検索サイト「Yahoo!検索」および「Google検索」の利用状況について調査した結果を、ヴァリューズが5月18日に発表した。同社のマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」モニター会員(20万人規模)について、2015年3月の1か月あたりの検索行動を集計したもの。
「Yahoo!検索」「Google検索」それぞれについて、PCからの検索回数を集計した結果、「Yahoo!検索」が53.8%、「Google検索」が46.2%で、Yahoo!検索が上回った。
男女別では、男性は「Yahoo!検索」48.3%、「Google検索」51.7%と大きな違いはなかったが、女性「Yahoo!検索」61.7%、「Google検索」38.3%で明らかな差が見られた。
検索サイトの利用割合(男女別)
年代別では、20代は「Google検索」の割合が高く59.9%で「Yahoo!検索」を上回った。しかし30代では「Google検索」は47.5%に下がり、「Yahoo!検索」が優勢。40代以降はさらに「Yahoo!検索」が数字を伸ばし、約56%前後をキープした。
検索サイトの利用割合(年代別)
さらに性・年代別にみると、20代男性はGoogle検索が約65%、Yahoo!検索が約35%だったのに対し、50代女性はGoogle検索が約35%、Yahoo!検索が約65%と完全に逆転していた。
男性は30~60代以上で大きな差はないが、女性は30代以降でYahoo!検索の利用が大きく偏っていることが明らかとなった。
検索サイトの利用割合(男女・年代別)
調査概要
- 調査対象:全国の20万人規模のモニター会員
- 調査時期:2015年3月
- 調査方法:マーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、Yahoo!での検索回数、Googleでの検索回数(PCからのアクセス)を集計
参考リンク
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ニュースリリースページ(ヴァリューズ)
-
ヴァリューズ
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説


今の若い人はグーグルで検索するんだね。でもね、注意したほうがいい。

というと?

この調査はPC、つまりパソコンでの検索についてしか調べていない。

あー。

モバイルだと、わざわざ検索エンジンの設定を変えるのでなければ、Android端末はグーグルだし、最新版iOSではBing検索だからね。

あら、Bingなんですね。

そのようだ。モバイル化がさらに進んでいけば、このデータとはだいぶ違う検索エンジン利用状況になる可能性が高いから、注意が必要だ。

ですねー。

とは言うものの、日本では長らく「検索といえばヤフー」が主流だったが(技術系の人などを除く)、若い人がこういう風に変わって来ているのがわかったのは、おもしろい調査だ。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
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へー。女性とか若い人はヤフーだと思ってました。