NECとカゴメがAIで子供の苦手な野菜と相性の良い食材を導き「AI(愛)のプリン」を開発

伝説のプリン職人・所浩史氏が協力、レシピ情報は無償公開、子供の野菜嫌い克服目指す

日本電気(NEC)とカゴメは、子供の苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを利用した「AI(愛)のプリン」(6種類)を開発した、と8月2日に発表した。カゴメが実施した「子どもの野菜に対する意識調査(2019年)」の結果と、NECのAI(人工知能)を活用して導き出し、“伝説のプリン職人”として有名な岐阜の洋菓子店「プルシック」の所浩史オーナーシェフが協力した。カゴメの野菜摂取推進活動「野菜をとろうキャンペーン」の一環。

「AI(愛)のプリン」(6種類)

6種類のプリンのレシピは、子供の野菜嫌い克服と、夏休みの親子のコミュニケーション活性化に寄与することを目指に専用ホームページで無償公開する。プルシック店舗やオンラインショップで、「トマトとクリームチーズ」と「とうもろこしとヨーグルト」の2種類のプリンが第1弾として販売される。プルシックのオンラインストアは9月1日から。店舗(プルシック岐阜)は9月2日から。商品は各2000個で、価格は各500円(税込)。

カゴメが実施した意識調査で、野菜が好きな子供でも74%は嫌いな野菜があった。調査を参考に選定した21種類の野菜と、NECが収集した50万以上のレシピ情報から、NEC独自のデータ間の隠れたつながりを発見する「リンク予測AI」の技術を活用し、子供が苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを100通り導き出した。特設サイトでの一般投票で25種類を選出し、所オーナーシェフが結果を参考にして6種類のプリンを開発した。

「リンク予測AI」を活用した食材の組み合わせの導き出し方
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