AViCとShirofune、AIで動画広告の制作から分析まで可能な「Cre Tech Force」を提供

動画広告内の物体やテキストなど構成要素を解析して定量化する動画広告ソリューション

小島昇(Web担編集部)

2023年4月20日 7:01

デジタルマーケティング事業のAViC(エイビック)は、広告運用自動化ツール開発・販売のShirofune(シロフネ)と共同開発した動画広告ソリューション「Cre Tech Force(クリテクフォース)」のベータ版の提供を始めた、と4月19日に発表した。動画広告のクリエイティブの効果を上げるための分析からプランニング、制作まで高精度に行うことができる。

第1弾としてベータ版で提供する分析機能部分では、動画内の物体やテキスト、音声の情報内容を解析して構成要素や表現を定量化する。情報量の多い動画を人による感覚的な分析ではなく、科学的・統計的に分析できるようになり、動画制作のプランニング精度が格段に向上する。夏ごろに正式版のリリースを予定している。

動画広告は多くの情報量を伝えられる一方で効果検証が難しく、感覚的な分析や属人的な運用で良さを生かし切れていない現状があり、より効果的な動画広告の運用を実現すべく両社で1年ほどかけて研究・開発した。開発では東京大学原田研究室で機械学習を研究しつつ、メルカリで画像認識システムの開発、運用に従事した荒瀬晃介氏が監修した。
 

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる