ヤフーが上半期の「広告サービス品質に関する透明性レポート」公表、約6700万件を非承認

非承認理由で今回は医療機関の割合が上昇、毎年上位の「最上級表示」「化粧品」が1、2位

ヤフーは、2022年度上半期(2022年4月1日~9月30日)の広告審査実績をまとめた「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公表した、と12月19日発表した。「Yahoo! JAPAN」が定めた基準に抵触するとして、6781万6400件の広告素材を非承認にした。2021年度上半期の5690万3450件から増加していた。非承認の理由では「医療機関」の割合が上昇した。

広告非承認数

非承認の件数は、広告掲載基準、広告入稿規定、広告販売ルールに抵触した広告のタイトル、説明文、画像、リンク先サイト、キーワードの各非承認数の合計で、広告単体の件数ではない。非承認理由では毎年上位の「最上級表示」「化粧品」が1、2位だったが、今回は医療機関が4位に入った。医療機関は2021年度と2020年度の上半期には4位以内になかった。

2019年以降の上半期の上位

2022年度上半期の非承認件数は2021年度上半期より増えたが、直前の2021年度下半期の7575万4917件からは減った。広告審査では広告単位の対応に加え、違反表現を繰り返したり、大量の非承認広告を入稿したりする広告アカウント自体を停止している。2022年度上半期は4069件のアカウントを非承認にした。これも2021年度下半期の5324件と比較して減少した。

アカウント審査非承認数
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