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完全な状態のオリジナル記事は 「
データの整理: チェックリストでマーケティング データの有用性を高める」 からご覧ください。
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「
Get Your Data House in Order: Our Checklist for Useful Marketing Data」を元に構成しております。
データに何を求めるかは企業によって異なりますが、主要な企業が共通して求めているものに「有用性」があります。実際、あらゆるレベルの意思決定で
データとデータ分析の戦略が有用と答える割合は、高い実績のある主要なマーケターの方がその他のマーケターより 27% 高くなります。*1
先日
MIT スローン経営学大学院と共催したウェブセミナーでは、データの有用性に関するもっと多くの洞察と、Google と連携して Econsultancy が実施した最新の調査の結果を紹介しました。このウェブセミナーにはあらゆる規模の企業からマーケターが参加。世界各国の企業が日頃の業務にどのように分析情報を取り入れているか、実際の状況を確認しました。
言うまでもありませんが、「有用」という言葉の意味はマーケターによって異なります。それぞれのニーズに合わせて
データ戦略を策定する場合は、思考の整理に役立ついくつかのチェック項目があります。
次の簡易チェックリストを使用すると、方向性を見失うことなく策定作業を進めることが可能です。Econsultancy の調査の結果について詳しくは、
ウェブセミナーの動画をご覧ください。
データは整理されていますか?
適切なデータの量は会社の規模によって異なりますが、1 つ確かなことは、データを効果的に利用するにはデータを整理しなければならないという点です。
別の調査によると、マーケティング関連の意思決定者で 2016 年に必要なデータへのアクセスや、データの統合に苦労したという人は 61% に上ります。*2 データを収集して分析する際には、データをどのように整理すべきか把握していないと、注力するポイントが明確になりません。社内の各部署に分散しているデータはふるい分けが難しく、当然、重要な意思決定に利用することも困難です。対策として、
部署別のデータをひとまとめにして、便利に使えるように整理する必要があります。
ユーザー中心のデータ構成になっていますか?
ウェブセミナーでも確認したことですが、ユーザー中心のアプローチを採用し、ターゲットのユーザーをより深く理解すれば、カスタマー ジャーニーの増え続けるタッチポイントに適切に対処し、より関連性が高く、魅力的なユーザー体験を提供できるようになります。
マーケティングを成功に導くためには、チャネルやデバイスをまたがるユーザーの行動経路を把握することが極めて重要ですが、この意見に同意する主要なマーケターは約 90% に上ります。*3 マーケターがそうした経路を
より深く理解できるデータは意思決定においても有用です。
データは統合されていますか?
Econsultancy と Google が作成したレポートを見ると、有力な企業が積極的にテクノロジーを統合していることがわかります。具体的に言うと、マーケティング資産と広告資産を統合している企業は、テクノロジーを完全には統合していない企業より 37% 高い割合で、あらゆるレベルの
意思決定にデータを活用しています。*4
皆さんの会社ではどこで、どのようにデータを活用されていますか。今回のウェブセミナーでは、データやデータ分析が最も活用されている分野を把握するため、参加者を対象にアンケートを実施しました。次のグラフで結果を確認してください。
ウェブセミナー「
社内のデータを整理する」の参加者にリアルタイムでアンケート:
データ分析をどの分野で実施していますか?
KPI は定義されていますか?
自社にとって「有用」なデータとは何かを正確に定義する際には、事前に
KPI を設定する必要があります。Econsultancy のアンケート調査では、全回答者の 45% が KPI の定義が曖昧だと組織へのマイナスの影響が大きいと答えています。その一方で主要なマーケターに話を聞くと、有料メディアが対象の場合、データとデータ分析の戦略には KPI の定義方法も含まれると回答する割合が、その他のマーケターより 47% 高くなりました(自社で所有するプロパティが対象の場合は 38%)。*5
これは難しい話ではなく、目指す方向が定まっていないと、何が有用かわからないということです。
チームのメンバーはデータの利用方法を理解していますか?最後となりますが、データはチームのメンバーが解釈や利用の方法を理解して初めて有用になります。チーム内でデータを適切に共有し、すべてのメンバーがその利用方法を正しく身に付けられるようにするには、
データとデータ分析の戦略を文書化するのが最も効果的です。
アンケートの回答者のうち、「主要」ではないその他のマーケターの半数以上は、社内のアナリスト関連のリソースが十分に確保されていないと答えています。参考として、ウェブセミナーに参加された方が業務上、どのくらいの頻度でデータを活用されているか、次のグラフでご確認ください。
ウェブセミナーの参加者にアンケート: データをどのくらいの頻度で業務に活用していますか?
あらゆるレベルの意思決定でデータを活用するためには、組織全体でデータのリテラシーを高めることが重要となります。
データをどのように収集して活用するかは企業によって異なりますが、このチェックリストを使用すれば、マーケティング データを活用する文化の成熟度に関係なく、社内でデータをどのくらい有効活用できているか評価することができます。
Google と MIT スローン経営学大学院の講演者が話した内容について詳しくは、
ウェブセミナー「データを整理する(マーケター向け)」を全編録画した動画をご覧ください。
*1、3、4、5 Econsultancy / Google「The Customer Experience Is Written in Data」、2017 年 5 月、米国、n=677(収益 2 億 5,000 万ドル以上の企業(主に北米)でマーケティングと測定に携わっている経営幹部)、n=199(2016 年にマーケティングの成果が重要ビジネス目標を大幅に上回った主要なマーケター)、n=478(その他のマーケター)、2017 年 5 月、*2 Google サーベイ、「2016–2017 Marketing Analytics Challenges and Goals」、調査対象: 203 名(データ分析またはデータ主導プロジェクトを手掛けているマーケティング担当役員)、米国、2016 年 12 月
投稿者: Karen Budell - Google アナリティクス 360 スイート担当コンテンツ マーケティング マネージャー