SEO(検索エンジン最適化)分析・AI(人工知能)検索解析など包括的なマーケティングソリューションを展開するシンガポールAhrefs(エイチレフス)は、同社のコンテンツマーケティングツール「AIコンテンツヘルパー」に、Googleの文書作成ツール「Googleドキュメント」へ直接エクスポート(出力)できる機能を搭載した、と12月5日発表した。コンテンツマーケティングが効率化できる。
AIコンテンツヘルパーは、検索結果で高順位を目指すためのコンテンツ作成ツール。検索エンジンのAIがコンテンツの評価に使う技術「コサイン類似度」と同じ測定方法を採用している。コサイン類似度は、LLM(大規模言語モデル)がトピック間の関連性の数値化に使用する技術で、単語やフレーズをベクトル空間上に配置して角度(類似度)を計算し、コンテンツ同士の関連性を判断する。
AIコンテンツヘルパーはこの原理を応用し、検索意図に対してコンテンツがどれだけ関連性が高いか、AIと同じ基準で自動的にスコアリングする。今回Googleドキュメントへのエクスポート機能を加えたことで、分析結果がワンクリックで書き出せるようになり、分析からコンテンツ執筆、共有まで継ぎ目なく可能になった。コンテンツマーケティングの効率的なワークフローが実現する。
- この記事のキーワード