2009年の振り返りと2010年の予測 | CyberAgent SEO Information

CyberAgent SEO Information - 2010年1月6日(水) 17:24
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あらためまして、本年もよろしく御願いいたします。


さて、年末に2009年を特に振り返ることもなく、
2010年に突入してしまいましたので、
2009年の振り返りと、2010年の予測をあわせて簡単にしてみたいと思います。


2009年ですが、今振り返ってみると、正直あまり印象に残っていないなあというのが個人的な感想です。
そこで、2009年の1月から何があったのかをこのブログで振り返ってみたのですが、
まず頭に2009年を予測していましたね。そういえば。


こちらでは、
1,パーソナライズド検索の拡大
2,ユニバーサル検索の拡大
3,SEOの費用対効果の重要性がより認識される
4,モバイルSEOの進化
の4つを予測していたのですが、当たったような当たっていないような中途半端な結果ですね。
1,2については、確かにという感じでしたが、
3,4は大きく何かが変化したかと言われるとそんなことはなかったようにも思います。

パーソナライズドにしても、ユニバーサルサーチの拡大にしても、
Googleが年末にかけて一気にリリースしてきた中に含まれたという印象で
これによってユーザーの検索動向が変わったかと言われると、
まだそのはっきりした兆候は見られないと思います。


改めて、1年間の記事を読み返してみると、
6月のBingリリース

7月のYahoo!がBingを使用する方向性の決定
8月のGoogleカフェインのプレビューサイト公開にはじまる、Googleカフェインの導入
10月からのGoogleスニペットの機能追加
同じく10月からのtwitterに対する検索エンジンの動き

などが印象に残っています。


Yahoo!とマイクロソフトとの提携というところは、やはり特に日本では受ける影響が大きいことから、大変に大きなインパクトがありましたね。

ただ、Yahoo!のBing(日本の場合は他も可能性が残っていると思われますが)導入にまでにはもうしばらく時間がかかりそうですね。


Googleカフェインについては、1月に入って一気シフトしてきていますが、ここは2010年の予測のほうで触れたいと思います。


Googleのスニペットの変更は、2010年にSEOを行う上でCTRの向上において意識すべき問題だと思います。

これまでランクだけ意識してSEOをやっていた人も、このスニペットの表示変更によってCTRを意識し出した人もいるのではないでしょうか?


twitterそのものが、ネットマーケティングにおいて2009年で強烈なインパクトを与えているわけですが、それに検索エンジンも影響を受けてきています。これはGoogleカフェインの話とあわせて後ほど触れたいと思います。


こう見ると例年に比べると変化が少なかったのかなと思います。

特に、Bing導入前提となったYahoo!は動きが当然のように少なくなりました。

SEOの技術的な面からしても、特に大きな変化はなかったかと思われますが、

より質の高いサイトが評価されたり、質の高いリンクが評価されたりと、

総じて、検索エンジンの質があがり、俗に言うセマンティック検索の精度が向上しつつあると言ったところだと思います。


個人的には昨年は、Yahoo!のインデックスアップデートと見せかけて戻すというフェイントや、正規化のバグ、日本固有の更新が土曜日に起こるなど、Yahoo!に振り回されたことが強く印象に残っています(笑)


さて、そんな2009年も終わり、2010年について簡単に予測したいと思います。


1,プッシュ型SEOが重要に

言葉の使い方が微妙かもしれませんが、これまで検索エンジンクローラーが来るのを待っていたのが、これからは検索エンジンに対して情報をプッシュしていく必要が出ると思われます。

特にカフェインが導入により、よりフレッシュな情報に優位性が出る可能性があるGoogleでは、

・ページ更新によってGoogleに対してアピールする

・RSSフィードをして、Googleに更新を通知する

・twitterを使ってGoogleに情報を流す

などの、情報やサイトの更新情報をGoogleに対してプッシュしていくことが重要になると思われます。


2,セマンティック検索の進化

Bingはじめ、検索エンジンはユーザーが求めている情報がなにかを考慮して検索結果を表示する方向に進んでいます。

単純に全文検索するのではなく、ユーザーの問いかけに検索エンジンが答えるようなイメージです。

おそらく、この精度は検索回数が増えれば増えるほど経験則的に高まるものと思われますので、ユーザーが欲しい情報が一発で表示されるという、検索の精度がさらに高まるものと思われます。

そういう意味では、昨年以上にBingには注目していきたいと思います。


3,被リンクフィルターの強化

SEO用に人為的に生み出されたリンクと、自然発生したリンクを見分けるフィルターがさらに強化されて、精度が向上するのではないかと思います。

これまで、IPの分散やリンク位置など様々な監視項目から、人為的なリンクを見破ってきたと思われる検索エンジンですが、ここにも時間軸の要素が強くなってくるような気がしています。


4,Yahoo!はさらにペナルティを強化か?

2008年くらいから強まっている、Yahoo!の対SEO制裁ですが、今年もさらに強まるのではないかと思います。

キーワード出現率などの過剰なSEOへの制裁をさらに強め、Yahoo!が好まない形のSEOに対しては、ペナルティを強めてくる可能性があると思います。

過剰なSEOは行わず、あくまでユーザー視点でのサイト制作やコーディングが第一になるものと思います。


5,SMO再燃か?

ソーシャルアプリ全盛となっている今こそ、再度SMOの概念を見直す時期のような気がします。

SEOに対するフィルターがますます強まる中で、どうやったら自然にリンクが集まるか?

をよく考えるとソーシャルアプリも活用ができるのではないでしょうか?


以上から、2010年は、

○質の良いウェブサイトを制作する、質の良いコンテンツを作るという王道

○ペナルティへのケア(過剰なSEOへの注意)

○更新情報のプッシュ

○SMO

あたりが鍵になるような気がしています。


さて、来年の今頃、どれだけが正解しているでしょうか?

少なくとも今年(昨年)よりは当たると良いのですが・・・・。


本年は、昨年よりは更新回数を増やしていきたいと思いますので、

また一年よろしく御願いいたします。


【木村 賢】

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