NECが顔認証で新型コロナワクチン接種の完了を確認するクラウドサービスを提供開始

「接種証明書アプリ」と顔認証を連携、施設やイベント入場時の確認作業を簡単・安全に

NECは、顔認証を活用してワクチン接種の完了を迅速に確認するサービスを開発し、生体認証とID連携機能を一体化したクラウド基盤サービス「NEC I:Delight(アイディライト) Services」の機能として3月末に提供を始める、と2月10日に発表した。政府の新型コロナワクチン接種証明書アプリ「ワクチンパスポート電子版」と顔情報とを紐づけ、施設入場の際にワクチン接種を完了していることを顔認証による非接触で確認する。

利用イメージ

 

利用者は、事前に接種証明書アプリの接種証明情報と顔情報を専用Webサイトから登録して紐づける。施設管理者は、入場の際に証明書やスマートフォンの提示を受けなくても顔認証でワクチン接種の完了確認が安全にでき、係員による目視の確認作業を大幅に削減できる。クラウドサービスとして提供するので、初期費用を抑制して短期間で導入が可能。個別のアプリケーション開発やメンテナンスも不要で、導入後の運用も容易だ。

観光施設やイベントなどでの利用を想定し、2023年度中に1000か所への導入を目指す。ワクチン接種証明書の確認を施設の入り口で係員が目視で行うと、その作業負荷だけでなく、係員と利用者との距離を保てないなどの安全対策も課題になっていた。NECは今後、ワクチン接種完了だけでなく、入場チケットの同時確認なども顔認証で行い、大規模イベント入場のさらなる簡便化と時短化を目指す。

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