サイバーエージェントが成果報酬型広告の不正検知・対策研究組織「BOSATSU」を発足
リワードネットワーク「CAリワード」で不正度の高いアクセスが増加している問題解決
2016/3/22 18:55 マーケティング/広告
インターネット広告のサイバーエージェントは、広告商品開発を手掛ける自社の技術者横断組織、アドテクスタジオが、同社100%子会社でリワード広告事業のCAリワードが展開する国内最大規模のリワードネットワーク「CAリワード」で、成果報酬型広告の不正利用検知・対策を実施する研究組織「BOSATSU(ボサツ)」を設置した、と3月22日発表した。リワード広告はユーザーに報酬の一部を還元する広告を意味し、海外のホスティングサービスからや機械的な連続クリックなど不正度の高いアクセスの増加が課題になっていた。
成果の一部がユーザーに還元されるユーザーインセンティブ型広告市場は、ゲーム開発者からの需要を受けて堅調な推移が見込まれる半面、アクセス元を海外やホスティングサービスに設定するなど、身元を偽装して取得したアカウントで成果を発生させるアクセスが問題になっている。BOSATSUは不正利用検知・対策の研究組織となり、不正検知した成果を調べて成果の対象外にする。試験運用の結果、BOSATSU設置前と比べて不正利用の削減で企業の投資対効果(ROI)が大きく向上し、メディアパートナーの収益は150%改善した。
サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/
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