「Twitter」広告運用でのリアルタイムビッティングツール「Twitter Bid Optimizer」開発

サイバーエージェント、設定した目標獲得単価に合わせて入札をリアルタイムに自動調整

山川 健(Web担 編集部)

2020年12月4日 7:01

インターネット広告事業のサイバーエージェントは、「Twitter」広告運用での独自のリアルタイムビッティングツール「Twitter Bid Optimizer(ツイッタービッドオプティマイザー)」を開発した、と12月3日発表した。スマートフォン広告主に提供を始めた。設定した目標獲得単価に合わせて入札をリアルタイムに自動調整できる。

リアルタイムビッティングは、広告表示ごとにリアルタイムで入札して配信広告を決める広告売買形式。Twitter広告では、アプリインストール向け以外の入札は手動で調整する必要があり、運営体制や人的資源に即時性や精度を依存する課題があった。Twitter Bid Optimizerは独自のアルゴリズムで入札の強化、抑制判断を行う。

天候の変化などの外部要因やTwitter上での会話増といった突発的で不規則な効果変動にもリアルタイムで入札調整が可能になる。配信を強化するタイミング逃すことがなく、広告配信の効果を高められる。外部計測ツールの数値を利用した自動入札調整もでき、アプリ登録や課金といったより深い広告指標での入札調整も実現する。

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