香るデジタルサイネージで訴求力アップ、NTT Com「香るサイネージ」提供開始

池田真也(Web担 編集部)

2008年8月27日 22:18

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は8月26日、デジタルサイネージソリューション「Spot Media」とインターネットで香りを運ぶ「香り通信」を連動させた「Spot Media with 香り通信 ~香るサイネージ~」の提供を開始した。 映像と音声で訴求するデジタルサイネージと、状況に適した香りを連動することによって、集客効果や売り上げ増加が期待できる新しいマーケティングソリューションを展開する。 NTT Comでは、従来のデジタルサイネージに嗅覚への刺激を追加し、訴求力向上を期待して「香るデジタルサイネージ」の実証実験を実施してきた結果、映像と香りを連動させることによるマーケティング効果を確認。NTT Comの「香り通信」を利用した書店、複合カフェ、映画館などの事例では、来客数の増加や売上効果の向上などの効果が得られたとしている。 「Spot Media with 香り通信 ~香るサイネージ~」のイメージ画像 http://www.ntt.com/release/2007NEWS/0010/1017a.html 実証実験の後、多数の導入の要望もあり、今後の市場拡大が見込まれることから、「Spot Media with 香り通信 ~香るサイネージ~」の商品提供を開始するにいたったという。 感性に訴える香りとデジタルサイネージの相乗効果により、以下のような効果が期待できるという。
  1. 販売促進モデル
    スーパーやショッピングセンターなどの売り場や商品棚などの購買地点にて、商品の興味喚起率を向上させ、商品の購買を促進させる効果を期待。
  2. 広告媒体モデル
    交通機関や公共施設などの人が多く流入する場所において、視認率を高め、企業イメージや商品ブランドの認知率・記憶率を向上。
  3. 空間プロデュースモデル
    ホテルやショールームなどの人が長時間滞留する場所において、リラクゼーションや集中力向上など、天然精油の身体への効能を利用した空間演出を期待。
なお、実証実験の結果として、バニラの香りを発生させた場合において、ソフトクリームの売上数が約1.3倍向上するといった効果があったという。 条件により料金は異なるが、初期費用15万7,500円(税込)から。料金には、香り発生装置(小空間用)と専用連携ソフトが含まれる。 NTTコミュニケーションズ http://www.ntt.com/
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