ヒューマンメディアは11月30日、「日本と世界のメディア×コンテンツ市場データベース2025 Vol.18【確定版】」を発刊した。2024年の日本と世界のコンテンツ市場、日本のコンテンツの海外売上に関する調査結果をまとめている。
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2024年の日本のコンテンツ市場、前年比3.9%増で15兆円を突破

2024年の日本のコンテンツ市場規模は15兆2,602億円(前年比3.9%増)で、過去最大となった。分野別で見ると、映像・音楽配信、スマホゲームとオンライン広告が特に拡大しており、これらの合計が全体の約半数を占めた。

世界の主要8か国・地域のうち、市場規模が最大だったのは米国で、円建て換算で90兆円超と日本の約7倍に達した。ついで中国が40兆円超で、日本の約3.5倍に拡大。英国も14兆円超となり、わずかに日本を上回った。
GDP(国内総生産)に占める割合を見ると、日本は2.44%で米国をやや上回った。韓国は3.42%、英国は2.60%とさらに高い数値が続いている。一方、国民1人あたりの年間消費額で比較すると、日本は米国・英国・韓国・ドイツに次ぐ5番手に。米国の40%以下で、英国の約50%という結果だった。
2024年の日本のコンテンツの海外売上を見ると、コンテンツ7分野の売上合計は約4.0%拡大し、6兆円を突破した。海外から日本への収入は約3.4兆円となっている。中でもアニメの売上は前年比26.0%増の約2.2兆円と大幅に拡大し、海外市場での存在感を示した。
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