セールスフォース・ドットコムが国内事業への投資拡大、社員2000人増やして3500人に

「セールスフォースタワー」と呼ぶ新拠点を皇居和田倉濠に隣接の22階建てビルに開設

山川 健(Web担 編集部)

2019年4月15日 7:01

CRM(顧客管理)ソリューション事業のセールスフォース・ドットコムは、国内事業への投資を拡大する、と4月11日発表した。日本企業のデジタルトランスフォーメーション(ITによる業務変革)の支援強化を目的にする。社員数を大幅に増やすとともに「セールスフォースタワー」と呼ぶ新拠点を東京都千代田区に開設する。

社員数は現在、営業やアライアンス、エンジニアリング、カスタマーサポート、マーケティングなど全組織で約1500人だが、2024年までの5年で最大2000人を増員し、計3500人規模の体制にする。セールスフォースタワーは事業の広がりと社員増加に対応するため設置。世界のセールスフォースで8番目、アジアで初となる。

セールスフォースタワーは、皇居の和田倉濠に隣接した22階建ての複合ビル「日本生命丸の内ガーデンタワー」(2014年完成)の全オフィスゾーンを借り受け「Salesforce Tower Tokyo」の呼称で2021年下半期に稼働する。国内事業の拡大に合わせて社会貢献事業も一層推進し、子供の教育や若者のキャリア支援に力を入れる。

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