SEM(検索エンジンマーケティング)会社、SEMコンサルタント、企業内SEM担当者などSEMの業界団体「SEMPO Japan(センポ・ジャパン)」(事務局・SEMコンサルタントのワサビ・コミュニケーションズ)は、中小企業のウェブマーケティング担当者らを対象に日本のSEM利用状況調査を実施し、結果を3月17日発表した。中小企業にもSEMがマーケティング手法として認知され、これまでのSEM会社に外注する方法から社内で対応するスタイルにシフトしていた。
SEMの重要度では、最も重要と認識している企業は19.4%、とても重要とする企業は52.8%で、合わせて72.2%がSEMを重要なマーケティング手段と考えていた。社内でSEO(検索エンジン最適化)を100%実施しているのは38.9%、大部分を社内で行ってい企業も38.9%あり、社内でSEOに対応する傾向が高まっていた。検索連動型広告では、100%社内運用が41.4%、大部分を社内で、が24.1%。検索連動型広告の社内対応も一般的になっていた。
外部リンク対策では、26.7%が何らかの有料リンクを購入。検索結果順位の低下などのペナルティーを受けるとされていることを知ったうえであえて有料リンクを購入する意向がある企業も、56.7%あった。今後利用したいSEMサービスでとしては、40.7%が外部リンク対策、37.0%がソーシャルメディア最適化を挙げた。
調査は、インターネットを利用してネットマーケティング担当者に2009年9月1日~2010年1月29日実施。SEM利用企業61社、SEM会社17社、SEM非利用30社の計108件の回答があった。SEMPO Japanは、SEM普及と啓もうを目的に2003年に米国で設立された非営利団体「SEMPO」の日本支部として、2004 年8月に活動を開始している。
SEMPO Japan
http://www.sempo.jp/
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