ネットショップ担当者フォーラム

日本郵便が始める返品・回収物流向けサービス「e発送サービス 宛先ご指定便」とは

4 years 4ヶ月 ago

日本郵便は、ECサイトを利用した消費者が二次元バーコードを利用し、返品などの荷物を簡単に発送できる返品・回収物流向けサービス「e発送サービス 宛先ご指定便」の提供を2月3日から始める。

近年、EC市場の拡大で購入した商品の返品、レンタル商品の回収など、消費者自身が荷物を簡単に発送できる配送サービスが求められている。日本郵便はフリマアプリ・オークションサイトの出品者向け発送サービス「e発送サービス」の仕組みを活用。返品・回収物流向けのサービスを提供する。

ECサイトごとに「e発送サービス 宛先ご指定便」の専用Webサイトを日本郵便が用意、EC事業者はそのサイトで返品・返送先などを登録する。ECサイトやアプリケーションなどを通じて、消費者に「e発送サービス 宛先 ご指定便」を使うためのURLを送付、移動先のページで発送情報を入力してもらう。消費者は発送用二次元バーコードをスマートフォンなどに表示し、郵便局またはコンビニで発送用二次元バーコードを使って送り状を印刷、荷物を発送できる。

日本郵便が始める、ECサイトを利用した消費者が、二次元バーコードを利用し返品などの荷物を簡単に発送できる返品・回収物流向けサービス「e発送サービス 宛先ご指定便」
「e発送サービス 宛先ご指定便」の仕組み

日本郵便は、EC事業者が「e発送サービス 宛先ご指定便」に登録した指定宛先に返品などの荷物を配達する。

ファーストユーザーとして、ZOZOが運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」が2月3日から利用を始める。その他のECサイトに順次、拡大予定としている。

瀧川 正実
瀧川 正実

悪質なMEO業者によるGoogleビジネスプロフィール改ざん、知っておくべき手口と対処方、未然防止策 | 店舗ビジネスに役立つ『口コミラボ』特選コラム

4 years 4ヶ月 ago
悪質なMEO業者の「よくある手口」をチェックし、騙されないよう常にアンテナを張っておくことが重要です

とある飲食店経営者のAさんは、Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)の運用代行業者からの営業を断ったところ、Googleマップのピンの位置を変えられるなど、店舗情報を大きく改ざんされるという被害を受けたといいます。

このままだといたずらされますよ。

Aさんがその業者との契約を断ったとき、業者からかけられたのがこの言葉でした。その後業者はAさんの店舗情報に自作自演で「いたずら」したのです。

「このままだといたずらされますよ」悪徳MEO業者、営業断られ腹いせに店舗情報を改ざん…その手口とは

MEO業者から怪しい営業電話が

岡山県で数十店舗規模の飲食店を経営するAさんは、「MEO対策」を謳う県内の会社から電話を受けました。

Aさん「『今はGoogleマップの口コミとか、いろいろ対策できるのはご存知ですか?』と言われて。さらに、『おたくはGoogleビジネスプロフィールの管理者登録をしてないですね。誰でも自由にあなたの店舗のビジネス情報いじれるんですよ』とも…。」

相手の営業内容や態度に不信感をおぼえたAさんは、契約を断ったそうです。

Aさん「口コミをきちんと管理しようとか、そういった納得できるような話は特になかったです。とにかくしつこく、契約したほうがいいと言われたんですね。
断ったら『このままだといたずらされますよ』とたたみかけられました。そのときは、まさかあんなことをされるとは思いませんでしたけどね…」

MEO業者から怪しい営業電話が

その後、実際に「いたずら」されていることに気づく

しかしその2週間後、AさんはたまたまGoogleマップで自身が経営する店舗のピンの位置が変えられていることに気づき、衝撃を受けたといいます。

Aさん「そのとき、Googleマップの店舗情報を確認していたんです。そうしたら、ある店舗の位置が500mくらい移動してて、山の中にあることになっていたんですよ。
勝手に移動されていたのは、その業者からの電話で話題に上がったお店だけだったので、その業者にいじられたんじゃないかなと思うんです」

さらに、こんな被害も受けたといいます。

Aさん「そのお店は最近移転した店舗で、移転する前の店舗情報も残っているんです。それが『移転』というステータスになっていたはずが、『閉店』に変わっていたんです。しかも、営業時間も変えられていました。明らかにおかしいですよね」

そのあとすぐ、Aさんは改ざんされた情報を修正したそうです。

その後、実際に「いたずら」されていることに気づいたという

 

「都会だったら相当な被害」。クレームにつながる可能性も

Aさんは悪質な業者の被害にあいましたが、自身の店舗ではそれほど重大な損失はなかったといいます。

まぁ、田舎ですからね。お客さんから文句があったとかはなくて、1回だけ『引っ越ししてたんですね』って言われたくらい。

ただし、これが都市部の店舗であった場合、深刻な事態に発展したのではないかと振り返ります。

東京のような都会の店舗だったら大変だったんじゃないでしょうか。競合店が多ければ多いほど、店舗の位置情報が違ったりしたら売上にも影響するかもしれませんし。来店する人も多いからクレームも入っていたんじゃないかなと。

Aさんが指摘したとおり、店舗の情報が正しく保たれていなければ、ユーザーがGoogleマップから適切な情報を確認できなくなり、客離れ・売上の落ちこみにつながる可能性があります。さらに位置情報や営業時間といった重要な情報が間違っていた場合、クレームや、低評価口コミにつながる可能性さえあるのです。

では、こういった悪質なMEO業者による被害を最小限にとどめるためには、どのような対策をとればよいのでしょうか。

Googleビジネスプロフィールの管理・定期的なチェックを

Googleビジネスプロフィールには「オーナー登録」といって、その店舗・施設の所有者であることを確認するプロセスがあります。

オーナー登録をしていないビジネスプロフィールは、いわば「無法地帯」。誰でも勝手に写真や口コミ、情報の書き換えができてしまいます。

一方、オーナーになることで、第三者によって情報が修正される前にGoogleから通知を受け取ることが可能です。修正内容に誤りがあれば、もとの情報に戻すことができます。

ただし、この修正通知がなく、自動で更新されてしまうといったケースも見られます。こういった事態を防ぐためには、AさんのようにGoogleマップ・Googleビジネスプロフィールを開き、正確な情報が保たれているか確認すると良いでしょう。

Googleビジネスプロフィールの管理・定期的なチェックを

悪質なMEO業者を見極めるには?

今回のように嫌がらせをしてくるという業者の他にも、怪しげなMEO業者というのは存在します。

「すぐに検索順位をあげる」「〇〇というキーワードで絶対に1位を取る」「大量に口コミを増やせる」「悪い口コミを絶対に消せる」などといった言葉で近づき、やらせの口コミを大量に投稿したり、作為的なリンクを貼ったり、店舗名などを実態と違うものに変えたりといった手口を使い、店舗経営者から報酬を得ようとします。

こういった行為はGoogleのガイドラインに違反し、検索順位の低下や、アカウントの停止のペナルティを受ける可能性があります。また、顧客からも「やらせの口コミが投稿されている店」などと悪評がつくおそれもあるでしょう。

また、たとえば「全部うちに丸投げしておけば大丈夫」という業者にも注意が必要です。口コミに返信したり、店内や商品の写真を撮影したり、SNSを運用するといった施策には店舗側の協力が不可欠であるためです。

こういった「よくある手口」をおさえ、悪質なMEO業者に騙されないよう、アンテナを張っておくことが重要です。

悪質なMEO業者を見極めるには?こんな手口に注意

※なお、最近になってGoogle側でも悪質な業者が増えていることを認識しているようで、2021年にはビジネス プロフィールのポリシーに違反している可能性のある事業者の行為を報告できる窓口が設置されました。窓口では「Google がお客様とサードパーティの間で発生した契約違反に関する問題に介入することはありません。」とあるため、発生した問題に対処してもらえるわけではないかもしれませんが、報告することで、それ以上の被害を防げる可能性があります。

この記事を書いた「口コミラボ」さんについて

「口コミラボ」は、様々な地図アプリ・口コミサイトの監視、運用、分析を一括管理できる店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディアです。近年、企業の評判管理が重要視されるなか、特に注視すべきGoogleマイビジネスを活用したローカルSEO(MEO)や口コミマーケティング、それらを活用した集客事例から、マーケティング全般、店舗経営のハウツー、業界動向データにいたるまで幅広い情報を紹介します。

口コミラボ
口コミラボ

新聞配達網をラストワンマイルに活用――薬王堂が河北新報社のネットワークを通じてEC商品を自宅に配送

4 years 4ヶ月 ago

薬王堂ホールディングスの子会社で、東北6県に358店舗のドラッグストアを展開する薬王堂は、河北新報社が持つ新聞配達網を活用し、2022年2月1日から宮城・仙台の薬王堂仙台泉館店で顧客の自宅までラストワンマイル宅配を開始する。

ECアプリ「P!ck and」で展開する。「P!ck and」は、店舗を選択して商品を注文すると、最短1時間後から店舗駐車場でのドライブスルーや店頭ロッカー、店舗カウンターで商品を受け取ることができるアプリ。

新たな受け取り手段として2月1日から、河北新報社の新聞配達網を活用して最短2時間前の注文で顧客宅への配達を行う。これにより、食品・日用品をより便利に購入することが可能。また、感染防止や車を所有していないなど、店舗への来店が難しい顧客も活用できるようになる。

東北6県に358店舗のドラッグストアを展開する薬王堂は、河北新報社が持つ新聞配達網を活用し、2022年2月1日から宮城・仙台の薬王堂仙台泉館店で顧客の自宅までラストワンマイル宅配を開始
新聞配達員が商品を届ける

河北新報社は、新聞配達のネットワークを活用した新たなビジネスモデルとして、顧客宅へのラストワンマイル配達を展開する。ECアプリ「P!ck and」を共同展開する10XのECプラットフォーム「Stailer」のスタッフ向けアプリを活用し、配達員は配達ルートの確認や配達の通知を行う。

薬王堂が展開する東北地方は、人口減少やスーパーマーケットの撤退などに直面する課題先進地域でもある。今回の自宅配達は、薬王堂と10Xが共同で取り組む「ドラッグストアDX推進プロジェクト」の一貫。地方における生活者の利便性を確保するためのモデルケースとなることをめざす。

石居 岳
石居 岳

「ecbeing」の2021年流通総額は6392億円、主要ECサービスでは6位にランクイン

4 years 4ヶ月 ago

ecbeingが発表したECサイト構築パッケージ「ecbeing」の流通総額を初めて公開した。

それによると、2020年の流通総額は6392億円。2019年4742億円で2020年の伸び率は34%増。2021年の流通総額は現在集計中だが、2021年1~9月まで5800億円に達しており、8000億円程度まで拡大する見通し。

ecbeingによると、国内稼働のカートサービス、クラウドサービス、パッケージサービスなどを含むECプラットフォームで国内流通総額が最も大きいECプラットフォームとなったという。

また、国内14のモール、カートサービス、パッケージサービス、フリマアプリなどの2020年(1月~12月)流通総額を含めたランキングでは、トップは「Amazon」、2位が「楽天市場」、5位のメルカリに次いで、第6位にランクインした。ランキングの数値は、各社の決算資料などから算出したとしている。

国内14のモール、カートサービス、パッケージサービス、フリマアプリなどの2020年(1月~12月)流通総額を含めたランキング
国内ECの2020年(1月~12月)流通総額ランキング

年間総受注件数について、2019年は4537万件、2020年は6233万件。集計期間中の全注文平均単価は約1万340円。

ecbeingによると、「コロナ禍でEC需要の高まったアパレル・化粧品・食品業界を中心にシチズン時計やコーセー、ダイドードリンコなどのEC構築支援を手がけ、各社のEC事業をサポートし業績を伸ばしている」と説明している。

「ecbeing」は中堅大手企業1400サイト以上が導入。富士キメラ総研が発行する『富士マーケティング・レポートECサイト構築パッケージソリューション市場占有率調査』で13年連続シェア1位を獲得している。

瀧川 正実
瀧川 正実

「巣ごもり消費」で需要高まる食品・飲料、人気YouTuberによる「P2C」の増加――2021年の「D2C」を振り返る | D2C SUMMIT

4 years 4ヶ月 ago
2021年のD2Cはどのような特徴があったか、検索トレンドや注目のジャンルから振り返ってみます

ここ数年、「D2C」というキーワードを聞かない日はないくらい、「D2C」がバズワードとなり浸透してきました。2021年はどのようなトレンドや傾向があったのでしょうか?検索トレンドや注目のジャンルから2021年のD2Cを振り返ります。

一言で「D2C」と言ってもその中身は千差万別。規模で言えば個人レベルで始める小さなネットショップから、ナショナルブランドのダイレクト通販部門までさまざまです。

販売手法も昔ながらの「単品リピート通販」と呼ばれるものから、ブランディング主体のスタートアップ、ECモール活用、オフラインのリテール販売など多種多様です。これらすべてが大きな括りとして「D2C」と呼ばれています。

すべてを一括りにして総括するのは難しいので、違った切り口で振り返ってみます。

「D2C」の検索トレンドは?

下のグラフはGoogleトレンドにおける、「D2C」の直近5年間の検索トレンドです。これを見ると直近5年間で4~5倍近くに伸びてきているなか、2020年夏頃に一度ピークを迎えてから少し落ち込み、2021年は年初から年末にかけてまた上昇している状況です。

2020年はコロナ禍でEC市場が伸びた背景と合わせて、「D2C」が注目された時期でもありました。これによって「D2C」本来の堅調な推移よりもさらに押し上げられたトレンドが発生していたと読み取れるかもしれません。

現在、過度なトレンドは落ち着き、本来の成長曲線に戻ってきているように見えます。

D2C グーグルトレンドにおける「D2C」の直近5年間の検索トレンド
Googleトレンドにおける「D2C」の直近5年間の検索トレンド

D2C企業の資金調達の状況から分析する注目のジャンル4選

検索の次に、2021年はどんなD2Cがどれくらい資金調達を行ったのか、プレスリリースを集めて振り返ってみました。

売り上げなどを非公開にしている企業が多いため、消費者の評価としての分析は難しいのですが、資金調達はプレスリリースで公開することが多く、投資家が評価した結果として今伸びている市場を捉えることができそうです。

プレスリリース・ニュースリリース配信サービスの「PR TIMES」で2021年に投稿されたD2Cの資金調達に関するプレスリリースを集計しました(2021年12月 にっぽんD2C応援委員会調べ)。

その結果、資金調達が活発なカテゴリに大きな特徴が見られました。調達件数の多い順に並べると

1位 食品・飲料:8件
2位 ライフスタイル:7件
3位 スポーツ・フィットネスペット関連:各4件
(※以下、アパレル・ファッション、美容、健康食品など1、2件が続く)

という結果になりました。

1位は「食品・飲料」。2020年以前は単品リピート通販型の健康食品に変わって、新たにパーソナライズなどD2Cらしい特徴を備えたサプリメントが伸びていた状況がありました。しかし、2021年はサプリなどの健康食品ではない一般の食品・飲料ジャンルが伸びたのです

コロナ禍において、自宅で食事をとる機会が増え、食分野のD2Cは最も伸びているジャンルです。「PostCoffee」などパーソナライズを特徴としたものや、昆虫食や人工肉など食のサスティナビリティを意識したものなどの資金調達が特徴的でした。

D2C PostCoffee
パーソナライズしたコーヒーの定期便「PostCoffee」(画像は「PostCoffee」サイトからキャプチャ)

2位は「ライフスタイル」。インテリア・雑貨、家具、寝具などのD2Cをこのジャンルにカテゴライズしました。ここでもコロナ禍でおうち時間が増えたこと、今後もこのライフスタイルの変化は一定で継続するであろうことが大きく影響していると言えそうです。

3位は「スポーツ・フィットネス」。ウェアなどのスポーツ用品に加え、プロテインなどボディメイクのための食品もこのジャンルに入れました。こちらもコロナ禍での健康需要を反映した結果と思われ、1~3位はすべてコロナ禍に関連するジャンルになったと言えそうです。

通販老舗から新興D2Cまで「ペット」ジャンルがブームに

そして同率3位に、大注目している「ペット」ジャンルがランクインしました。「D2C SUMMIT 2020」でキーノートに登壇したバイオフィリアは6.5億円の資金調達を行っており、「D2C SUMMIT Tokyo」に登壇したPETOKOTOは2021年に資金調達のリリースを3回出しています。

ペットを飼っていない方は気づきにくいかもしれませんが、今ペット向けD2Cのブームに火がついています。

上記であげた、バイオフィリアの「ココグルメ」、PETOKOTOの「PETOKOTO FOODS(ペトコトフード) 」が大きく売り上げを伸ばしています。

D2C ペット バイオフィリアが提供するサービス「ココグルメ」
バイオフィリアが提供するドッグフードの定期サービス「ココグルメ」
(画像は「ココグルメ」サイトからキャプチャ)
D2C ペット PETOKOTOが提供するサービス「PETOKOTO FOODS」
PETOKOTOが提供するドッグフードの定期サービス「PETOKOTO FOODS」
(画像は「PETOKOTO FOODS」サイトからキャプチャ)

そのほか、「D2C SUMMIT 2020、2022」に登壇したオモヤの「コノコトトモニ」もここ1、2年で大きく売り上げを伸ばし、お笑い芸人の「ぺこぱ」をキャスティングしたCMを展開するなど、活発な動きを見せています。

D2C ペット オモヤが提供するサービス「コノコトトモニ」
オモヤが提供するサービス「コノコトトモニ」(画像は「コノコトトモニ」サイトからキャプチャ)

さらに通販老舗「やずや」からは「プレミアムワン」、新興D2CのKINSからは「KINS WISH」など、老舗の通販企業から新興D2C企業までこぞってそれぞれの強みを生かしたペットフード戦線に参戦してきているのです。

ペットフードD2Cが盛り上がっている背景には、コロナ禍でのライフスタイルの変化もありますが、よりビジネス的な観点で見た時に

  • ヒトの食品よりもブランドチェンジが起きにくく、サブスクの継続率が高い
  • 薬事の表現規制など、法規制による制約が比較的少ない

などの理由もあるようです。2022年はペットD2Cがさらに伸びそうな要注目ジャンルとなりそうです。

著名人・インフルエンサーによる「P2C」

2021年のD2Cの特徴として忘れてはならないのが、著名人・インフルエンサー個人によるD2Cブランドの立ち上げです。この形態である「Person to Consumer」を略した「P2C」という呼び方も現れました。

この潮流は2020年頃から非常に盛んになっており、人気YouTuberヒカルさんのファッションブランド「ReZARD(リザード)」の成功は有名です。中田敦彦さんのサステナブルアパレルブランド「CARL VON LINNÉ(カール フォン リンネ)」の立ち上げも大きな話題となりました。

D2C P2C YouTuberヒカルさんのファッションブランド「ReZARD」
YouTuberヒカルさんのファッションブランド「ReZARD」(画像は「ReZARD」サイトからキャプチャ) 

これほど有名なYouTuberでなくても、各ジャンルのインフルエンサーによるブランド立ち上げが多く見られた年でした。

近年、プロモーションコストの増大が大きな課題となっているなか、個人の発信力を背景とした「P2C」では新規ユーザー獲得に広告費をほとんど必要としないことが、このビジネスモデルの大きな強みとなっています。

一方、各インフルエンサーは決してD2Cビジネスのプロフェッショナルではなく、製造から配送までの各プロセスをどれだけきちんとしたクオリティで作り上げることができるか、またそれを継続できるかという点は課題になり始めています。

これからの未来を牽引するD2Cは?

2021年のD2C業界をざっくりと振り返ってみました。2022年、2023年、これから先の市場を牽引していくD2Cはどのようなブランドが出てくるのでしょうか?

「D2C SUMMIT」では、未来を牽引するD2Cを発掘・表彰する「D2C Rising Star Award 2022」を開催します。

「D2C Rising Star Award 2022」では、次の5部門で表彰を行う予定です。

未来をけん引するD2Cを発掘・表彰する D2C Rising Star Award 2022
未来をけん引するD2Cブランドを5部門で表彰する「D2C Rising Star Award 2022」

地方創生部門

地元のまち・ひと・しごとに根差し、その強みを生かして活躍する「D2C×地方創生」の事業を表彰する部門

スタートアップ部門

新たなことに挑戦し、飛躍的に活躍しているD2C事業をスタートしてから3年以内のスタートアップ企業を表彰する。事業展開はまだ行っていなくても、将来性が期待できる新星D2C事業を表彰するスタートアップ部門

ESG部門

SDGs達成のためESGへの取組を積極的に行い、「ESG×D2C」の新時代ビジネススタイルで新しい価値を創出する企業・事業を表彰する部門

イノベーティブ部門

革新的なものを生み出す意欲や行動にあふれるD2C企業・事業を表彰する部門。イノベーティブな技術、新たなマーケティング手法を取り入れ革新的なアプローチを行うD2C企業・事業を表彰する

グローバル部門

日本国内にとどまらず、グローバルにD2Cビジネスを展開している企業を表彰する部門。製品やサービスをグローバルに向けて提供・発信している企業・事業を表彰する

「D2C Rising Star Award 2022」は、ビジネスカンファレンスとアワードの同時実施による業界発展を目的として開催しているものです。

1回目となる今回は、まさに「Rising Star」となるような進化する新しい事業・新しい企業の誕生の場をプロデュースできないかと考え企画しました。

新しい事業モデルを知り、学ぶことで、通販事業発展へのヒントが得られるのではないでしょうか。驚くような企業との出会いの場となるよう期待しています。(「D2C Rising Star Award 2022」審査委員長 大広九州 代表取締役社長 瞿曇啓亮氏)

D2C Rising Star Award 2022 審査委員長 大広九州 代表取締役社長 瞿曇啓亮氏
「D2C Rising Star Award 2022」審査委員長 大広九州 代表取締役社長 瞿曇啓亮氏
にっぽんD2C応援委員会
にっぽんD2C応援委員会

エドウィンが公式ECサイト「EDWIN ONLINE MALL」にサイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

4 years 4ヶ月 ago

エドウィンは、公式オンラインストア「EDWIN ONLINE MALL(エドウインオンラインモール)」に、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

サジェスト機能から新たな情報との出会いを創出

「EDWIN ONLINE MALL」は「ZETA SEARCH」の導入で、サジェスト機能から「検索キーワード候補」「商品情報」「店舗情報」「FAQ」「『EDWIN ONLINE MALL』内コンテンツ」「特設サイトコンテンツ」への移動が可能になった。

欲しい商品のイメージはあるものの適切な検索キーワードがわからない、購入する商品が決まっていないユーザーへのサポートを行う。また、新たな商品や知りたかった情報との出会いを創出する。

ZETA SEARCH エドウィン EDWIN ONLINE MALL サジェスト機能の例
サジェスト機能の例(画像は「EDWIN ONLINE MALL」からキャプチャ)

表記ゆれを解消し、検索精度を向上

「EDWIN ONLINE MALL」では、検索キーワードの表記ゆれが原因で、該当する商品の取り扱いがあっても該当商品が0件となってしまうことが課題だった。業界知見をもとにした同義語登録により解決し、検索精度を向上した。

今後も上位キーワードや0件ヒットキーワードの月次定性レポートをもとにしたチューニングを重ね、アップデートを予定しているという。

「EDWIN ONLINE MALL(エドウインオンラインモール)」とは

EDWIN、Lee、ALPHA INDUSTRIES、Wrangler、SOMETHINGの公式オンラインショップ。定番商品の「503」、オーバーオールなどのデニム、メンズ・レディースの商品、ベビー、ファッション雑貨などさまざまな商品を販売している。

ZETA SEARCH エドウィンの公式オンサインサイト EDWIN ONLINE MALL
エドウィンの公式オンラインストア「EDWIN ONLINE MALL(エドウインオンラインモール)」
(画像は「EDWIN ONLINE MALL」からキャプチャ)

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥
藤田遥

2022年のネット消費&自社ECのトレンドはどうなる? 竹内謙礼氏が徹底予測! | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

4 years 4ヶ月 ago
フューチャーショップがコンサルタントの竹内謙礼氏をゲストに迎え、2022年のネット消費の変化、自社ECのトレンドについて予測しました

コロナ禍におけるEC市場の拡大、D2Cブーム、押し寄せるデジタル化の波――。企業を取り巻く環境が目まぐるしく変わるこの時代を勝ち抜くには、将来を見通し、トレンドの変化に備えることが大切です。

フューチャーショップは、経営コンサルタントの竹内謙礼氏をお招きし、EC業界・小売業界における2022年のトレンドを予測するオンラインセミナーを2021年12月に開催しました。

2900店舗以上が稼働中のSaaS型ECプラットフォーム「futureshop」のデータも踏まえ、2021年の動向を振り返りながら、2022年のトレンドを大胆に予測。「推し消費」「物価高騰」「価格志向の強まり」「サステナブル」など注目のキーワードが満載だったオンラインセミナーをレポートします。※本稿は2021年12月13日に開催したオンラインセミナー「2022年を徹底予測! ネット消費の変化と自社ECの動向」をもとに構成しています。

フューチャーショップ セミナー いろは代表取締役 経営コンサルタントの竹内謙礼氏
スピーカー
いろは 代表取締役 経営コンサルタント 竹内謙礼氏

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場などで数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所、企業などでセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。

フューチャーショップ セミナー 執行役員 セールス・マーケティング部 統括マネージャーの安原貴之氏
インタビュアー
フューチャーショップ 執行役員 セールス・マーケティング部 統括マネージャー 安原貴之

商品企画・アライアンス・マーケティング・プロモーションなどを担当するセールス・マーケティング部の責任者。受託開発を行う企業に新卒で入社し、上海現地法人立ち上げのため6年間上海に駐在。帰国後にフューチャーショップへ転職してEコマースの世界へ。フューチャーショップ入社以降、商品企画・アライアンス・プロモーションなどを担当した。2019年度からセールス・マーケティング部の統括マネージャーを務める。

経営コンサルタントの竹内謙礼氏が登壇

オンラインセミナーのスピーカーを務めたのは、実店舗ビジネスやECなどの経営コンサルタントとして活躍している竹内謙礼氏。ネットショップの店長時代を含めて約20年にわたりEC業界に携わってきた竹内氏が、2022年のネット消費や自社ECのトレンドを解説しました。

竹内氏は2008年から毎年、翌年の消費のトレンドやビジネスの傾向を予測するカレンダー(予測カレンダー)を発売しています。予測カレンダーはトレンドを予測するだけでなく、小売りやECなどに関わるイベントをピックアップし、それぞれのイベントで有効な販促施策やキャッチコピーのポイントをまとめているのが特徴。

今回のオンラインセミナーでは、予測カレンダーの最新版である「2022年 売れる販促企画・キャッチコピーカレンダー」を踏まえて2022年のトレンドを予測していただきました。

フューチャーショップ セミナー 2022年のトレンドを解説する竹内氏
2022年のトレンドを解説する竹内謙礼氏

なおこのレポートでは、セミナーで語られた内容のなかから公開可能な情報のみ記載しています。

2022年を見通す3つのポイントとは?

セミナーの冒頭、竹内氏は2022年のEC市場を見通す上で押さえておくべきポイントとして、次の3点をあげました。

  1. 急激に増えたネットショップの影響
  2. 価格志向が強まる消費者
  3. 「推し消費」による消費の偏り

①急激に増えたネットショップの影響

2020年春以降、新型コロナウイルスの感染拡大によって実店舗でのビジネスや対面販売を行うことが難しくなり、EC事業に新規参入する企業や、EC事業を拡大する企業が急増しました。

竹内氏は2020年の国内EC市場が前年比21.71%増えたことや、楽天市場の店舗数が2019年末から2021年末までの2年間で約1割増えたという情報などに言及しながら、「ネットショップの数が急激に増えた影響は、2022年に顕在化する」と指摘しました。(参考:経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」)

2020年から2021年末までの2年間で、ネットショップの数は急激に増えました。また、大企業がEC事業を強化するために、人材採用や投資を大幅に強化する動きもあります。

2022年のEC市場は、おそらくコロナ禍以前と同水準の年率5~10%成長を維持すると思いますが、ネットショップが急増したことで競争は激しくなっており、特に中堅や小規模のネットショップに影響が出てくるでしょう。(竹内氏)

ネットショップの急増による影響

  • ブログを活用したSEOは、検索結果の上位化がますます難しくなる
  • 主要なキーワードのリスティング広告の単価がさらに上昇する
  • 大手企業のEC事業への投資が本格化し、パワーゲームが加速する

竹内氏は、2022年はEC業界の競争がますます激しくなるため、SEOやリスティング広告、SNSなどの今までのやり方が通用しにくくなると指摘。「中小規模のネットショップは、オリジナルの売り方を今まで以上に考えないと厳しくなる」と語りました。

大企業がSEOやリスティング広告、SNSなどに莫大な予算を投下しており、もはや小技や裏技では太刀打ちできなくなりつつあります。中小のネットショップが生き残るには、得意なSNSに絞って勝負するとか、リアル店舗を持って近隣にオフラインの広告を打つなど、オリジナルの売り方を考えていくことが必要です。(竹内氏)

②価格志向が強まる消費者

2022年のEC市場を見通すポイントの2つ目は、生活必需品や日用品などの値上がりによって、消費者の価格志向が強まっていくことへの対応です。

現在、石油や天然ガスなどの資源価格はグローバル規模で高騰しています。また、労働力不足や輸出入に使用するコンテナの不足、半導体不足なども影響し、幅広い分野で物価が上昇しました。日本でもガソリン価格や一部の食品、外食産業などの値上げが顕在化しています。

日本の2021年11月の輸入物価指数(輸入品の物価変動を示した数値)は前年比44.3%、企業物価指数(企業間取引きの物価変動を示した数値)は前年比9.0%に達しており、2022年には小売価格へと波及する可能性があります。(参考:日本銀行調査統計局「企業物価指数(2021年11月速報)」)

消費者の収入が伸び悩むなかで生活必需品や日用品が値上がりすると、買い物の際に価格をシビアに比較するなど、消費者の価格志向が強まるため、EC事業者は価格競争を回避する対策が求められると竹内氏は指摘しました。

EC事業者は、価格でどこまで勝負するのか。それとも価格では勝負しないのか。戦略を考えておく必要があります。(竹内氏)

③「推し消費」による消費の偏り

竹内氏が2022年のポイントの3つ目にあげたのは「推し消費」です。

「推し」とは、自分にとってお気に入りのアイドルや芸能人のことを指す俗語。もともとアイドルファンの間で広がった言葉ですが、現在は若い世代を中心に「好きな人」「応援している人」「好きな物」などを指す際にも使われるようになりました。

竹内氏は、2022年は消費者の価格志向が強まる一方で、応援しているお店では、値段が高くても商品を購入する「推し消費」が広がっていくと予測しました。

「応援したい」「好きだから」といった理由で企業が選ばれる時代になりつつあります。その傾向はますます進むでしょう。(竹内氏)

アパレルEC業界などでは、人気のショップスタッフに多くのフォロワーがつき、そのスタッフがECサイトなどにアップしたコーディネート経由で商品が売れるなど、人を起点に売り上げを伸ばす企業が数多く出てきています。

また、倫理観や道徳などを重視した「エシカル消費」や、コロナ禍で困っている生産者などから商品を買う「応援消費」など、理念や行動などへの共感を起点とした新しい消費行動も広がり始めました

アパレル業界では、社内でインフルエンサーを育てるために、人材育成に多額の投資を行う企業も出てきました。また、SDGsに取り組む企業が増えているのも、「推し消費」が広がっていることが影響していると考えられます。(竹内氏)

2022年に売れるカテゴリとは?

新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年春以降、ECの販売トレンドにも変化がありました。futureshopのプラットフォーム全体のデータを見ると、緊急事態宣言下では家具や寝具、家電、オーディオ機器など、おうち時間を充実させる商品の売れ行きが大きく伸びました。また、高級食材のお取り寄せや、アウトドアのグッズも好調でした。

それでは2022年は、ECでどのような商品が売れるのでしょうか。竹内氏は「あくまでも仮説」と前置きした上で、2022年のトレンドを次のように予測しました。

2020年から2021年にかけて「コロナだから売れていたもの」の売れ行きは落ち着き、逆に「コロナで売れなかったもの」の売り上げが伸びる可能性があります。たとえば、寝具や家具を買いそろえた消費者は、数年は買い控えるでしょう。

一方、コロナ禍で自粛していた旅行や外食を再開すれば、化粧品やジュエリーなどのニーズが高まるはずです。良くも悪くも、新型コロナの反動を見据えておく必要があります。(竹内氏)

フューチャーショップ セミナー 2020年~2021年におけるfutureshopのデータ、自社ECサイトに関するトレンド
フューチャーショップ 執行役員の安原貴之が、2020年~2021年におけるfutureshopのデータや、自社ECサイトに関するトレンドを解説した

2022年に注目、4つのキーワード

2022年のキーワードとして竹内さんが特に注目しているのは、「ライブコマース」「ポイント活用」「物価高騰への対策」「サステナブル」の4つ。それぞれのキーワードについて、EC事業者が意識しておくべきポイントを解説しました。

①ライブコマース

  • 商品を紹介するだけではなく、商品の選び方や使い方など「顧客にとって価値のある情報」を発信する
  • 毎週同じ曜日や時間帯にライブ配信を行い、顧客に視聴習慣をつけてもらう(午後9時から午後11時がゴールデンタイム)
  • ライブコマースを実施する前にSNSのフォロワーを増やしておく

②ポイント活用

  • Amazonがポイント還元を強化しており、プラットフォーム内での顧客の囲い込みが加速している
  • 2022年4月1日から楽天市場のポイント還元が「税別換算」になり、実質的にポイント還元率が下がる
  • EC事業者はECモールのポイント還元競争に乗るのか、乗らないのかを判断する必要がある

③物価高騰

  • 仕入れ価格の高騰に対応する必要がある(事務所を引っ越して家賃を下げる、原材料費を削る、業務の一部をアウトソーシングするなど)
  • 既存のビジネスモデルを改善することと並行し、付加価値が高い新しいビジネスも考えておく
  • 価格競争に巻き込まれやすい仕入れ商品や、コモディティの販売は厳しくなる

④サステナブル

  • サステナブルに関心が高いZ世代が消費の主役に移行していくなかで、消費者から選ばれるショップになるには、サステナブルを意識することが必須になっていく
  • サステナブルやエシカルに取り組んでいる企業は、ECサイトやブログなどで情報を発信し、取り組んでいることを世間に知ってもらうことが必要
  • サステナブルやエシカルに取り組むことは採用においても重要になる

新しい三密(親密・内密・綿密)で価格競争から脱却

最後に竹内氏は、2022年以降に中小規模のネットショップが生き残っていくには、親密・内密・綿密という3つの「密」がキーワードになると訴えかけ、セミナーを締めくくりました。

お客さんと「親密」な関係を作り、「内密」な話で特別な商品を売る。そのために「綿密」なマーケティングを行う。この3つの密を徹底することが、価格競争から脱却するポイントになるでしょう。(竹内氏)

フューチャーショップ セミナー 独自の概念「新しい三密(親密・内密・綿密)」について解説する竹内氏
独自の概念である「新しい三密(親密・内密・綿密)」について解説する竹内氏

まとめ

2021年の動向を振り返りながら、2022年のECや小売りのトレンドを予測した今回のセミナー。2022年のEC市場を勝ち抜くヒントを1つでも見つけていただけたなら幸いです。

2022年は2月に冬季五輪、11月にはサッカーW杯など国際スポーツイベントが控えており、関連消費の盛り上がりに期待がかかります。また、クリスマスが6年ぶりに土日(24日が土曜日、25日が日曜日)に重なることから、ブラックフライデーから年末商戦にかけての消費拡大にも期待したいところです。

新型コロナウイルスの変異株の感染が広がるなど、経済の先行きを見通しにくい状況ではありますが、明るい未来を信じて2022年もEC事業に取り組んでいきましょう。

この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

E-Commerce Magazine
E-Commerce Magazine

商品を検討時に利用するのは18-34歳で「Amazon」が46%、35歳以上で「楽天市場」が52%

4 years 4ヶ月 ago

ニールセン デジタルは1月27日、「ニールセン オンラインショッピングレポート2021(Nielsen Online Shopping Report 2021)」のデータから、2021年の日本におけるEC利用動向を発表した。

18-34歳が商品を検討する際に利用するサービスのトップはAmazonで46%、Google検索が39%で続いた。だが、35歳以上では楽天市場が最多の52%を獲得。Amazonは48%だった。

18-34歳では30%が商品の購入を検討する際にTwitterやYouTubeを活用しているのに対し、35歳以上では検索エンジンやオンラインショップを活用する傾向にあるとしている。

商品を検討する際に利用するサービス
商品を検討する際に利用するサービス

米国の消費財(CPG)市場では、Nielsen Commspointによると、実店舗で「過去に購入したことのないブランド」を購入する割合はわずか4.3%だったのに対して、オンラインでは12.1%と約3倍になっていた。

日本市場も同様に、オンラインでは過去に購入したことのないブランドを買う傾向が見られた。化粧品を実店舗で購入した人では13%が過去に買ったことのないブランドを選択オンラインでは過去に購入したことのないブランドを買った人は22%に上る。

日用品の場合でも、実店舗の7%と比べてオンライン購入では19%と倍以上。特に若年層の化粧品購入においては、オンラインで新しいブランドを購入する可能性が高く、実店舗購入と比べると新しいブランドを購入した人は約2倍となっている。

3か月以内に「初めて購入するブランド」の商品を購入した割合
3か月以内に「初めて購入するブランド」の商品を購入した割合

購入場所がオンラインに移行しているだけでなく、実店舗での購入においてもオンラインは重要な情報源となっている。たとえば、化粧品では実店舗で商品を購入した場合、その商品を実店舗で認知したという人が36%を占める一方、同程度の34%の人がオンラインで認知している。

検討段階においても、実店舗で化粧品や日用品を購入した人の10%前後が、検索サービスやオンラインショップなどのオンラインサービスを活用している。ターゲットの属性や商品カテゴリーによって商品の購入検討をする際に必要とされる情報は異なるが、店舗で実際に手に取って商品の使用感を確認する代わりに、オンラインで代替しているケースもある。

3か月以内に購入した商品を認知した場所、検討した場所
3か月以内に購入した商品を認知した場所、検討した場所

「Nielsen Online Shopping Report 2021」は、インターネットユーザーの多くが利用するオンラインショッピングについて、商品カテゴリーごとに「今後オンラインでの購入が拡大していくのか」「商品を購入するまでのカスタマージャーニーにおいてオンラインがどのような役割をしているのか」などをまとめたレポート。調査は2021年12月に実施。月1回以上インターネットを利用している日本全国の18歳以上の男女約6000人を対象に調査した。

石居 岳
石居 岳

スマホの非接触決済サービス利用上位は「モバイルSuica」「iD」「楽天Edy」

4 years 4ヶ月 ago

MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」によると、最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービスの上位は「モバイルSuica」「iD」「楽天Edy」だった。調査対象は18歳~69歳の男女4万4727人。期間は2022年1月1日~1月5日。

スマホ非接触決済の認知は83.5%、現在利用は8.7%

調査対象者全員にスマートフォンの非接触決済サービスの認知・利用状況について聞いたところ、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」が21.3%で最多だった。次いで「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が20.2%、「まったく知らない」が16.5%だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン非接触決済の認知・利用状況
スマートフォン非接触決済の認知・利用状況(n=44727、出典:MMD研究所)

上記結果をファネル分析で見ると、「認知」は83.5%、「内容理解」は50.8%、「利用経験」は23.5%だった。

MMD研究所 調査データ スマートフォン非接触決済の認知~利用状況 ファネル分析
スマートフォン非接触決済の認知~利用状況(ファネル分析)(n=44727、出典:MMD研究所)

利用サービストップは「モバイルSuica」

スマートフォンの非接触決済サービスを現在利用している人に、最も利用しているサービスを聞いたところ、トップは「モバイルSuica」(22.2%)で、次いで「iD」(21.6%)「楽天Edy」(20.6%)だった。

MMD研究所 調査データ 最も利用しているスマートフォン非接触決済サービス
最も利用しているスマートフォンの非接触決済サービス(n=9783、出典:MMD研究所)

2021年7月の調査結果と比較すると、「モバイルSuica」が0.9ポイント、「iD」が2.8ポイント、「楽天Edy」が1.8ポイント減少した。

最も利用しているサービスの利用開始時期を聞いたところ、「覚えていない」(35.0%)が最多で、「2016年12月以前」(16.6%)「2021年7月~12月」(9.7%)と続いた。

MMD研究所 調査データ 最も利用しているスマートフォン非接触決済サービスの利用開始時期
最も利用しているスマートフォン非接触決済サービスの利用開始時期(n=9783、出典:MMD研究所)

利用検討サービス上位は「楽天Edy」「モバイルSuica」「Visaのタッチ決済」

スマートフォンの非接触決済サービスの利用を検討していると回答した人に、最も利用を検討しているサービスを聞いたところ、最多は「楽天Edy」(20.1%)、次いで「モバイルSuica」(14.2%)「Visaのタッチ決済」(12.2%)だった。

MMD研究所 調査データ 最も利用を検討しているスマートフォン非接触決済サービス
最も利用を検討しているスマートフォン非接触決済サービス(n=4046、出典:MMD研究所)
調査実施概要
藤田遥
藤田遥

楽天・三木谷社長が語った「国内EC流通総額10兆円構想」「モバイルとのシナジー」【2022年新春カンファレンス講演要旨】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

4 years 4ヶ月 ago
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が「新春カンファレンス」に登壇。「国内EC流通総額10兆円構想」「楽天モバイルとのシナジー」「コロナ禍の楽天市場」「サステナブル消費への対応」などについて講演した

2021年度(2021年1-12月)の国内EC流通総額が5兆円を突破した楽天グループ。「次は10兆円」。1月26日にオンライン配信とオフラインのハイブリッド形式で行われた「新春カンファレンス」で三木谷浩史会長兼社長は、国内EC流通総額10兆円の目標を公表した。三木谷社長が語った2021年の振り返り、今後の戦略などをまとめた。

楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長
楽天グループ 三木谷浩史会長兼社長

2020年代に国内EC流通総額10兆円超えを

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、楽天グループの国内EC流通総額は加速度的に拡大した。

2020年度(2020年1~12月期)の国内EC流通総額は前の期比19.9%増の4兆4510億円。「楽天市場」単体でEC流通総額は3兆円を突破した。2021年度の国内EC流通総額は目標としていた5兆円を超えたと公表している。

楽天グループの国内EC流通総額は2021年に5兆円を超えた
国内EC流通総額は2021年に5兆円を超えた

国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル(宿泊流通)、ブックス、ゴルフ、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、デリバリー、楽天24(ダイレクト)、オートビジネス、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパーなどの流通額を合算した数値。2021年10-12月期に、ブックスネットワーク、クロスボーダートレーディング、Kobo(国内)を追加している。

成長速度はどんどん加速している。2030年を待たずに国内EC流通総額10兆円を実現できるのではないか

楽天グループ 次の目標は国内EC流通総額10兆円
次の目標は国内EC流通総額10兆円

新たな目標を公表した三木谷社長は、国内EC流通総額10兆円超えの早期実現の根拠として、世界と日本のEC化率を説明した。eMarketerによると、2020年の世界の平均EC化率は17.8%。2025年には24.5%まで拡大すると予測している。

一方の日本は2020年で8.1%。「水は低い方に流れるように、インターネットショッピングの利便性は都心部だけではなく、地方で働く人にも浸透していく。EC化率はいずれ20%に到達するだろうと考えている」(三木谷社長)

新規ユーザーやロイヤリティ向上などモバイルとのシナジー

国内EC流通総額10兆円超えに向けて重要視しているのが、モバイル・エコシステムからの環流だ。楽天モバイルの契約者数(MNOとMVNO)は2021年12月末時点で約540万。「この規模が2000万、3000万、4000万と拡大していけば、流通総額は爆発的に伸びていく」(三木谷社長)

楽天モバイルの利用者増加で国内EC流通総額が拡大する――。実際、楽天モバイルユーザーの「楽天市場」における流通総額、ロイヤリティ、クロスユースなどは顕著に向上している。

「楽天市場」における楽天モバイルユーザー1人あたりの平均月間流通総額について、加入者のそれは非加入者を大きく上回る。楽天モバイル加入前(2019年-2020年4月)と、加入後(2020年5月-2021年4月)の平均月間流通総額を比べると、加入後は約1.7倍も伸びている

「楽天市場」における楽天モバイルユーザー1人あたりの平均月間流通総額
「楽天市場」における楽天モバイルユーザー1人あたりの平均月間流通総額

初めて楽天グループのサービスを使う楽天モバイルユーザーも拡大。楽天モバイル契約者における新規楽天ユーザー比率は19.5%に。「楽天市場」におけるロイヤリティ向上も顕著で、2020年3-11月に楽天モバイル(MNO)を新規契約した「楽天市場」既存ユーザーの年間流通総額は、契約前と比べて契約後は74%増加しているという。

楽天の新規ユーザー拡大と「楽天市場」におけるロイヤリティ向上
楽天の新規ユーザー拡大と「楽天市場」におけるロイヤリティ向上

また、契約キャリア別のECサービスとのクロスユース状況を見てみると、「楽天市場」が59.8%で断トツのトップ。「楽天モバイルユーザーの60%近くが、『楽天市場』で恒常的にモノを買っている。他社に比べて圧倒的にクロスユース率が高い」(三木谷社長)

契約キャリア別のECサービスとのクロスユース状況
契約キャリア別のECサービスとのクロスユース状況

楽天モバイルユーザーの拡大で「楽天市場」の新規ユーザー、リピート利用が増加。そのユーザーが楽天ファッション、ネットスーパーなど他のEC系サービスを利用する好循環が生まれ、「エコシステムがどんどん拡大している」(三木谷社長)

ECサービスに加え、フィンテック領域のサービス拡充も国内EC流通総額10兆円超えで重要な役割を担う。楽天証券、楽天カード、楽天生命、楽天ペイなどのフィンテックサービスから「楽天市場」を使うユーザーも増加。楽天カードや楽天ペイといったペイメントサービスにより、オフラインから「楽天市場」への環流も増えているという。

楽天グループ クロスユースの拡大について
クロスユースの拡大について

進む行動変容、「Shopping is Entertainment!」の原点に戻る

Shopping is Entertainment!。原点にまた戻ってきたい。先を読んでお客さまに買い物を楽しんでもらう。楽天、何やってるんだよ! 楽天はいらないことをやらなくていいんだよ!(そんな声があがった取り組みが)振り返ったら大きなプラスになり、その連続だったと思う。

三木谷社長は「楽天市場」で実施してきた施策などを振り返り、常に先を読み、新しい取り組みをしてきたと回想。批判の声もあったが、その取り組みがユーザーへネットショッピングでのワクワク感の提供につながったといった主旨を改めて説明した。

スーパーポイントアッププログラム(SPU)の利用は年々増加し、年平均成長率は28%増。2021年のポイント総発行数は53000億ポイントに達し、2022年は6000億ポイントを超える見通しだ。

楽天モバイルのユーザー数拡大による「楽天市場」利用増などで、2021年10-12月期に「楽天市場」における流通の約8割がモバイル端末経由に。2022年元旦のモバイル比率は88.4%に達した

こうしたデバイスのシフトによる行動変容により、「楽天市場」ではスマートフォン向けショッピングSNS「ROOM」を通じた商品購入が増加。「ROOM」経由の購入者数は、2019年と比べて2021年は2.5倍に増えたという。

新型コロナウィルス感染症拡大によりEC業界で浸透したライブコマース。楽天グループもライブコマースに力を入れていく

「楽天市場」出店店舗向けに、ライブコマースによる商品販売支援を本格スタートしたのは2021年11月。出店者の店舗ページでライブ動画を配信できる機能の提供スタート、各店舗のライブ配信を紹介するページ「楽天市場ショッピングチャンネル」を開設し、最大30分間のライブ動画配信できるようにした。

ユーザーは、パソコンやスマートフォンから配信動画を視聴し、リアルタイムでコメントや商品に関する質問を投稿することが可能。出店店舗や動画出演者と双方向でのコミュニケーションを取りながら、商品を検討し、購入できる。

米国では2024年までに約4兆円のマーケットに成長すると言われている。(三木谷社長)

購入者の送料負担を0円とするラインを3980円以上に設定した「送料込みライン」の導入店舗数は2021年12月時点で約92%。「送料込みライン」導入店舗と未導入店舗の成長率を比較すると、導入店舗は未導入店舗と比べて約18ポイント高くなっているという。

ラストワンマイルでは、日本郵便と商品受け取りの利便性向上と配送の効率化に向けた共同の取り組みをスタート。日本郵便で配送する荷物を対象に、「楽天市場」の複数店舗の商品のまとめ配送を指定できる「おまとめアプリ」を提供を始めた

「楽天市場」の複数店舗で購入された商品のまとめ配送を指定できるスマートフォン向けアプリ「おまとめアプリ」を開発。まとめ配送の日時設定機能に加え、置き配や再配達を依頼する機能など、「楽天市場」で購入した商品の受け取りに関する機能を集約した。

将来的には、この機能を「楽天市場」以外のECサイト運営事業者にも提供する。商品受け取りの利便性向上とEC業界全体の配送の効率化を実現する、オープンなプラットフォームの構築をめざす。

これから力を入れていくこと

楽天グループのビッグデータを活用した需要予測の技術が組み込んだ価格と在庫の最適化プラットフォーム「Price and Inventory Optimization Platform(PIOP)」。価格設定や適正在庫のシミュレーション、事業者が自ら定める運営戦略に基づいた予測やシミュレーションを行うことができるシステムだ。

現在、約1000店舗が申し込み、約200店舗で稼働している。導入店舗では、売上向上、利益向上、在庫削減といった効果が出ているという

楽天グループの「Price and Inventory Optimization Platform(PIOP)」
「PIOP」の導入効果について

この「PIOP」の仕組みをポイント運用にも活用した「運用型ポイント変倍」サービスも「楽天市場」出店者へ導入を進める。AIが商品ごとに最適化したポイント倍率を算出し、削減したポイントコストを自動再投資する仕組みで、費用対効果が2割アップした事例もあるという。

楽天グループ 「運用型ポイント変倍」サービス
「運用型ポイント変倍」サービスについて

サステナブル(持続可能)消費への対応にも力を入れていく。

「未来を変える買い物を。」というスローガンのもと、未来の環境、社会、経済に配慮して製造された「サステナブル(持続可能)」な商品を販売する「EARTH MALL with Rakuten」を立ち上げたのは2018年。

2021年1-11月の流通総額は前年同期比で290%増。サイトアクセス数は約4.5倍に増えたという。

楽天グループ 「EARTH MALL with Rakuten」
「EARTH MALL with Rakuten」について

楽天グループは、国際環境NGO「The Climate Group」が、気候変動の情報開示を推進するNGO「CDP」とのパートナーシップのもと運営する国際的な環境イニシアチブ「RE100」へ加盟。2025年までに楽天グループの事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることをめざしていたが、それを前倒しで2021年に達成。今後は連結子会社含む楽天グループ全体で再エネ利用率100%に向けて取り組みを進めるとしている。

2022年2月7日に会社設立25周年を迎える楽天グループ。グリーン環境をめざす所信表明の意味を込めて、専用のロゴには緑を用いた
2022年2月7日に会社設立25周年を迎える楽天グループ。グリーン環境をめざす所信表明の意味を込めて、専用のロゴには緑を用いている
瀧川 正実
瀧川 正実

オイシックスの物流センターでトラブル/楽天SOY2021【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 4ヶ月 ago
2022年1月21日~27日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. オイシックス・ラ・大地の物流センターで配送トラブルが発生した理由

    オイシックス・ラ・大地によると、物流センター移転初日に大量の商品が想定していなかったタイミングで同時入荷するなど受け入れが混乱、その他の多くの工程に波及したという

    2022/1/26
  2. 【楽天SOY2021】総合グランプリは2年連続で上新電機、2位はエクスプライスの「XPRICE楽天市場店」、3位は「アルペン楽天市場店」

    「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2021(楽天SOY2021)」は、「楽天市場」に出店する5万店舗以上のなかから、「購入者からの投票」「2021年の売り上げや受注」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する

    2022/1/26
  3. 単品系通販サイトでやるべき広告施策① 単品系こそSNSを最大限に活用しよう! ショッピング機能やオーガニックと広告の使い分けを解説

    「SEO」「広告」、2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。業態別広告施策解説「単品系通販サイト編」前編【連載第10回】

    2022/1/26
  4. 通販・EC事業者に聞いたシステムのリプレイスに関する課題調査まとめ

    勤務先でシステムリプレイスを行った経験があり、かつEC・通販事業に携わる会社員100人に、システムリプレイス時の課題を調査した

    2022/1/24
  5. JALとポケットマルシェが生産地オンラインツアーを実施。関係人口の創出をめざす

    JALとポケットマルシェは生産現場をオンラインで配信する「JALふるさと応援隊とお届けする ポケマルライブ ふるさと応援ツアー」を行う

    2022/1/25
  6. 売れるヒントがあふれている今、中小ECがやるべきこととは?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年1月17日〜23日のニュース

    2022/1/25
  7. 「楽天市場」出店者からの課題や施策の提案に幹部が出した答えは? 「第3回 楽天市場サービス向上委員会」の内容まとめ

    地域・コミュニティ、サステナブル・SDGs、システム、物流などのトピックに関し、楽天グループに対して出店者からさまざまな提案が行われた

    2022/1/26
  8. 9割以上がキャッシュレス決済を利用。モバイル決済がクレジットカードを上回る【コロナ禍におけるキャッシュレス意識調査】

    電通のプロジェクトチーム「電通キャッシュレス・プロジェクト」が行った「コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査」によると、生活者の9割以上がキャッシュレス決済を利用しているとわかった

    2022/1/26
  9. JALが出品形式の中国向け越境EC支援、「WeChat」で日本の名産を販売

    「WeChat」内に公式ミニプログラム「日本航空優選」を開設、全国の自治体や地域創生に取り組む企業・団体と連携し、各地の加工食品、日本酒、工芸品、化粧品などを販売する

    2022/1/27
  10. 【中小メーカーのDX調査】卸販売のデジタル化は約6割、EC利用者の半数が「売上増加」を実感、約4割が「人材不足」の課題

    全国の従業員規模300人以下の物販系中小メーカー勤務者514人に、ラクーンコマースがコロナ禍におけるEC活用・DX推進に関する実態調査を実施した

    2022/1/25

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    ヤフー、アスクル、出前館がクイックコマース「Yahoo!マート by ASKUL」を本格展開

    4 years 4ヶ月 ago

    Zホールディングス(ZHD)グループ企業のヤフー、アスクル、出前館は1月26日、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL」(Yahoo!マート)の本格展開に着手した。

    「Yahoo!マート」は、ZHD、ヤフー、LINEが集客やポイント施策などのマーケティング活動を支援、アスクルが商品の販売、出前館がフードデリバリーサービスのインフラを活用して商品配送を行う即配サービス。

    Zホールディングス(ZHD)グループ企業のヤフー、アスクル、出前館は1月26日、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL」(Yahoo!マート)の本格展開に着手
    各社の強みについて

    「Yahoo!マート by ASKUL」専用ページ、もしくは出前館のフードデリバリーサービス上で注文することが可能。アスクルが販売する約1500種の商品のなかから選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができる。なお、リードタイムは最短15分~1時間程度を見込む。

    クイックコマース用の商品在庫を置く専用倉庫を設置。出前館の配達員が注文を受けた後、専用倉庫で商品を受け取り、自転車やバイクなどで指定配達先に商品を届ける。

    ZHDグループは2021年7月末から食料品や日用品を即時配達する実証実験「PayPayダイレクト by ASKUL」(1月26日に名称を「Yahoo!マート by ASKUL」に変更した)を開始。都内には現在、計画を上回る速さで8つの専用倉庫を開設した。

    Zホールディングス(ZHD)グループ企業のヤフー、アスクル、出前館は1月26日、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL」(Yahoo!マート)の本格展開に着手
    専用倉庫のイメージ

    2022年度中に「Yahoo!マート」を都内23区全エリアに加え、他の一部エリアへも拡大し、数十規模の専用倉庫を設置。クイックコマースの対象エリアの拡大をめざす。

    実証実験では、2021年10月から12月の2か月で月間注文数が10倍に増加、出前館における12月の店舗別売上ランキングで「PayPayダイレクト by ASKUL」が1位を獲得した。

    平均注文頻度は3.7日に1回。月間最高注文金額が1月あたり17万円、月間最高注文回数が1月70回というユーザーもいた。

    Zホールディングス(ZHD)グループ企業のヤフー、アスクル、出前館は1月26日、食料品や日用品のクイックコマース(即配サービス)「Yahoo!マート by ASKUL」(Yahoo!マート)の本格展開に着手
    実証実験での成果

     

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    JALが出品形式の中国向け越境EC支援、「WeChat」で日本の名産を販売

    4 years 4ヶ月 ago

    日本航空(JAL)は1月27日、12億人以上のアクティブユーザーを有するSNSアプリ「WeChat」内に公式ミニプログラム「日本航空優選」を開設、中国向け越境ECを開始する。

    日本航空(JAL)が中国向け越境EC、12億人以上のアクティブユーザーを有するSNSアプリ「WeChat」内に公式ミニプログラム「日本航空優選」を開設
    「日本航空優選」のイメージ

    全国の自治体や地域創生に取り組む企業・団体と連携し、各地の加工食品、日本酒、工芸品、化粧品などを販売する。日中間の高速一貫国際輸送プラットフォームを持つJAL宏遠が輸送手配を担い、誰でも簡単に出品することができるという。

    ミニプログラムの開設・運営支援、「WeChat」内で5000万人のフォロワーや543万件の提携店舗、ライブコマースといった販売促進ツールを持つ「有賛(Youzan)」と提携し、中国向け越境ECを手がける。JALの北京・天津・大連・上海・広州の各支店でも、物産展イベントの開催やSNSでの発信を通して認知向上に取り組む。

    日本航空(JAL)が中国向け越境EC、12億人以上のアクティブユーザーを有するSNSアプリ「WeChat」内に公式ミニプログラム「日本航空優選」を開設
    商流と輸送体制について

    また、各地域の文化・観光情報発信によるプロモーションも実施。ポストコロナにおけるインバウンドの誘致促進に取り組み、訪日需要の獲得と、人流・物流の促進による地域活性化への貢献をめざす。

    商品が生まれた背景や環境を動画や取材記事などで紹介する各都道府県のPRページを制作。各地域の自治体と連携し、ポストコロナにおける訪日観光客拡大へとつながるよう、日本の自然、文化、歴史など幅広い分野の観光資源の魅力や奥深さについて発信していく。

    日本航空(JAL)が中国向け越境EC、12億人以上のアクティブユーザーを有するSNSアプリ「WeChat」内に公式ミニプログラム「日本航空優選」を開設
    自治体との連携例

    今後は、2021年に運用を開始した航空券の予約・購入が可能な公式ミニプログラムと連携。PR発信ページと航空券の購入手続きページの間を行き来できるようにする。

    日本の名産品の販売とインバウンド拡大に向け、各地の魅力(人、もの、観光)を旅行前、訪問中、帰国後に体感してもらい、持続的に中国と日本の地域経済が結ばれる仕組みの構築をめざす。

    JALは2019年、宏遠(ホンユエン)グループホールディングスとの共同出資で越境EC支援事業を手がけるJAL宏遠を設立。JAL宏遠は日本企業と中国ECサイトの商流をマッチングするほか、日本から中国への国際配送や輸出の手続き、フルフィルメントなどを総合的に支援している。

    石居 岳
    石居 岳

    【2022年のD2Cマーケティング】D2Cに移行していくBtoCとBtoBブランドなどトレンド予測&成功するための重要ポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    4 years 4ヶ月 ago
    2022年にD2Cマーケターが何をするかを知ることは、マーケティングチームがイノベーションに遅れを取ることなく、顧客との関係を強化し、ロイヤリティを深めるのに役立つでしょう

    D2C(Direct to Consumer)ブランドは、顧客との直接的なつながりを重視しています。D2Cの成長率は上昇を続け、2021年には米国で1290億ドルに達しています。

    D2Cのeコマース分野に注目が集まっています。ブランドは消費者に直接販売することで、顧客との関係を強化し、より多くのデータを得ることで、プロモーションの質を高めることが可能です。

    また、既存のBtoCやBtoBの小売・マーケットプレイスなどのチャネルを補完する収益源にもなり得ます

    D2Cブランドは、顧客との直接的なつながりを重視しています。D2Cの成長率は上昇を続け、2021年には米国で1290億ドルに達し、2023年には1750億ドル弱になると予測されています。特にミレニアル世代とZ世代の消費者の間では、D2Cに対する関心が高まり続けているのです。

    D2C企業が消費者に受け入れられているため、リサーチ会社ForresterはD2C以外のマーケターにD2Cブランドの顧客との関わり方を研究するように促しています。以下にその内容をまとめます。

    D2Cに移行していくBtoCとBtoBブランド

    2021年は、多くの企業がD2Cの取り組みをスタートしました。パッケージング(包装・梱包)のような意外な業種までが、D2Cの取り組みを始めているのです。D2Cで成功するために、企業が受け入れるべき重要な3つの教訓をお伝えします。

    1. 目的を知る

    収益、新規顧客、コンバージョン、カゴ落ちなど、重要な指標に関して、目標到達地点を明確にするためにKPI(重要業績評価指標)を設定することが重要です

    2. 顧客は1人ひとりユニークな存在と理解する

    たとえば、D2Cを導入した前述のパッケージング企業は、顧客データプラットフォーム(CDP)を活用し、商品の種類や注文数によって顧客をセグメント化することができます。そうすれば、少量のギフトバッグを求める顧客に対して、大量の配送用ボックスを売り込むようなことはなくなるでしょう。

    3. マーケティング予算を確保する

    D2Cでは、新しいマーケティングチャネルを活用し、新しい顧客にアプローチする必要があるでしょう。ターゲットとなる顧客との結びつきを強め、KPIを達成するために、顧客データをコンテンツに変換できるチームが必要になります。

    D2Cのカスタマーエクスペリエンスを改善し続けよう

    D2Cのサブスクリプションは、機能面は充実しています。しかし、ブランドは体験をパーソナライズするという点で、いくつかの改善を行った方がよいでしょう。

    たとえば、「毎月の購入は不要。隔月か6週間に1度でいい」という顧客にも対応できるようにしましょう。また、配達日を指定したり、休暇中の配達停止もできるようにしたいです。D2C以外のブランドでも、このようなオプションを提供することはできるはずです。

    D2Cのカスタマーエクスペリエンスも、充実し続けるでしょう。フィットネス機器ブランドは2021年、ジムやフィットネスセンターへの卸販売から、個人消費者への機器販売、オンラインレッスンの提供へと事業転換を余儀なくされました。

    料理教室やヨガなど、家庭でできることが増えた今、家庭用商品と組み合わせたオンラインサービスは、別のチャネルを追加したい企業にとって、引き続き選択肢の1つとなるでしょう。

    ソーシャルメディア・マーケティングとマーケットプレイスがD2Cブランドの成長を後押しする

    ブランドのオーディエンスや要望に合わせたソーシャルメディア・マーケティングは、これからの1年で非常に重要になります

    効果的にSNSマーケティングを行うには、潜在顧客がどこで時間を費やし、どのようなメッセージが各プラットフォームで最も効果的かを理解する必要があります

    また、ブランドはすべてのSNSプラットフォーム向けにコンテンツを作成するのではなく、特定のプラットフォームにマーケティング活動を集中する必要があるでしょう。

    ブランドのソーシャルコンテンツは、適切なタイミングで適切なオファーやメッセージをオーディエンスに届けるため、データに基づいたリアルなものが必要です。

    マーケットプレイスは、D2Cブランドにとって、検索トラフィックを得るための貴重なチャネルです。

    マーケットプレイスでの販売は、自社ECよりも利幅が小さいとはいえ、異なる消費者にリーチし、新しい方法でエンゲージするためには欠かせません。そして、顧客との関係が深まるにつれて、彼らを自社ECサイトに呼び寄せ、直接取引できる可能性があります。

    顧客データ・プラットフォームの活用を

    顧客データ・プラットフォーム(CDP)をまだ使用していないD2Cブランドは、今後1年間でCDPを導入する必要があります。顧客とつながり、顧客の購買習慣を理解し、カスタマーエクスペリエンスを効果的にパーソナライズするために必要なインサイトを得るには、メールマーケティングだけでは不十分です。

    CDPは、eコマースプラットフォーム、POS端末、マーケットプレイス、カスタマーサービス、マーケティング、その他の販売チャネルからデータを収集。明確かつ詳細な顧客プロファイルを作成し、これらの変数をすべて提供することができます。

    それらのデータによりブランドは、顧客のLTV(顧客生涯価値)、顧客獲得と維持のためのコスト、チャネル別の顧客分析、購入商品を、より明確に把握することができます。

    CDPのデータをAIや機械学習と組み合わせることで、ブランドはリアルタイム分析を活用することができ、新しいチャネルが必要なとき、迅速にピボットすることができるようになります。

    最終的に、2022年に成功するD2Cブランドやその他のブランドが使用するテクノロジーは、顧客データを統合し、エンドツーエンドのカスタマーエクスペリエンスをシームレスにパーソナライズする能力を強化するツールになるでしょう。

    D2Cを成功させるカギは「計画」にあり

    B2Cの分野ですでに成功を収めている企業であっても、D2Cの立ち上げを成功させるためには、入念な計画と評価を行う必要があります

    そのためには、まず今の技術を評価し、現状で何ができるのか、どこをアップグレードする必要があるのかを理解することが大切です。

    また、新しい技術に投資する前に、予想される総所有コストとROI(投資利益率)を計算する必要があります。査定には通常、思ったほど時間はかかりません。査定には2週間から4週間の期間を見積もると良いでしょう。

    D2Cを始める理由と、拡大の目標を明確にしましょう。たとえば、D2C ャネルをどれくらいのペースで拡大したいのか、どの市場から始めたいのか――。D2Cのプロモーションとカスタマーエクスペリエンスの差別化要素は何かを明確にしてください。

    ターゲットに響くマーケティング・コンテンツの作成とそのための予算を確保しましょう。コンテンツを目立たせ、カスタマーエクスペリエンスの中で適切な瞬間にアピールする必要があります。また、他ブランドのD2Cロードマップの構築と実行を支援してきた経験豊富な専門家に相談してみましょう。

    現在、企業はわずか6~12週間でD2Cチャネルを立ち上げることができます。

    D2Cがマーケティングに影響を与える

    D2C領域に進出する予定がなくても、今後1年間でD2Cブランドと競合する可能性があります。多くのD2Cブランドが起業資金を調達し、新しいニッチな分野に進出しているからです。

    2022年にD2Cマーケターが何をするかを知ることは、マーケティングチームがイノベーションに遅れを取ることなく、顧客との関係を強化し、ロイヤリティを深めるのに役立つでしょう。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    「買えるAbemaTV社」が手がけるD2Cモデル。新しい顧客体験を支えるカスタマーエンゲージメントプラットフォームとは?

    4 years 4ヶ月 ago
    オリジナル商品を通してユーザーの悩みや課題の解決に向き合う「買えるAbemaTV社」。顧客との心地良いコミュニケーションのために導入したツールとは?
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    サイバーエージェントでEC事業を展開する「買えるAbemaTV社」は、Amebaブランドならではの発想で、消費者の生活に寄り添う新たなD2Cビジネスを開始した。サイバーエージェント メディア統括本部 Ameba事業部 新規事業準備室 室長の大江隆允氏がビジョンとEC戦略を解説した。

    また、買えるAbemaTV社が採用したカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Braze」の魅力を、Braze ソリューションコンサルタントの伴田有香氏が説明する。

    サイバーエージェント メディア統括本部
Ameba事業部 新規事業準備室 室長
大江隆允氏
    サイバーエージェント メディア統括本部
    Ameba事業部 新規事業準備室 室長
    大江隆允氏

    変化する世の中とマーケット・トレンドを生き抜くために重要な3つのこと

    買えるAbemaTV社とは

    買えるAbemaTV社では、もともと芸能人がバイヤーとして買い付けた商品を販売する番組をAbemaTVで展開していたが、途中から自社で商品を企画して製造、販売していく形に変更。現在はD2Cサービスとして複数のプロダクトを手掛けている。

    D2C事業の第1弾商品として「BORDER FREE」というブランドの美容クリームを2021年10月25日に発売した。

    「BORDER FREE」

    買えるAbemaTV社とAmebaの融合で生み出せている特徴は、商品の発売前にAmebaユーザー1,000名以上にアンケートを実施し、どういった商品が求められるか、新しく作った商品の良い点悪い点を確認した上で、世の中に出しているところ。(大江氏)

    「BORDER FREE」で実現したい対話重視のD2C戦略とは?

    同社が「BORDER FREE」で実現しようとしているのが、対話重視のD2C戦略であり、そのために大切にしているポイントが次の3点である。

    1. ユーザーとさまざまな形で対話を行いより深く理解すること
    2. 対話を行うだけではなく、ユーザーの悩みや課題の解決に向き合うこと
    3. ユーザーが納得いく解決方法を一緒に作り出していくこと

    具体的には、Amebaがユーザーの1番の理解者になり、ユーザーが持っている悩みや課題を解決するために、架け橋となっていこうと考えている。

    例えば、アンケートやインタビューでユーザーと直接対話することで、ユーザーの課題を聞き理解を深めていく

    次に、必要に応じ専門家に話を聞いてユーザーの課題を整理し、解決策を見つけ、そこで得た有益な情報をAmebaユーザー届ける。情報だけでは実際の問題解決につながらない場合は、メーカーと商品に必要な機能性や要素を含めた商品開発を一緒に行うなどを考えている(大江氏)。

    「BORDER FREE」で実現していくこと

    現在、Amebaのスマートフォンの月間来訪者数は約2,000万。そのうち8割弱が女性で、年代層は30代から50代が9割弱と多く、約1,300万人に利用されている。

    実際にユーザーがどのような使い方をしているのかは、同社が実施した「Amebaを使うきっかけ」についてのリサーチ結果に現れている。

    Ameba利用のきっかけ

    Amebaブログを使っているきっかけは、基本的に自分と似た境遇にある人の生の情報、ありのままの姿が現れた情報を得るためということがわかった。

    Amebaは日常の課題解決に役立てられている

    アメブロでよく読まれている記事のジャンルは上記の通り。日常で抱えうる問題や悩みに対し、アメブロがそれらをきれいにカバーしている状況が見て取れる。

    もう一歩踏み込んでユーザーの悩みを聞き出し、一緒に解決策を探る

    Ameba自体がこうした特徴を持っていることから、運営側として今までアメブロユーザーと関係性を築いていく中で、サービスをより良くするためのブロガー向け勉強会や、サービスの使い勝手などをヒアリングするユーザー座談会などを実施してきた。

    D2C事業ではこれをさらにもう1歩踏み込んで、Amebaユーザーの日常生活の悩みや課題を聞き出して解決できる部分がないかを一緒に探していきたいと考えている。こういった取り組みを実施して行く上で、同社が大切にしている考えが次の3点だ。

    この取り組みで大切にすること

    先述の通り等身大の情報が求められていることを踏まえ、1点目が「ユーザーに真摯に向き合うこと」。ネガティブな部分も含めて、包み隠さずユーザーに開示していく。2点目は運営者も1人の生活者としてユーザーの課題に寄り添い「当事者目線を持った向き合い方をしていく」必要があるということ。

    3点目は、ユーザーと一緒に解決策を模索し、解決策が具体的に見えてきた際、それが情報の場合ならわかりやすく伝えること。商品の場合なら手に取りやすい価格で提供する。こうした「ユーザーの心が動く価値を届けること」を意識して取り組んでいる。

    ユーザーごとの興味や価値観、行動特性、その深度まで理解する

    ユーザーを理解する 価値観度行動特性、興味対象と深度

    同社ではユーザーと対話をする中で、ユーザーごとの興味や悩みの状態を深く理解することを大切にしている。ユーザーの興味の対象や興味の深さもそれぞれ異なり、持っている知識量の違いもあるので、それらがどれくらいなのかも考慮すべきだと考えている。

    ユーザーへの理解を進めた上で、コミュニケーションをさらに取りたい。関係構築のための時に大切にしていることは、ストレスのないコミュニケーションとなること。特に、ユーザーごとに合わせた内容や伝え方など接点の持ち方を取っていこうとしている。(大江氏)

    ユーザー1人ひとりとストレスのないコミュニケーションを実現するには?

    ユーザーとの接点の持ち方

    その際に重要なのが、これらのポイント。

    私たちはいろいろなタイミングでいろいろな情報を取得している。朝に情報収集する人もいれば、夜の人もいる。人によって情報の取り方もタイミングも違う。そうした部分をきちんと捉えて、その人が情報を手に入れやすい形で届けることが必要。(大江氏)

    次に、興味の対象がどこにあるのかと、その人がどこまで理解しているのか、自分が欲しい情報の粒度や種類はどういうものなのかを捉えていく必要があるという。

    そのためには、ユーザーを興味ごとにセグメントしたり、知識量に応じた情報を届けたりするためのシナリオ配信も必要かもしれない。同じ情報でも伝え方によって伝わり方も異なるので、どちらが届きやすいのか、わかりやすいのかを考え、より適切な形にするためのABテストも必要になってくる。

    最終的に問題の解決策がある程度固まり、ユーザーがソリューションを選ぶフェーズになった際には、興味または理解深度に合わせた接客が必要となる。その時に重要なのがユーザーの属性と「今どの深度までいっているか」という行動ステータスを把握して、タイムリーに対応していくこと

    このように、ユーザーの理解と接点の持ち方をトータルで実現することがユーザーに提供できる価値であり、サイバーエージェントとしてこれからさらにD2C事業に力を入れていく際の方針となっている。

    オンラインオフラインを含めてユーザーの声をしっかり聞き、聞いた内容を反映して、ユーザーごとに必要なことをきちんと届ける。ユーザーを理解して寄り添うことで、日常に落とし込んだソリューションを一緒に作っていくことを実現したい。(大江氏)

    理想のコミュニケーションを実現するためのソリューションとは

    これらを実現する手段の1つとして、同社はカスタマーエンゲージメントプラットフォームの「Braze(ブレイズ)」を採用している。今年10周年を迎えたBrazeは、フォレスター社からクロスチャネルキャンペーン管理、およびモバイルエンゲージメントオートメーション領域においてリーダーの評価を、forbes社からはクラウドベスト100の急成長企業として評価されている。日本法人も設立1周年を迎え、Eコマース領域では買えるAbemaTV社をはじめ、導入企業が続々と増えている。

    「業種業態を問わず、いかにお客さまの態度変容をリアルタイムにつかむか、そしてそのモメントをもとにパーソナライズされた体験を提供するか、という点を大事にされている企業様にご利用いただいている」と話すのはBrazeでソリューションコンサルタントを務めている伴田氏。

    Braze ソリューションコンサルタント
伴田有香氏
    Braze ソリューションコンサルタント
    伴田有香氏

    コロナで進んだデジタル化と、モノよりもコトが重視される購買行動

    コロナをきっかけにオンラインの新規ユーザーが62%増加 82%の利用者がオンラインを継続して利用する

    上の2つの数字は、ここ1、2年で急速にデジタル化が進んだことを表している。伴田氏は「消費者の購買行動の傾向として、モノよりもコト、体験を重視するようになってきている」と続ける。

    例えば、コーヒー1つにしても、コーヒーだけではなく、店の雰囲気、空間、接客、椅子の座り心地などそこで得られる満足感といったトータルな体験にフォーカスしている。つまり私たちはコトありきで物を買うようになってきている。(伴田氏)

    先ほどのサイバーエージェントの話にもあったように、D2Cにおいては消費者の意見や価値観がダイレクトに反映されていて「体験を越えていかに世界観、価値に共感するか」といったところもより強くなっている。

    そのようなブランドや企業が持つ付加価値や、世界観をきちんと届けて顧客と心理的につながることが必要になってきているという。

    Brazeは創業当初から一貫して「human connection 人と人との心ふれあうつながり」というコンセプトのもと、企業とお客さまとのエンゲージメントを高めていくことを重要視している。

    人間的なつながりというと、テクノロジーと少し相反するような気もするが、Brazeは限りなく人間的なコミュニケーションに近いデジタルコミュニケーションを実現する。(伴田氏)

    それを可能にしているのは、お客さまの情報をリアルタイムにアップデートし、常に最新の情報から、お客さまそれぞれに合ったジャーニーを柔軟に描くことができるリアルタイムなパーソナライゼーションである。

    最新の情報、最適なジャーニーにはマーケティング部門だけではなく、IT部門によるシステム連携に工数や時間がかかってしまうのが課題だとよく聞くが、Brazeはそういったブロックなしにマーケティング活動が行える柔軟性を備えている。(伴田氏)

    心地よい体験をリアルタイムに、クロスチャネルで行うことが必要不可欠に

    それぞれのお客さまの“今”に合ったメッセージング、タイミング、チャネルでリアルタイムのエンゲージメントを実施し、それに対するお客さまの反応分析、つまり大江氏の話にもあった「声に耳を傾ける」ことができる。そして素早くPDCAを回していくことで顧客体験の向上やつながりを深めていけるのがBrazeの役割だと伴田氏は語る。

    例えば、ECでよくあるカゴ落ちのリマインドで、「カゴやお気に入りに入れて放置していた商品のリマインドが来たので、購入しようとしたら、すでに在庫がなかった」ということはままあるが、こうした残念な結果になるとせっかくのメッセージングでエンゲージメントが下がってしまう。企業側でも、システム連携などに手間や時間がかかるため、リアルタイムな施策に取り組めていないことはよくある

    Brazeはメッセージを送る瞬間にAPI連携を行い、その瞬間にシステムへアクセスし、最新の在庫状況やそれに紐付くおすすめ商品を差し込んでお知らせすることができる。つまり、最新の情報でパーソナライズメッセージを届けることができるのだ。

    また、メッセージを送る瞬間に購入ステータスなどのセグメントもできるので、「すでに購入したことのある人にはクーポンを送らない」「在庫がなくなっていたら送らない」というような対応も可能だという。

    さらに同じブランドからメールやプッシュ、LINEと複数チャネルでメッセージを受け取ることがあるが、Brazeはお客さまが最も好むチャネルのみで送ることができ、開封されていなければ別のチャネルで送るといったクロスチャネルでのアプローチも可能だ。

    このように、獲得した新規顧客のリテンションを高めるために心地よい体験をリアルタイムに、そしてクロスチャネルで行っていくことが必要不可欠だと言う。

    クロスチャネルに対応すべき理由

    クロスチャネルで行うとどれくらいエンゲージメントが高まるのか、同社調べによるとプッシュ、メール、アプリ内メッセージはそれぞれ上図の通り開封率が上がる。

    クロスチャネルでメッセージを受け取ったユーザーの方が購入率やLTVがアップする

    そして購入するお客さま、単価、再購入率にもこれだけの影響があり、LTVが高まる。

    Brazeの独自機能の活用により開封率がアップ

    また、コンテンツの内容がパーソナライズされていることにより、プッシュ、メールクリック率に効果が現れ、お客さまの行動に基づいて最適なタイミングで送付することでアプリの使用率や購入率が向上する。Brazeではお客さまがよく開いている時間に送り分けることもできるので、さらに効果を高めることが可能と強調する。

    クロスチャネルでもお客さまにとって心地よいコミュニケーションであるために、適切なタイミングや頻度、チャネルである必要がある。Brazeはこの真のリアルタイム性を実現するためのストリーミング処理で、お客さまの今の状況を適切に捉えてコミュニケーションを取ることができる。(伴田氏)

    ユーザーの声を聞き、対話し、良い体験を提供していくことが鍵

    リアルタイム性を担保しながらブラックフライデーやサイバーマンデーなど大量のパーソナライズメッセージを捌ききる高いスケーラビリティを持っているという。そして、すべてのチャネルを1つのプラットフォームで提供することで、お客さまにとって最適なチャネルでコミュニケーションが可能となる。

    Brazeはマーケターが実施した施策を負荷なく実現し、ブランドが持っているメッセージをきちんと届け、良い体験を提供することで、お客さまの信頼を得てエンゲージメントを高めていくことを支援している。

    サイバーエージェントの大江氏もBrazeを活用している理由に、こうした体験を届けるためと話す。

    1人ひとりと直接One to One、Face to Faceでコミュニケーションを取るには、物理的な制約があるが、Brazeを使うことでコミュニケーションを促進できる。最終的に実現したいのは、ユーザーとの関係構築でいかに信頼を高めていけるか、そしてユーザーの方々の今後の人生に寄り添えるプラットフォームになることで、みんなにとってWin-Winな状況を作りたい。(大江氏)

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    大村 マリ

    【楽天SOY2021】総合グランプリは2年連続で上新電機、2位はエクスプライスの「XPRICE楽天市場店」、3位は「アルペン楽天市場店」

    4 years 4ヶ月 ago

    楽天は1月26日、「楽天市場」に出店する5万店舗以上のなかから、「購入者からの投票」「2021年の売り上げや受注」などを主な基準に優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2021(楽天SOY2021)」を開き、「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを2年連続で受賞した。

    「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー」総合グランプリを2年連続で受賞した上新電機
    総合グランプリを2年連続で受賞した上新電機

    上新電機の2021年3月期EC売上は前期比25.5%増の717億600万円。連結売上高に占めるネット販売の構成比を示すEC化率は16.0%で、同2.2ポイント増えた。

    2018年3月期のEC売上は574億4300億円でEC化率は14.7%、2019年3月期は545億4100万円で同13.5%、2020年3月期は571億3400万円で同13.8%。ここ数年、横ばい傾向だったEC売上高は大幅に拡大している。

    総合2位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「XPRICE楽天市場店」(運営はエクスプライス)。「楽天SOY2020」では総合3位。2021年に「A-PRICE」から「XPRICE」へと屋号を変更している。

    総合3位は、スポーツ用品「アルペン楽天市場店」を運営するアルペンが受賞した。「楽天SOY2020」では総合4位だった。

    楽天SOYを15年連続受賞した店舗を表彰する「15年連続賞」として、「くらしのeショップ」を運営する山善が受賞。2004年に「楽天市場」へ出店し、2006年にSOYを初受賞した。

    楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長
    総評で楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「SOY受賞店舗の皆さんが(「楽天市場」という店舗の)集合体のリーダーであるという責務を感じ、リーダーシップを発揮してもらいたい」と述べた

    「楽天SOY2021」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえ、オンデマンド配信、オフラインのハイブリッド形式で実施した。例年、プロ野球ドラフト会議などが行われるグランドプリンスホテル新高輪で行われた。

    「楽天SOY2021」総合賞上位10店舗
    賞名店舗名企業名
    総合グランプリJoshin web 家電とPCの大型専門店上新電機株式会社
    総合2位XPRICEエクスプライス株式会社
    総合3位アルペン楽天市場店株式会社アルペン
    総合4位タマチャンショップ有限会社九南サービス
    総合5位越前かに職人甲羅組株式会社伝食
    総合6位サプリ専門SHOPシードコムス株式会社エフ琉球
    総合7位くらしのeショップ株式会社山善
    総合8位タンスのゲン Design the Futureタンスのゲン株式会社
    総合9位サンドラッグe-shop株式会社サンドラッグ
    総合10位澤井珈琲 Beans & Leaf株式会社澤井珈琲

    「楽天SOY2020」「「楽天SOY2019」「楽天SOY2018」「楽天SOY2017」「楽天SOY2016」はどうだった?

    2021年の「楽天SOY2020」では、「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営は上新電機)が総合グランプリを受賞。総合2位は「ヤマダ電機 楽天市場店」(運営はヤマダ電機)。総合3位は、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)だった。

    2020年の「楽天SOY2019」では、家電やデジタル製品、日用品などを扱う「A-PRICE楽天市場店(現在の店舗名は「XPRICE楽天市場店」)」(運営はMOA、当時 ※現在の社名はエクスプライス)が総合グランプリを初受賞。総合2位は山善が運営する「くらしのeショップ」、総合3位はアルペンが運営する「アルペン楽天市場店」だった。

    2019年の「楽天SOY2018」では、スポーツ用品小売チェーンのヒマラヤが運営する「ヒマラヤ楽天市場店」が総合グランプリを初受賞。総合2位は「タンスのゲン Design the Future」(運営はタンスのゲン)。総合3位は山善の「くらしのeショップ」。

    2018年の「楽天SOY2017」では、総合グランプリに女性向けアパレルや雑貨の「soulberry」(運営はグァルダ)。2位は自然食品を扱う「タマチャンショップ」(運営は九南サービス)、総合3位は「タンスのゲン Design the Future」が受賞した。

    2017年の「楽天SOY2016」グランプリは家電などを取り扱う「Joshin web 家電とPCの大型専門店」(運営:上新電機)、2位は「エディオン楽天市場店」(運営:エディオン)、3位は「ビックカメラ楽天市場店」だった。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    「楽天市場」出店者からの課題や施策の提案に幹部が出した答えは? 「第3回 楽天市場サービス向上委員会」の内容まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    4 years 4ヶ月 ago
    地域・コミュニティ、サステナブル・SDGs、システム、物流などのトピックに関し、楽天グループに対して出店者からさまざまな提案が行われた

    楽天グループと、「楽天市場」出店店舗による独立した任意団体である「楽天市場出店者 友の会」は「第3回 楽天市場サービス向上委員会」を2022年1月17日に実施、「楽天市場」の課題や施策についての提案を踏まえ意見交換を行った。

    「楽天市場サービス向上委員会」は、地域・コミュニティ、サステナブル・SDGs、システム、物流などのトピックについての改善を協議する分科会によって構成。「第3回 楽天市場サービス向上委員会」では、これまでの分科会での議論を総括し意見交換を実施した。

    店舗と楽天、自治体の連携を通じ、各地域の課題解決や地域活性化をめざす「地域・コミュニティ分科会」の提案内容

    • コロナ禍で地元の店舗同士がオフラインでつながれる機会が減少している現状に対し、情報交換や交流ができる場として、地域ごとに店舗が集まれる地域コミュニティの創出や地域でのオフラインイベントの開催を、検討してほしい。
    • Eコマースに関する、各地の事業者とそのステークホルダーの相互理解向上のため、地域の学生向けにEコマースに関する出張授業を開催するなど、地域の将来を支える次世代への教育を支援してほしい。

    店舗のSDGsに関する取り組みの支援・促進をめざす「サステナブル・SDGs分科会」の提案内容

    • 店舗のSDGs取組促進をめざした「楽天大学」講座の拡充、ECCのサポート体制の強化を検討してほしい。

    システムの改善とユーザーがより便利に「楽天市場」を利用できるシステムを検討する「システム分科会」の提案内容

    • 商品購入時に配送予定日を表示してほしい。
    • 商品検索時に、アイテムごとにサイズやカラーなどをわかりやすく表示してほしい。
    • システムに関する店舗の理解促進のため、店舗同士でシステムに関して情報交換できる場を提供し、楽天の社員にも参加してほしい。

    物流課題の解決に向けた支援などをめざす「物流分科会」の提案内容

    • 店舗が物流サービスについて理解を深められる機会を提供してほしい。
    • 店舗や商材ごとに配送についての課題は異なるため、コンサルティングや勉強会など、店舗と楽天が各店舗の課題について一緒に考える仕組みを検討してほしい。

    店舗の声に対する楽天グループ役員の回答は?

    「第3回 楽天市場サービス向上委員会」には、楽天グループから武田和徳氏(副社長執行役員 コマースカンパニー プレジデント)、野原彰人氏(執行役員 コマースカンパニー COO&ディレクター)といった幹部が出席。

    各分科会からの提案内容について以下のように回答した。

    提言いただいた内容は、楽天内で検討している内容も含まれており、今回のご提案を真摯に受け止めて改善に取り組んでいきたい。

    物流については、「楽天スーパーロジスティクス」を店舗さんがより利用しやすいサービスにするために、楽天としてサポートする仕掛けが必要だと考えている。

    オンラインでのイベント開催で非常に多くの店舗さんに参加いただけるようになっているが、コロナ禍が落ち着き次第、「楽天タウンミーティング」など各地でのオフラインでのイベント開催していきたい。

    全ての店舗さんのニーズに合ったシステムを提供することを目指し、日々改善を重ねているが、今回のご提案のように、店舗さん側から課題の優先順位を付けていただけたのは非常にありがたい。

    今後、より多くの店舗さんとコミュニケーションし、リアルな声を聞ける場をつくり、Win-Winの関係を深められるようにシステムを改善していきたい。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    オイシックス・ラ・大地の物流センターで配送トラブルが発生した理由

    4 years 4ヶ月 ago

    オイシックス・ラ・大地の物流センターで移転に伴う配送トラブルが発生、商品が空箱で届いたり、商品の欠品や配送遅延などが生じている。

    トラブル解消に向けて、販売面ではおためしセット販売の一時的な見合わせなどを実施している。

    オイシックス・ラ・大地の物流センターで移転に伴う配送トラブルが発生、商品が空箱で届いたり、商品の欠品や配送遅延などが生じている
    おためしセット販売の一時的な見合わせなどを実施している(画像はECサイトからキャプチャ)

    オイラ大地は当初、2024年に物流センターの大規模拡張を予定していた。しかし、2020年5月に新型コロナウイルス感染症拡大で注文が急増、受注制限を行うといった措置を採るなどの経験を踏まえ、2022年1月の物流センター移転を決めた。

    移転まで実験を重ねながら準備を進め、2021年11月からは段階的に移転作業を開始。年末も含め新物流センターで問題なく出荷できるかを確認の上、予定通り移転を進める判断を下した。

    物流センターは2022年1月18日に移転したものの、「計画や判断の甘さがあり、初日に大量の商品が想定していなかったタイミングで同時入荷するなど受け入れが混乱し、その影響で後続の作業が予定通りに進まずに大量の欠品が発生した」(オイラ大地)と言う。

    混乱の影響がその他の多くの工程に波及。実際の在庫とデータ上の在庫が一致しないといった事象が発生した。出荷作業前にスタッフ全員が手動で在庫整理と移動を行ってから出荷作業を開始することになり、出荷の遅れや欠品、届けることができない事態が連日起きている状況という。

    現在、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、社員総出で出荷作業にあたっている。一時的に販売商品を少なくし問題の拡大を抑制、商品の棚卸しを行い、整理した状態で出荷体制の立て直しを試みている。

    現時点でも不安定な状態が続いており、欠品、配達遅延、配送の見送りを想定している。問い合わせも急増しており、返信に時間がかかっている状態。移転完了、復旧に向けて全社をあげて全力で取り組んでいるという。

    オイラ大地の物流戦略について、今回の物流センターの移転で冷蔵出荷のキャパシティーを従来の2倍に増強。物流費は従来比で1%削減する見込み。新物流センターへの投資額は約40億円。2023年秋には冷凍設備の増強を計画しており、冷凍拠点も約40億円の投資を予定している。

    オイシックス・ラ・大地の物流戦略
    新物流センターについて(2021年4-9月期の決算説明会資料からキャプチャ)
    オイシックス・ラ・大地の物流戦略
    物流戦略について(2021年4-9月期の決算説明会資料からキャプチャ)

    オイラ大地の業績は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で好調。2021年3月期連結売上高は、前期比40.9%増の1000億6100万円、営業利益は同202.6%増の74億6500万円だった。国内宅配事業の会員数増、1ユーザーあたりの平均売上高が増加、海外事業の業績が通年影響したことで2ケタ増収となっている。

    石居 岳
    石居 岳

    9割以上がキャッシュレス決済を利用。モバイル決済がクレジットカードを上回る【コロナ禍におけるキャッシュレス意識調査】

    4 years 4ヶ月 ago

    電通のプロジェクトチーム「電通キャッシュレス・プロジェクト」は、「コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査」を行った。生活者の9割以上がキャッシュレス決済を利用しており、モバイル決済がクレジットカード利用を上回った。調査対象は20歳~69歳の男女500名、期間は2021年12月16日~12月17日。

    9割以上がキャッシュレス決済を利用

    調査対象者に「キャッシュレス決済を利用しているか」と聞いたところ、93.3%が「利用している」と回答し、2020年12月に行った前回調査の88.6%から4.7ポイント上回った。

    また、「利用している」と回答した人のうち、56.2%は「キャッシュレス決済をよく利用している」と回答、前回調査の43.5%から12.7ポイント増加した。

    電通 調査データ キャッシュレス決済 キャッシュレス決済を利用しているか
    キャッシュレス決済を利用しているか(n=500、出典:電通キャッシュレス・プロジェクト)

    2020年3月の緊急事態宣言以降、キャッシュレス決済が増えた人は56.8%

    2020年3月の緊急事態宣言以降のキャッシュレス決済の利用割合について聞いたところ、56.8%が「増えた」と回答した。前回調査の47.7%から9.1ポイント増加した。

    電通 調査データ キャッシュレス決済 緊急事態宣言発令後、キャッシュレス決済の比率は増えたか
    緊急事態宣言が発令された後、支払いや買い物に占めるキャッシュレス決済の比率は増えたか
    (n=500、出典:電通キャッシュレス・プロジェクト)

    コンビニ、スーパーなどでキャッシュレス決済利用が増加

    キャッシュレス決済が増えた場面について聞いたところ、1位は「コンビニエンスストア」(40.6%)、次いで「スーパー・ショッピングモール」(38.5%)「ドラッグストア」(32.6%)で、生活動線上の身近な場面があげられた。

    一方、キャッシュレス決済が使えなくて困る場面では、「病院・診療所」(33.3%)「中小店舗」(14.3%)だった。

    電通 調査データ キャッシュレス決済 キャッシュレス決済が増えている場面と使えなくて困っている場面
    キャッシュレス決済回数が増えている場面(グラフ青)とキャッシュレス決済が使えなくて困っている場面(グラフ緑)(n=467、出典:電通キャッシュレス・プロジェクト)

    モバイル決済の利用がクレジットカードを上回る

    キャッシュレス決済の利用頻度を決済手段別に聞いたところ、クレジットカードでは「週2~3回以上使う」が41.8%だった。それに対して、モバイルQR決済は57.8%、モバイル非接触決済は44.6%で、クレジットカードより使用されている結果となった。

    電通 調査データ キャッシュレス決済 各支払い手段の利用頻度
    各支払い手段をそれぞれどのくらい利用しているか(出典:電通キャッシュレス・プロジェクト)
    調査実施概要
    藤田遥
    藤田遥

    単品系通販サイトでやるべき広告施策① 単品系こそSNSを最大限に活用しよう! ショッピング機能やオーガニックと広告の使い分けを解説 | EC事業者のための「SEO」と「広告」の話

    4 years 4ヶ月 ago
    「SEO」「広告」、2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。業態別広告施策解説「単品系通販サイト編」前編【連載第10回】

    単品系ECサイトにおけるショッピング機能やオーガニックと広告の使い分けを解説していきます。大規模ECサイトと単品系ECサイトの一番の違いは、カテゴリや商品の数だと捉えています。

    たとえば大規模ECサイトの場合、ファッションやコスメから家具、生活消耗品まで、複数のカテゴリが同一ドメイン下に存在しますが、単品系ECサイトの場合、カテゴリは単数もしくは少数が一般的。ということは、サイトに関わる部門数や人数も少ないことが想定されます。つまり、ある意味、単品系ECサイト自由度が高いのではないかと考えられるのです。

    たとえばCMSやカートシステムの選定、商品一覧ページや詳細ページの改修について、効果検証を行い、それらを反映するに至るまでのハードルは低いのではないでしょうか。もちろん、すべてが自由になるとは思いませんが、大規模ECサイトに比べて改善サイクルは作りやすく、そのスパンは短いと考えています。

    有料広告を含めて、Web上でのプロモーションはその時々によって状況が変化するものですので、それにいち早く対応できることは、単品系通販の強みでもあると考えています。

    そんな単品系ECサイトのプロモーションについて、今、やるべきポイントを5つに絞って解説します。

    前編(今回)

    ポイント① ターゲットがわかりやすいSNSにフォーカス
    なぜ、単品系ECのプロモーションにSNSが合っているのか
    SNSはクリエイティブが重要

    ポイント② オーガニックと広告の使い分け方法

    後編(次回)

    ポイント③ 目標の考え方

    ポイント④ SNS以外の広告

    ポイント⑤ 動画の活用

    ポイント① ターゲットがわかりやすいSNSにフォーカス

    なぜ、単品系ECのプロモーションにSNSが合っているのか

    単品系ECサイトはアイテムが明確である場合が多いでしょう。たとえば、「大豆からできている麺」「タンパク質が多いパン」「季節の花束」などの広告を最近よく見かけます。これは、何かしらのシグナルによって私がターゲティングされている証拠です。

    クラスタリング要素になる行動履歴

    SNSはログインした状態でさまざまな情報を閲覧したり、流れてきた動画を見たり見なかったりすることでデータを蓄積し、ユーザーの好みを学習し続ける仕組みだと、私は理解しています。

    そのため、たとえばビジネス的な投稿が多いと表示される広告もBtoB向けのものが多くなります。趣味に関するものに関する投稿、飲食店や食品販売業者のSNS上のホームを見に行ったりすると、自分のホームに表示される広告もそれっぽいものになると実感しています。

    もちろん、Webサイトを訪問することによるリターゲティングも、今はまだ有効ですので、特定のサイトで買い物をすれば、そのサイトや類似サイトの広告も表示されます。

    このように、クラスタリングが上手なSNSというプラットフォームは、ターゲット層が明確な商材であればあるほど、相性が良いと言えるでしょう。自社の商品と相性の良い人を選定して、自社のブランドや商品をアピールできる。プロモーションの意義をフルに生かせると考えます。

    ブランド名や商品名を覚えてもらう必要がある

    この連載の単品系通販サイトでやるべきSEO施策の回で解説した通り、単品系ECサイトはアイテムキーワードでは上位表示が難しい状況です。そのため、アイテムキーワードで検索する人に対してオーガニックで自社商品をアピールすることには限界があると考えます。

    もちろん、検索連動型広告でアイテムキーワードに広告を配信することは可能ですが、競合が多数いることが想定されます。競合が多ければ、入札価格が上がり、表示のチャンスも減りますので、広告での露出をメインにするのは現実的ではありません。つまり、きちんとブランド名や商品名で検索してもらえるよう、知って、覚えてもらう必要があるのです

    SNSの役割

    そこでSNSの登場です。前述しましたが、クラスタリングが上手なSNSというプラットフォームで、適切なクラスターに対して適切なプロモーションを行うことで、ブランド名や商品名をしっかりとユーザーに届け、認知してもらえると考えます。

    FacebookとInstagramのショッピング機能

    現在、FacebookやInstagramでは、その媒体自体にショッピング機能を備えています。これは、SNS上で商品を個別に見せることができ、ユーザーを自社の個別の商品ページに誘導できる仕組みで、Googleのショッピングキャンペーンと似た仕組みです。違うことは、Googleは広告ですが、FacebookとInstagramでは、ページを持っていれば無料で配信できることです。

    FacebookとInstagramには「カタログ」という機能があります。これは、Googleで言うところのマーチャントセンターのようなもので、自社の商品データベースから商品データの紐づけを行える機能です。

    このカタログを活用することで、疑似的にですが、SNS上にショップを作成することができます。Instagramでは、商品写真にタグとして商品情報を紐づけられるため、フォロワーに対して新商品や季節性の高い商品などをダイレクトにアプローチできます

    ショップ機能は自社サイトにリンクしているため、購入したいと考えるユーザーに対しても導線を整えることができ、ユーザビリティも優れていると考えます。

    Instagramでショップを作成する流れ

    他のプラットフォームでも強化予定

    余談ですが今後、Googleもマーチャントセンターを活用できる広告プロダクトが増える予定です。また、他のSNSでもショッピング機能を開発中であるという情報があります。

    単品系ECサイトにとっては非常に有効な販売ルートの1つですので、データベースやカートシステムについても、マーチャントセンターやカタログとのつなぎ込みの優位性を考慮して選ぶことをおすすめします。

    各種SNSの違い

    先にも述べましたが、SNSはユーザーが興味関心の高いページや投稿に対して「いいね」などの意思表示を行えること、プロフィールに業種や社名、ステータスなどを記載していることから、シグナルの精度は高いと考えられています。より明確にターゲット層をあぶりだすことができるのです。

    SEOではターゲットにアプローチすることはできませんが、広告ではそれができる。この利点が単品通販系において、SNSが効果を発揮できる理由だと考えています。

    SNSはクリエイティブが重要

    SNSでは2つのアプローチ方法があります。それは、自社ブランドページのフォロワーに対するオーガニック投稿と、広告配信です。これからお伝えすることは、その2つに共通したクリエイティブの話です。このクリエイティブとは、画像とテキスト(タイトルと説明文)で、SNSにおいてその影響力が絶大です。

    どのようにクリエイティブを作成し、活用するのか。それは、商品に合ったターゲット層にアプローチをするために、事前にしっかりとターゲット層について考えることが重要であると言えます。商材が生花であれば、

    • どのような人が購入する?
    • どんなシーンで必要とされる?
    • なぜWebで購入する?

    といったことをしっかり考え抜くのです。

    ペルソナ作りはクリエイティブにも役立つ

    また、大規模ECサイトではターゲット層を絞り込むことは難しいですが、単品系ECの場合はペルソナを作ってみても良いかもしれません。

    自社のブランドや商品を選ぶ根拠となる仮想データ

    非常にニッチな商材の場合はペルソナを作るまでもないケースもありますが、大まかなターゲット層を人物像として捉えることはクリエイティブを作成する時に役立ちます

    たとえば、生花の通販を広告するのであれば、

    どんな人が購入する?
     └ 家で過ごす時間が長くなり、生活の彩りのために花を飾りたくなった
     └ 自分で選ぶといつも同じ内容になってしまう
     └ そもそも花が好き
     └ 定期的にお花が届くので買いにいかなくて済む
     └ お花ギフトも簡単に贈れる

    どんなシーンで必要とされる?
     └ お買い物に行けない
     └ 手頃な価格のお花を選べない
     └ 気分転換したい
     └ 遠方の人にお花を贈りたい

    なぜWebで購入する?
     └ 近くにお花屋さんがない
     └ 買いに行くのが面倒
     └ お花屋さんがオープンしている時間に帰宅できない
     └ 写真で選べて手軽
     └ 配達してもらえる

    などなど。これはお花の通販を想定して考えた一例ですので、他にもいろいろなシーンや目的があると思いますが、このように羅列してみることで、ターゲットユーザーを絞り込むことができ、訴求ポイントが見えてきます

    そして、その訴求ポイントは1つとは限りません。「家にお花を飾りたい人」と「遠方の方にお花を贈りたい人」では、明らかに目的が違うし、「近くにお花屋さんがない人」と「お花屋さんがオープンしている時間に帰宅できない人」は物理的にお花屋さんで花を買うことができない人ですが、「写真で選べて手軽と考える人」とは同一であるとはかぎりません。

    このように、利用する人物や利用シーンを考え抜き、その1つひとつを訴求ポイントとして考えれば、複数の異なる訴求のクリエイティブを作ることができます。似たターゲットに対してはABテストを行い、より興味を惹くクリエイティブへとブラッシュアップしていくことで認知は浸透し、広告効果が高まっていくでしょう。

    クリエイティブの例

    プロモーションで得た情報を売上向上に活用しよう

    事前にしっかりと考え抜いていても、サービスサイドでは考えつかなかったような傾向が出てくる可能性があります。たとえば、想定していなかった属性からの購入が多いとか、訴求Aと訴求Bでは、訴求Aの方優勢だろうという当初の予想が覆るとか。

    もしそのような兆候が見えるようでしたら、それはラッキーな事です。早速その属性に沿って訴求のクリエイティブやサイト内のページ、文言の修正などを行い、見込みの高い属性を取りこぼさない対策を行いましょう。プロモーションで得たデータを余すことなくサイトに取り込み、売上向上に努める、まさにSEO×広告の施策の醍醐味であると考えます。

    広告とサービスの双方を改善するダブルループ学習

    ポイント② オーガニックと広告の使い分け方法

    SNSはフォロワーに対するオーガニック投稿であっても、フォロワーがシェアしたり、何かしらのエンゲージメントを行うことで、フォロワーのつながりのある人のページに投稿が表示されたりするケースがあります。

    フォロワーは、自社ブランド・自社商品の一番のファンだと定義すると、ファンに情報を流すことで、その周囲の人にまでブランドや商品を認知してもらえる。それも無料で。そう考えると、わざわざ有料広告を出す必要があるかどうかを考えてしまうかもしれません。

    SNSにおける広告とオーガニックの使い分け

    確かに無料でフォロワーとそのつながりのある人にブランドや商品を認知・告知ができるのであれば、有料広告が必要ないケースもあるでしょう。でも、新たなフォロワーの獲得や、まだ知らないターゲット属性に対してもきちんとアプローチをしていかないと、売り上げの拡大、ビジネスの成長は難しいと考えます。

    その際、無駄にお金を使わないためにも、オーガニック投稿と広告の住み分けを行う必要があります

    広告はターゲットユーザーのセグメントを作成して、出したいユーザーに表示させることができます。完全に想い描いたとおりのセグメントは作れませんが、それでも趣味趣向やステータス、社会的な業界属性など、自社ブランドや商品を知ってほしい、買ってほしいクラスターをターゲットするのに有効です。また、フォロワーやすでにコンバージョンしたユーザーには配信しないように、除外の設定をすることもできます

    作成できるセグメントをフル活用して、無駄なく、かつターゲットになり得る人たちに認知を浸透させ、売上拡大をめざすことが、SNS活用の重要なカギとなるのです。

    ◇◇◇

    後編では、単品系ECサイトが取り組むべき、SNS以外の広告手法について解説します。

    河野 芽久美
    河野 芽久美
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