負け知らずのZOZOTOWN、一人勝ちの秘密

年商12億円から僅か5年で170億円に達した、ZOZOTOWNの成長の裏側に迫ります。

2011年2月20日 21:10

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また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

皆さま、初めまして。
我流eコマース(勝つためのeコマース術を解明)を執筆しております、
鈴木一平と申します。

本日よりWeb担Forumの場をお借りして、売れているeコマースサイトの謎を解いていきますので、どうぞ3分間ほどお付き合い下さい。

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「洋服をネットで買うならゾゾタウン♪」のCMでおなじみのZOZOTOWN。

$一流eコマース-zozo_cm

本日はZOZOTOWNの成長の裏側に迫ります。

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ZOZOは何故売れているのか?
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巷に出回っている情報を元にまとめてみると下記の通り。

1.先行者
  ファッション×ECの分野に、どこよりも早く手掛けた。

2.自前主義
  システム開発やら物流、カスタマーなど全て自前で。

3.人
  ここの社員の大半は元ZOZOのヘビーユーザー。洋服がとにかく大好き。

4.デザイン
  ブランド特有の世界観をウェブ上で再現した。

書いてある事はたしかにどれも「なるほどなー」と思う事ばかりですね。

この中で特に私がクローズアップしたいのはデザインの領域です!

そう。ZOZOTOWNと言えば、デザイン。
余談ですが、社内ではWEBデザイナーとは言わずCGクリエイターと呼んだり、よりウェブの世界の建物にリアリティを出すために実際の建築家がいたりするらしいです。

そんなZOZOTOWNの初期のデザインを入手したので、こっそりご紹介。

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※本家のブログではしっかり画像を公開しております。
BLOG:我流eコマース
http://ameblo.jp/ippeee-log/
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$一流eコマース-zozo2005

普通ですね(笑)
というか2011年に生きる私たちかららすると・・・といった感じです。

こんなサイトデザインからスタートしたZOZOTOWN。

2004年12月にオープンしてから、破竹の勢いで成長してきました。
そんな成長過程で、デザインが絡んだターニングポイントをクローズアップしてみましょう。

2006年 9月
ZOZOTOWNに隣接する想像と創造が行き交う塔「ZOZOTOWER」オープン
居住型SNS「ZOZORESIDENCE」オープン

$一流eコマース-zozoresidence

同年3月期、売上高33億。

2007年 10月
想像と創造のインターネット上のリゾート「ZOZORESORT」

$一流eコマース-zozoresort

同年3月期、売上高60億。

2010年 1月
ラグジュアリーブランドを扱うショッピングサイト「ZOZOVILLA」オープン

$一流eコマース-zozovilla

同年3月期、売上高171億。

おわかりいただけたでしょうか。
とにかくZOZOTOWNはサイトデザインに命をかけているのです。

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アパレルECをやっていてつくづく感じること
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全てのブランドは唯一無二の世界観をもっています。例外はありません。

店舗に出向けばよりそれが肌で感じ取れるはずです。

色使い、内装、音楽、証明、トルソーの色や体勢、商品の配置、店員の化粧や髪形などなど・・・
全てが一体となってこそ完成する世界観がそこにはあるのです。

このブランドが持つ世界観をウェブ上で100%再現したのが、今も昔も変わらずZOZOTOWNだけなのです。

アパレルに限る事ではなく、商品を製造しているメーカーであれば、必ず独自の世界観を有していることを忘れてはいけません。

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2011年はスマートフォンに命を吹き込む
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最近では、モバイルコマースが毎年そのシェアをPC以上に拡大させているため、各社、携帯サイトにも力を入れていますが、携帯サイトの場合、端末によっては表示容量に限界があるためデザインや商品画像のクオリティは二の次となっているのが現状です。

しかし、最近のスマートフォンの普及速度(2010年で全携帯の9%、2011年末には30%以上と言われている)をみても2011年からは本腰を入れて携帯サイトのデザインに取り掛かるべきだと私は思っています。

今から(携帯サイトの)デザインを洗練すれば、絶対的な他社との差別化が生まれます。

この記事をお読みいただいたEC関係者の皆さんへ!
是非、ブランドの世界観を再現できているかを自問自答しながら自社サイトを眺めてみて下さい。

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※本家のブログではしっかり画像を公開しております。
BLOG:我流eコマース
http://ameblo.jp/ippeee-log/
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