電通PR企業広報戦略研「第1回企業魅力度調査」で人的魅力が会社的・商品的を上回る

1位は人的魅力の「ビジョンを掲げ、業界を牽引している」、業種別では「電気機器」

PR事業の電通パブリックリレーションズ(PR)は、社内研究組織の企業広報戦略研究所が実施した「第1回企業魅力度調査」の結果を6月9日発表した。「人的魅力」「会社的魅力」「商品的魅力」の3要素の独自分析軸「企業魅力度モデル」に基づいて調べた。企業の魅力は、人的魅力の「ビジョンを掲げ、業界を牽引している」が50.5%とトップで、会社的魅力の「安定的な収益基盤がある」(46.6%)、人的魅力の「信頼できるリーダー・経営者がいる」(40.8%)、商品的魅力の「優れた機能・効果を持つ商品・サービスを提供している」(39.7%)と続いた。

調査は生活者が企業のどのような活動に魅力を感じ、それがどのように伝わっているか解析することを目的に、全国の20~69歳の男女1万人に3月24~29日にインターネットで行った。企業の魅力では、人的魅力が会社的魅力や商品的魅力を上回ってトップになったことが特徴的で、上位5項目のうち3項目は人的魅力だった。優れたリーダーの存在が企業の魅力に大きく影響することが明らかになった。業種別では「電気機器」が1位で2位「自動車」、3位は医薬品・生活用品」。この3業種は商品的魅力の比率が高かった。全10業種で最下位は「エネルギー」だった。

企業の魅力を最も感じた項目を見聞きしたのは「番組や記事」が最も多く、41.6%あった。「企業が直接発信する情報」は27.6%で、報道機関やメディアといった第三者を経由した情報の影響力が引き続き大きいことが分かる。「ウェブを通じた口コミ」は18.9%だった。具体的なメディアは「テレビ番組」が46.5%と最多。以下「新聞記事」(24.0%)、「企業のウェブサイト」(22.2%)、「ウェブ上のニュース」(19.4%)となっている。企業のウェブサイトがテレビ番組、新聞記事に続いて多く、企業のオウンドメディアの存在感が生活者の中で増加している。

電通パブリックリレーションズ
http://www.dentsu-pr.co.jp/

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