ヤフーが「Yahoo! MAP」で航空写真に代わって人工衛星から撮影した衛星画像の提供を開始

航空写真の更新頻度が都市部と比べて低かった地方都市などでも新しい画像の確認が可能に

ヤフーは、同社が展開する地図サービス「Yahoo! MAP」(「iOS」「Android」版)で、航空写真に代わって人工衛星から撮影した衛星画像の提供を始めた、と10月31日発表した。人工衛星の周回に合わせて全国どこでも同じ頻度で撮影するため、航空写真の更新頻度が都市部と比較して低かった地方都市などでも、新しい画像が確認できるようになった。

米国宇宙企業のマクサー・テクノロジーズが提供する人工衛星から撮影した衛星画像を表示する。人工衛星に搭載するセンサーで取得したデジタルデータとなり、航空写真より高度から撮影している。Yahoo! MAPを起動し、画面右上の地図スタイルボタンをタップして「地図の種類」から「航空写真」を選択すると確認できる。名称は航空写真のまま。

アプリ「Yahoo! MAP」上では、これまで通り「航空写真」の名称で提供される

衛星画像の特長と例では、9月に開業した西九州新幹線の終着駅、JR長崎駅周辺(長崎市)で、北に延びる線路や新しくなった駅舎の形状が確認できる。那覇市の首里城正殿周辺では、再建の様子が衛星画像を通して見られる。首里城は2019年に正殿内部で発生した火災で正殿をはじめ9つの施設が焼失。再建に向けての起工式が11月3日に実施される。

新しくなった衛星画像の例(JR長崎駅周辺)
新しくなった衛星画像の例(首里城正殿周辺)
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