国内動画広告の市場動向調査で規模は前年比157%の842億円、スマートフォンが約7割

サイバーエージェントのオンラインビデオ総研調査、今後もスマートフォンがけん引

インターネット広告のサイバーエージェントが運営する動画広告に特化した研究機関、オンラインビデオ総研は、国内動画広告の市場動向調査の結果を11月9日発表した。2016年の動画広告市場規模は、前年比157%の842億円に達する見通しで、スマートフォンの動画広告は前年比2倍に成長し、動画広告市場全体の約7割に達する。調査は、デジタル市場調査のデジタルインファクトと共同で行い、7~9月に動画広告市場関係者へのヒアリングや保有データ、公開情報を基に調べた。

スマートフォンによる動画視聴が増加を続け、動画広告市場をけん引している。2016年の動画広告市場のうちスマートフォンが576億円を占め、パソコンは266億円となる。2015年は全体で535億円、スマートフォンが297億円、パソコンが238億円だった。今後もスマートフォン動画広告が市場の成長を引っ張り、動画広告の市場規模は2017年に全体で1178億円(スマートフォン895億円・パソコン283億円)になり、2020年には2309億円(各1883億円・426億円)に拡大すると予測している。

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