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Yahoo Japan、バイドゥ、ソゴウがAMP対応に。10億以上のアジアのユーザーに向け、展開。
バイドゥ、ソゴウ、そしてYahoo JapanがAMP対応を表明。
*リンク先は全て英語記事です。
ニューヨークで行われているAMP Confにて、アジアの10億以上のユーザーに向けてAMPが展開されるというビッグニュースが発表された。中国の検索エンジンのバイドゥとソゴウがAMPに対応。そして、Yahoo Japanもだ。
Googleの検索のバイスプレジデントであり、AMPを率いるデイビッド・ベスブリス氏が基調講演で発表した。これらアジアの検索エンジンが対応を開始するということは、10億以上の人々がAMPを体験することを意味している。
2015年10月にAMPがローンチされて以来、非常に多くのパブリッシャーと開発者がAMP対応を進めており、世界中で数え切れないほどのAMP対応ページが作成されている。このプロジェクトに貢献している開発者は1万を超えるだろう。
AMPを利用しているパブリッシャーとEコマースの会社のリストに、バイドゥ、ソゴウ、Yahoo Japanが名を連ねる。このリストには、Bing、eBay、Pinterest、LinkedIn、Tumblr、WordPress、The Weather Company、Eventbrite、Shopify、Fandango、TripAdvisor、Disney、Food Networkなどが含まれている。
先月のアドビ社による報告では、米国のトップパブリッシャーは全体の7%のトラフィックをAMPページで獲得しているということだ。そのパブリッシャーによると、サイトの滞在時間とエンゲージメントにおいて、AMPページは高い値を示しているという。また、CTRとマネタイズの面でもAMPは優れていると報告をするパブリッシャーもいる。
ベスブリス氏によれば、17億のAMPページが存在し、毎週3千5百万の新たなAMPページが作成されているという。また、AMPを使用しているドメインの数は、世界中で86万にも上るという。
Googleの調査によると、(彼らが調査した)70%のモバイルページで、ビジュアル表現のあるコンテンツをロードするために、7秒から10秒かかるということだ。これに対し、AMPページは平均して1秒以内にロードされる。
Googleは、AMPであることがランキング要素にはならないと発言している。しかし、ページスピードはランキング要素だ。かつて、ベスブリス氏は、AMPページはランキングの恩恵をあずかるわけではない、と述べている。しかし、AMPページと通常のモバイルページの両方があった場合、GoogleはAMPページを優先的に提供している。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「AMP — Accelerated Mobile Pages — rolling out to 1 billion more people in Asia」を翻訳した内容です。
Googleの新しい”広告”ラベル。緑枠に白塗りのデザインが公式にロールアウト。
検索結果画面に表示される新しい広告ラベルがグローバルでロールアウトを開始している。
*記事内のリンク先の記事は全て英語となっております。
ここ数週間、Googleの検索結果画面に表示される広告ラベルの新しい表記を多くのユーザーが目撃していた。緑色の塗りつぶしのデザインではなく、新しいラベルは緑色の枠に白の背景となっている。
目撃例はこの数日で急速に増加していたが、Search Engine Landは、この新しいデザインが世界中でロールアウトを開始していると、Googleからの公式な発表を得ている。
「検索結果画面の表示のテストは常に行っている。緑色の枠の新しいデザインを表示するテストを行ったのち、Googleはこのデザインをロールアウトすることを決定した。新しいデザインは、読みやすく、広告であることをユーザーが簡単に見分けることができる。」と、Googleのスポークスパーソンは水曜日にSearch Engine Landに対し述べている。
Googleは検索結果画面に表示する広告ラベルのテストを長い間行っている。緑色の塗りつぶしのデザインは比較的短命に終わっている。ロールアウトされたのは2016年6月であった。当時、黄色から緑色にデザインを変更した理由について、Googleは検索結果画面の色を整える意図があったとしているが、特にモバイルを注力していたようだ。また、Googleは、「こうしたテストは消費者が広告と自然検索結果と区別することに特に影響を与えることは無い」、と強調している。同時期に行っていた似たようなテストは、同様の結果を示していると言われている。
今回の新しい緑色の枠のデザインは、1月24日にイギリスで目撃されたのが最初だ。その後、多くの国々で目撃例が増加していた。この変更が完全に完了するには数日間かかるだろう。そのため、現在も旧デザインが表示されていたとしても、それは驚くべき事象ではない。
我々が作成している、Google広告ラベルの変遷、という記事もまもなく更新される予定だ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Official: Google’s green outlined ‘Ad’ label replacing solid green version」を翻訳した内容です。
マット・カッツ氏が正式にGoogleから退職を発表。
マット・カッツ氏はUSデジタルサービスのエンジニアリング・ディレクターとなる。2014年以降Googleから遠ざかっていたが、2016年の最後の日に、彼は正式に退職した。
元Googleのサーチクオリティチームのトップであったマット・カッツ氏が、2016年12月31日をもって、Googleから退職したことを発表した。氏はUSデジタルサービスで働き続けることを決断し、この政府機関のエンジニアリング・ディレクターに任命されている。
マット・カッツ氏がGoogleから休暇を取得したのは2014年のことだった。その後、すぐにこの休暇期間を延長している。また、2015年5月に、サーチクオリティチームのトップという肩書を降ろし、依然、休暇期間中であると認めていた。
2016年の中頃から、USデジタルサービスで働き始めている。この仕事を非常に楽しんでいるようで、このUSデジタルサービスで働くことを公式に認めた。現在、彼はGoogleを休職しているのではない。USデジタルサービスのエンジニアリング・ディレクターとして働いているのだ。
マット・カッツ氏は自身のブログで、下記のように述べている。
政府機関で働いても、シリコンバレーの巨大な企業ほど給料をもらえるわけではない。無料のランチがついているわけでもないし、ここで働く多くの日々が、非常にストレスを感じるものだ。しかし、この仕事は非常に重要で刺激的なものであり、純粋に人々の生活を良くするための仕事に就くことができる。数年前からここで働く友人に言わせると、「この5年間は最も難しく、最悪であり、しかし最高の5年間であった。今までで一番報われたと考えているよ」、ということのようだ。
マット・カッツ氏はGoogleの最初の100人の従業員の1人である。検索マーケティングの業界では最も知られているGoogle社員の1人である。カンファレンスでたびたびスピーチを行い、計り知れない貢献をこの業界とGoogleに提供してきた。しかし、彼にとって次のステップへと進む時が来たようだ。Googleでの諸問題を解決するのではなく、この巨大な政府機関で働く決断をしたのだ。
下記にマット・カッツ氏が紹介してい動画を掲載しておく。USデジタルサービスの仕事がどれほど重要であるか、説明している動画である。
【SEO Japanによる追記】
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Matt Cutts officially resigns from Google」を翻訳した内容です。
Googleがモバイル ファースト インデックスの実験を開始。モバイル版のコンテンツを検索結果のランキングに使用する。
現在は”実験”中ではあるが、検索結果のランキングを決定する際に、デスクトップ版ではなくモバイル版のコンテンツを第一に見る計画の第一歩を踏み出した。
*リンク先は、一部を省き、英語記事となっています。
Googleはモバイル ファースト インデックスの実験を開始している。ランキング・シグナルを見る際、モバイル版のコンテンツを第一に見るようするものだ。また、モバイル版のコンテンツがない場合は、デスクトップ版のコンテンツを見るようになる。
モバイル ファースト インデックスの実装は予期されたものであり、昨年にも、モバイル独自のインデックスの話しは聞いていた。しかし、モバイル ファースト インデックスの詳細を自身のブログでGoogleが公開したことは、今回が初めてのことである。
Google検索の大半はモバイルで行われているが、Googleのインデックスはデスクトップを基にしている。
Googleは、デスクトップよりもモバイルでの検索がより多く行われていると説明している。しかし、GoogleはWebサイト(ページ)の評価を行う際、現在はデスクトップ版のサイトを見ている。これは、我々が1年前から指摘していた問題でもある。この問題を解消するために、Googleはコンテンツ、リンク、構造化データなど、モバイル版のサイトを(それが可能であれば)見るようになるのだ。
Googleは下記のように説明している。
この変更によって、Googleはモバイル版のコンテンツを第一にインデックスするようになり、デスクトップかモバイルからの検索にも関わらず、ランキングの決定にも使用するようになる。もはや、モバイルユーザーのためだけの”モバイルフレンドリー”といったものは存在しなくなる。仮に、あなたのWebサイトがモバイルフレンドリーでなければ、デスクトップの検索にも影響を与えることになるだろう。
今は実験段階ではあるが、全ての検索結果に適応されるだろう。
Googleは実験を始めていると述べており、「今後数カ月にわたって小規模の実験を入念に行う」としている。また、Googleは、「素晴らしいユーザー体験を提供していると自信をもって判断した時点でより広範囲にわたって変更を反映する」、としている。
モバイル版のサイトが無くても心配は無用。
モバイル版のサイトが無くても、心配する必要は無い。その場合は、Googleはデスクトップ版のコンテンツをランキングに使用する。Googleは、「デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Google は引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。モバイルユーザーエージェントを使用してアクセスする際も問題ありません。」と述べている。つまり、動的な配信やレスポンシブデザインのサイトの場合、特に何か必要としないことを意味している。
もちろん、モバイル版のサイトが無い場合は、モバイルフレンドリーのランキングブーストの恩恵にはあずかれない。しかし、これについては、今回のモバイル ファースト インデックスの件とは別の話しだ。
どんな準備をすればいいのか?
下記に、今回の変更に対しての準備について、Googleによるアドバイスを記載しておく。
- レスポンシブデザインや動的な配信を行っているサイトで、主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で同一である場合は、何も変更する必要はありません。
- 主要なコンテンツやマークアップがモバイル版とデスクトップ版で異なるようなサイトの設定を行っている場合、いくつか変更を検討してみてください。
- 構造化データ マークアップがデスクトップ版とモバイル版の両方で配信されるようにします。
- 構造化データ マークアップの同一性を確認するには、構造化データ テストツールにデスクトップ版とモバイル版の両方の URL を入力し、出力結果を比較します。
- モバイルサイトへ構造化データを追加する際は、それぞれのドキュメント特有の情報に関係のないマークアップを大量に追加するのは控えます。
- robots.txt テスターを使用してモバイル版のコンテンツに Googlebot がアクセス可能であることを確認します。
- rel=”canonical” リンク要素を変更する必要はありません。デスクトップとモバイルのそれぞれの検索ユーザーにとって適切な結果を表示するために、Google はそれらのリンク要素を引き続き使用します。
- Search Console でデスクトップ版のサイトしか確認していないサイト所有者は、モバイル版のサイトの追加および確認を行ってください。
新情報はすぐにお知らせする。
Googleの検索結果やインデックス状況に変化があった場合、我々はそれらについて報告をするつもりだ。このモバイル ファースト インデックスが完全にロールアウトされた場合は、読者の皆様にはすぐにお伝えしよう。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google begins mobile-first indexing, using mobile content for all search rankings」を翻訳した内容です。
数ヶ月以内にGoogleはインデックスを分割する。モバイルユーザーにより良く、新鮮なコンテンツを届けるためだ。
現在のところ、Googleは検索に使用するためのインデックスを1種類しか持っていない。Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は、モバイル検索用にインデックスを分離するプランを公表し、そして、そのインデックスが主要なものとなるようだ。
Googleは数ヶ月以内に、モバイル用にインデックスを分割する予定だ。今後はこのインデックスが、検索エンジンがクエリへの返答に使うための、主要なインデックスとなるようだ。デスクトップ用のインデックスはそのまま保持されるが、モバイル用のインデックスほど更新されない(最新のものとならない)とされている。
このニュースは、本日行われたPubconで、GoogleのWebマスタートレンドアナリストである、ゲイリー・イリェーシュ氏のキーノートにて発表された。ゲイリー氏は、この件についてのスケジュールは言及していなかったが、Search Engine Landが後に問い合わせたところ、”数ヶ月”以内に起こりうることを認めた。
Googleはモバイル版のインデックスの考えに基づいた実験を行っていることを、昨年のSMX Eastで発表している。以降、Googleはモバイル版のインデックスは理にかなったものであり、この考えを進めていくことを決定したようだ。
この、モバイル版のインデックスがどのような仕組みになるのか、実際には不明点が多い。例えば、モバイル版のインデックスが”主要”となるようだが、デスクトップのクエリには使用されないのだろうか?モバイル版のインデックスには、”モバイルフレンドリー”のコンテンツしか含まれないのか?デスクトップ版のインデックスはどの位の頻度で更新されるのか?デスクトップの使用は、Googleのクエリの中の少数派となっているが、それでもその使用量は大きいはずだ。
最も重要な変更は、モバイル用にインデックスを分割することにより、Googleは、モバイルのランキングを決定するためにデスクトップのコンテンツからデータを引き出している既存のシステムと比べ、”純粋な”モバイルコンテンツにおける(既存のシステムとは)異なった方法でランキングアルゴリズムを用いることができるようになる、という点であろう。
ゲイリー氏によるキーノートの参加者のツイートをたどればその内容が垣間見えることになるが、それでも全てが明らかになるというわけではない。
.@methode: Google creating a sep mobile index, which will be it’s primary index. Desktop will be a secondary index,less up to date #Pubcon
— Lisa Barone (@LisaBarone) 2016年10月13日
Googleはモバイル用にインデックスを分割しようとしており、今後はこれが主要となる。デスクトップ版のインデックスは2次的なものとなり、更新頻度も下がる。
Mobile first index will change things since mobile sites tend to not be as large as desktop. @methode #pubcon
— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016
モバイルサイトはデスクトップサイトと比べそれほど大きくないため、モバイル・ファースト・インデックスは多くのことに変化を与えるだろう。
Mobile index will be primary & desktop secondary-think about what are the main differences between your mobile & desktop #pubcon @methode pic.twitter.com/umwBoYA6Cx
— Eugene Feygin (@rawseo) October 13, 2016
モバイル版インデックスは主要に、デスクトップ版インデックスは2次的なものに。自身のサイトのモバイルページとデスクトップページの大きな違いは何かを考えよう。
Google will still have a desktop index, it just won’t be as fresh as the mobile index. #pubcon
— Lisa Barone (@LisaBarone) October 13, 2016
Googleはデスクトップ版のインデックスを継続して保持する。モバイル版のインデックスほど更新されないようになるだけだ。
Sites often remove content and structured data from mobile pages for size. @methode #pubcon
— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016
サイズを考慮し、モバイルページからコンテンツと構造化データを除去しているサイトはある。
If the content on your mobile page is the same as desktop, those sites will be fine. @methode #pubcon
— Jennifer Slegg (@jenstar) October 13, 2016
モバイルページのコンテンツがデスクトップページのコンテンツと同一である場合は、問題はないだろう。
Links will be scarcer on mobile. There will be loss of tokens (words). People put less content on mobile devices. #pubcon
— Lisa Barone (@LisaBarone) October 13, 2016
モバイルにおいて、リンク数は少ない。単語も不足している。モバイルデバイスにはそれほど多くのコンテンツを載せないのだ。
When @methode says tokens he’s mostly referring to words on the page. #pubcon
— Ryan Jones (@RyanJones) October 13, 2016
ゲイリー氏が”tokens(しるし)”と述べる場合、ページ内の言葉を指す場合が多い。
我々はGoogleに詳細を尋ねているが、詳細が明らかになるのはその変更が行われる時であろう。今後数ヶ月は待たされることになりそうだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Within months, Google to divide its index, giving mobile users better & fresher content」を翻訳した内容です。
Google AssistantとGoogle Homeによって、Googleは”ハンズフリーの検索”における勝利を狙っている。
デスクトップとモバイルでの勝利を手にしたまま、Googleは全く新しい分野の成功を目論む。特に家庭内における、ハンズフリーの検索である。
*記事内のリンクは全て英語となっています。
Googleはインターネットにおける検索の第一世代、つまりはデスクトップ検索での勝利を手にするために博打を打った。また、その成功をモバイル検索でも手にすることを可能とした。そして、今は第三世代へと変貌する局面に直面している。インターネットに接続されたデバイスの時代における、ハンズフリーの検索だ。Google AssistantとGoogle Homeの登場により、Googleがこの分野における勝利を手にすることも可能となる。
Google HomeはAmazon Echoへの挑戦
現状、ユーザーがGoogleを利用する場合、”タッチ”という作業が必要不可欠となっている。デスクトップでも、モバイルでも、ユーザーは文字を入力するためにキーボードをタッチしなければならない。音声検索を利用する場合でさえも、検索結果を選択するために、スマートフォンにタッチする必要がある。もちろん、最初の検索結果は音声で知らせてくれるのだが、それでもタッチという作業は発生してしまうのだ。
これは、Amazon Echoとは非常に異なる点である。Amazon Echoは製品に話しかけるだけで、本日の天気がわかったり、最新のニュースが知れたり、商品を注文したり、音楽を再生できたりする。Amazon Echoにはスクリーンは存在しない。Amazon Echoはタッチも必要としない。他の製品と比べても、人間に話しかけ情報を得るといった感覚に最も近しい製品であるのだ。Googleはこの分野において遅れをとっていた。今までは。
もし、(家電製品に組み込まれたあらゆるアシスタント機能を含む)ホーム・アシスタントという分野がかつてのスマートフォンの繁栄のように急激に成長していけば、Googleのポジションは危ういものとなってしまうだろう。Googleはこの分野で戦うための物理的なデバイスであるGoogle Homeを手にしたのだ。しかし、このデバイスには新たな知力も必要とされる。
ユーザーとの対話を可能とするGoogle Assistant
Google Assistantはその知力となる存在であり、機械学習や人工知能の技術を活かしている。Google Assistantは、Googleへ話しかけるという行為をユーザーに促す目的で設計されている点が、非常に重要であろう。
もちろん、「既にGoogleに毎日話しかけている」と思うかもしれない。タイプして検索を行い、返事を得るということだ。しかし、Google AssistantはGoogleをさらなる高みへと導くものだ。まるで、何かを行うために人間に話しかけるているという感覚を、ユーザーに与えてくれるのだ。
「Googleにおける会話式のインターフェイスをゼロから構築するとさえ言える」。これは、Google Assistantを統括する、エンジニアリングのヴァイス・プレジデントである、スコット・ハッフマン氏が先週語った内容だ。
もちろん、音声検索という手段で、ユーザーは何年間もGoogleと会話してきた。しかし、Google Assistantはそうした経験をさらに高めるものであり、実世界におけるアシスタント(実際の人間)から何かしらの答えを得るような方法で、Googleとかかわりあうことを可能とするのである。
AlloのみでGoogle Assistantを評価するべきではない
Google Assistantは、先月リリースされたメッセージアプリ、Google Alloの一部として、初めて一般公開された。
Alloでは、情報を得るためにGoogle Assistantに直接かかわりあうことができる。しかしながら、単純にGoogle検索を行った方が便利だと私は感じている。AlloにおけるGoogle Assistantが魅力的となる場面は、ユーザーの役に立とうと、会話中に情報を提示してくれる時である。
例えば、誰かと映画に行こうかと会話をしている場合、Google AssistantはGoogleの広大なデータベースから参照した情報を提供し、我々が見るべき映画を提示してくれるのだ。
ユーザー:映画にでも行かないか?(映画の上映時間を教えて)
Google Assistant:サンフランシスコ近郊で上映している映画です。
*画面に映画のリストが表示されている。
非常に素早く、便利で、他のアプリで検索を行う必要が無い。
個人的な意見ではあるが、メッセージアプリとして認知されるために、Alloにも直面している課題はある。Alloの一部としてのGoogle Assistantを見るだけでは、十分な評価とは言えないだろう。仮にAlloが広く普及しなかったとしても、それはGoogle Assistantの失敗であるとは結論付けられないのだ。
なぜなら、Google Assistantはあらゆるアプリやデバイスに組み込まれる存在であるからだ。そして、Google PixelとGoogle HomeにGoogle Assistantが使用されることが、本日発表されている。
スマートフォン用のGoogle検索アプリとの関係は?
Googleは既に、Android端末(スマートフォン)に加え、iOSのデバイスにおいても、Google検索アプリによる圧倒的なシェアを獲得している。また、Google検索アプリに話しかけることで、必要な情報を得ることもできる。しかし、Google Assistantはさらに上を行く存在を目指しており、Googleとの関わりにおいて、より多くの情報と支援を与えているのだ。
Google Assistantは、あらゆる場面におけるGoogle Assistantとの会話を記憶する。そのため、Google HomeやAlloで交わされた会話を、それぞれの利用シーンで引用することができるのだ。(Google Homeで行われた会話の内容が、次にAlloを使用した際に、参照されることがある。)
また、アシスタント機能も非常に重要だ。現在のGoogle検索アプリでは、検索結果はリスト形式で返ってくる場合が多い。しかし、Google Assistantでは、アクションを起こす内容が提供されるのだ。
Google Assistant:何かお困りですか?
ユーザー:去年の大みそかに取った写真を見せて。
Google Assistant:Googleフォトから、条件に合致した写真を表示します。
Google Assistantは文脈を解釈する知能も備えている。これは、以前は”Now on Tap“と呼ばれていたものであるが、例えばWebページを閲覧している時に、Google Assistantは役に立つであろう、関連する情報を提案してくれるのだ。
私は、ホームボタンを長押しして起動することができるこの機能が、Android端末に実装されていることをしばしば忘れてしまう。しかし、PixelのようなGoogle Assistantが実装されているスマートフォンの場合、追加情報があることを知らせるために、アニメーションが表示されるとのことだ。
Pixel以降、Android端末はどうなっていくのか?iOS端末におけるGoogleアプリとGoogle Assistantとの関係はどうなるのだろうか?
ハッフマン氏は次のように述べている。「最終的な目標は、広範囲おいてGoogle Assistantを普及させることだ。しかし、その順序や期限などは設けていない。我々は、新しいGoogle製のスマートフォンから始めていくことが、まずは最善であると考えている。」
Google Homeに話を戻そう
Google Assistantで注視すべき分野はGoogle Homeであろう。Googleにとっても最も注力する分野だ。この分野がデスクトップの領域を支配するようになれば、既存のプレーヤーを窮地に追い込むことになる。モバイル検索が台頭した際、Googleは自身の強みを保持しながら、変化する環境に適応している。
インターネットに接続されたデバイスやホーム・アシスタント端末は新たな境地である。Googleにとって好ましいことは、この新たな領域こそが、Google Assistantにとって理想とも言える領域であることだ。
私は、Amazon Echoを長らく愛用している。そして、多くのAmazon Echoのユーザーと同様、私はこのデバイスを非常に気に入っている。音楽の再生、ニュースのヘッドライン、ショッピングリストへの追加などが音声で行うことができ、そのたびに「未来はここにある」というような感覚を覚える。
Amazon Echoにとっての課題は、複雑な作業や、既存の情報リソースでは対応できない内容が求められた場合だろう。そして、その課題に対して、Googleは解決策を提供している。Googleは既に、スマートフォンにおける音声検索とWeb全体から答えを導き出すという経験をすでに持っているのだ。
Google Homeによって、大まかな検索体験は保持しつつ、非常に狭い領域での対応が必要な場合も対処してくれるはずだ。Amazon Echoよりも低価格であることからも、Google Homeが大きな売り上げを見せ、多くの家庭に設置される可能性はあるはずだ。
名前についても言及しておこう
Google AssistantがGoogle Homeに搭載されるが、人間の名前のようなものは付けられていない。AppleのSiri、MicrosoftのCortana、AmazonのAlexa。Googleは・・・、Google Assistantだ。
「信じてほしい。我々はその件について、本当に長い時間、社内で検討しているのだ。」とはハッフマン氏の言葉である。
「Google AssistantはGoogleのインターフェイスであり、代表するものだ。そのため、”ジョーイ”や”スージー”といった名前は付けづらい。」とも述べている。
映画スタートレックに登場するような、コンピューターに向かって話しかけるという状況とよく似ている。スタートレックに出てくるコンピューターにキャッチーな名前は付けられておらず、我々は”コンピューター”と呼んでいたのだ。
ハッフマン氏はGoogle Assistantは個性(パーソナリティ)を持つことになると述べている。Googleは確かにその取り組みを進めており、こちらの記事で詳細を確認することができる。
少なくとも、Google Assistantはいずれ正式な名前を付けられるだろう。先日のGoogle IOで発表された際は、”Google assistant”と発表されていた(assistantの”a”が小文字になっている)。Googleは、まだ満足のいく名前は付けれらていないのだ。
今回発表されたGoogle Assistantは、1つの名前であるが2つの意味を持っている。1つはGoogleが長い間をかけて構築してきた検索プラットフォームを多くのプロダクトに組み込むというもの。もう1つは、ユーザーを支援してくれる存在としての名前であり、ユーザーに愛される存在となることを望んでいる。
Google AssistantとGoogle Homeについての詳細は、本日行われたGoogleのイベントについての記事も確認してほしい。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「With Google Assistant & Google Home, Google seeks to win the hands-free generation of search」を翻訳した内容です。










