サイバーエージェント、アプリの売上向上につながる見込顧客をAIが判別する「ASAS」をDMPに搭載し提供

顧客単価向上の見込み高いユーザーに高価な特典でアプリダウンロードを促進
岩佐 義人(Web担 編集部) 2017/6/20 13:24

インターネット広告のサイバーエージェントは、RightSegment提供のアプリ用DMP「RightSegment」において、顧客単価が向上する見込みの高いユーザーを人工知能(AI)で判別し、アプリの売上を最大化するサービス「ASAS(App Sales Auto Scale・アズアズ)」の提供を開始した、と6月16日発表した。ASASは、例えば企業のECサイトを利用しているユーザーのうち、顧客単価が向上する見込みの高いユーザーに対して特典を通常よりも高価な特典にしてアプリダウンロードを促進するなど、アプリのダウンロードプロモーションにおける予算比率の最適化を実現する。

ASASのテスト時の配信実績では、ASASを適用していないユーザー群では購入単価の低いユーザーがいたため、アプリインストール後の顧客単価が平均して68%だったのに対し、ASASを適用したユーザー群ではアプリインストール後の顧客単価が平均して111%まで向上した。ユーザーがアプリをインストールする前の購入金額と比較し、ASASを適用した自社広告配信によりアプリをインストールしたユーザーの顧客単価は163%まで向上している。ASASを利用することで、企業のサイト利用者のアプリダウンロードを図るだけでなく、企業サイト外でもAIによる判別データを基に広告配信することができるという。

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