平洋、欧州、北米、中南米の主要30か国・地域のEC市場規模や詳細なEC市場データ、越境EC市場規模、EC利用者の推移、EC市場データランキングなどを定量データとしてまとめた一冊

インプレスは、越境ECや海外向けEC、海外進出に役立つ、世界30の国・地域のECデータをまとめた『海外ECハンドブック2020』(著:トランスコスモス)を、12月4日(金)に発売しました。世界30の国と地域におけるECの現状や最新データを集約・整理した1冊で、POD(プリントオンデマンド)と電子書籍で販売しています

『海外ECハンドブック2020』の購入はこちら

新型コロナウイルス感染症拡大によるインバウンド需要の減少により、海外から日本に渡航できない海外消費者が、越境ECの形式で日本商品を購入する動きが加速しています。また、国内市場の少子高齢化などにより、海外EC市場に目を向ける小売・EC企業が増えています。

本書は、こうした海外EC市場に進出、およびこれから攻略しようとしている事業者に向けた1冊で、アジア太平洋、欧州、北米、中南米の主要30か国・地域のEC市場規模や詳細なEC市場データ、越境EC市場規模、EC利用者の推移、EC市場データランキングなどを定量データとしてまとめています。

また、市場データに加え、消費動向、法規制、決済、配送など、各マーケットに参入できるかどうかを判断できるようにという観点でデータを収集。市場の推移や変化も把握することもできます。

『海外ECハンドブック2020』のハイライト

本書によると、2019年のグローバルB2C-EC市場は前年比19%増。引き続き高い成長を見せ、約4兆1,272億ドル(約435兆円)に達しています。今後もCAGR(年平均成長率)11.8%で拡大し、2029年には約12兆2,565(約1,290兆円)規模になると推計しています。

越境ECや海外向けEC、海外進出に役立つ、世界30の国・地域のECデータをまとめた『海外ECハンドブック2020』(著:トランスコスモス)
2019年のグローバルB2C-EC市場について(画像は『海外ECハンドブック2020』から)

地域別では、アジア太平洋地域が引き続きグローバルEC市場をけん引。現在、グローバルシェアで約6割を占めているアジア太平洋地域は、今後10年で約7割にまで拡大すると見られています。中国市場の規模・成長率は引き続き世界最大となる見通しですが、成長著しいASEAN各国やインドにもグローバルな注目が集まります。

越境ECや海外向けEC、海外進出に役立つ、世界30の国・地域のECデータをまとめた『海外ECハンドブック2020』(著:トランスコスモス)
地域別のEC市場規模(画像は『海外ECハンドブック2020』から)
 

『海外ECハンドブック2020』の概要

世界のEC市場規模予測や地域別EC市場データ、越境EC市場規模およびEC利用者の推移、EC市場データランキング、各国のEC市場環境比較表をはじめ、アジア太平洋、北米、中南米、欧州、中東・アフリカなど、主要30の国・地域について市場概況および消費者トレンドや有力事業者の動向、また規制関連などの注目トピックスを掲載しています。

[巻頭特集]

  • 中国の最新買い物事情~トランスコスモスチャイナからの現地リポート~
    ※最新の中国EC市場について解説しています。

[主要国のECの現状と将来展望]

  • 世界のEC市場規模予測
  • 地域別EC市場データ
  • 30の国・地域のEC市場ポテンシャル
  • 越境EC市場規模およびEC利用者の推移
  • アジア10都市EC利用動向調査
  • EC市場データランキング(TOP10)
  • 各国のEC市場環境比較表2019年
  • グローバルトピックス

[アジア太平洋]

  • 日本EC市場概況
  • 中国EC市場概況
  • 台湾EC市場概況
  • 韓国EC市場概況
  • インドEC市場概況
  • インドネシアEC市場概況
  • シンガポールEC市場概況
  • タイEC市場概況
  • フィリピンEC市場概況
  • ベトナムEC市場概況
  • マレーシアEC市場概況
  • オーストラリアEC市場概況

[北米]

  • アメリカEC市場概況
  • カナダEC市場概況

[中南米]

  • ブラジルEC市場概況
  • アルゼンチンEC市場概況
  • メキシコEC市場概況

[欧州]

  • イギリスEC市場概況
  • ドイツEC市場概況
  • フランスEC市場概況
  • イタリアEC市場概況
  • スペインEC市場概況
  • オランダEC市場概況
  • 北欧4カ国EC市場概況
  • ロシアEC市場概況
  • ポーランドEC市場概況

[アフリカ・中東]

  • トルコEC市場概況
  • アラブ首長国連邦EC市場概況
  • ナイジェリアEC市場概況
  • 南アフリカEC市場概況

『海外ECハンドブック2020』について

  • 書籍名:海外ECハンドブック2020
  • 発行日:2020年12月4日 
  • ページ数:162 ページ
  • 著者:トランスコスモス株式会社
  • 定価:2,500円+税
  • 発行:株式会社インプレス
  • 詳細・購入方法インプレスブックスAmazon POD
ネットショップ担当者フォーラム編集部
ネットショップ担当者フォーラム編集部

Googleの新しい検索品質評価ガイドラインは「質の高いコンテンツ」重視。ユーザーフレンドリーなSEO戦略のポイントとは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

4 years 11ヶ月 ago
Googleが5月に発表したコアアップデートは、「E-A-T」の原則をより重視したものです。企業は、新しいアルゴリズムに自社のウェブサイトを適応させる必要があります。

クオリティの高いユーザーフレンドリーなコンテンツが、ブランドの専門性、説得力、信頼を高め、検索順位を上げます。従来の検索エンジン最適化(SEO)は、もう意味がありません。なぜなら、Googleの検索アルゴリズムは年に数回アップデートされ、基本的に従来のSEOは廃れていくからです。Googleが2020年5月に発表したコアアップデートについて見ていきます。

より重要なランキング決定要因となった「E-A-T」

2020年5月のコアアップデートは、GoogleのExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)、略して「E-A-T」の原則をより重視したもので、SEOを揺るがす新たな取り組みです。

Googleによると、コアアップデートは「検索アルゴリズムやシステムに対する重要かつ広範な変更」と定義されています。検索品質評価者のためのガイドラインとして「E-A-T」を導入。その後、「Webマスターが、Googleがウェブページに何を求めているかを理解するのに役立つように」と、これらのガイドラインを発表しました。

Googleのコアアップデートで、「E-A-T」がより重要なランキング決定要因となりました。企業は、新しいアルゴリズムに自社のWebサイトを適応させる必要があります。「E-A-T」に正しく対応している企業サイトは、以下の点に焦点を当てています。

最重要事項になった「質の高いコンテンツ」

Googleの最新のコアアップデートでは、コンテンツが最重要事項になりました。クオリティの高いユーザーフレンドリーなコンテンツが、ブランドの専門性、説得力、信頼を高め、検索順位を上げます。企業は、専門家をフィーチャーし知識を共有すると同時に、閲覧ユーザーに関連性のある、わかりやすい有益な最新情報を伝えるWebコンテンツを生み出していく必要があります。

Googleは、組織がコンテンツの質を評価する際に役立つ、以下のような質問リストを提供しています。

  • コンテンツが、オリジナルの情報、レポート、調査、分析を提供しているか
  • コンテンツが、トピックに関して現実的で、誤りのない、もしくは包括的な説明を提供しているか
  • コンテンツが、洞察力に富んだ分析や、知られていない興味深い情報を提供しているか
  • 見出しやページタイトルを見れば内容がわかる、有益なものになっているか
  • 見出しやページタイトルが、大げさなものや衝撃的なものになっていないか
  • ブックマークしたり、友人と共有したり、周りに薦めたくなるようなページになっているか

Googleは、「E-A-T」基準でコンテンツを評価することは、「自動システムが、コンテンツのランキングに使用するさまざまな要素と考え方を統一させるのに役立つかもしれない」と指摘しています。

自社のWebコンテンツを全て見直し、単語数の少ない中身のないコンテンツ、ユーザーエクスペリエンスに付加価値を与えない、あるいはほとんど付加価値のない低品質なページ、内容の薄いページを削除するのも良いでしょう。

積極的なソーシャルプレゼンスがSEOに役立つ

ソーシャルメディアは、新しいGoogleアルゴリズムの中で中心的な要素である“ブランドによるコンテンツの増幅”に役立ちます。オーディエンスを巻き込み、「いいね!」「シェア」「クリック」「コメント」をしてもらえるような質の高いコンテンツは、被リンク(バックリンク)を増やし、SEO対策に役立ちます。また、ソーシャルメディアでの注目度は、「E-A-T」の3つの柱の1つである「信頼性」を示すのにも役立ちます

消費者に企業ページをフォローするよう頻繁にお願いし、定期的に投稿することで、ソーシャルメディアプラットフォームにおける企業の存在感を最大化していくことができます。

SEOとレピュテーションマネージメント

Googleのアルゴリズムは、「E-A-T」の重要な要素である「信頼性」を評価するので、SEOランキングのレビューに影響を与えます。企業にとって必要なことは、レビューの増加と改善に思い切りフォーカスすることです。

この取り組みの一環として企業は、「Googleプレイス」(お店や場所に関する情報をまとめたサービス)、「Facebook」、口コミサイトの「Yelp」や「Tripadvisor」などのサイトでの評価に目を光らせ、平均点が星4.5つ以上のレビューを5~10個確保することをめざしましょう。また、レピュテーションマネジメントでは、レビューの獲得だけではなく、レビューに対応することも重要になります。

Tripadvisorのトップページ
Tripadvisorのトップページ(画像:サイトからキャプチャ)

ローカルSEOランキングにも重要な「サイテーション」

Googleのアルゴリズムは、企業の存在有無、正当性、信頼性を検証するために、サイテーション(編注:リンク形式を用いずに、外部サイトのコンテンツを参照すること)を使用しています

関連性の高い信頼できる多くのWebサイト上で、企業の名称、住所、電話番号(NAP)が参照されていれば、企業が存在することをGoogleのアルゴリズムに伝えられると同時に、ローカルSEOのランキングにとって重要な要素になります。

サイテーションが表示されるビジネスディレクトリやサイトは数多くあります。以下はその一部です。

  • Facebook
  • Apple Maps
  • Yelp
  • YellowPage

正しいディレクトリを選択してビジネス情報を更新し、正確に保つことは、ローカルSEOランキングにとって重要です。

◇   ◇   ◇

Googleは、世界の情報を整理し、普遍的にアクセス可能で有用なものにするという使命を果たすため、今後も新しいアルゴリズムを展開していくでしょう。企業は、時代遅れのSEO戦略を止めて、次の主要なアルゴリズム更新に合わせて戦略を再確認しなければいけません。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360
Digital Commerce 360

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の年末年始の配送対応&遅延可能性について【2020年】

4 years 11ヶ月 ago

日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の宅配便大手3社は、年末年始の配送対応について遅延が生じる恐れがあると発表した。

新型コロナウイルス感染症拡大によるEC需要の増加や交通渋滞、積雪など天候が影響する可能性があるため。年末年始の配送については余裕を持った発送を呼び掛けている。

日本郵便

日本郵便は12月23日、年末年始における高速道路などの交通渋滞、船舶の運休などにより、郵便物・ゆうパックなどの配達に遅れが生じることがあると公表。

特に12月23日~2021年1月5日の期間、沖縄県や同県離島で引き受け・配達する「ゆうパック」などで、最大5~9日の遅れが生じる可能性があるという。

ヤマト運輸

ヤマト運輸は、年末年始における交通渋滞、荷物の取り扱いの状況、今後の積雪等の天候状況などにより、商品配送に遅れが生じる場合があるとしている。

北海道や東京、大阪、福岡など一部営業所で12月26日~1月4日の間、受け付け業務を休止または営業時間を短縮する。荷物の発送は、近隣営業所や宅配ボックス「PUDOステーション」などの利用を呼び掛けている。

佐川急便

佐川急便は、例年に比べ取り扱荷物の量が増加すると見込んでおり、荷物の配達に遅れが生じる可能性があるとしている。

12月1日~2021年1月4日の期間、電話やインターネットで受け付けている集荷依頼は、前日までの連絡するよう依頼。12月30日~2021年1月4日の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている。

佐川急便 12月30日~2021年1月4日の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている

「飛脚ジャストタイム便」は12月12日~2021年1月4日まで、「飛脚国際宅配便」は12月26日~2021年1月4日までサービスの引き受けを中止。「飛脚メール便」「飛脚ゆうメール便」「飛脚電報便」については12月30日~2021年1月4日、サービスの引き受けを停止する。

石居 岳
石居 岳

朝日放送とDMMが“放送とネットをつなぐ”合弁会社設立、シニア向けにテレビ・ラジオ・ECやヘルスケア事業を展開

4 years 11ヶ月 ago

朝日放送グループホールディングス(朝日放送グループHD)とDMM.com(DMM)は、2021年1月18日をめどに合弁会社「株式会社ONE DAY DESIGN(ワンデイ・デザイン)」を設立する。

「ONE DAY DESIGN」はシニア・ヘルスケア事業を中心に展開。テレビ・ラジオ通販、EC事業、地方創生事業などを手がける。

資本金は1億円。出資比率は朝日放送グループHDが51.0%、DMMが49.0%。代表取締役CEOには朝日放送グループHDの高橋寛氏が就任する予定。

新会社はテレビ・ラジオなどの放送メディアとネットをつなぎ、質の高い情報を共有・表現することをめざす。

人生100年時代の到来を見据え、シニアのライフスタイル提案や豊かな人生の実現をサポートすることをめざしたテレビやラジオによる通販・EC事業を展開。社会課題解決に挑むスタートアップ企業のグロース支援、社会への新たな価値提供への挑戦をブランドコンサルティング事業などでサポートしていく。

朝日放送グループの通販事業は、100%子会社のエー・ビー・シーメディアコムが、テレビやラジオで展開している。2020年3月期の売上高は約31億1800万円、営業利益は1億3500万円。

DMM.comはDVD・Blu-ray、CD、本・コミック、ホビーなどのネット通販を展開。第三者が出品・販売できるマーケットプレイス型の「DMMマーケットプレイス」も手がけ、中古品やコレクター商品、DMM通販で取り扱いを終了した商品なども販売している。

石居 岳
石居 岳

ビジョナリーHDのLINEを活用した新たなCRM、家族・友人紹介でインセンティブがもらえる「アイケア・アンバサダー」とは

4 years 11ヶ月 ago

VHリテールサービス(旧メガネスーパー)などを傘下に抱えるビジョナリーホールディングスは12月22日、LINE公式アカウント上で家族・友人などへの紹介クーポンを発行・送付し、一定条件でインセンティブを受けることができる「アイケア・アンバサダー」を始めた。

「アイケア・アンバサダー」は、「メガネスーパー」などビジョナリーホールディングスグループが運営する店舗を利用する消費者が、LINEを通じて家族・友人へ利用体験などの口コミ、クーポンを発行して送付できる仕組み。

ビジョナリーホールディングスはLINE公式アカウント上で家族・友人などへの紹介クーポンを発行・送付し、一定条件でインセンティブを受けることができる「アイケア・アンバサダー」を開始
「アイケア・アンバサダー」のイメージ

紹介を受けたユーザーは、実店舗、メガネスーパーグループの公式通販サイト、コンタクトレンズが簡単に注文できるアプリ、コンタクトかんたん注文LINE(LINE公式アカウント)でクーポンを利用することができる。

そのユーザーの購入金額が一定条件を超えた場合などに、紹介元となった消費者に対して特典チケットをインセンティブとして発行する。特典チケットは1枚ごとにアマゾンギフト券、5枚ためるごとに豪華ギフトと交換できるという。

LINEの各種APIを使用し、LINE公式アカウントのトーク画面からWebアプリケーションと連携できるLINE LIFFアプリ(LINE Front-end Framework、LINEが提供するWebアプリのプラットフォームで動作するアプリ)を実装して実現した。LINE LIFFアプリは、LINE公式アカウント上に企業独自のサービスをWebアプリケーションとして配置できるというもの。

クラスメソッドの技術支援を受け、LINE LIFFアプリのUI/UX設計と実装のほか、LINEログインによる認証、Messaging APIを活用したメッセージ配信、AWS(アマゾンウェブサービス)を利用したLINEユーザーIDと顧客データの照合基盤構築などを行った。

瀧川 正実
瀧川 正実

【通販業界10大ニュース】市場拡大や「働き方改革」などコロナ関連がトップを占めた2020年EC・通販まとめ | 通販新聞ダイジェスト

4 years 11ヶ月 ago
2020年に通販業界で起きた主な出来事やニュースを通販新聞編集部が20項目程度に絞り込み、読者アンケートを受けてランキング化。通販市場の拡大や「働き方改革」などコロナ関連が上位にランクインした

新型コロナウイルスという大きな波に飲み込まれた2020年。感染防止の観点から日常の生活行動があらゆる形で制限される中、通販業界は消費活動を支える重要な社会インフラとしての役目を今まで以上に担うこととなった。

「通販市場の拡大」は必然の結果であり、本紙が行ったアンケートにおいても圧倒的な大差でトップを獲得。2位以下についてもコロナ禍に伴う業界の変化を指摘する項目が見られている。今年1年間に通販業界で起きた主な出来事を読者と共に振り返ってみる。

EC・通販が休業中の店舗の受け皿に

「2020年の通販業界10大ニュース」は、今年1年間に通販業界で起きた主な出来事やニュース、トレンドなどを本紙編集部が20項目程度に絞り込み、読者アンケートを受けて独自にランキング化したもの。アンケートは今後の市場動向にとって重要だと思う項目から順番に3つまで受け付けており、合わせてその理由も聞いた。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 通販市場規模拡大 働き方改革
通販新聞の読者が選んだ2020年の通販業界10大ニュース

今回、圧倒的な大差で1位となったのが「新型コロナで通販市場拡大」で、2位とは2倍近い156ポイントを獲得している。

感染者数の拡大が次第に顕著となり、4月に緊急事態宣言が発令される頃には、大規模商業施設といった実店舗の多くが「3密」を回避することを目的に、時短営業や休業などを実施。生活用品などの買い物をする場所が限られていき、また、外出を敬遠する傾向も広がっていく中で、通販がその消費の受け皿として機能していった。

とりわけ、仮想モールでの販売が巣ごもり関連商品を中心に好調となったようで、楽天市場では今第2四半期(4~6月)における国内EC流通総額(楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルのほか、オークションやチケット販売、ダウンロードなども含む)が、前年同期比15・2%増の1兆309億円と伸長。「ヤフーショッピング」でも今年上半期(1~6月)は、美容家電や健康器具といった自宅での使用を想定した商品の売れ行きが良かったという。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 通販市場規模拡大 楽天市場
巣ごもり需要で伸長した楽天市場

アンケート回答企業の声を見てみると、「特に緊急事態宣言を機に加速した感がある。この機会に初めて通販を利用したことで、メリット(いつでもどこからでも買える)や不安(品質やサイズなど)の解消により、新たに通販利用者として定着する消費者が増加する」といったものや、「徐々に進んできたECシフトの流れが、コロナの影響による外出自粛によって一気に加速している印象を受ける」、「デジタル活用の進化を加速させるべき要因の一つになった」、「実店舗の消費が低迷する中、通販は今後も伸びると考えられる」、「SNSの活用やキャンペーンの拡充など、より企業としてのブランディング・企画力が試されることになる」という声があった。

社員を守るため「働き方改革」が進む

2位となったのもコロナ関連の話題で「テレワークなど『働き方改革』が進む」の84ポイント。かねてより、政府主導で進められていた「働き方改革」だが、今回のコロナを機に、一気に各社での取り組みが加速した。テレワークや時差出勤、時短勤務などはその代表例で、通販企業でも多くが取り入れている。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 働き方改革 リモートワーク 在宅勤務
コロナを機に「働き方改革」が加速。リモートワークを導入する企業が増えた

ポーラ・オルビスグループのディセンシア、通販サイト構築サービスなどを提供するGMOペパボのように通販実施企業・関連企業の中でもリモートワークを制度化、恒常化した企業も続出。ジャパネットグループでは、コロナ禍を機に社員に負荷のかからないオフィスの在り方の見直しを進めており、来年にも東京のオフィスに置く経営戦略の部門や新規事業担当部門、媒体制作部門など5割程度の部門を福岡に移転するという。コールセンター業界でも、在宅によるサービス対応が各社で開始されるなど、ウィズコロナに則した新しい働き方の実践が進んだ。

アンケートでは、「働き方とパフォーマンスの両立を重要点として認識している」や、「生活様式が一変し、消費者ニーズの買い方、手段も変わっている。働き方も含めて大きな変化だと感じている」、「働き方の変化から購買行動の変化にも影響している様子。購買ツールや時間帯やSNSの利用拡大などを理解し、それに適した販促手法を実践する必要がある」といった回答があった。

その一方で「受信業務のパート従業員の確保が難しくなり、出勤率も低下している。在宅型の受付外注が活況のようだが品質に不安がある」や、「本社に勤務するスタッフについてはテレワークが進んだものの、物流やCSといった現業についてはラインを止めることができず、今後の課題となっている」、「どこまで浸透するかによって新市場のボリュームが決まる。一部の企業導入や限られた限定的な期間となると、新しい市場は参入価値があるかどうか分からない」といった意見も見られた。

実店舗企業のEC事業強化が進む

3位にランクインしたのは「実店舗企業がEC強化」。こちらもコロナを起因とする動きで、有店舗小売り企業をはじめ、飲食店やメーカーなど、あらゆる業種でECの販路強化に向けた動きが始まった。

通販新聞 通販業界10大ニュース 2020年の出来事・ニュース 新型コロナウイルス 実店舗企業のEC事業強化
さまざまな業種で実店舗企業がEC事業強化を進めた

アンケートでは「メーカー各社がECに注力する傾向は顕著で、自社ECとEC小売りの活用を併用しているが、将来的にはナイキやアディダスのようにD2Cに寄せてくる傾向は続くと予測する」や「特に在庫を抱える業態がEC展開を加速している。消費者の選択が広がる以外にも、雇用や働き方の変化が表れている」といった意見が見られた。

中には「これまでも大手企業の通販参入により、競争が激しくなったが、大小さまざまな実店舗企業により、さらに激化すると思う。資本力のある企業の参入は恐怖」、「百貨店など一般的に信頼性の高い企業が本格参入した場合、体力のない小規模通販企業は淘汰されていく可能性もあるのではないか」という意見もあり、今後の競争環境が、より一層激化することを懸念した声も聞かれている。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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「出荷さえできれば良い」はもう古い。顧客体験を高める「おもてなし物流」とは | 『EC通販で勝つBPO活用術』ダイジェスト

4 years 11ヶ月 ago
『EC通販で勝つBPO活用術』(高山隆司/佐藤俊幸 著 ダイヤモンド社 刊)ダイジェスト(第5回)

かつて、EC通販における物流といえば「コストを抑えて出荷できさえすれば良い」といった捉え方が多かったように思う。

しかし、いまやEC物流センターはいろいろな付加機能を備え、顧客体験を高めることに貢献し、ECショップの事業拡大を支えている。

例えば発送の際、顧客の購入商品と購入回数に応じて同梱物を変えるだけでなく、顧客ひとりひとりに最適なメッセージカードもその場で印刷できるようになっている。

筆者はこうした顧客体験を高める物流を「おもてなし物流」と名付け、セミナーなどでその重要性を繰り返し説明している。

「おもてなし物流」は、これからのEC通販において、CRMで差別化を図るための重要な要素なのだ。

従来の「物流」の捉え方
  • バックヤードの話でありCRMやマーケティングとは関係ない
  • 配送キャリアをどこにするかが問題
  • とにかく期日までに届けば良い
  • 資材、倉庫などコストはできるだけ安く! ...etc.

     ↓

「おもてなし物流」の考え方
  • 顧客体験を高める手段の1つ
  • EC通販において、CRMで差別化を図るための重要な要素
  • EC物流センターでの付加機能が鍵を握る ...etc.

事業モデルに応じたCRMのKPI

「おもてなし物流」の具体的なやり方に入る前に、ネット通販におけるCRM(Customer Relational Management)について確認しておこう。ネット通販とひと言でいっても、CRMを考えるにあたっては、事業モデルに応じたKPI(Key Performance Index)の選択が重要である。

結論から言えば、総合通販では「RFM分析」、リピート通販では「LTV」、モール系ECショップでは「ROAS」をそれぞれ、CRMを考えるにあたってのKPIとして選択するのが良い

事業モデル別CRMのKPI
特徴的なKPI 着眼点
総合通販 RMF分析 カタログ・DM
(決められたDM数で最大の売上を上げる
リピート
通販
LTV リピート効果
(いかに定期購入化して開拓コストを償却するか)
モール系 ROAS 広告効果
(いかに効率よく集客&コンバージョンするか)

総合通販のKPI

総合通販では、大量に保持する顧客リストを元に、いかに効率的にカタログDMをしていくかがCRMのポイントとなる。

例えば100万人の顧客リストがある場合、なにも分析せずにDMすると正比例にオーダーが増えていき、100万部で最大となる。ただ、それではカタログDMかかるコストも最大になってしまい、利益が出せなくなる

下のグラフのように50万部で80%のオーダーが取れることになる。

RMF分析してDMを送る場合と、ランダムに送る場合の比較
RMF分析してDMを送る場合と、ランダムに送る場合の比較

また、一般に先月購入した顧客の方が、1年前の注文客よりも注文発生率が格段に高い。

下の図は、最終注文経過月数と注文回数の関係を示した模式図だ。

最終注文経過月数と注文回数の関係
最終注文経過月数と注文回数の関係

初めて注文をした顧客はR1のF1のマスとなり、リピート力を10とする。何もせず放置しているとR2からR3へとどんどんリピート力は落ちていく。逆にR1で何らかのリピート施策を打つとR1のF2に移行し、リピート力は11に上昇する。さらに施策を打つとR1のF3と3回目の注文を取ることができる。

初めての注文から、できるだけ早い段階で施策を打つことが望ましい。前回ご紹介した「モメント・オブ・トゥルー」という観点からも同じことが言える。

「引上げCRM」と「継続CRM」とは?

以上のことを踏まえて、初回発送の商品と同梱するメッセージとして、どのような内容が適しているか考えてみよう。

前述の通り、筆者は様々なEC通販企業において、ユーザーを集めた「グループインタビュー」をサポートしており、ユーザーが何に困っているかを何度もヒヤリングしている。そこでいつも感じるのは、売り手(企業)の意識と買い手(ユーザー)の意識のズレだ。

端的に言うと、売り手(企業)は自社の商品について理解度が高く、つい、買い手(ユーザー)も理解して使ってくれていると思い込んでいる。しかし、実際には買い手(ユーザー)は初めて使った商品の使い方や効能をあまり理解していない。

とりわけ新規開拓を狙ったプロモーションの際は、「できるだけ興味・関心を持ってもらう」ことを主眼にクリエイティブが作られているため、結果的に買い手(ユーザー)は商品を深く理解して購入しているとは言えず、商品が届いてからの使い方の間違いや使い忘れが起こりやすく、退会に至るケースが非常に多い

これを防ぐには、商品発送の1回目と2回目までは「引上げCRM」、3回目以降は「継続CRM」というように、段階を分けることが望ましい

引上げCRM
  • 注文:新規プロモーション
    ……新規注文を取るため、まずは関心を持ってもらう(ユーザーはクチコミを確認したものの半信半疑の状態)
  • 1回目:商品+同梱物1回目
    ……商品の正しい使い方と、使ったときの効果を理解してもらう(ユーザーは使い出して疑問に思うことが出ている状態)
  • 2回目:商品+同梱物2回目
    ……利用者の声で正しい使い方の理解と、効果の出る期待を持ってもらう(商品利用が習慣化。効果も徐々に出ていると感じている状態)
継続CRM
  • 3回目:商品+同梱物3回目
    ……商品が毎回届く楽しさを感じてもらう(商品到着とともに毎回届く読み物も楽しみになってくる)
  • 4回目:商品+同梱物4回目
    ……商品と企業に愛着を持ってもらう(友人に商品の良さを伝えたくなってきている)

「引上げCRM」では、商品理解がまだ乏しい人向けに、商品のパフォーマンスを引き出す使用方法と、その結果得られる効能を判りやすく伝えることが重要だ。具体的には、先輩ユーザーの使用方法のノウハウや裏技、使用して効果効能を感じている顧客の写真、コメントなどが受け入れやすい。

商品を理解し、使うことに馴れたユーザーには、3回目以降で「継続CRM」に切りかえる。飽きや慣れなど商品の魅力の劣化を抑え、興味関心を維持できる内容で、ロイヤリティ強化を図るこのだ。具体的には、商品の効能に関連した季節ごとの情報や、連続ものの企画、ユーザーが登場するインタビュー等が受け入れられやすい。

上の図はCRM設計の一例だが、新規の顧客の商品理解のため、3回連続のチラシを用意し同梱発送する(「引上げCRM」)。既存客には毎回、「継続CRM」のためのニュースを用意し、新規顧客の4回目からは既存顧客送付分に合流させる。

毎月入ってくる新規顧客に対し、商品理解のための3回連続チラシを間違いなく同梱するシステムと物流が重要だ。

この記事は『EC通販で勝つBPO活用術』(ダイヤモンド社刊)の一部を編集し、公開しているものです。

EC通販で勝つBPO活用術 ─最強のバックヤードが最高の顧客体験を生み出す

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高山 隆司
佐藤 俊幸
高山 隆司, 佐藤 俊幸

「カラーミーショップ アプリストア」総インストール数が1万件を突破。人気1位アプリは「Instagramショッピング連携」

4 years 11ヶ月 ago

GMOペパボの月額制ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」が提供している、集客強化や客単価アップなどに役立つ機能をアプリで追加できる「カラーミーショップ アプリストア」について、2019年5月の提供開始から約1年半で総インストール数が1万件を超えた。

「カラーミーショップ アプリストア」とは

「カラーミーショップ」利用事業者に対して、海外販売などの販路拡大や集客強化、業務効率化などの機能を持つアプリを提供している。提供アプリ数は2020年12月16日時点で37個。「カラーミーショップ」利用企業は、必要な機能を必要なタイミングで追加できる。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア 人気アプリ
「カラーミーショップ アプリストア」で提供しているアプリの一例(画像は「カラーミーショップ アプリストア」サイトからキャプチャ)

アプリストア提供開始から約1年半で総インストール数が1万件を超えた。2020年11月末時点でのインストール数は、2019年12月末時点のインストール数と比べて約4倍になったという。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア 総インストール数
「カラーミーショップ アプリストア」アプリ総インストール数

アプリはカラーミーショップ公認デベロッパーが開発。事業者が安心・安全に利用できるよう、配信前に厳正な審査を行っているという。

Instagramショッピングとの連携アプリが人気

「カラーミーショップ アプリストア」はダウンロード数を集計し、ランキングを発表。1位は「Instagramショッピング連携」で、カラーミーショップに登録している商品をFacebookカタログに連携し、その中から選択した商品をInstagramでタグ付け・投稿することで簡単にInstagramショッピング機能を利用できるというアプリ。

Instagram連携機能は既存事業者からの要望が多く、アプリ提供開始から1か月で利用数600件を越えた。利用事業者からは「Instagramはリンクが張れないため、ショップへの導線として役立つ」などの声が寄せられているという。

カラーミーショップ カラーミーショップ アプリストア Instagramショッピング連携
2020年人気1位になったアプリ「Instagramショッピング連携」。ランキング集計期間は2020年1月1日~11月30日まで(画像は「カラーミーショップ アプリストア」からキャプチャ)

ECサイトデザインテンプレートやYouTubeでショップ運営をサポート

「カラーミーショップ」はECサイトのデザインを構築できる「カラーミーショップ デザインテンプレート」を有料・無料あわせて80種類以上提供している。2019年と比較して、2020年は売上が44%増加した。

カラーミーショップ カラーミーショップ デザインテンプレート
「カラーミーショップ デザインテンプレート」で提供しているテンプレートの一例(画像は「カラーミーショップ デザインテンプレート」からキャプチャ)

また、「カラーミーショップ」利用事業者の成長支援のためYouTubeチャンネル「カラーミーショップ.ch」を運営。バナーや商品ページの作成方法などショップ運営に役立つノウハウや機能を紹介している。2020年1月からスタートし、12月2日時点で162本の動画を公開、総視聴回数は約14万回、総再生時間約1万時間を超えるという。

カラーミーショップ カラーミーショップ YouTube 運営ノウハウ 機能説明
「カラーミーショップ.ch」では機能説明や運営ノウハウを動画で解説している (画像は「よむよむカラーミー」からキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

コロナ禍の消費行動は確立、オンラインシフトは定着。傾向は「巣ごもり型」「変化適応型」など5セグメントに分類

4 years 11ヶ月 ago

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化について保有するキャッシュレスデータから分析し、レポートを公開した。

コロナ禍の消費状況

2020年1~11月のキャッシュレスデータによると、夏以降に決済金額が回復。リアル消費はゆるやかな上昇傾向が続いている。緊急事態宣言で4月7日以降、決済金額は減少したものの、5月25日の宣言全面解除後、しばらくして3月末水準まで戻り、8月以降は昨年並の水準に戻った。

決済金額とコロナ感染者数の推移 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化について保有するキャッシュレスデータから分析し、レポートを公開
決済金額とコロナ感染者数の推移

9月後半以降、コロナ感染者数は増加傾向だが、決済金額は増えている。緊急事態宣言の際にはEC決済とリアル決済に大きな開きがあったが、ここ数か月は感染者数の状況問わず、リアル消費も回帰傾向が見られる。

クレジットカード決算金額の推移を見ると、2019年1月の金額を基準(100)として決済金額の内訳を分析した結果、「EC」は緊急事態宣言の2020年4月以降は20後半、10月以降は30前後で推移している。

クレジットカード決済金額の推移 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
クレジットカード決済金額の推移(2019年1月を基準としたときの相対値)

リアル店舗とEC(オンラインチャネル)利用比率を特定業種別で検証したところ、一時的に急拡大したEC利用に落ち着きが見られる。特に「衣服小売り」「家具・雑貨」では、リアル購買へ回帰している傾向がある。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 業種別/チャネル別クレジットカード決済件数の推移(1月〜10月)
業種別/チャネル別クレジットカード決済件数の推移(1月〜10月)

コロナ禍の消費意識 5つのセグメント分類

キャッシュレスデータの分析にアンケート調査を掛け合わせ消費意識の分析を行った。キャッシュレスデータ(行動)とアンケートデータ(意識)から5つのセグメントに分類。各セグメントでは、性別、年代の構成が全く異なる結果が出た。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 キャッシュレスデータ(行動)とアンケートデータ(意識)から分類した5つのセグメント
5つのセグメント

たとえば、「従来維持型」は男性、「巣ごもり型」「変化適応型」は女性の若い年代が多い。コロナで受けた影響や意識変化は性年代や環境によって異なり、一括りにはできないようだ。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 セグメント別の性年代の傾向
セグメント別の性年代の傾向

セグメント別の決済金額の推移を2020年4~5月と7~8月で各セグメントごとに比較した。4~5月は緊急事態宣言で、全てのセグメントで減少したものの、落ち込みが少なかった「変化適応型」「自己中心型」は7月以降の回復が早く、ほぼ前年並の数値となっている。

セグメント別決済金額(前年同期間比)三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
セグメント別決済金額(前年同期間比)

5セグメント中、最も人数が多い「巣ごもり型」は決済金額の回復傾向があまり見られない。外出と消費行動が密接な関係にある可能性がある。

「巣ごもり型」にある6つの消費行動

「キャッシュレスデータ」と「アンケート調査」の両方を踏まえ、各セグメントの特徴を相対的に比較。「従来維持型」のようにコロナに影響されない消費行動を貫いているセグメントもあれば、「巣ごもり型」のようにコロナによって大きく消費行動の変化が起き、依然としてそれを継続しているセグメントもある。発表資料では「巣ごもり型」の結果を紹介している。

「巣ごもり型」の詳細 三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
「巣ごもり型」の詳細
三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化 各セグメントの比較
各セグメントの比較

「巣ごもり型」について、インタビュー調査で実際の声を聞き、深掘りを行ったところ、6つの具体的な消費行動の変化が見えた。

6つの消費行動の変化の中で、興味深い消費行動変化の1つである「家族会議型購買」について見てみる。「実際の商品が見られない」「店員に相談できない」という状況下、この選択不安を解消するため、身近な家族に相談をする機会が増えたという声があがった。

三井住友カードは顧客時間とマクロミルと共同で分析した、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす消費行動の変化
生活の6つの変化

事業者視点では、リアル店舗・店員で担保していた「オススメのポイント」「家族説得のポイント」をWebコンテンツ化することで、家族内の相談を円滑化し、購買を促進することができる可能性がある。

まとめ

決済件数・金額は3月から大幅な前年割れが続いていたが、8月以降前年比並に回復した。コロナ感染者数は9月以降も減少していないが、「コロナ禍における消費行動」が確立してきたといえる。

「消費の内訳」はコロナ前後で大きく変化した。決済金額における「EC」の割合は、コロナ以降30%前後で推移、コロナ前と比べ10ポイントも増加している。「コロナにより半強制的なオンラインシフトが起き、定着しつつある」と言えそうだ。 

ただし、これは全員に共通した傾向ではない。コロナ前後での「家中での消費」「休日に買い物する場所と自宅との範囲」の増減に注目すると5つのセグメントが見えてきた。このセグメントによって消費行動は大きく異なっている。

たとえば7~8月には「自己中心型」「変化適応型」はコロナ以前と同水準の決済金額に戻っているが、「従来維持型」「倹約型」「巣ごもり型」では全体の消費は減少傾向にある。

「巣ごもり型」ではリアルでの消費は減少しているものの、ECでの購入は増加している。積極的に新しい生活様式を取り入れており「家族との時間を大切にする」「ECで商品を購入することが増えた」と回答する人が多い結果となっている。

事業者目線では、たとえば「巣ごもり型」に対して、「家族と過ごす時間を提案する」「新しい自宅での生活様式に適した商品を提案する」といった消費促進方法が考えられる。多様化する消費意識に対応すべく、自らの顧客セグメントとインサイトの見極めが重要となりそうだ。

石居 岳
石居 岳

世の中の変化が想像以上に速い……! デパート・ショッピングモール・コンビニがECのライバルに【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 11ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2020年12月14日〜20日のニュース
ネッ担まとめ

去年の今ごろとは比べものにならないくらいECが当たり前になり、食品のテイクアウトやデリバリーも当たり前になりました。まだまだここに対応できてない人も多いかもしれませんが、世の中の変化の速度は想像以上に速いです。

2020年コロナが変えた消費と経済

コロナの影響でECやテイクアウトなどを始めた人も多いと思います。始めたばかりでわからないことも多くて……と悩んでいる暇もないくらい世の中の変化激しいです。今がどうなっているのかをデータなどから見ていきましょう。

コロナ禍での総合ECサイトに関する調査 | MMD研究所
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1907.html

まとめると、

  • 全国の15際~69歳の男女10,000人を対象に、総合ECサイト(モール)の利用経験を聞いたところ、90.1%が利用したことがあると回答した
  • コロナウイルス流行期も含め、利用経験が多いのはAmazon(69.7%)だが、メインで利用しているのは楽天市場(41.4%)
  • モール利用者のうち、コロナ禍で利用を始めたのは4.8%、利用頻度が増えたユーザーは21.3%
  • コロナの影響でモールを利用開始した理由は、AmazonとYahoo!ショッピングは「品揃えが豊富だから」。楽天市場は「ポイントが貯まりやすいから」

回答数まではわかりませんが、1万人を対象にして90%がECサイトの利用経験があると答えたのは驚きです。「使ったことがない人はない」と言ってもいいでしょう。その中でもっとも使われているのは品ぞろえが豊富で配送が早く、とにかく便利なAmazonでした。しかし、「普段使っているのは?」と問われるとポイントのたまりやすい楽天市場というのが興味深いですね。これらに出店するときは商品がどこで売ることに向いているのかを考えておくとよさそうです。

利便性とお得感では総合モールに勝てないのは明白なので、自社ECサイトを作るときは気にしておきましょう。こちらのデータを見るとそのあたりが実感できると思います。

Amazonや楽天などブラックフライデーで快適に使えたECサイトは?+ユニクロ「+J」発売日のサイトダウン【スピード調査】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8271

アクセスが集中する時期なのに、遅くなりもせず、逆に今まで以上に表示速度を上げてきています。こんなデータを見てしまうとここで張り合うのは無理と思えますよね。

ここまで便利になってEC利用者が増えれば他の業界も便利になってきます。

「年末年始 広がる 買い物の選択肢」(くらし☆解説) | NHK解説委員室
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/441019.html

こちらの記事では「オンライン接客」「ネットスーパー」「ネットコンビニ」について説明しています。これって以前からあったのでは?と思いますが、詳しく見てみるとここにも変化があります。

【気に入るものがなかったら、買わなくてもいいのですか?】
はい。買わなくても大丈夫ということです。こうしたオンライン接客。これまでも個別のブランドやアパレルのチェーン店などで広がっていましたが、扱う商品数がはるかに多いデパートでも取り組みが始まったということです。

【それだけデパートも必死だということなのですね】
時代にあわせて売り方を変えていかないと生き残れない。そのような危機感が背景にはあります。

デパートにほとんど行かない人は気づかないところですが、デパートはシニア層に強いので、これからもいろいろ便利な取り組みをしてきそうです。

ネットスーパーはより便利になっていて、ドライブスルー感覚で買い物ができるようになっています。

例えばイオンですが、自宅への配送に加え、店の専用カウンターや、専用のロッカーで、頼んだ商品を受け取れたり、車に乗ったまま受け取れたりするサービスを、一部の店で始めています。駐車場に専用のレーンを設けて、インターホンで連絡すると店員が商品を持ってきてくれる店もあります。配送網のネックがありませんので、より多くのお客さんに、密を避けてネットスーパーを利用してもらえるという考えです。

これはイオン自体が倉庫代わりになっているということなので、ひょっとするとテナントの商品なども車に乗ったまま受け取れるようになるのかもしれません。受け取りに行くだけなのに駐車場を探すとなると面倒ですからね。

ネットコンビニはこんな動き。

ローソンも、27の都道府県のおよそ1500店舗で、ウーバーイーツと組んで、商品を指定の場所まで届けるサービスに取り組んでいます。
いずれも、まだ一部の地域、一部の店舗の取り組みですが、注文して最短30分程度で届くということで、若者にも人気だということです。

ウーバーイーツでからあげクンを頼む人が多いのはこちらの記事にも出ていました。私が住んでいるとこでは店自体が少ないのでウーバーイーツを使うことはないのですが、都心部でコンビニが近くにあれば料金も安くなるのでこうなりますよね。つまり、今までECのライバルではなかったデパートやショッピングモール、コンビニがじわっとライバルになってくるわけです。

ウーバーイーツってどうなの?と思っている暇もなくウーバーイーツの不便さを解消するサービスも出てこようとしています。

町田市で複数店舗の料理をまとめ配送する実証実験 | Logistics Today
https://www.logi-today.com/412509

飲食店は同社が構築したサイトを通じて、指定時刻までに入った注文をまとめて調理。一部の参加飲食店が配送を一元的に担い、取り組みに参加するそれぞれの飲食店を周って商品である料理・食品を集荷、ピックアップポイントへまとめて配達する。料理を注文した顧客は、ピックアップポイントに赴いて商品を受け取る。ピックアップポイント周辺では販促活動も実施するという

出前の元締めがいるイメージです。注文を受ける仕組みがShopifyというところも注目点。アプリでいろいろな機能が追加できるので、こういった柔軟な対応が可能ですよね。これであれば地方の商店街やオフィス街での実験も可能でしょう。

さらに注文するのすら面倒な人も増えているのでサブスクリプションサービスも急成長しています。

サブスクリプションで成長したサービス9選。「新規性」「成長性」などが高いビジネスモデルは?【サブスク大賞2020】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8283

保育園で紙おむつ使い放題「手ぶら登園」、パーソナルスムージー・スープの定額制サービス、定額で全国住み放題、定額制テイクアウトアプリなど、面倒だったことがどんどん解消されています。定期注文で売れていたものが他社のサブスクリプションサービスに取って代わられる可能性もありますので、今まで以上にユーザーの動きには敏感になっておかないといけません。

ネットを中心にしたサービスが広がると、どこに住んでいても仕事も生活もできてしまうようになります。最後にこちらの調査を見ておきましょう。

2020年流行する働き方「地方在住型ワーク」が1位 約4割が「今年、働き方を変えた」/ランサーズ調査 | SalesZine
https://saleszine.jp/news/detail/2122

働き方に関する16個のワードの中から、2021年にもっとも話題になりそうなものを問う設問では、地方在住者が首都圏の企業と協業する働き方「地方在住型ワーク」が271票を集め1位であった。次いで、「オンライン化推進(DX推進)」が154票、居住地から故郷の企業で副業をする働き方「ふるさと副業」が79票と続いた。

「地方在住型ワーク」と「ふるさと副業」というワードが出てきて、人材も場所を問わず採用できるようになってきました。コロナ禍で急速にネット中心社会になっていますので、その流れを見て自社の活動に利用していきましょう。「場所や仕組みがない」という言い訳はできません。

EC全般

Googleトレンドで振り返る Year in Search ── 2020 年を見つめてこれからのビジネスを見据える 5 つのアイデア | Think with Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/search/project-wings3/
2020年度の生活者意識と行動の推移 生活満足度 | Google マーケットインサイトチーム
https://datastudio.google.com/reporting/7233149b-4156-49d6-8f75-8a9079bc9e6d/page/UOxYB

世の中の変化をタイムリーにとらえたいのであれば、この記事とデータは要チェック。

PayPayフリマ、ECサイトで買った商品の中古価格相場を表示 「ZOZOTOWN」などの購入履歴と連携 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/17/news123.html

クリーニング後すぐ発送 メルカリ、ホワイト急便店内に「メルカリポスト」設置 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/16/news154.html

先週に引き続き二次流通を促進する動きです。

よい商品は勝手に売れるなんて幻想。拡販の努力を! | 平岡 謙一 | note
https://note.com/hiraokakenichi/n/nb8abc635b8ae

過度な拡販は不要ですが地道な拡販は必要。

中小ECでも勝てる「無料リスティング」とは  Google ショッピング領域の変遷と今後の展開を考察 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/8577

GoogleさんがECに力を入れてくるので流れに乗っておきましょう。

GMOペパボ、EC関連サービスの2020年流通総額が2000億円突破 「カラーミーショップ」「minne」など | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/2612

「BASE」のネットショップ開設数が12月8日に130万ショップを突破 | BASE株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000030814.html

まだまだECの仕組みは伸びていますね。

今週の名言

一流の指導者はいろんな人から批判をされるけど、揚げ足を取って悪口を言うばかりになってはいけない。何が事実かを把握するべき。人の悪口を聞いても、9割以上が事実無根。

情報社会の現代、良い指導者の必要条件とは? 小嶺忠敏監督が悩める現代の指導者に鳴らす警鐘 | REAL SPORTS
https://real-sports.jp/page/articles/469313453190808513

成長している企業やサービスを批判していないでしょうか? 批判する前に事実を把握しましょう。

森野 誠之
森野 誠之

「越境EC=中国」ではもったいない海外のネット通販ニーズ。世界各地で新たな巣ごもり需要が発生している越境ECの“今” | 越境EC 3.0

4 years 11ヶ月 ago
コロナ禍でも日本商品の需要は変わらず。東南アジア、アメリカ、ヨーロッパからの需要が急増中(連載第1回)

BEENOS代表取締役 執行役員社長 兼 グループCEOの直井聖太です。BEENOSは1999年の設立以来、日本の通販サイト・オークションサイトの海外向け代理入札・代理購入サイト「Buyee」や、日本の通販サイトの商品を世界に発送代行する「転送コム」など、日本と世界をつなぐさまざまな事業を展開し、多くの企業の越境EC事業をサポートしてきました。

越境ECというと「難しそう」とか「かつて中国市場に進出したけど大失敗した」という人もいるでしょう。この連載はそんな人に対し、新たにまたは再び「海外市場にチャレンジしよう!」と思っていただけるような情報をお伝えします。第1回は最新の越境EC事情です。

第3次越境ECブーム到来

2020年、新型コロナウイルスの影響で海外から日本を訪れる観光客がほぼ消滅し、BEENOSもインバウンド事業は打撃を受けました。一方、代理購入サービス「Buyee」では、2020年度の流通総額が前年比48.7%増で過去最高を更新しています。

BEENOSが運営する「Buyee」における越境EC市場規模の推移(2015年度から2020年度)

BEENOSが運営する「Buyee」における越境EC市場規模の推移(2015年度〜2020年度)

「Buyee」の流通額と新規会員登録者数をコロナ以前(2019年10月から12月)とコロナ発生後(2020年1月から3月)で比較してみると、流通額で131%増、会員数で164%増と、コロナ禍でも日本商品の需要は継続。海外からの購入チャネルが実店舗から越境ECにシフトしたことがわかります。

「Byuee」における流通額と新規会員登録者数の推移(2019年10月から2020年3月)
「Buyee」における流通額と新規会員登録者数の推移(2019年10月〜2020年3月)

ここで、日本における越境ECの歴史を振り返ってみましょう。

・第1次越境ECブーム(2008年頃) 

 日本企業が中国EC市場に進出。一部の企業が華々しい成功を収めた一方、多くの企業が惨敗。撤退を余儀なくされた。
 海外発送代行サービス「転送コム」スタート。


・第2次越境ECブーム(2014年頃)

 主に中国からのインバウンドによる爆買いが話題に。世界の越境EC市場規模が2,330億ドル突破


・第3次越境ECブーム(2020年〜)

 新型コロナウイルスによりEC需要が急増。爆買いの舞台もリアルからオンラインへ

まさに今、第3次越境ECブームのさなかにあると感じています。BEENOSだけの印象ではなく、経済産業省による電子商取引に関する市場調査でも、「世界の越境EC市場は2017年に5,300億米ドルと推計されており、今後も20%超のペースで拡大を続け、2020年には9,940億米ドルに達する」という見通しが掲載されています。

世界の越境EC市場規模(2014年〜2020年) 単位:米ドル
世界の越境EC市場規模(2014年〜2020年)単位:米ドル

越境ECが盛り上がっているのは中国だけじゃない

日本でも毎年話題になる中国「独身の日」。2020年も取扱高の記録を更新。中国ECプラットフォームの最大手・アリババグループ(阿里巴巴集団)の取扱高(GMV)は4,982億人民元。1元15.6円で換算すると日本円でなんと7兆7,719億円です。伸び率は前年比85.6%増ですから、その勢いは計り知れません。

輸入商品部門で上位に食い込んでいる日本企業もあり、中国が世界最大の市場であることは間違いありませんが、注目すべき市場は他にもあります。「Buyee」の落札UU(ユニークユーザー)を前年と比較したところ、東南アジアが2.14倍、アメリカが2.82倍、ヨーロッパは2.85倍という結果になりました。

「Buyee」におけるエリア別購買ニーズの伸長率(2020年1月〜9月)
「Buyee」におけるエリア別購買ニーズの伸長率(2020年1月〜9月)

BEENOSでは2020年1月1日から9月30日の「Buyee」の売上データを元に、世界各エリアで売れている商品を調査しました。伸長率の高い東南アジア、アメリカ、ヨーロッパについて、消費の傾向や消費者のペルソナをご紹介します。

日本のアニメが大好き ─東南アジア(伸長率2.14)

東南アジアの消費者のペルソナ
東南アジアの消費者のペルソナ

インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなど、東南アジア地域の消費者の特徴は、日本ブランドへの信頼が厚いことです。日本のアニメの熱烈なファンが多く、おもちゃゲームファッションアイテムが人気です。

カシオのG-SHOCK、仮面ライダーやドラゴンボールのフィギュア、A BATHING APEの服など
カシオのG-SHOCK、仮面ライダーやドラゴンボールのフィギュア、「A BATHING APE」の服など、東南アジアでのヒット商品の一部

東南アジアと一口に言っても、国によって文化や風習がかなり異なりますが、バイクや車のパーツは各国で売れました。セイコーやカシオの時計も人気があります。この他では包丁などの調理器具も急成長しました。

SNSで日本のゲーム情報を収集 ─アメリカ(伸長率2.82)

アメリカの消費者のペルソナ

アメリカでもジャパンカルチャーの支持は厚く、コミックアニメ系商品、特撮系が人気です。YouTubeやSNSで情報収集し、買い物をする消費者が多いようです。

アメリカで人気だったポケモンカードゲーム

アニメグッズやゲーム機トレーディングカードの他には、日本発のストリートファッション、特にスニーカーがヒットしました。日本ブランドである「A BATHING APE」や「UNDERCOVER」はアメリカでも人気です。珍しいところでは釣り用品のハードルアーが人気でした。

日本の伝統文化にも興味津々 ─ヨーロッパ(伸長率2.85)

ヨーロッパの消費者のペルソナ

ヨーロッパでもポケモン、ドラゴンボール、遊戯王など、アニメのトレーディングカードフィギュアが人気なのは変わりませんが、他の地域と違い、盆栽浮世絵武具といった商品を越境ECで仕入れて販売しているのではないか? という傾向が見られます。新品でなくて高額でも、良いものがあれば購入しているようです。昔のゲーム機も伸びました。

ヨーロッパに売れた商品の一部
洋楽のLPレコードや遊戯王カード、ロリータファッションなど、ヨーロッパに売れた商品の一部

洋楽CDレコードの他には、カセットプレイヤーターンテーブルアンプといったオーディオ関連や楽器も売れました。

越境ECを牽引しているのは2次流通

最後に、新たな傾向をもう1つご紹介します。越境ECではもともと新品の商品が強かったのですが、ここ数年伸びているのがリユース品です。ネットオークションなど、新品とリユース品を同じマーケットプレイス内で購入できるようになり、海外の消費者による利用も増えています。

海外の消費者の日本商品の購入手段
海外の消費者の日本商品の購入手段

越境ECを通じた購買(上のグラフで緑色の「ネットオークションなど個人間取引で日本から購入している」と、青色の「その他通販サイトで日本から購入している」)を見ると、中国が約36%、アメリカが29%、台湾で20%以上となります。

越境ECというと難しく感じる方も多いと思います。しかし、たとえ言葉や現地の商習慣を知らなくても、日本向けのECサイトを運営するだけで、海外向けに代理で配送・決済・配送まで行うサービスが複数ありますし、今は配送料のハードルも下がり、国際配送も200円から可能な時代となっています。最近では、タグを1行設置するだけで越境ECを導入できるサービスも登場しており、海外市場への挑戦ハードルが下がっています。

まずは、自社の商品を海外の消費者に買ってもらえる状態を作ることから始めてみてはいかがでしょうか? 意外な商品に注目が集まるかもしれませんよ。

◇◇◇

次回は、「越境ECで強いJapanコンテンツを活用して流通を伸ばす方法」をお話しできればと思います。

直井 聖太
直井 聖太

逆風下で旅行需要減のANAグループ、全日空商事が取り組むECの巣ごもり消費喚起施策 | 通販新聞ダイジェスト

4 years 11ヶ月 ago
全日空商事は通販事業において、新型コロナによる新しい生活様式に合わせた商品提案を実施。2020年5月にリニューアルした提案型メルマガで顧客単価がアップしています

全日空商事では、今期の通販事業において新型コロナウイルスによる消費行動の変化に伴って新たな提案や販促を実施している。バッグ類など旅関連商品の販売で大きく影響を受ける中、在宅需要の取り込みや旅気分が味わえるような切り口で訴求し、効果を上げている。

巣ごもり特集ページを公開、関連商品が大きく伸長

上期(4~9月)の通販事業の実績において、主力であるバッグ類やバッグ商材を多く抱えるANAオリジナルカテゴリーが苦戦した一方、グルメ・ワインや家電といった巣籠り関連商品は大きく伸長。商品カテゴリーで大きく明暗を分けた。

そのため、新しい生活様式も見据えて、コロナ後の状況に合わせて公開した特集ページが「マイルもたまる♪新しい暮らしを楽しもう!」。同ページでは毎日の暮らしを快適に過ごせるアイテムをジャンル別に紹介しており、「家の中を快適に」や「コロナ太りを解消」「家飲みを充実」など”ウィズコロナ”に関わる文脈での切り口も用意して、商品選びをサポート。開設後は同ページからの販売が順調に推移しているという。

全日空商事 ANA 巣ごもり消費 ECサイト 特集ページ 新しい生活様式
「新しい生活様式」を見据えた特集ページ

YouTuberのレビュー動画から人気が出た商品も

また、外出向け商品とは異なる分野で、特定の商材として今上半期に大きくヒットしたのが「機内搭載カート」。一定期間、機内で活躍した商品を購入できるとして、以前からコアファンを中心に支持を得ている商品の一つ。

同商品についてはユーチューバーの購入レビュー動画を顧客の声として「フェイスブック」で紹介したところ、非常に多く拡散されて45万を超えるインプレッションと、1200件の「いいね!」を獲得。税込価格9万5000円と高額商品ながらも、投稿月の5月には通常月の5倍を超える台数を販売した。

全日空商事 ANA ECサイト 機内搭載カート
Facebookで照会した「機内搭載カート」
(画像は「A-style」Facebookページから編集部がキャプチャし追加)

元々、同サイトでは旅好きの顧客の割合が高く、コロナ禍で中々旅に出られない状況において、少しでも旅の気分が味わえるよう、サイト、メルマガ、SNSなどの制作を心がけている。

バッグなどの旅関連グッズについては実需が低下してECでも売りづらい状況が続く一方、機内ワインや機内グルメ、ANAオリジナルグッズでは小物を充実させるなど、自宅で旅の気分が味わえる提案を行っている。

提案型メルマガで購買単価アップ

なお、メルマガについては5月にリニューアルを実施。できる限り1to1の接客に近づけ、顧客ごとに最適な情報を届けて、買い物ができるような改善を行っており、メールごとにテーマを設けた提案型の内容に変更

加えて、併売の提案を積極的に行ったり、クリエイティブやメルマガに記載する情報の精査をABテストを繰り返しながら行ったところ、顧客1人当たりの購買単価が大幅にアップするなど、改善の効果が数字に表れたようだ。

下半期はバッグ需要も回復傾向

下半期の状況として、ANA機内誌では定番となっている「FEILER(フェイラー)」や人気玩具の「BE@RBRICK(ベアブリック)」とのコラボ商品が受注を集めた10月は予算を達成し、下半期初月は順調な滑り出しとなった。

全日空商事 ANA ECサイト フェイラー コラボ商品
FEILER(フェイラー)とのコラボ商品
(画像は「ANAショッピング」サイトから編集部がキャプチャし追加)

季節商材の「ボジョレー」は解禁日前に完売しており、おせちは8~10月は前年同期比34%増と、引き続き自宅でグルメを楽しむという需要を上手く獲得できた。

バッグ商材については、キャリーケースの回復は前年の半数程度となっているが、「Go To トラベル」の影響を受けてかビジネス・カジュアルバッグの売り上げが10月は回復の兆しを見せており、バッグカテゴリー全体では前年比94%まで回復している。

そのほか、下半期の取り組みとしては、11月24日に「ANAオリジナルマスク」を発売。販促面では、導入済みのレコメンドツールの活用を積極的に行って、顧客の嗜好に合わせた商品提案を行うなどサイト接客を強化する予定。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

実店舗とECに加えた新しい販路「動くお店」。三井不動産が進める「移動商業店舗」プロジェクトとは

4 years 11ヶ月 ago

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動させる。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
「移動商業店舗」プロジェクトについて

移動商業店舗は、通常の固定店舗とECの間をつなぐことで、ユーザーがリアルとデジタルの垣根を超え、“どんな場所”でも買い物ができるシームレスな買い物体験を生み出すもの。

出店事業者は第三のチャネルを持つことで、これまで以上に深くユーザーの嗜好性や購買行動を知り、関係性を深めることが可能となるとしている。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
消費者と出店テナントのメリット

移動商業店舗は、さまざまな不動産における出店可能な小規模スペースを活用、曜日や時間帯ごとの異なるニーズにピンポイントで応える。さらに、リアル店舗とECをつなぐシームレスな買い物体験のハブとなることをめざす。

現在実施中のトライアルイベント終了後、エリアやユーザーの特性に応じて店舗バリエーションを増やし、出店場所を拡大していく予定。また、移動商業店舗の特性を生かし、従来なかった新たなコンテンツを創出し、多様化していく消費者のライフスタイルに合わせた買い物体験を提供していく。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
多様化していく消費者のライフスタイルに対応していく

プロジェクトは2020年9月から、首都圏・近郊5カ所(豊洲・晴海・板橋・日本橋エリア、千葉市)で、10業種11店舗の事業者とトライアルを実施しており、ユーザーおよび出店事業者から好評を得ているという。

EC関連では、オンワードグループ、コスメネクストは「@cosme TOKYO」「@cosme STORE」(コスメ)などが移動商業店舗トライアルイベントに参加している。オンワードパーソナルスタイルは「想定よりも高い売り上げが出た。新規顧客獲得にもつながり、売り上げだけではなくプロモーションの観点でも出店の価値がある」としている。

三井不動産は、消費者への新たな体験価値を提供することを目的に、ヒト・モノ・サービスの「移動」に着目した「モビリティ構想」の1つとして、車両と店舗が一体となった「移動商業店舗」プロジェクトを始動
プロジェクトのトライアルの様子

三井不動産は、これまで開発・運営してきた不動産において、ユーザーが場所や時間帯により異なる買い物やサービスのニーズを抱いていることに着目。「移動商業店舗」プロジェクトを通じて、自宅やオフィスなどの身近な場所でリアルな買物を気軽にできる体験と、思いがけない魅力的なコンテンツ(店舗)と出会える体験価値の創出に取り組む。将来的には移動商業店舗に加えて、ホテルなどさまざまな移動式サービスに広げていく。

石居 岳
石居 岳

「調査データで見るEC 2020年版」PDF無料ダウンロード

4 years 11ヶ月 ago

経済産業省の「令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」をはじめ、各省庁や日本通信販売協会、調査会社各社が発表したデータを、同じフォーマットで見やすくまとめました。ECを取り巻く環境を知るための資料として、企画書やプレゼンにご利用ください(第三者への配布や商用利用はご遠慮ください)。

CONTENTS
  1. BtoC-EC市場規模の推移(2010年〜2019年)
  2. BtoC-EC市場規模と各分野の構成比率(2018年〜2019年)
  3. 物販系BtoC-ECの分野別EC化率と市場規模(2017年〜2018年)
  4. 通販市場規模の推移(2008年度〜2019年度)
  5. 顧客満足スコア(2015年度〜2020年度)
  6. 支払いに利用したことのあるQRコード決済(2019年10月〜2020年7月)
  7. ECモールのMAUとデバイスの構成比(2020年4月)
  8. 利用している/利用していたECサイト
  9. 利用しているポイントサービス(2019年〜2020年)
  10. 越境EC(米国・中国)市場規模(2019年)
  11. BtoB-EC市場規模とEC化率の推移(2014年〜2019年)
  12. 宅配便取扱個数の推移と再配達率
「調査データで見るEC 2020年版」
「調査データで見るEC 2020年版」サンプル

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内山 美枝子

「接客しない」に挑む大手百貨店の挑戦。無人ポップアップで「試着は店頭、購入はECで」の新しい販売スタイルの成果とは?

4 years 11ヶ月 ago
そごう・西武は、コロナ禍での新たな取り組みとして販売員が常駐しない「無人ポップアップストア」を展開した。大手百貨店による挑戦と、1週間の実施で得た気づきを紹介する。

そごう・西武は2020年10月20日から1週間、コロナ禍で非接触ニーズが増えている状況を踏まえ、西武渋谷店で「無人ポップアップストア」を開設した。店頭ではECサイトのみで販売していたD2Cブランド商品を展示。販売員は常駐せず、店頭はあくまで「試着」の場とし、ECサイトで購入という導線を作った。その取り組み内容、気付きについて企画担当者に取材した。

来店客が自ら試着。販売員が常駐しないポップアップストア

「無人ポップアップストア」で扱ったのはECサイト限定販売のレディースファッションD2Cブランド「JAMAIS VU(ジャメヴ)」。

そごう・西武がECサイト限定で販売している「JAMAIS VU(ジャメヴ)」商品
ECサイト限定で販売している「JAMAIS VU(ジャメヴ)」

タブレットを通じた遠隔接客なども行わず、あくまで並んだ商品を来店客がセルフで試着できる場とした。購入希望商品があれば、各アイテムタグについたQRコードを客自身が手持ちのスマートフォンなどで読み込み、ECサイトで注文。後日、注文商品が自宅に届くという仕組みだ。

商品タグについたQRコード
商品タグについたQRコード(画像:そごう・西武提供)

コロナ禍で非接触ニーズが増えているが、一方でECサイトのみで展開するブランドのペインポイントとなりがちな「商品を試せない」ニーズ。これに応える取り組みとして、大手百貨店による新たな挑戦に注目が集まった。

完全無人にすることで「あえて課題を見つけにいった」

従来、百貨店は丁寧な接客でロイヤルカスタマーを獲得してきた。あえて販売員を常駐しない「無人」に振り切ったことは、意外とも言える展開だ。社内での反対はなかったのだろうか? ポップアップストアの企画者である中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)は、百貨店が抱える「危機感」を踏まえながら次のように話す。

百貨店が以前に比べて勢いを失っている状況下、私の役割は“これまでの百貨店”にとらわれず、自由な発想で新しいことを企画すること。そして、若い世代も含めて“百貨店って面白い”と思ってもらうことにあります。直接、お客さまとつながる“新しい買い物体験”を提供するD2Cのビジネスモデルは以前から注目しており、何かタイアップしたいという思いがありました。(中山氏)

こうした状況下でコロナの感染が拡大。対面接客に不安を感じている顧客も存在していることは、店頭販売員のフィードバックを通じて理解していた。「お客さまの不安を解消しながら買い物を楽しんでもらえないか」。そんな発想から今回の企画が誕生したという。

これまでにない企画であることから、手探り状態でスタートした。だが、百貨店として獲得していきたい若い世代のなかには、「接客を苦手としている人も一定層いる」(中山氏)。そのため、良い気付きを得られるのではないか、と実現へつながった。

また、「販売員を確保しにくい」という課題もあったことから、販売員を常駐しないポップアップストアの可能性も検証したかったという。販売員が常駐しなくてもストアが成り立つのであれば、今後もD2Cブランドが百貨店で期間限定店舗を開設するハードルが一気に下がるためだ。

従来の百貨店接客の手厚さを「100」とすれば、無人店舗は販売員のサポートを受けられないので「0」になります。でも、「0」まで振り切ることで、お客さまが本当は何に困っているのか課題が見えるかもしれません。今後の接客スタイルを考える上での“手がかり”を得られるだろうという期待もありました。(中山氏)

無人ポップアップストア企画を担当した中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)
無人ポップアップストア企画を担当した中山茉莉花氏(そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 企画担当)

60代顧客からも好評の無人店舗

ポップアップストアは1週間展開した。反響はどうだったのだろうか。

多くのメディアで取り上げられたこともあり、会期中のブランドへのECサイト流入数、売り上げともに、実施前週と比べ大きく伸びたと聞いています。「ジャメヴ」の担当者が会期終了後に直接お客さまに電話で感想を伺う機会があったのですが、60代のお客さまからも「こういう取り組みもいいわね」とポジティブな反応をいただけたようです。(中山氏)

会期中には、人気エディター 小林文氏によるインスタライブ配信も行った。百貨店として「直接顧客とつながる販売スタイル」にも新たな可能性を見出せたという。

人気エディター 小林文氏
インスタライブを行ったエディター 小林文氏

一方、課題も浮き彫りになった。実際に何人の顧客が来店したのかといった定量データ、来店客がどこに課題を感じたかなどの定性データは取得できなかった。

見えた課題を解消しながら、同様の企画は今後も展開していく予定。その際、来店客数をカウントできる専用ソリューションを導入するといったことも検討するという。

またジャンルに関しても、「雑貨、インテリア、コスメなど複合的にチャレンジしてみたい」と、中山氏は今後の展開にも意欲的だ。

公文 紫都
公文 紫都

バロックジャパンがECサイトにInstagram投稿の動画と画像を活用した新サービス

4 years 11ヶ月 ago

バロックジャパンリミテッドは12月17日、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた。

スタートしたのは、インスタライブを活用した動画コマースコンテンツ「VIDEO」、公式Instagramの投稿から購買動線を強化する「PHOTO」コンテンツ。

Instagram上に投稿されているフィード写真、フィード動画(1分以内の尺)、IGTV(長尺の動画)を取り込み、ECサイト内に新しいギャラリーコンテンツとして展開する。

バロックジャパンリミテッドは、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた
ギャラリーコンテンツのイメージ

ビジュアルマーケティングプラットフォームを開発するvisumoの「visumo social curator」を導入。コンテンツ化した写真や動画と販売商品をひも付け、Instagramの動画や接客動画を見ながら、商品を購入することが可能になる。

公式Instagram(@sheltterwebstore)の投稿もギャラリー表示させる。「Instagram」ユーザー向けに発信しているコンテンツを活用し、商品とひも付けることで商品購入にもつなげる。

バロックジャパンリミテッドは、公式通販サイト「SHEL'TTER WEBSTORE」でInstagram(インスタグラム)のコンテンツを活用した新サービスを始めた
商品購入への画面移動イメージ

バロックジャパンリミテッドの2019年2月期決算における、EC売上高は84億5600万円。単体売上高に占める割合(EC化率)は13.4%。決算月を1月から2月に変更し、13カ月間の変則決算だったため前期実績と比較できない。

石居 岳
石居 岳
確認済み
9 分 45 秒 ago
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