米アマゾン・ドット・コムが発表した13年12月期業績によると、日本売り上げは前期比2.1%減の76億3900万ドルだった。ただし、減収となったのは円安の影響が大きく、13年の年間平均為替レートで換算すると、日本売り上げは約7400億円となり、前期比20.3%増の増収となる。
アマゾンの日本事業は自社による販売のほか、第三者による販売(マーチャント@Amazon)も行っている。関係者によると、第三者による販売額は全体の流通額のうち35%に達しているという。また、第三者の流通額の約10%が売り上げとして換算されていると言われている。このことから計算すると、第三者による流通額は約3800億円、直販による流通額は約7000億円になると見られ、「Amazon.co.jp」全体の流通総額は1兆円を突破した模様だ。
国内では楽天市場の流通額が約1兆4000億円に達しており国内最大となっている。ヤフーショッピングの流通総額は外部リンクの流通額を含め3000億円強であることから、アマゾンは国内2位に位置している。
アマゾンは13年、取扱商品のジャンルを拡大したほか、神奈川県・小田原に国内最大の物流センターを開設し、自社の在庫商品を増やしている。
また、大阪に支社を開設し、関西地方や九州地方の出品者への営業を強化するなど直販、マーチャントともに拡大を進めている。
・Amazon.co.jp: 会社概要
→ http://www.amazon.co.jp/b/?node=52267051
・Amazon.com Investor Relations: IR Home
→ http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=97664&p=irol-irhome
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