Textradeが運営する情報メディア「CloudInt」は、「生成AI画像における模倣・オリジナリティ」に関する調査を実施した。20~50代のWEBデザイナー1,007名が回答している。
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生成AI画像は“著作権侵害”になる?「画風の模倣」に不安を感じる人が8割超
まず、画像生成AIツールの利用経験について聞くと、「現在利用している」は78.6%、「過去に利用したことがある」は15.1%で、使ったことがある人が多数派となった。利用したことがある画像生成AIツールとしては、「ChatGPT(46.9%)」が最も多く、「Adobe Firefly(36.0%)」「Midjourney(23.2%)」と続いた。
また、AIが生成した画像が既存作品に似ていると感じたことがあるかを聞くと、「よくある・ややある」の合計は88.0%にのぼった。その理由としては、「色使い・画風が似ていた(36.1%)」「構図・アングルが似ていた(29.0%)」「キャラクターの特徴が似ていた(21.8%)」などが挙げられた。
AIによる“画風模倣”に不安を感じるかという質問では、84.6%の人が「よく感じる・ときどき感じる」と回答。具体的に不安に感じるポイントとしては、「著作権侵害になる可能性(盗用)」が53.9%で最も多く、ついで「元作品や学習データが不明なこと(模倣と盗用のリスク)」が48.7%、「既存作家と“似ている”と言われるリスク(模倣)」が45.4%となり、AIの利便性を評価しつつも、安心して使うための判断材料が求められていることがわかった。
Webデザイナーが考える“オマージュと模倣の境界線”とは?
続いて、デザイナーとして、“オマージュと模倣の境界線”はどこだと思うかを聞くと、「人間が構造・色・意図を再設計していればオマージュ(37.5%)」や「特定作家の“作風・パターン”をそのまま出力している場合は模倣(32.8%)」が上位となった。人の手でオリジナリティが加えられているかどうかが判断軸として重視されているようだ。
また、一般生活者とデザイナーで“模倣”の認識に差があると思うかという質問では、「大きな差があると思う・やや差があると思う」の合計は80.8%にのぼった。具体的に「社会的な課題」だと感じるものについて聞くと、「境界線の曖昧さが混乱を生んでいる(32.7%)」「AIが学習する仕組みが不透明で誤解されやすい(24.9%)」といった回答が見られた。
最後に、AI生成画像について「もっと明確になってほしい」と感じるポイントを聞くと、「著作権の扱い(44.9%)」「使用された学習データの出所(44.6%)」がツートップとなり、ついで「商用利用の可否(32.7%)」が続いた。模倣や盗用に関与してしまうリスクを避けるためにも、利用者が安心して活用できるルールや環境の整備が求められているようだ。
調査概要
- 【調査期間】2025年12月16日(火)~2025年12月18日(木)
- 【調査対象】調査回答時に20~50代のWebデザイナーと回答したモニター
- 【有効回答数】1,007名
- 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
- 【調査元】CloudInt
- 【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
