高島屋は6月25日、ブランドファッションECのセレクトスクエア(本社東京都、属健太郎社長)を子会社化した。高島屋はネット通販売り上げを現在の2倍に当たる100億円に拡大することを経営計画の中で掲げている。セレクトスクエアを子会社化することで、グループのEC売り上げを拡大するとともに、20~30歳代向けのファッションブランドの取り扱いを強化する。
6月28日にセレクトスクエアの第三者割当増資を引き受け、株式の約66%を約3億円で引き受ける。
子会社化の後、セレクトスクエアへ取締役2名と監査役1名を派遣する。
高島屋の12年2月期のEC売上高は約49億円だった。ECでは食料品やギフト商品が主力で、衣料品などファッション分野は10%未満にとどまっている。セレクトスクエアと仕入先や顧客を共有することで、ファッションEC事業の拡大につなげる。まずは両社のECサイトをリンクさせ、会員情報も同期化する。
高島屋の青木和宏クロスメディア事業部長は「セレクトスクエアは高島屋が扱っていないブランドも多く取り揃えており、品ぞろえの面でも相互補完できる
」と話している。
・セレクトスクエア
→ http://www.selectsquare.com/
・株式会社セレクトスクエアとの業務・資本提携に関するお知らせ(高島屋プレスリリース)
→ http://www.takashimaya.co.jp/corp/info/topics/pdf/201206/1206251.pdf
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