iPhoneの「マップ」(Apple Maps) とGoogle マップ は、どちらも多数のユーザーを抱える地図サービスです。
Statistaが2018年4月に発表した資料によると、米国におけるiPhoneの「マップ」のユーザー数は2,330万人 、Google マップのユーザー数は1億5,440万人 となっています。
iPhoneの「マップ」とGoogle マップはどちらも地図検索やルート案内などの機能を搭載していますが、iPhoneの「マップ」ではストリートビューに類似した機能として「Look Around」、Google Earthに類似した機能として「Flyover」などが提供されています。
2つの地図サービスの違いを知っておくことは、地図サービスを活用したローカルマーケティングを実施する際に役立ちます。
今回の記事では、iPhoneの「マップ」とGoogle マップの違い を徹底比較します。
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iPhoneの「マップ」とは Apple Maps は、Appleが提供している地図サービスです。iPhoneでは「マップ」という名称で、端末に標準搭載されています。
2012年から提供されており、iPhone以外にもiPad, iPod touch, Apple Watch, MacなどのApple製デバイスで利用できます。
StatCounterが2021年4月に発表した資料によると、日本のスマートフォン市場におけるiOSデバイスが占める割合は66.03% となっています。
また、TesTee Labが2018年9月に発表した調査によると、地図アプリを利用している回答者のうちGoogle マップを利用している回答者は77.5% 、iPhoneの「マップ」を利用している回答者は40.3% でした。
▲iPhoneの「マップ」とGoogle マップの使用者数の割合:TesTee Labより、編集部作成 中でも10代の利用率が最も高く、地図アプリを利用している回答者のうち男性では50.7% 、女性では48.6% の回答者がiPhoneの「マップ」を利用していることがわかりました。
この数字は2018年時点のものであるため参考程度に留めておく必要がありますが、iPhoneユーザーの一部はGoogle マップではなく、iPhoneの「マップ」を利用している ことがわかります。
<参考>
過去には不具合が話題となるも、2020年には大型アップデートがリリース 初代iPhoneが発売されたのは2007年ですが、当時のiOS(当時の名称はiPhone OS)が搭載していた「マップ」はGoogle マップの地図情報を用いていました。
その後、2012年にiOS 6が公開され、この時に「マップ」が独自の地図情報を用いるものに更新 されました。
しかし、公開当初は店舗や施設、道路などの位置情報や名称に間違いが多く、更には実在しない施設が地図上に出現するなどの不具合 があり物議を醸しました。
特に「パチンコガンダム駅」や「餃子の王将駅」などが地図上に表示されたことは多くの日本人ユーザーの間で話題となりました。
このような不具合は世界中で発生したため、AppleのCEOを努めるティム・クック氏はApple公式サイトに謝罪文を掲載し、不具合が改善するまでの間はGoogle マップなどほかの地図サービスを使うようユーザーに案内するなど、Appleとしては異例となる措置が採られました。
翌年公開されたiOS 7よりiPhoneの「マップ」は徐々に改善を重ね、現在ではGoogle マップと地図サービス市場を奪い合うほどの実用性を備えています。
交通情報の報告機能が追加、評価の投稿も可能に iPhoneの「マップ」はアップデートを重ねており、さまざまな新機能が追加されています。
2021年4月に公開されたiOS 14.5では、交通情報の報告、評価の投稿 などの機能が追加されました。
交通情報の報告機能:事故情報、危険情報、スピード違反取り締まり情報、道路工事情報などが報告できます。 評価の投稿機能:「全体」「料理・ドリンク」「カスタマーサービス」「雰囲気」などの項目に高評価、低評価のいずれかを選び、投稿できます。評価に写真を添付することも可能です。現時点では投稿した本人しか評価・写真を閲覧できない ようになっていますが、今後はGoogle マップのように一般公開されるものと考えられます。 また、iOS 14.5のベータ版では、ある場所の混雑具合をほかのユーザーに知らせるためにiPhoneが位置情報を匿名化、暗号化された状態でAppleに送信する機能 が追加されています。
この変更は、Google マップの「混雑する時間帯」に対応する機能をiPhoneの「マップ」に搭載する前触れとも噂されており、今後もiPhoneの「マップ」には定期的に新たな機能が追加される見込み です。
iPhoneの「マップ」とGoogleマップ、4つの違い iPhoneの「マップ」とGoogle マップには、類似した機能が数多く存在します。
ここでは、その中からLook Aroundとストリートビュー、FlyoverとGoogle Earth、評価と口コミ、Apple Maps Connect とGoogle マイビジネス について紹介します。
1. Look Aroundとストリートビュー iPhoneの「マップ」の「Look Around」 と、Google マップの「ストリートビュー」 は、どちらも道路沿いの風景を見渡せる機能 です。
▲Look Aroundとストリートビュー:編集部作成 まるでその場所にいるかのような臨場感が味わえるほか、行き先の店舗や施設の外観を事前に知りたいときにも有効活用できます。
Look Aroundは2019年に公開されましたが、ストリートビューは12年早い2007年に公開されています。
Look Aroundは2021年5月時点では東京、名古屋、大阪、広島、福岡、高松のみの対応 となっています。一方、ストリートビューは国内ほぼ全ての公道に対応 しています。
操作性の面では、Look Aroundは地図との同時表示と全画面表示のどちらにも対応していますが、ストリートビューは全画面表示のみとなっています。
また、Look Aroundでは移動したい地点をタップして移動しますが、ストリートビューでは移動したい地点をダブルタップするか画面に表示される線をなぞって移動します。
ほかにも、Look Aroundには画面上に方位磁針が表示され、タップすると北を向く機能が搭載されており、ストリートビューには方位磁針アイコンをタップするとスマートフォンの角速度センサーを用いてスマートフォンを向けた方向を見渡せる機能が搭載されています。
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2. FlyoverとGoogle Earth iPhoneの「マップ」の「Flyover」 と、Google マップの「Google Earth」 は、どちらも3D化された地図を上空から眺められる機能 です。
▲FlyoverとGoogle Earth:編集部作成 Flyoverは2012年の新「マップ」アプリと同時に公開されましたが、Google Earthは11年早い2001年に公開されています。
Flyoverは2021年5月時点では東京、名古屋、大阪などをはじめとする38都市のみに対応 しています。一方、Google Earthは日本全国に対応 しています。
Flyoverには都市の観光名所を上空から見て回る「Flyoverツアー」 という機能が搭載されており、Google Earthには自然や文化、教育などのテーマごとに世界中の名所を上空から見て回る「Voyager」 という機能が搭載されています。
なお、FlyoverはiPhoneの「マップ」から利用できますが、Google Earthを利用するには別途アプリのダウンロードが必要です。
3. 評価とクチコミ iPhoneの「マップ」の「評価」 と、Google マップの「クチコミ」 は、どちらも店舗や施設への口コミを閲覧、書き込みできる機能 です。
▲iPhoneの「マップ」とGoogle マップの口コミ一覧:編集部作成 iPhoneの「マップ」における「評価」では、FoursquareやYelp、じゃらん net、食べログ などから口コミを取得して地図上に表示 しています(※)。
一方、Google マップにおける「クチコミ」では、Google マップのユーザーが投稿した口コミを掲載 しています。ユーザーは地図上の店舗や施設を5段階で評価し、文章や写真と共に投稿 できます。
Google マップには口コミを要素ごとに絞り込んだり、投稿日順や高、低評価順で並べ替える機能などが備わっています。
また、Google マップでは口コミなどを積極的に投稿するユーザーを「ローカルガイド」として認定し特典を付与するなど、さまざまな手段を用いて口コミの活性化に努めています。
※先述の通り、2021年4月にはiPhoneの「マップ」にユーザーが評価・写真を投稿できる機能が発表されています。現時点では投稿した本人しか閲覧できないようになっていますが、今後は一般に公開されるものと考えられます。
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4. Apple Maps ConnectとGoogleマイビジネス Apple Maps Connect とGoogle マイビジネス は、どちらも事業者が店舗や施設の情報を地図上に登録できるサービス です。
▲iPhoneの「マップ」とGoogle マップの事業者情報:編集部作成 Apple Maps Connect はiPhoneの「マップ」に、Google マイビジネスはGoogle マップに、それぞれ情報を登録できます。
Apple Maps Connect とGoogle マイビジネスの機能の違いについては、以下の表をご覧ください。
▲Apple Maps ConnectとGoogleマイビジネスの機能比較:編集部作成
このように、Apple Maps Connect では基本的な情報のみ が登録できますが、Google マイビジネスではSNSのように投稿を作成 したり、ビジネスプロフィールのアクセス数などを分析 する機能が備わっています。
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iPhoneの「マップ」向けローカルSEO対策で知っておきたいこと iPhoneの「マップ」やGoogle マップなどの地図サービスにおいて、自らの店舗や施設が検索結果の上位に表示されるような対策を「ローカルSEO (またはMEO )」 と呼びます。
ローカルSEO 対策は主にGoogle マップに向けて実施されていますが、国内にはiPhoneの「マップ」を利用するユーザーも数多く存在するため、iPhoneの「マップ」に向けたローカルSEO も無視できない ものとなっています。
ここからは、iPhoneの「マップ」においてローカルSEO 対策を実施する上で気をつけておきたいポイント を紹介します。
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1. iPhoneの「マップ」には各口コミサービスの口コミが表示される iPhoneの「マップ」には、Booking.com, Foursquare, Yelp, じゃらん 、食べログ 、トリップアドバイザー などの口コミが表示 されます。
そのため、各口コミサービスに店舗や施設が登録されていないと口コミが表示されず、ユーザーに店舗や施設の様子が伝わりづらくなってしまいます。
iPhoneの「マップ」の機能をフル活用するには、自社の業種に合わせた口コミサービスにあらかじめ登録しておく ことがおすすめです。
※先述の通り、2021年4月にはiPhoneの「マップ」にユーザーが評価・写真を投稿できる機能が発表されており、今後はiPhoneの「マップ」でも口コミ返信などの対応が必要となる可能性があります。
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2. Google マイビジネスとの併用を 先述した通り、iPhoneの「マップ」に情報を登録するにはApple Maps Connect が利用できます。
しかし、Apple Maps Connect から登録できる情報の種類は現時点ではGoogle マイビジネスと比べて少なく、基本的な情報だけを登録できる 形となっています。
Google マップは地図サービスの中では最大となるユーザー数を持っており、国内でも相当数のユーザーがGoogle マップを日常的に利用しています。
そのため、Apple Maps Connect と同時にGoogle マイビジネスにも登録すれば、より多くのスユーザーに自社の店舗や施設を見てもらえる可能性 が高まります。
ローカルSEO を実施する際にはiPhoneの「マップ」とGoogle マップの両方を意識し、Apple MapsとGoogle マイビジネスの双方を活用するとよい でしょう。
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iPhoneユーザー向けのローカルSEOにはApple Maps Connectも活用しよう iPhoneの「マップ」には定期的に新機能が追加されており、今日では日常利用に差し支えのないほどの地図サービスとなりました。
4月からはユーザーが店舗や施設の評価を投稿できるようになるなど、口コミ周りの機能も向上を図っていることがわかります。
ローカルSEO ではGoogle マップやGoogle マイビジネスが重視されがちですが、iPhoneの「マップ」やApple Maps Connect に向けたローカルSEO も同時に実施する ことで、より多くのユーザーに自社の店舗や施設を見てもらえることにつながります。
iPhoneユーザー向けのローカルSEO にはApple Maps Connect も活用 し、ローカルSEO を盤石のものとしましょう。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」 で公開されている記事のフィードに含まれているものです。 オリジナル記事:iPhoneの「マップ」vs「Googleマップ」の比較&iPhoneのマップ向けローカルSEO対策を徹底解説 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.
まとめると、
シティ・ポップが売れている、きざみ昆布が売れているなど、初めて知ることが多い記事です。引用文にあるようにリサーチは重要だと思いますが、よくわからないけど売れているから海外向けにECを始めるとか、やってみたら売れてしまったということもありそうです。翻訳などをしなくても越境ECを始めることができる時代なので、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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https://netshop.impress.co.jp/node/8453