アドビ、Figmaの買収を断念 欧州規制当局の承認を得られず

アドビ(Adobe)とデザインツールのFigmaは、アドビによるFigmaの約200億ドルでの買収・合併を見送ると発表した。

アドビ(Adobe)とデザインツールのFigmaは17日(米国時間)、両社が2022年9月に合意した、アドビによるFigmaの約200億ドルでの買収・合併を見送ると発表した。理由は欧州委員会および英国において、規制当局の承認を受けることができないと判断したため。

アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOは、「アドビとFigmaは、規制当局の調査結果に同意しないが、独立して前進することがそれぞれの最善の利益と確信している。両社はクリエイティビティと生産性の未来を共同で再定義するというビジョンを共有していたが、我々は、パーソナライズされたデジタル体験を通じ、世界を変えるという巨大な市場機会とミッションの実現に向け、引き続き有利な立場にある」と述べている。

Figmaの共同創業者兼CEOのディラン・フィールド氏は、「両社が、それぞれのコミュニティに対してできることを加速するため、15カ月前にこの契約を締結した。その未来を諦め、独立した会社として歩み続けるが、ユーザーのために協力する方法を見つけることに興奮している」と言及。この15カ月間もネイティブAI機能などを追加しており、「Figmaの最高で革新的な日々は続く。2024年にお会いしましょう!」と述べている。

本記事は、Impress Watchの「アドビ、Figmaの買収を断念 欧州規制当局の承認を得られず」(2023/12/18)の転載記事です。

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