アンテナショップ人気ランキング! 20代の週1回以上の訪問率、60代の6倍! 若者の“米活”が人気?【ブランド総合研究所調べ】
ブランド総合研究所は、東京都内にある全国の道県のアンテナショップ34店舗について、「第8回アンテナショップ利用実態調査2025」を実施した。
北海道どさんこプラザが1位
過去1年間で来店・利用したことのある店のランキングを作成、上位10位までの結果は表のとおりになった。3位から6位までは東北の店舗が占めているなど、東北各店の来店率が高くなっている。

1位 北海道どさんこプラザ
年間での来店率が最も高かったのは「北海道どさんこプラザ」で、2017年の調査から連続して1位を獲得。有楽町駅前の交通会館の1階にあり、北海道の珍しい産品が所狭しと並んでいる。また、入り口付近ではソフトクリームやコロッケのテイクアウトも人気だ。
2位 沖縄・銀座わしたショップ本店
2023年1月に銀座から有楽町に移転し、来店率は低下したが相変わらず人気が高い。移転に伴い販売面積が狭くなったが、商品棚が所狭しと並んでいる。「ぎっしり感」がこの店の魅力のひとつになっている。
3位 宮城ふるさとプラザ
2005年に池袋でオープンしたが、2025年1月に運営体制を変えて日本橋茅場町でリニューアルオープンしている。
新規ユーザーは減少傾向、リピーターが増加
2024年の34店平均の年間来店率は1.48%と低下。一方で、利用経験者の訪問回数は平均19.15回に増加し、リピーターやヘビーユーザーが増加している。特に20代の訪問頻度が高く、「週1回以上」訪問する割合は60代以上の6倍に。若年層にとってアンテナショップは有望な市場であり、特に「お米」が人気。

アンテナショップで最も購入されるのは「お菓子・スイーツ」(58.6%)。一方、「米・米加工品」は全体で14.5%だが、20代男性では38.0%と若年層での購入率が高い。少量パックやパックごはんの品揃えが、独身世帯のニーズに合致しているためと考えられる。若年層はアンテナショップを「地域特化型コンビニ」として利用する傾向が強まっている。

調査概要
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査対象登録調査モニター】(約450万人)から首都圏在住で20歳~79歳の男女、20,000人(各年代別に男女2000人ずつを回収。60代以上には70代を含む)
- 【有効回答数】計19,784人(不完全回答など信頼性の低い回答は集計の対象外とした)
- 【調査時期】2024年10月18日~11月2日
- 【調査項目全体指標】都内アンテナショップの利用頻度
- 各店の利用状況:これまでの訪問経験、過去1年間の来店状況
- 店内での行動:食品・工芸品の購入、イベント参加、観光情報入手率など
- 食品分野別の購入:肉製品、魚介類、米、スイーツなど分野別の購入率
- 来店意欲:各店の再来店意欲、新規来店意欲
- 飲食経験:併設飲食店の利用率
- ECサイト利用:ECサイト(ネット通販)の利用率
- 【分析方法】
- 単純集計:項目別に各店の結果、対象店舗の平均
- 経年分析:過去5年間の結果の比較(比較可能な項目、店舗のみ)
- 出店エリア分析:銀座、有楽町、日本橋、新橋、その他 のエリア別分析
- 属性クロス集計:回答者の年代、性別、婚姻、居住地、子どもの有無、食表、世帯年収、居住環境
- 属性バランス分析:各店の利用者等の属性のバランス(割合)を比較。その結果からポジショニングマップを作成
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