やっぱりそう来たか!Marketo × KARTEのデータ連携開始で始まるリアルタイム1to1マーケティング
やっぱりそうなったか。。。
ユーザーの行動問い合わせやメールの開封/未開封、資料ダウンロードなどのアクションをきっかけに「コンテンツ離脱後」の顧客エンゲージメントをスコアリング ⇒ マーケティング活動を自動化していく世界最大規模のMAツール『Marketo(マルケト)』。
そしてそれとは対照的に「コンテンツ接触中」のユーザー行動を軸に『○○した / してない人』に対するリアルタイムなキャンペーン通知などを得意とするweb接客ツール『KARTE(カルテ)』。
どっちもそれぞれに強みを持っていたため、「どっちを導入したらいいですか?」なんて相談されることも多かったこの2つですが、なんとついに データ連携しちゃう らしいです。(提携とかじゃなく連携)
つまり何がどう変わる?具体的に何ができるようになる?
この2つのサービスがデータ上で連携するということは、つまり以下のようなことが可能になるということ。
- セミナーや名刺交換で獲得したリード情報を Marketo で管理し KARTE に連携
- 「その人」がwebサイトに訪問したタイミングで KARTE のトリガー起動
- その人が参加したセミナー内容に即した興味領域の情報提供を行ったり…など
KARTE 自体が非常に細かいアクセス情報や行動ログを取得してくれているので、例えば上記のような行動&リストの掛け合わせアクション指定などが可能になるみたいですね。
もちろん Marketo のスコアリング機能(顧客の属性・行動・購買意思などにあわせて設定可能)も連動して動かせるようになるらしく、例えば…
- 購買意欲スコア60点以上で過去3ヶ月以内に名刺交換を行った人を条件に
- かつ広告業界に現在も所属し、メール以外のルートからサイトを訪問した場合で絞込
- 特定ページ閲覧時に特殊メッセージウィンドウを開き、特設ページへ誘導する
なんてことも可能になるっぽいです。
ちょっと上記の例みたいなところまでゴリッゴリに設定してしまうと色々面倒くさそうですが、それでもこれはかなりクールで実用的なデータ連携。
もう「どっちを導入したら…?」とか言ってないで、両方導入するってのが正しい回答になってしまいそうですね。
いよいよ始まる?『リアルタイム』な 1to1マーケティング
このデータ連携がスタートすることで、いよいよリアルタイムに近い感覚の1to1なマーケティングが可能になるかもしれません。
webサイトを見るという行動が『ユーザーが一方的に情報を見ているという状況』から『提供者側から接客を受けている状態』に変わっていく…といった感じでしょうか?
いちユーザーとしてであれば、まだなんとなく「えぇー気持ち悪いな…」と思わなくもないですが。そこをユーザーに気持ち悪がられないよう設計していくのもまた、マーケターの腕の見せ所…なのかもしれないですね。
ちなみにリリース本文によれば、既にこのデータ連携を「BIZREACH(ビズリーチ)」「 freee(フリー)」「 Viibar(ビーバー)」の3社が先行実装して利用しているそう。
具体的にどんな仕込みを行い、その結果どんなリーチ獲得率の変動があったのか。こちらも追って取材記事公開していきたいと思います。
ではまたー。
「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちらやっぱりそう来たか!Marketo × KARTEのデータ連携開始で始まるリアルタイム1to1マーケティング2016/12/04
ソーシャルもやってます!