DNPがMAプラットフォーム「diip」のクラウド版を提供開始、小規模なテストマーケにも活用可能

DNPデータセンターのクラウド環境とパブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を併用することでセキュリティの確保とシステムの継続可動性

大日本印刷は、「DNPデジタルマーケティングプラットフォーム diip(ディープ)」のクラウド版を4月24日に提供開始した。

同サービスは、店舗やECサイトでの顧客一人ひとりの行動分析から、プロモーション施策の立案支援、実施するキャンペーンの管理までを統合的に行うデジタルマーケティングプラットフォーム。これまでは主に大規模案件向けに自社サーバーでソフトウエアを運用するオンプレミスで提供されていた。

今回新しく提供開始したクラウド版では、高精度な情報セキュリティ環境で安定利用できるDNPデータセンターのクラウド環境と、低価格で柔軟にインフラを構築できるパブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を併用。これにより、セキュリティの確保とシステムの継続可動性(可用性)を同時に実現するとしている。

クラウド版では使用するデータの規模や実施期間を柔軟に設定できるため、マーケティング担当者がMAに必要な機能を自社のニーズに合わせて選択し、少量のデータを利用したテストマーケティングも実施しやすくなる。

diip クラウド版のイメージ
diip クラウド版のイメージ

クラウド版の価格は次のとおり。同社は、同サービスを中心として企業のデジタルマーケティングを促進し、関連事業を含めて2020年に35億円の売り上げを目指すとしている。

サービス名データ分析キャンペーン管理 価格
ライト × ライセンス500万円/年~
運用費50万円/月~
スタンダード 30種類まで ライセンス800万円/年~
運用費100万円/月~
アドバンス○(約100種類、カスタマイズ対応可) ○(カスタマイズ対応可)ライセンス1200万円/年~
運用費120万円/月~
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