SEOmoz対SEO Book、トップ検索マーケッター2人のトークバトル | SEO Japan

SEO Japan - 2010年10月8日(金) 13:05
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今回はアメリカのSEO業界のエース2人による長編インタビューを。SEO Bookのアーロン・ウォールがSEOmozのランド・フィッシュキンへの単独インタビューを行った内容になります。SEOはもちろん検索マーケティングにそれなりのレベルで携わる人なら必読。 — SEO Japan ランド・フィッシュキン氏と私には多少意見の食い違いがあることは周知の事実だ(特に追放に関するアプローチに関して) しかし、意見の違いはあるにせよ、同氏が抜け目のないマーケッターである点は間違いない。そこで、同氏のSEOのバックグラウンドを尋ね、私たちの意見が異なる分野における同氏の考えを記事にまとめることにした。興味深いことに、私が考えていたよりも遥かに多くの点で意見が一致することに気付いた。皆さんにはこのインタビューを楽しく読んで頂ければと思う SEO業界でのあなたのキャリアを通じて、大きな個人的な功績を教えてください。 まずは小さな企業を個人で経営しているとき、私自身(そして母)を破産の危機から救った英断をまっさきに挙げます。それ以来、何度も素晴らしい境遇に巡りあいました: カンファレンスでの初めてのプレゼン(2004年のSES トロント) コンサルティングからソフトウェアビジネスへの移行 ベンチャー投資を獲得 チームを構築(人材を採用しただけではありません) 国連の事務局長(パン・ギムン氏)との晩さん、そして、UNの技術責任者にSEOを説明したこと – 世界の紛争の絶えない地域の人々が検索を利用して、安全な避難所を探したり、逃げたり、情報を送信する経緯、そして、UNがSEOに関する機会を失っていた事実は衝撃的でした。私はそれまで自分達の職業が生きるか死ぬかの問題に発展するなどとは思ってもみませんでした。 米国で最も成長が早い企業を取り上げたInc 500 リストに入ったこと(地獄のような不況でした) 恐らく私の最も大きな功績は、私の妻との関係でしょうか。私の人生に何が起きても、妻が支えてくれました。そして、愛してくれました。だからこそ私のような人間でも苦しい時期を乗り切ることが出来たのだと思います。 サンフランシスコで休暇を楽しむ妻と私(妻のブログ) SEOにおいてフィッシュキンさんが学んだ最も直観から外れていることは何ですか(例えば、理論的には失敗するはずなのに、うまくいくこと、またはその反対のパターン)? 最も分かりやすく、個人的に頻繁に感じているのは、“最高のコンテンツは滅多に成功しない”と言う点です。システムの滑車とレバーを(意図的であっても無意識であっても)最大限に活用するコンテンツは、検索エンジンが“意図的”に上位にランクしようとするコンテンツよりも遥かに早く上位に格付けされます。 非常に積極的な販売戦略、とてもネガティブで不愉快なコンテンツおよびパーソナリティの成功も忘れてはなりません。恐らく、私が育った環境、あるいは、世間に対する私の見解が影響しているのでしょうか、私はこのような特徴を経済的な成功の妨げになるものだと考えていました。しかし、そうではないのです。このような特徴は自身の満足感および幸福感とは関係していないように見えます。そして、このような問題を持つ人々/組織において、この傾向は顕著に見られます。 私がいつも成功することに驚かされる技術的な戦略があります。それは、明らかに有償のテキストリンクを掲載する戦略です。数ヶ月前、リンクスケイプのインデックスを使って、ID 90%以上の有料リンクスパムをシンプルなプロセスを通して利用することが出来る点に気付きました: 1万または10万のクエリを収益化することが出来る用語/フレーズを利用します(上位のアドセンスの収益性の高いリスト等を介して) 別のウェブサイトに向かう外部のアンカーテキストのリンクを2本以上含むページを探します(例えば、ページAが、123.comに向かう「office supplies」と表示される1本のリンク、そして、456.comに向かう「student credit card」と表示される1本のリンクを持つ場合) リンクの計算を行う際は必ずこれらのリンクからもたらされる値を除外します(関連性/ランキングに影響を与えることはありませんが、ほぼすべての有料リンクの効果をそぎ落とします) 私たちはすべての作業を実施することなく実際にこの戦略を採用したわけではありません。そのため、実行に移すのが難しい特別な理由があるのかもしれません。しかし、3、4本のリンクのページにもこの方法を適用し、ウェブの大量の“有料”リンクグラフを取り除くことが出来る点は衝撃的です。グーグルが明らかにこの点を実施していないため、うまくいくはずはないのですが、いまだに理由が分からずに私は苦しんでいます。 話は変わりますが – 私は複数のSEOのプロの方にリンクスケイプ/オープン・サイト・エクスプローラを介して、この戦略をメトリクスにすることが出来るか尋ねてみましたが(例:“このページが有料リンクを含む可能性”メトリクス)、揃いも揃って反対されてしまったので、この戦略を近い将来実施することはないでしょう。 フィッシュキンさん達は、透明性の概念をマーケティングの大きな切り口として推進しようとしていました。そのため、リンクスケイプをローンチした際に非難されましたね(そしてその他の幾つかの状況においても)。透明性の観点をプッシュした取り組みは、全体的に役に立ちましたか?それともマイナスに働きましたか? SEOコミュニティの住民は、内部の対立を大げさに取り上げる傾向が見られます。私やあなた、そして、多くの業界の内部の人間がこの問題を把握し、このような類の問題から何かを得ようとしている点は同意します。しかし、ソフトウェア企業として、数千名の有料購読者、および、数万名ものメンバーを抱えるSEOmozへの影響は、私個人への影響よりも遥かに少ないようです。 リンクスケイプの問題ですが – 少なからず、- 正直に申し上げると – 私たちがこれまで遭遇した最悪の評判/ブランドに関わる問題は常に個人的な問題や論争に関係しています(誰かのブログへのコメント、私たちが投稿したエントリ、もしくはYOUmozでの投稿を許可した作品)。問題が発生した理由を説明することはできませんが、この時点においてはこのような問題には予測可能なパターンが存在するのではないかと思います(ウォールさん自身も見分けがつくはずです – 事実、この話題を分かりやすく説明するエントリを投稿しています)。そのため処理するのは簡単です – 怖いのは予測不可能な問題です。 私たちは透明性を本質的な価値として維持しており、常に透明性を推進するために働きかけています。個人的には本質的な価値とは、“収益や利益よりも私たちが重要視していることがら”を指します。そして、たとえ計測が困難であり、逆効果があったとしても、私たちは今後も維持します。実際にオフィスにはデザインチームが作成した以下のポスターが掲げられています: TAGFEEのポスターから抜粋 この件を私以上に分かりやすく説明する大好きな引用があるので紹介します: 「(私たちの)本質的な価値は競争で優位に立つことになったのかもしれません。しかし、この価値を持つ理由とは異なります。この価値自身が私たちを定義しており、たとえ競争上の不利になっていたとしても、私たちは変わらずこの価値を抱えていくのです」 – ラルフ・ラーソン、ジョンソン・アンド・ジョンソン [...]
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