全上場企業3,970社「ホームページ充実度」最新ランキング、「東レ→帝人」「荏原製作所→セガサミー」など1位入れ替わり【日興アイ・アール調べ】

「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」で評価。東証33業種別でソフトバンクやキリンが1位に。

日興アイ・アールは、「2023年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」の表彰企業を発表した。2003年度に開始し、今年度で21回目。

今回の調査では、全上場企業3,970社のホームページについて、「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点(50項目)で1次評価を行い、さらにその上位企業1,173社に2次評価(164項目)を行いランキング化している。その結果、総合上位企業508社、東証33業種別の上位企業5社などが、表彰対象に選定された。

株主総会のライブ中継、クッキーポリシー明示、女性管理職比率などがカギに

業種別の最優秀サイトは以下のとおり。「ニッスイ」(水産・農林業)、「キリンホールディングス」(食料品)、「オリンパス」(精密機器)、「ソフトバンク」(情報・通信業)など、多くの企業ホームページが前年同様1位を維持したが、「東レ→帝人」(繊維製品)、「中外製薬→住友ファーマ」(医薬品)、「荏原製作所→セガサミーホールディングス」(機械)、「コニカミノルタ→日本電気」(電気機器)など、一部入れ替わりを見せた業種も存在する。

“分かりやすさ”の項目では、決算説明会や株主総会をライブ中継・オンデマンド配信する企業の増加傾向が続いている。“使いやすさ”の項目では、「ページトップに戻るまたはメニューボタンが常に表示」「日本語版サイトのレスポンシブウェブデザイン対応」などが増加。“情報の多さ”の項目では、「クッキーポリシーの掲載または同意確認」が前年比プラス4.5ポイントの掲載率57.0%に上昇した。

2次評価対象企業に限定した場合では「クッキーポリシーの同意確認のポップアップ表示」の対応率が前年比プラス8.3ポイントの掲載率39.5%、「女性管理職比率の掲載」が前年比プラス13.3ポイントの掲載率58.8%、「ESG活動目標の掲載」が前年比プラス13.0ポイントの掲載率75.2%と、大幅に上昇している。

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調査概要

  • 【調査対象】対象企業のコーポレートサイト(商用サイトを除く)
  • 【調査方法】「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点ごとに選定した評価項目164項目で評価
  • 【調査期間】2023年6月~9月
  • 【対象数】1次評価:全上場企業3,970社(2023年7月時点)、2次評価:1次評価上位企業を対象に1,173社。2次評価対象企業より下記企業を表彰。
    • 総合部門:最優秀/優秀/優良企業 508社
    • 業種別部門:最優秀/優秀企業 業種別5社
    • スタンダード市場部門:最優秀/優秀/優良企業 100社
    • グロース市場部門:最優秀/優秀企業 31社
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