リピートの間隔とは?
前述のように「リピートの間隔」とは、集計指定期間の訪問が、「前回訪問とどのくらいの間隔(日ベース)をおいた訪問にあたるか」を意味する。イメージしやすいように具体例で説明しよう。
ある計測対象サイトにおいて、ユーザーAとユーザーBが、そのサイトに訪れた訪問履歴が次のようになっていたとする。
※2012-08-02 14:40 表で「7月7日」とあるべきところが「7月21日」となっていた部分を修正いたしました。編集時のミスでございます。申し訳ありません。
| ユーザーA | ユーザーB | |
|---|---|---|
| 6月5日 | サイトへの初訪問 | |
| 7月1日 | サイトへの初訪問 | サイトへの2回目の訪問 |
| 7月1日 | サイトへの2回目の訪問 | |
| 7月7日 | サイトへの3回目の訪問 | サイトへの3回目の訪問 |
ユーザーAがこのサイトに初めて訪問したのは7月1日で、その日のうちにもう1回訪問し、さらに7月7日に1回訪問している。
一方、ユーザーBがこのサイトに初めて訪問したのは6月5日で、2回目の訪問が7月1日、3回目の訪問が7月7日となっている。
この状態で、7月の月次レポートとして「リピートの間隔」を表示したら、それぞれの訪問がどのように扱われるかを見ていこう(図4)。
| ユーザーA | ユーザーB | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 6月5日 | サイトへの初訪問 | (B1) | |||
| 7月1日 | サイトへの初訪問 | (A1) | サイトへの2回目の訪問 | (B2) | 7月の月次レポートの対象 |
| 7月1日 | サイトへの2回目の訪問 | (A2) | |||
| 7月7日 | サイトへの3回目の訪問 | (A3) | サイトへの3回目の訪問 | (B3) | |
7月の月次レポートにおいて、どのようになるかということで見ていく。
ユーザーAのリピートの間隔
A1の訪問はユーザーAの初回訪問だ。初めての場合は、「リピートの間隔」は0日となる。
A2の訪問は同日の再訪問で、前回の訪問A1が当日ということで、こちらも「リピートの間隔」は0日となる。
A3の訪問は7月7日。前回の訪問A2は7月1日なので、「リピートの間隔」は6日となる。
ユーザーBのリピートの間隔
B1は6月の訪問なので、7月の月次レポートには含まれない。
B2の訪問は7月1日だ。前回の訪問B1が6月5日なので、「リピートの間隔」は26日。図2のレポート画面上では「15-30」に分類される。
B3の訪問は7月7日で、前回の訪問B2が7月1日なので、「リピートの間隔」は6日となる。
よって7月の月次では、全体で5訪問あるが、「リピートの間隔=0日」の訪問が2、「リピートの間隔=6日」の訪問が2、「リピートの間隔=26日」の訪問が1というカウントになり、レポートでは以下のような表示になる。
| リピートの間隔 | 訪問数 |
|---|---|
| 0 | 2 |
| 6 | 2 |
| 15-30 | 1 |
リピートの間隔が0日としてカウントされている訪問には、サイトへの初めての訪問と、その日のうちの再訪問が含まれている点は、きちんと理解しておこう。
ちなみに、「訪問の間隔」の右隣にある「ページビュー数」列の数字は、該当するリピートの間隔の訪問で見られたページビュー数の合計値が示されている。
ページビュー数を訪問数で割れば、リピートの間隔ごとの平均ページビュー数が計算できる。たとえば、リピートの間隔0日の場合は、11,900÷4,785=2.5となり、1訪問あたり平均で2.5ページビューが見られていることがわかる。
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