コロナによる日本人の変化、自粛期間中に利用頻度が増えたサービスは「動画配信」と「料理系」【サイバーエージェント調べ】
サイバーエージェントのサイバーエージェント次世代生活研究所は、「withコロナにおける日本人の消費意識とメディア行動の変化」に関する調査結果を発表した。
自粛期間中の収入・支出の変化と、自粛期間前後のメディア・サービス利用の変化について、全国3,094人から回答を得ている。
自粛期間により「首都圏」ではテレワークへの移行が進展
まず、自粛期間中「通常通りの出勤」をしていた人は全体で45.7%。「在宅勤務」(一部在宅勤務になった12.6%+在宅勤務になった10.3%)は22.9%だった、「特定警戒地域」(東京・千葉・埼玉・神奈川+北海道・京都・大阪・兵庫)以外は53.2%が「通常通り」だったが、特定警戒地域の「首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川」は、「通常通り」は34.3%にとどまった。自粛期間により「首都圏」ではテレワークへの移行が進展したと思われる。
収入の増減については、「減少した」34.7%、「変わらない」62.2%で、影響はありつつも変わらないという人が主流。年代別では、15~29歳で「減少した」が他年代より高い。
お金の使い方においては、全世代において交際費(友人との食事、飲み会費)が減り貯蓄が増えていた。一方、自粛後(予想)は、自粛中よりも貯蓄を減らし交際費を増やす傾向が増加。実店舗の利用においては、「飲食店でのテイクアウト」の消費のみが唯一「増えた」が「減った」を上回った、逆に減った割合が高いのは、「ショッピングモール」58.9%、「ホームセンター」45.6%、「バラエティショップ」43.4%などだった。
テレビの利用が自粛期間前から上昇、自粛期間後に利用したいメディアでも1位に
この背景を探るため、「自粛期間前から比べて、利用し始めた/利用頻度が増えたメディア」および「サービス」を聞いた。
自粛期間中に利用頻度が増えたメディアは「テレビ」44.3%、「YouTube」39.0%、「Google検索」24.6%の順。自粛期間終了後も利用し続けたいメディアは「テレビ」54.4%、「YouTube」47.2%、「LINE」31.7%が上位だった。
一方、自粛期間中に利用頻度が増えたサービスは、「Amazonプライムビデオ」16.9%、「クックパッド」13.4%、「クラシル」7.8%、「TVer」7.7%、「NETFLIX」6.5%。自粛期間終了後も引き続き利用し続けたいサービスは、「Amazonプライムビデオ」34.2%、「クックパッド」23.7%、「TVer」12.6%だった。やはり動画配信と料理系が強い。
なお「自粛期間前に比べて意識が変わったこと」を聞くと、1位「情報の正確性を重視する」20.8%、「大人数での旅行・外出をしない・減らす」18.5%、「コロナに関連する情報を積極的に収集する」17.1%が上位だった。
調査概要
- 【調査対象】全国15歳~69歳
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査期間】2020年6月5日~8日
- 【有効回答数】3,094人
※特定警戒継続地域1,455人(首都圏911人、その他特定警戒継続地域544人)と他地域1,639人の合計
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