アクセンチュアとSAPが次世代版ERP「SAP S/4HANA」を小売業向けに拡張する取り組み開始

ニーズを満たす業界固有の機能を開発、BtoB企業の企画から販売までのビジネスモデル支援

総合コンサルティングのアクセンチュアと、企業向けソフトのSAPジャパンは、それぞれの米国本社がSAPの次世代版ERP(統合業務ソフト)「SAP S/4HANA」の機能を小売業向けに拡張する取り組みを始めた、と11月7日発表した。両社は、小売業やファッション関連の企業ニーズを満たす業界固有の機能を開発し、企画から製造・販売までを一貫して行うBtoB(企業間取引)企業のビジネスモデルを支援する。

両社は、SAP S/4HANAの技術とクラウドサービスの柔軟性に加え、アクセンチュアが保有する小売業に関する知見を生かして開発を進める。ECサイトや実店舗など販売チャネルを問わずに商品の在庫水準を効果的に管理するオムニチャネル(販売・流通ルートの統合)ソリューションを構築できるようにする。両社は開発、市場投入、サポート、収益化などの各段階で知見、知的財産、専門家の力を結集させる。

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