今回は、新規に作成したプロファイルに「フィルタ」をかける設定をしてみよう。フィルタとは、該当のプロファイルの元データを、集計する前にあらかじめ加工処理しておくための設定だ。自社社員のアクセスを集計データから除外したい場合などに利用できる。
まずは、第2回2ページ目の操作手順に従って、「プロファイルA」を開こう。
フィルタの設定画面を開く
メニュータブの右から2つ目の「フィルタ」(図1赤枠部分)をクリックすると、フィルタの設定画面が表示される(図1)。
当たり前だが、最初はフィルタには何も設定されていない。新しくフィルタを設定するには、「+新しいフィルタ」(図1青枠部分)をクリックする。そうすると、「プロファイルにフィルタを追加」という画面が表示される(図2)。
一般的によく使われるフィルタが「既定のフィルタ」(図2赤枠部分)として登録されている。既定のフィルタには、
- ドメインからのトラフィック
- IPアドレスからのトラフィック
- サブディレクトリへのトラフィック
の3種類がある。フィルタを一から自分で設定することもできるが(カスタムフィルタ)、初級者はまず、この既定のフィルタをいくつか試してみるところから始めることをお勧めしたい。順番に説明していこう。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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