JICDAQがデジタル広告の品質基準を満たした事業者を公開、事業者は「認定マーク」使用

「JICDAQ認証」は「無効トラフィック対策」か「ブランドセーフティ」認証の基準満たす

デジタル広告の品質を認証する機関で一般社団法人のデジタル広告品質認証機構(JICDAQ)は、「JICDAQ認証」の公開を11月1日から始めた、と同日発表した。JICDAQの定めるデジタル広告の品質に関する業務プロセスの認証基準を満たした事業者をJICDAQのWebサイトに「品質認証事業者」としてリスト掲載した。認証基準を満たした事業者は「認証マーク」を使用することができる。認証の有効期間は1年間。

JICDAQの認証基準は、①アドフラウド(広告詐欺)を含めた無効配信を除外する「無効トラフィック対策認証」②ブランドを損なうサイトへの広告掲載防止する「ブランドセーフティ認証」の2種類で、それぞれ「第三者検証」「海外認証」「自己宣言」があるので、計6種類の認証が内容に応じて付与される。新たに認証されるたびにリストは随時追加・更新される。事業者は更新のための第三者検証か自己宣言の認証が必要になる。

JICDAQは、公益社団法人の日本アドバタイザーズ協会(JAA)、一般社団法人の日本広告業協会(JAAA)、一般社団法人の日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の広告関係3団体が中心となって設立された認証機関で、4月1日から事業を開始した。デジタル広告の品質課題を解決するために設けた認証制度によって、デジタル広告市場が健全に発展して企業にも社会にも有益なものになることを目指している。

登録アドバタイザー一覧
登録事業者一覧
品質認証事業者一覧と賛助登録事業者
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