楽天は7月29日、「楽天市場」の人気商品を集めた物産展「楽天市場うまいもの大会」を、阪神百貨店梅田本店と高島屋大阪店で同時開催すると発表した。開催期間は10月9日~15日。2つの百貨店で物産展を同時開催するのは初めて。大阪のキタとミナミを代表する百貨店で同時に開催することで、話題を集めるとともに相乗効果のある企画を展開して、集客力を高める考え。
両百貨店にはそれぞれ50店舗ずつ、合計100店舗が販売を行う。同じ店は出店せず、百貨店ごとに違いを出していく。「お互いのバイヤーが集まり、楽天のグルメショップの中からドラフト形式で選んだ
」(楽天・高橋理人常務執行役員)としている。
スタンプラリーの企画を行い、両方の物産展で買い物すると特典がもらえるなど店舗間の相乗効果を図る。2つの物産展のどちらが人気を集めているか、来店客にも分かる仕掛けもつくる。また両百貨店が発行するチラシでお互いの百貨店の企画を告知する。
楽天の高橋常務執行役員は「私も大阪に32年間住んできたが、大阪人の常識として阪神と高島屋が手を組んでイベントをやるというのはあり得ない企画といえる。楽天が間に入ることで実現できて興奮している。この企画は話題になると思うし、絶対に成功すると確信している
」と話した。
「楽天市場」の人気商品を集めた物産展「楽天市場うまいもの大会」はこれまで3年連続で阪神百貨店で実施しており、今回で4回目となる。高島屋は過去に横浜や名古屋で実施しており、大阪では初めての開催となる。過去最大規模になるとみており、7日間の売り上げは両会場合わせて、2億5000万円の売り上げを見込んでいる。
・阪神梅田本店・髙島屋大阪店において初の南北同時開催「お取り寄せ」物産展開催決定(楽天のプレスリリース)
→ http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0729_01.html
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