企業が自らメディアとなり、情報発信しなければならない時代 | ネットPR.JP

ネットPR.JP - 2013年5月8日(水) 14:49
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インターネットの普及による情報流通の変化

ネットPRを成功させるために、今回はまず「ネットPR」とは何か?についてお伝えします。

PR(Public Relations)とは、“パブリック”つまり公共でのコミュニケーションを維持・促進するための活動を意味しています。

インターネット登場以前、企業がパブリックに対して情報を提供するにはマスメディアを経由するしか方法がありませんでした。
それにも関わらず、企業の広報担者がプレスリリースを配信してマスメディアを回っても、全ての情報が取り上げられるわけではありません。取り上げられたとしても、それはマスメディアよって編集・加工されたものであり、企業が発信した生の情報がパブリックに届くことはほとんどありませんでした。
費用を払ってマスメディア媒体のスペースを買う“広告宣伝”もありますが、いずれにしろマスメディアを経由することになります。

しかし、インターネットの登場により、直接パブリックに対して情報を届けることができるようになったのです。企業の広報活動は大きく変化しました。
インターネットが普及するにつれ、自社のWebサイトでの情報発信のみならずメールマガジンやブログやRSSなどが出現し、ソーシャルメディアも身近なものになりました。今では企業情報の伝達方法やルートはとても多様化しています。
つまり、インターネットによって企業が本当の意味で“Public” Relations活動ができるようになったのです。

マスメディアの役割の変化

マスメディアの役割の変化

トリプルメディアという言葉が登場して久しいですが、今すべての企業にはメディアを運営する感覚で情報発信、情報流通の活性化を行うことが求められています。
ネットPR.JPでは、「広告・PRにこだわらず、あらゆる手段を通じて企業の情報流通を促進すること」をインターネットでのPRと定義し、従来の「PR力」「マーケティング力」に加え、「コンテンツ設計力」「情報流通力」を総合して「ネットPR」と定義しています。

ポイント
  • インターネット以前はメディアを通してしかパブリックに対して情報を伝達できなかった
  • インターネットにより企業は自社メディアを手に入れ、パブリックに対して情報を直接届けられるようになった
  • マスメディアは企業にとって「唯一の情報伝達ルート」から「複数ある情報伝達ルートの“ひとつ”」に変わった
  • 「広告・PRにこだわらず、あらゆる手段を通じて企業の情報流通を促進すること」をネットPRという
マーケティングの変化とネットPRの重要性

インターネットは、一般消費者にも大きな変化をもたらしました。以前は企業から提供される限られた情報しか入手することができず、消費者はそれに対して受け身でした。
ところが今では、人々は自分が知りたいときに知りたい情報にアクセスできるようになりました。また、ブログやソーシャルメディアの登場によって自分から情報を発信することも可能です。情報の流れは双方向になり、消費者は能動的に働きかけられる立場に変わったのです。
つまり、企業と消費者の情報格差がなくなったと言えます。このことは企業のマーケティング活動にも大きく影響することとなります。

インターネット登場以前のマーケティングでは、消費者の購買プロセスは「AIDMA」と言われ「Attention(注意)、Interested(興味・関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)」の順に推移とされていましたが、消費者と情報との関係が変化したことで、このプロセスは「AISAS」に変わったと言われています。「Attention(注意)、Interested(興味・関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(共有)」となります。

インターネット上で情報を検索する“Search”、インターネット上に蓄積されていく“Share”のことを考えると、やはり企業にとってWeb上の情報コンテンツは重要な役割を担います。

インターネット以降のネットPR

インターネット以降のネットPR

企業には今、あらゆる情報コンテンツをWeb上に蓄積し、人々が検索したときに彼らが求めている情報にきちんと辿りつけるようにすること、そして、人々が情報共有することを考慮したコンテンツを設計することが求められています。
そのためには広告やPRの枠を超えて、情報流通を促進する力が必要不可欠なのです。

ポイント
  • インターネット以降、一般消費者は「企業からの一方通行な情報を受け身で待つ立場」から「情報を能動的に取りにいける立場」「情報を発信できる立場」に変わった
  • インターネットの登場により消費者の購買プロセスは「AIDMA」から「AISAS」に変化し、Web上に蓄積されるコンテンツがキーとなった
  • 企業には情報流通を促進する、ネットPRの力が必要不可欠となった

当コーナーでは、これからネットPR成功のポイントを定期的にご紹介していきます。

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