小売店のデジタルサイネージ動画広告で商品棚前の消費者の広告視聴率・視聴時間を計測
CyberBull、サイネージ端末のAIカメラの画像認識技術活用、イオン九州店舗で実証実験
2019/4/26 7:02 マーケティング/広告
インターネット広告事業のサイバーエージェント子会社で動画広告を中心にマーケティング支援を行うCyberBullは、小売店に提供するデジタルサイネージへの販促動画広告で、商品棚の前にいる消費者の広告視聴率・視聴時間の計測を可能にした、と4月25日発表した。イオングループのイオン九州の店舗で実証実験を始める。
実証実験は福岡県内の2店舗で実施。サイネージ端末に搭載したAI(人工知能)カメラの画像認識技術で商品棚前の客の年齢、性別を推測。広告視聴人数、広告視聴率、広告視聴時間の各データを取得する。炭酸飲料やヘアケア商品を対象にし、店舗の売場2ヵ所に各2、3台のサイネージ端末を設置して商品の動画広告を配信する。
POS(販売時点情報管理)データとAIカメラのデータを組み合わせ、来店客あたりの購買単価の変化と、効果的な動画広告素材のパターンを検証。年代や性別ごとに見られやすい広告の特徴が分かる。画像処理はサイネージ端末内で完結し、個人が特定できる顔の画像データは保存することなく削除してプライバシーに配慮する。
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