DNPがグループのIWIの内部不正対策ソリューション「CWATクラウド」導入、両社で販売開始

不審な操作だけを記録するログ機能や特定の文字を含むファイルの持ち出し検出機能を搭載

大日本印刷(DNP)は、グループ会社で決済・セキュリティ関連システム開発のインテリジェント ウェイブ(IWI)が提供するSaaS型の内部不正対策ソリューション「CWATクラウド」の自社導入を10月に始めた、と10月5日発表した。企業・団体向けにCWATクラウドと、オンプレミス(企業の自社運用)版「CWAT」の販売や導入・運営のサポートも、両社で開始する。

内部情報漏えい対策が企業の課題になっていることが背景。DNPはこれまで、端末で不審な操作があった際に全てのログを調査・分析していたが、CWATクラウドで効率化する。CWATクラウドは、通常の操作ログのほか不審な操作だけ記録するログ機能と、「機密」「社外秘」など特定文字を含むファイルの持ち出しを検出するキーワードチェック機能を備える。

CWATクラウドとCWATの販売、導入・運営サポートは、DNPの社内導入のノウハウを生かして実施する。CWATクラウドは、20年の実績があるCWATのSaaS型として5月から提供。ソフト製品と比較して導入・試用期間の短縮や、サーバーの調達、メンテナンスのコスト、管理の負担削減が可能になる。両社はエネルギー関連や製造業、製薬企業などに展開していく。

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