DLPOがAIでLPを自動生成、パーソナライズしたABテストでCVRを改善する「MICRO」開始

AI開発のデータアーティストと共同で提供、テレビとSNSでトレンド学び刺さるコピーも自動で生成

小島昇(Web担編集部)

2020年6月3日 7:00

LPO(ランディングページ最適化)事業のDLPOは、電通グループで人工知能(AI)開発のデータアーティストと共同で「MICRO(Multi-Intelligent CRO、ミクロ)」を始めた、と6月2日に発表した。CRO(コンバージョン率最適化)サービスの「MICRO」はサイトに最適なコピー(広告文)をAIで生成し、効果を調べるABテストをパーソナライズして提供する。

「MICRO」によるページ最適化イメージ

ウェブ行動データを基にAIがユーザーをクラスターに分類。テレビとSNSから世の中のトレンドとプロのコピーライターの特徴も学習して、LP(ランディングページ)で最初に見るファーストビューや、クリックを促すコピー案をクラスターごとに自動生成してABテストをする。各セグメントにパーソナライズしたページを継続的に最適化していく。

「MICRO」のワークフローイメージ

WebページのCVR(コンバージョン率)を改善するABテストは、複数パターンのページを用意し、配信先セグメントの設定と、その設定にふさわしい刺さる広告コピー作成が手間だった。MICROは、LPO事業とABテストのパーソナライズに実績あるDLPOと、AIをマーケティングに活用するデータアーティストの技術とノウハウを合わせて開発されている。

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