サイカとヤフーが高度なマーケティング・ミックス・モデリングソリューションを提供

サイカの分析ソリューションで「Yahoo! JAPAN」の検索や興味関心の行動データを分析

データサイエンスソリューション事業のサイカ(XICA)とヤフーは、生活者の購買行動プロセスにもとづく高精度なマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)ソリューションの提供を目的に協業を始めた、と2月21日に発表した。サイカが保有する分析ソリューションをもとに、多様なサービスを提供している「Yahoo! JAPAN」の検索や興味関心などのユーザー行動データを分析して事業成長に貢献するMMMソリューションを提供する。

MMMの分析モデルでインターネット上での生活者の動向を捉えるには、検索ワードに最適化したテキストを検索結果画面に掲載する「リスティング広告」のインプレッション(広告表示)数やクリック数などの広告のデータを用いてきた。今後は月間利用者数約5500万人(22年9月時点のログインユーザーID数)のヤフーのユーザー行動データの分析が加わるのでデータの精度が高まり、より精度が高い分析モデルを構築することができる。

MMMの分析モデル図イメージ(従来のMMM)
MMMの分析モデル図イメージ(サイカとYahoo! JAPANによるMMM)

たとえば、従来の分析モデルでは、「テレビCMの放映でリスティング広告のクリック数が向上した」という分析結果が得られる。これに対して、サイカが保有する分析ソリューションでヤフーの検索データを用いた分析モデルでは、「テレビCMの放映によって30代女性の検索数が向上した一方、20代男性の検索数には影響が無かった」といった従来よりも詳細で、企業のマーケティング改善に活用しやすい分析結果が得られる。

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